オウンドメディアとは|SEO対策をする目的や意味・メリットを具体例付きで解説|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG

オウンドメディアとは|SEO対策をする目的や意味・メリットを具体例付きで解説

2023-02-06 制作・開発

オウンドメディアは、自社のサービスやプロダクトを効果的に宣伝し、顧客とのつながりを深めるための強力なツールです。

しかし、いざ「顧客エンゲージメントを高めるにはオウンドメディアがよいらしい」「オウンドメディアを作ってブランド認知度を高めよう!」と思っても、具体的に何から始めればよいのか悩みますよね。

そこで今回は、オウンドメディアでSEO対策をする目的や意味、メリットをわかりやすく解説します。初心者の方でもイメージが付きやすいよう、具体的な事例をもとに紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

オウンドメディアを通じて自社のオンラインプレゼンスを高め、効果的なマーケティング施策を展開していきましょう。

オウンドメディアのSEO支援実績を持つ株式会社GIGへご相談ください

株式会社GIGでは、オウンドメディアの制作・Webマーケティングの支援を行っています。「オウンドメディアのアクセス数を伸ばしたい」「どのように改善したらよいのかわからない」といったお悩みがあれば、お気軽にご相談ください。
お問い合わせはこちら

オウンドメディアとは?

オウンドメディアとは、企業が自分たちの手で「管理・情報発信するプラットフォーム」のことです。商品やサービスの魅力・想いを伝え、ブランドイメージ構築や顧客とのつながりを強化する役割があります。

Owned=所有/Media=情報伝達媒体

ほかにも、企業が情報を伝える方法にはアーンドメディアとペイドメディアがあります。

アーンドメディアは、口コミやSNSにより、情報が自然に拡散される形式です。一方、ペイドメディアは、広告やスポンサーなど「支払いをして利用する」メディアであり、ターゲットとする顧客層に対して、直接アプローチするために利用されます。

関連記事:オウンドメディアとコンテンツマーケティングの違いとは?目的や成功のポイント、事例を紹介

オウンドメディアでSEO対策をする目的

主要なオウンドメディアには「コーポレートサイト」「メディアサイト」「ECサイト」「採用サイト」があります。各オウンドメディアでSEO対策をする目的と意味について解説します。

コーポレートサイト

・企業の信頼性の向上
・見込み顧客の獲得
・認知拡大ができる
・営業活動の効率化

コーポレートサイトがSEO対策をする目的は、企業情報の発信を通じて、検索エンジンからの評価を受けて上位表示を目指すことです。

発信する情報には責任がともないます。検索結果の上位表示を獲得できれば、情報の信ぴょう性が高いことの証明になるわけです。特定のキーワードで上位表示を実現できれば、見込み顧客の獲得にもつなげることができるでしょう。

また、信頼できる企業情報が掲載されていることで、企業やプロダクトに関心をもつ層からの問い合わせなども増えることが期待できます。

関連記事:コーポレートサイトのSEO対策が重要な理由と効果的なやり方を徹底解説

メディアサイト

・長期間の集客が見込める
・収益化
・専門性・権威性をアピールできる

メディアサイトは、企業や業界に特化したコンテンツを発信するサイトで、収益化やブランディングを目的にSEO対策をします。

メディアサイトでは、業界情報だけではなく、スポンサー記事の収益や広告収入で運営されているところも少なくありません。安定した収益を得るには、多くのアクセス数を集める必要があります。

SEO対策で上位表示を獲得できれば、狙ったターゲット層にリーチできるため、長期的に安定したアクセス数を確保することが可能です。

同じようにトラフィックを集めるものとして、SEOメディアがありますが、SEOメディアは収益化が目的です。オウンドメディアのようなブランディングやユーザーとの関係構築は意識していません。

関連記事:メディアサイトを制作するなら知っておきたい流れとポイント

ECサイト

・売上向上
・ユーザビリティの向上

ECサイトでSEO対策をする目的は、売上向上とアクセスしたユーザーの購買行動の促進です。SEO対策では、自社のユーザーの属性ごとに訴求できるため、購入意欲の高いユーザーに絞ってアプローチできます。

アクセスしてくれたユーザーが目的の商品へスムーズにたどり着けるように、商品ページの最適化やサイト導線の整理を通して、購買プロセスを強化します。

商品に関するくわしい説明をコンテンツにまとめることもSEO対策のひとつとして効果的です。

関連記事:コンテンツマーケティングの導線設計の流れと6つのコツ|Webコンサル会社が解説

採用サイト

・企業の認知拡大
・応募者数の増加
・企業イメージの向上

採用サイトでSEO対策をする目的は、採用候補者に向けた認知拡大と応募者数の向上があげられます。SEO対策により検索順位が向上することで、多くの求職者に求人情報を見てもらうことが可能です。

求職者が使用するキーワードや検索意図を反映させたコンテンツを制作することで、潜在層へのアプローチにもつなげることができます。

企業文化や社員インタビューで働き方を伝えることで、求職者からの信頼度も高まり、検索エンジンからも評価されやすくなるでしょう。

関連記事:採用サイトに必要なコンテンツ例とは?効果的な設計方法と成功事例

オウンドメディアでSEO対策をするメリット

オウンドメディアには3つのメリットがあります。顧客接点・コスト削減・リクルーティングなど、多方面での効果が期待できますので、ぜひ活用してみましょう。

検索エンジンから集客できる

オウンドメディアのSEO対策をすることで、見込み顧客の課題や悩みに対応できるコンテンツを提供できます。製品やサービスに高い関心を持つ潜在顧客を引き寄せられるようになるわけです。

たとえば、エコフレンドリーな商品を扱う企業が、持続可能な生活についてブログを運営しているとします。ブログの内容に興味をもった読者は、定期的に記事を読むうちに、企業のファンとなり、製品を購入する可能性が期待できます。

マーケティングコストを削減できる

オウンドメディアは、自社で保有するメディアのため、内製化の体制を作ることができれば広告費用の削減につなげることが可能です。

近年、デジタルマーケティングが主流となり、企業間のマーケティング競争が激化しつつあります。自社で保有するメディアで戦略を立てることができれば、マーケティングコストの削減につなげることができるわけです。

オウンドメディアによるコンテンツマーケティングは、有料広告に比べてコストを抑えながらも、長期にわたって顧客を引きつけられます。

一般的なリスティング広告では、10件のCV目標に対して約10万円のコストがかかりますが、オウンドメディアなら初期投資後に大きな費用は発生しません。

さらに、自社のプラットフォームであるため、契約終了などのリスクを考えずに、安定して情報発信を続けられるメリットもあります。

ターゲットに訴求しやすい

オウンドメディアは、採用サイトやECサイト、サービスサイトなどそれぞれ運用目的やターゲットが異なります。

SEO対策では、ユーザーの検索意図をくみ取り、ターゲットに訴求したコンテンツを制作し、アプローチが可能です。

自社のプラットフォームであるオウンドメディアから発信する情報だからこそ、企業の本質的な魅力や働く環境のリアルな側面を、編集・制限なしに正直に伝えられるメリットがあります。

たとえば、採用サイトの場合、社員の成長物語やプロジェクトの成果を紹介することで、その業界でキャリアを築きたい求職者に直接アピールが可能です。働くイメージをより具体的に伝えられるため、優秀な潜在層へリーチし、獲得へつなげることができます。

オウンドメディアのSEO対策の基本

オウンドメディアのSEO対策は、検索エンジンからの評価を高め、ユーザーに有益な情報を提供し続けることです。ここではオウンドメディアのSEO対策に取り組むにあたって、押さえてほしいポイントについて解説します。

Googleの検索エンジンの仕組みを理解する

SEO対策で上位表示を狙うには、Googleの検索エンジンの仕組みを理解することが大切です。Googleの検索エンジンはシェア率が高く、SEOに取り組むことで多くのターゲットへリーチできると考えられています。

Googleの検索エンジンにはクローラーといって、インターネット上のWebサイトを巡回するロボットがいます。

上位表示を狙うには、クローラーを意識したサイトの構造化と質の高いコンテンツの制作がポイントです。専門性や権威性をもつコンテンツは評価されやすいため、オウンドメディアで発信する情報に取り入れると良いでしょう。

ユーザーファーストを心がける

オウンドメディアのSEO対策では、単純にトラフィック数を増やすことに注力するのではなく、ユーザーが求める情報を的確に提供することが大切です。

このユーザーファーストの考え方は、Googleも重視しており『Googleが掲げる10の事実』でも述べられています。

1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
(引用:Googleが掲げる10の事実

たとえば、オウンドメディアに製品レビューを掲載する場合、製品情報だけではなく、製品のデメリットについても触れるのです。メリットばかり伝えるサイトよりも、ユーザーからの信頼を得やすくなります。

分析ツールを活用する

オウンドメディアでコンテンツを公開したあとは『Googleアナリティクス』や『Googleサーチコンソール』を用いてパフォーマンスをチェックします。

アクセスしたユーザーの行動データを把握し、成果につなげるための改善策を洗い出すのです。

各ツールでは、トラフィック数をはじめ、ページごとの滞在時間やクリック率を確認できます。レポートやデータは関係部署と共有できます。マーケティング戦略にも役立てることが可能です。

関連記事:GA4の導入方法とは? 初心者向けに基本設定をわかりやすく画像で解説
関連記事:【初心者必見】サーチコンソールの説明書|使い方・専門用語を解説

分析改善のPDCAを回し続ける

オウンドメディアのSEO対策では、分析・改善のPDCAを回し続けることが大切です。コンテンツを定期的に見直し、更新することで長期的なSEO効果をたもつことが可能です。

新しい情報を追加したり、検索意図にあったキーワードを追加したりなどリライトに取り組みましょう。ほかには新しい関連記事のリンクの追加があげられます。これによりオウンドメディア全体の評価につなげることが可能です。

関連記事:SEO記事のリライトのやり方は? 大規模メディアのコンテンツにテコ入れする方法も解説
関連記事:SEOにおける検索意図の見抜き方|ユーザーニーズを分析する5つの方法

目的にあわせたキーワードを選ぶ

キーワード戦略は、SEO対策の基本です。ユーザーの検索意図をくみ取り、適切なキーワードを選定しなければなりません。キーワードは検索ボリュームなどで以下のように分けられます。

検索キーワードの種類

検索ボリュームの数

特徴

ビッグキーワード

1万以上

幅広い検索意図を満たすため上位表示は難しい

ミドルキーワード

1,000~1万

ユーザーの問題解決に使われやすくCVも比較的高め

スモールキーワード

100~1,000

具体的なニーズに特化するためCVが高い傾向がある

商標キーワード

購入意欲が高くCVにつながりやすい

検索キーワードの特徴を知ることで、どのようなコンテンツを制作したら良いのか方向性を定めることが可能です。

関連記事:SEO内部設計とは?キーワード設計のポイントとコンテンツ制作の流れ

効果測定・改善をする

記事の公開後、すぐに改善につながるデータを収集することはできません。目に見える成果を得るまでには時間がかかります。

キーワードによっては検索エンジンで上位表示されるまで数か月かかることもあります。そのため、速やかなROI(投資収益率)や短期的な成果を期待する企業にとっては、SEO対策はデメリットとも感じるかもしれません。

長期的な視点が必要であることを理解しておきましょう。

関連記事:BtoBマーケティングにおけるROI(投資対効果)の考え方

オウンドメディアのSEO対策は内部対策・外部対策も大切

SEO対策には、内部対策と外部対策があります。自社のオウンドメディアの上位表示を狙う場合、両方の対策を行うことでパフォーマンスを最適化することが可能です。

内部対策

内部対策をすることで、検索エンジンがWebサイトを理解するのを助け、ユーザーには使いやすさを提供することが可能です。主な内部対策のポイントは以下のとおりです。

コンテンツSEO

・高品質なコンテンツの作成
・キーワードの適切な使用
・E-E-A-Tを考慮したコンテンツの作成

サイトの構造化

・XMLサイトマップの送信
・パンくずリストの設置
・グローバルナビゲーションの設定

モバイルフレンドリー設計

・レスポンシブデザイン
・動的な配信
・別個のURL

ページスピードの最適化

・画像圧縮
・キャッシュの利用
・JavaScriptの最適化

セキュリティ

・常時SSL化

コンテンツSEOは、複数の内部施策を組み合わせた施策です。タイトルや見出しでキーワードを使用することで、ユーザーの検索ニーズを満たし、検索エンジンの理解を促すことができます。

オウンドメディアでも、ECサイトのようなデータ量が多いサイトの場合、情報を整理しておかなければ検索エンジンが理解しにくくなります。上記の内部対策に取り組むことで、情報が整理され、すばやく正確にクロールしてもらうことが可能です。

(参考:Google検索セントラル

関連記事:SEOの効果的な内部対策15選。これさえやればOKのチェックリスト付き!

外部対策

外部対策は、主に外部からの被リンクを獲得し、オウンドメディアの信頼性や権威性を高めるための手法です。以下が主なポイントとなります。

被リンクの獲得

・高品質なコンテンツの作成
・SNSでシェア・拡散を狙う
・プレスリリース

サイテーション

・他サイトへの寄稿
・広告による認知度向上
・SNSへの投稿

SNS

・インフルエンサーの登用
・自社アカウントでの情報発信

良質な被リンクを獲得するには、良質なコンテンツを作成しなければなりません。自社のSNSアカウントで積極的に情報を発信するのはもちろん、拡散やシェアされやすいキーワードを選ぶことも大切です。

関連記事:Web制作会社が行う4つのSEO対策。外注した際の費用も解説

2024年以降のSEO対策は?

SEO対策のベースとなるGoogleの検索エンジンは、定期的にアップデートをしています。検索結果で上位表示を狙うには、アルゴリズムの理解とアップデートへの対応が必須です。2024年以降のSEO対策では、どのような対応が求められるのか解説します。

SGE・生成AI

Googleの生成AIによる検索体験(SGE)導入は、SEO対策にも影響を与えるといわれています。

影響を受けるものとしてECサイトがあげられます。複数のECサイトが検索画面で統合され、閲覧できるようになるわけです。これにより、ユーザーは検索結果で求める情報を入手することが可能です。

ECサイトへ直接アクセスしなくても、商品を検索結果で閲覧できるため、ECサイトへの直接のアクセス数が減少する可能性があります。

検索結果に表示されるには、AIに取りこまれるようなコンテンツの構造化が必要です。SGEの利用者が増えれば、こうした対策も検討しなければなりません。

E-E-A-Tを意識したコンテンツの制作

2022年12月のアップデートから重視されるようになった「E-E-A-T」ですが、2024年以降も継続して重視される傾向があります。

・Experience:経験
・Expertise:専門性
・Authoritativeness:権威性
・Trustworthiness:信頼性

どれかひとつよりも、4つすべてを網羅することがSEO対策では重要とされています。

オウンドメディアでE-E-A-Tを満たすには、導入事例や社員の経験、ハウツー記事、公式団体からの情報引用、透明性のある運営といった方法が効果的です。

とくにAIコンテンツでは満たすことが難しい「経験」に関しては、競合他社との差別化にもつなげることができます。

ツールを用いた検索意図の深い理解

AI技術の進化により、検索エンジンは検索されるキーワードの文脈や意図を理解できるようになりつつあります。そのため、SEO対策ではユーザーの検索意図を深く理解したうえでコンテンツを作成することが大切です。

Googleアナリティクス』や『Googleサーチコンソール』で収集できるデータを分析して、ユーザーの検索意図を理解しましょう。これを踏まえてE-E-A-Tを満たし、検索エンジンが理解しやすいように構造化したコンテンツを作ることで、上位表示を狙うことができます。

既存コンテンツの更新・リライト

検索エンジンはつねに新しい情報を求めているため、オウンドメディアの品質を高めるためにも既存コンテンツの更新とリライトは必要です。

・業界トレンドや最新データを取り入れる
・新しいキーワードを追加する
・箇条書きなど視覚的要素を入れる
・インフォグラフィックの採用する
・ユーザーのフィードバックを反映する

これらの施策に取り組むことで、コンテンツの品質を高め、競合他社との差別化が可能になります。ユーザーにとって有益な情報の提供にもつながるため、2024年以降のSEO対策においても効果的です。

GIGのオウンドメディアのSEO支援事例5選

株式会社GIGはオウンドメディアのSEO支援を行っています。ここでは一部の支援事例をご紹介します。

1. 株式会社ボルテックス 様

GIGがSEO支援を行った株式会社ボルテックスの採用サイトの事例

株式会社ボルテックス様は、不動産事業や人材サービス事業を展開する会社です。GIGが採用サイトのリニューアルを担当しました。

リニューアルの目的は採用力の強化です。ターゲットとなる学生を含めた求職者に興味をもってもらうため、デザインになるように何度もミーティングを実施しました。テキストの量を抑え、図版などで視認性を重視して制作しています。

リニューアル後は、社内でも更新できるようにGIGが開発したCMS『LeadGrid』を導入しました。自社で自由に更新できるようになったことから、コストと時間の削減につながり、理想的な運用体制が整えられたと喜ばれています。

株式会社ボルテックス様の支援事例はこちら

2. 株式会社ビーラボ 様

GIGがSEO支援を行った株式会社ビーラボ様運営のECサイトの事例

株式会社ビーラボ様が運営するECサイト『Glimpse』のリニューアルをGIGが担当しました。

取り扱っている製品がユニークなものが多く、特性や魅力が伝えきれていないことが課題でした。商品一つひとつのストーリーが伝わるリニューアルを目指し、コンセプト設計からデザイン、開発まで行っています。

ユーザーが回遊しながら興味をもてるような導線を設計。読み物としても楽しめるような工夫を凝らしています。独自CMS『LeadGrid』とEC-CUBEを活用して、シンプルでわかりやすいサイトを制作しました。

結果、売上は約10倍まで成長。商品掲載を希望する企業も増加しています。

株式会社ビーラボ様の支援事例はこちら

3. 株式会社ベーシック 様

GIGがSEO支援を行った株式会社ベーシック様のメディアサイトの事例

株式会社ベーシック様が運営するメディアサイト『ferret』のサイトリニューアルをGIGが担当しました。

サイトデザインと開発、メディアに関する相談先として、GIGの制作実績や自社メディアのグロースハック姿勢を評価いただいたことでご依頼いただけました。

ユーザーが求める情報をすぐに見つけられるように、サイト構造設計に力を入れています。記事ページは読みやすさを重視し、フォントのサイズや余白、ボタンの配置など細部まで調整しました。

株式会社ベーシック様の支援事例はこちら

4. 株式会社ミクシィ

GIGがSEO支援を行った株式会社ミクシィ様のコーポレートサイトの事例

株式会社ミクシィ様のコーポレートサイト制作、リリース後の保守・運用をGIGが担当しました。事業を拡大するなかで、リブランディングが必要となり、新ロゴのイメージを伝えるためのリニューアルです。

各事業のターゲットユーザーに受け入れられるように、競合分析などを踏まえて情報設計・デザイン制作を進めています。セキュリティ面でも一般的なサイトよりセキュリティの高いシステムに設計しました。

結果、今後の事業展開も見据えた拡張性の高いサイトが完成しています。

株式会社ミクシィの支援事例はこちら

5.独立行政法人情報処理推進機構(IPA)様

GIGがSEO支援を行った独立行政法人情報処理推進機構(IPA)のポータルサイトの事例

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)様が推進するDXポータルサイト『DX SQUARE』のサイト制作とコンテンツ制作をGIGが担当しました。

社会全体のDXの認知向上、企業のDX推進の喚起を目指して「DXを知って、学んで、実践する」をコンセプトにプロジェクトがスタートしました。

新規構築のため、要件定義からペルソナ設定、カスタマージャーニーマップの作成、キーワード設計、コンテンツ運用などWebサイト制作の一気通貫で担当しています。DX初心者にもわかりやすい内容を意識しつつ、幅広い層へ向けた記事や動画を掲載しています。

サイトデザインやコンテンツともに評価いただくことができました。

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)様の支援事例はこちら

オウンドメディアの簡単な始め方

オウンドメディアを立ち上げる時点でSEO対策を意識しておけば、リリース後の効果検証や改善がスムーズです。

ここでは、オウンドメディアの基本的なプロセスと、必要なツールやリソースを紹介します。

  1. 目的とターゲットを明確にする
  2. プラットフォームを選ぶ
  3. コンテンツを作る
  4. 効果測定とPDCAを回す

1. 目的とターゲットを明確にする

企業がオウンドメディアを立ち上げるときの主な目的は、以下の要素が考えられます。

・企業ブランドの認知度を向上させたい
・新規顧客を獲得したい
・親和性の高い人材を採用したい

立てた目的をチーム全体で共有し、一貫した方向性を持つことが重要です。目的が定まっていないと、コンテンツの方向性がぶれ、結果的に期待した効果を得られないといったリスクがあります。

ペルソナは、実在する人物のように深く詳細に掘り下げるのがポイントです。以下のように設定してみましょう。

【ペルソナ設定の事例】

ペルソナ名:山田さおり
年齢:30歳
職業:IT企業でマーケティング担当
年収:500万円
居住地:東京都内、一人暮らし
趣味:旅行、読書、カフェ巡り
購買行動:オンラインで情報収集しつつレビューを参考にしながら慎重に購入を決定
抱えている問題:仕事とプライベートのバランスを取ること、効率的な情報収集方法
情報収集手段:SNS(特にInstagram)、ブログ、YouTube

具体的な行動パターンをイメージしながら、ペルソナが求める情報をコンテンツで提供することでCVにつなげることができます。

2. プラットフォームの選定

次に、オウンドメディアをどのプラットフォームで運営するかを決めましょう。

社内で立ち上げる場合、WordPressのようなCMSが一般的ですが、ECサイトなら『Shopify』やBtoB向けなら『ferret One』など他の手段を検討してみてください。

ただし、社内リソースやスキルが限られている場合は、専門代理店への外注も検討しましょう。

また「SNS運用も開始してさらに集客したい」と思っても、同時スタートは危険です。急ぎ足での拡張は避け、まずはオウンドメディアを確立してからSNSでの横展開を図るのがおすすめです。

3. コンテンツを作る

ターゲットに響くコンテンツ制作は、オウンドメディア運用の核となります。『Googleキーワードプランナー』や『Googleトレンド』などを活用して、ターゲットが求める情報を提供し、SEO施策を講じながら検索上位を目指すことが大切です。

コンテンツ制作において、社内リソースの配置と役割は以下のとおりです。

名称

人数

役割

コンテンツマネージャー

1人

全体のコンテンツ戦略を立案し、制作スケジュールを管理

ライター

2〜3人

記事やコンテンツの執筆を担当。複数いると、多様なトピックをカバーできる。

エディター

1人

提出されたコンテンツの校正・編集を担当し公開前の品質を保証。

デザイナー

1人

記事内の画像やグラフィック、ウェブサイトのデザインを担当。

SEO/SEMスペシャリスト

1人

コンテンツの検索エンジン最適化(SEO)と検索エンジンマーケティング(SEM)戦略を担当。

人的リソースは、プロジェクトの規模・目標・コンテンツの質と量などによって変わります。小規模チームでは、一人が複数の役割を担うケースもあります。

関連記事:コンテンツマーケティングの記事制作のコツ|外注先の選び方も解説

4. 効果測定とPDCAを回す

コンテンツ公開後は、その効果を定期的に測定し、改善点を見つけ出してPDCAサイクルを回しましょう。アクセス解析ツールを用いて、訪問者数やページビュー、滞在時間などの基本データを収集します。

効果測定により「どのコンテンツが良いパフォーマンスを示しているのか」「訪問者がどのポイントで離脱しているのか」を把握することが可能です。よりユーザーに受け入れられるコンテンツの改善につなげましょう。

オウンドメディアのSEO対策を成功させるコツ

SEO対策はオウンドメディアの運用に欠かせません。成功させるためのコツをご紹介します。

SEO対策の専門知識をつける

SEOで成果を上げるには、検索エンジンのアルゴリズムやGoogleのガイドラインなど専門的な知識が必要です。

もし、社内にリソースがない場合、勉強会や研修を実施することもできますが、運用体制を構築するのは難しいでしょう。

内製化を支援してくれる制作会社へ依頼できれば、研修を実施してSEOに関する知識も身につけられます。効率よくオウンドメディアのSEO対策を進めることが可能です。

ユーザーニーズを把握する

ユーザーの求める情報や関心を正確に理解するのは難しいことです。

そのため、Web広告やSNSの運用データやアクセス解析ツールを活用しましょう。ふだんの広告運用を通じて、ユーザーの行動データや興味・関心について分析しておくことでニーズの把握につなげることができます。

関連記事:Twitter運用のコツ。フォロワーを増やさないビジネスアカウント運用術

良質なコンテンツを制作する

オウンドメディアを成功させるコツは「読者にとって価値のあるコンテンツを定期的に更新し管理する」ことです。良質なコンテンツは、SNSでの拡散や被リンクの獲得につながります。

読者に響くコンテンツを作るのが難しいと思ったら、ターゲット・ペルソナ設定に立ち返ってみてください。

たとえば、ターゲットが健康意識が高い会社員なら「忙しい朝に役立つ時短レシピ」や「通勤時間でできるストレッチ」のように、具体的なライフスタイルを描いて問題解決策を提案するのが大切です。

作成したコンテンツを多くのユーザーに届けるために、プレスリリースやSNSを活用しても良いでしょう。

適正な予算を確保する

オウンドメディアのE-E-A-Tを満たすには、監修記事などが効果的ですが、監修者にすべての工程をまかせると制作費用が高額になります。

さらに運用し続けるには、コンテンツの定期的な更新と効果測定のためのツールなど、ランニングコストも必要です。こうしたコストは、小規模企業やスタートアップにとっては大きな負担となるかもしれません。

費用対効果を考慮して、自社にあった制作体制と適正な予算を確保することが大切です。

関連記事:オウンドメディアの立ち上げ手順9ステップ|費用や成功のコツも事例に基づき解説

オウンドメディアのSEO対策を依頼する制作会社の選び方

オウンドメディアのSEO対策を依頼する制作会社を選ぶときは、押さえてほしい3つのポイントがあります。

1. サービス内容を確認する
2. オウンドメディアのSEO支援実績を確認する
3. 運用・保守までまかせられるか確認する

それぞれ簡単に解説します。

1. サービス内容を確認する

制作会社によって、サービス内容は異なります。Webサイト制作だけではなく、SEO戦略立案やコンテンツ制作、システム開発など対応範囲が異なるため、どこまで依頼できるのかサービス内容を確認することが大切です。

SEO対策も、内部対策や外部対策があります。具体的にどのようなSEO施策に対応しているのか、自社のニーズに合わせてカスタマイズできるのかも確認しましょう。

2. オウンドメディアのSEO支援実績を確認する

制作会社の制作事例や実績のページを確認して、オウンドメディアのSEO支援実績を確認しましょう。どれだけの成果を上げているのか、具体的な事例紹介ページをチェックします。

豊富な支援実績をもつ制作会社なら、業界特有のキーワードやトレンドを把握しており、SEO対策についても効果的な方法を提案してもらえるでしょう。

3. 運用・保守までまかせられるか確認する

オウンドメディアは制作したら終わりではありません。SEO対策を含めて、高品質なコンテンツを発信し続けるには、定期的な更新や効果測定、データ分析による改善が必要です。

SEO対策の成果はすぐに出てこないものなので、中長期的にサポートしてくれる制作会社を選ぶことが大切です。

関連記事:「Webサイト運用」って何をするの?運用の必要性、費用相場について制作会社が解説!

オウンドメディアのSEO対策はGIGにおまかせください

オウンドメディアは、ブランド認知度の向上・顧客ロイヤルティの強化・マーケティングコストの削減など、多方面での効果が期待できます。一方、成果が出るまでに時間がかかるため、目的や成果をしっかりと定義したうえで、長期的な視点を持つことが大切です。

社内リソースや専門知識に不安がある場合は、外部のプロと協力すると、効率的かつ効果的なメディア運営が可能になります。オウンドメディアを通じて自社のオンラインプレゼンスを高め、長期的なビジネス成果を目指しましょう。

株式会社GIGは、ナショナルクライアントからスタートアップまで、Webコンサルティング、UI/UXデザイン、システム開発など、DX支援をおこなうデジタルコンサルティング企業です。また、45,000人以上が登録するフリーランス・副業向けマッチングサービス『Workship』や、7,000人以上が登録するデザイナー特化エージェントサービス『クロスデザイナー』、リード獲得に必要な機能を備えたCMS『LeadGrid』、UXコンサルティングサービス『UX Design Lab』などを展開しています。

WebやDX支援のご相談はいつでもご連絡ください。

■株式会社GIG
お仕事のお問い合わせはこちら
会社紹介資料のダウンロードはこちら
採用応募はこちら(GIG採用サイト)
採用応募はこちら(Wantedly)

WebやDXの課題、お気軽にご相談ください。

GIG BLOG編集部

株式会社GIGのメンバーによって構成される編集部。GIG社員のインタビューや、GIGで行われたイベントのレポート、その他GIGにかかわるさまざまな情報をお届けします。