採用サイトに必要なコンテンツ例とは?効果的な設計方法と成功事例|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG

採用サイトに必要なコンテンツ例とは?効果的な設計方法と成功事例

2023-09-26 制作・開発

採用サイトとは、求職者に向けた専用のWebサイトのこと。リクルートサイトと呼ばれることもあり、新卒採用や中途採用と分けて制作することもあります。

この記事では、採用サイトに必要なコンテンツ例と効果的な設計方法、成功事例をご紹介します。

採用サイトのコンテンツの必要性

求職者の多くは、企業研究として企業の採用サイトやコーポレートサイトをチェックします。

採用サイトに知りたい情報や詳細な企業情報がわかりやすく掲載されていれば、入社後のギャップが生じず、採用のミスマッチを防ぐことが可能です。興味や関心を引く情報を発信できれば、母集団の形成にもつながります。

2024年卒よりインターンシップからそのまま採用できるようになりました。卒業前に優秀な人材を獲得できる可能性があることから、採用サイトはインターンシップ時期より前に公開しておくことが理想です。

関連記事:採用サイトの作り方とは?手順や掲載すべきコンテンツなども経験豊富な制作会社が解説!

採用サイトのコンテンツ例

企業理念や募集要項など、採用サイトで掲載しておくべき情報は以下のとおりです。

1. 募集要項

求職者が応募を決めるために必要な最低限の情報を記載します。

・応募方法
・職務内容
・応募条件
・選考フロー
・企業情報

募集要項は法令で記載項目が決められています。求人媒体だけではなく、企業の採用サイトに掲載するときも遵守しなければなりません。

新卒採用・中途採用など問わず共通して掲載する情報です。担当者は事前に確認しておきましょう。

2. 企業情報

企業の沿革とともに、オフィスの規模や支店の数、グループ企業、従業員数など企業の規模を示す情報も掲載しましょう。

・企業沿革
・オフィス情報
・支店数
・従業員数
・売上高

従業員数や売上高は企業の財政状況を示す情報です。企業研究で調べる人も多いため、わかりやすく伝えるためにインフォグラフィックスを用いるとよいでしょう。

事業内容や組織体制などをアピールすることで、エンゲージメントの高い人材からの応募が期待できます。

新卒採用など若い世代を採用したい場合、SDGsへの取り組みが注目を浴びているようです。環境への配慮に関する考え方なども提示するとよいでしょう。

3. 社員インタビュー

社員インタビューは、働く社員の労働環境やライフスタイルが見えるため、求職者からの注目度が高いコンテンツです。

社員インタビューでは企業風土についても触れられるため、採用ミスマッチによる早期離職防止にも役立ちます。

実際に働いている社員の声から作られるコンテンツは、求職者に響きやすいものです。とくに育児と仕事の両立に悩む人のなかには、当事者の声を聞きたい人も少なくないでしょう。

たとえば、GIGでは産休や育休など、育児関連制度や環境について以下のような記事を作成し、紹介しています。当事者の声という信ぴょう性のある情報を掲載することは、採用にも大きく効果があります。

関連記事:「“子どもがいるから”と特別扱いされない」子育て中のメンバーに聞く、GIGの出産/育児支援制度と働く環境

ほかにも第二新卒や職種別のインタビュー記事を掲載しています。

関連記事:「早期退職の不安より、現状維持の怖さがあった」第二新卒でGIGを選んだメンバーに聞く、転職と入社の理由

関連記事:【ディレクターインタビュー集】GIGメンバーに聞く仕事・人・環境

インタビュー記事以外に社員インタビューの動画が近年のトレンドです。就職活動で参考にする学生も多く、多くの企業が制作しています。オフィスツアーや事業内容の解説も動画で制作するのもおすすめです。

4. 労働環境

実際にどのような環境で働くのか、職場の雰囲気がわかるコンテンツは求職者の興味を引くものです。

・1日の流れ
・オフィス風景
・よくある質問

ターゲットの求職者に近い社員のインタビューは訴求力の強いコンテンツになります。

出勤から退勤までの1日の流れを伝えるコンテンツは、自身の働く姿をイメージしづらい新卒採用サイトで注目されています。

「よくある質問」は既存社員にヒアリングやアンケートを実施して、入社前の疑問や不安をもとに作成するとよいでしょう。

5. 福利厚生・独自制度

福利厚生や独自の社内制度は他社との差別化もしやすい情報です。近年はワークライフバランスを重視する人が増えつつあり、福利厚生を気にされる求職者は少なくありません。

新卒採用はもちろん、現職の中途採用者から注目されている項目でもあります。

求職者のニーズが高い項目ですが、情報量が偏りすぎないようにそれ以外の情報も充実させるなど、バランスを考えて制作することが大切です。

6. 経営者メッセージ

経営者からのメッセージや企業理念、ビジョンなどは、求職者から共感を得やすいコンテンツです。「ここで働いてみたい」という応募への行動喚起につながります。

メッセージやキャッチコピーは求める人物像を意識して制作することで、訴求力を強めることが可能です。良質な母集団の形成や採用ミスマッチの防止にも役立ちます。

【新卒・中途別】採用サイトを制作するコツ

採用サイトは、新卒採用と中途採用で分けて制作することで、それぞれに訴求力の強いコンテンツを作ることができます。それぞれのコンテンツを制作するコツをご紹介します。

新卒採用サイトのコンテンツ

・企業文化を紹介する
・キャリアパスを提示する
・応募フローや必要書類を明示する
・動画で企業文化をわかりやすく伝える

新卒者は実務経験がないため、企業のことをくわしく知るために幅広い情報を採用サイトに求めています。

スムーズに応募できるようにサイト導線も考慮することが大切です。写真や動画を活用して理解しやすいように整えましょう。

中途採用サイトのコンテンツ

・求めるスキルと経験を明確に記載する
・現役社員のインタビュー記事を掲載する
・待遇や福利厚生など条件を掲載する

中途採用サイトから応募する人は、働きながら求職活動をしている社会人も多くいます。

企業研究の時間も少ないため、短時間で求めている情報を提供できるように、シンプルで見やすいデザインを心がけましょう。

スキルと経験を明示することで採用ミスマッチを防げます。転職活動をする人の多くは、現職の待遇に不満を抱いているため、福利厚生の情報も掲載することが大切です。

関連記事:【新卒・中卒】採用ページのデザイン事例35選|トレンドや参考サイトも紹介

採用サイトのコンテンツ設計方法

採用サイトのコンテンツを作るには、以下の手順で進めます。

1. ターゲットの明確化
2. 採用サイトのコンセプトを決める
3. 求職者のニーズに沿ったコンテンツを制作する
4. コンテンツに合わせたデザインを制作する

それぞれくわしく解説します。

1. ターゲットの明確化

ターゲットとは、採用したい人物像のことです。新卒者や経験者など漠然としたものではなく、もっていて欲しいスキルや経験など、事業の成長に活躍できそうな理想的な人物像を指します。

ターゲットを決める項目は以下の通りです。

・年代
・学歴、職歴
・求めるスキル、経験
・ライフスタイル

年代は新卒採用や中途採用で異なります。募集職種に求めるスキルや経験は、配属予定先の部長やメンバーに聞くと決めやすいでしょう。

ライフスタイルとは、その人物がどのような暮らしをしているかをイメージしたものです。家族構成や生活リズムなどをくわしく設定することで、訴求力の強いコンテンツを制作できます。

関連記事:ペルソナ設計とは?設計の方法から分析、ワークショップ、事例までを徹底紹介

2. 採用サイトのコンセプトを決める

コンセプトとは、企業理念やビジョンをベースとした採用サイトの指針となるものです。ターゲットに応募してもらうには、企業の考えや目標に共感してもらう必要があります。

たくさんの採用サイトからターゲットに興味をもってもらうには、企業の魅力を盛り込まなければなりません。福利厚生やスキルアップ研修、業務内容など自社ならではの魅力や強みを洗い出すことから始めましょう。

コンセプトを明確に定めることで、コンテンツの方向性やデザイン、キャッチコピーなど採用サイト全体に統一感をもたせることが可能です。

3. 新卒採用・中途採用別のコンテンツを制作する 

コンテンツを制作するときは、コンセプトをもとに求職者の知りたい情報を盛り込むのがポイントです。たとえば以下のように学生と社会人では、採用サイトに対するニーズが異なります。

・新卒採用:求めている情報にすぐたどり着ける
・中途採用:企業ビジョンや仕事内容、労働環境

新卒採用では企業研究を行うため、情報がわかりやすく提供された採用サイトは興味や関心を持ちやすい傾向があります。

男女比や休暇の取得率などの数字は、インフォグラフィックスはインフォグラフィックスを用いることで視認性を高めることが可能です。

中途採用では、これまでの経験をふまえて働き方をイメージできる企業を選ぶ傾向があります。同業界の転職希望者か異業種の未経験者なのかでもニーズは変わってきます。

4. シンプルでインパクトのあるデザインを制作する

コンテンツを制作したら、求職者が求める情報に迷わずたどり着けるようにサイト全体のデザインを制作します。ワイヤーフレームを用いて大まかなレイアウトを決めてから、詳細を作りこんでいきましょう。

とくに大切にしてほしいのが、トップページのデザインです。写真やコピーなどでインパクトのあるデザインで求職者の興味を惹きます。

キャッチコピーも大切です。企業文化や社内の雰囲気が伝わるコピーを考えましょう。

コーポレートカラーやロゴなどを効果的に配置することで、独自性が高まり、コンテンツの訴求力を高めることが可能です。

5. 制作したコンテンツは定期的に見直す

公開後は、アクセス解析ツールを用いて応募数、応募者の質などを分析して、コンテンツを見直すことが大切です。

採用市場には繁忙期と閑散期があり、時期によってアクセス数が異なります。こうしたタイミングも事前に把握しておくことで、適切な内容のコンテンツを配信することが可能です。

採用サイトのコンテンツ事例8選

世の中にはたくさんの採用サイトがありますが、なかでもユニークなコンテンツを掲載している採用サイトを8選紹介します。

1. 株式会社GIG

▲出典:株式会社GIG

株式会社GIGは、東京にあるWeb制作、ホームページ制作、システム開発会社です。

GIGの採用サイトは、求職者が知りたい情報がわかりやすくデザインされています。
職場環境を表す数値はインフォグラフィックスを採用。取引企業はロゴを配置し、大手企業と取引があることを一目で把握することが可能です。

企業文化や社員インタビュー記事は、ブログで発信しており、採用サイトの集客に活用しています。社員の人柄や職場環境を応募前に知ることが可能です。

株式会社GIGの採用サイト事例はこちら

2. 株式会社グラスト

コンテンツが参考になる株式会社グラストの採用サイト▲出典:株式会社グラスト

株式会社グラストは、人材派遣や即戦力採用など、採用ニーズに対応する人材総合サービス企業です。

採用サイトは、トップページにメッセージ性の高いデザインを採用。求める人物像や労働環境などが伝わるインタビュー形式のコンテンツが豊富です。

管理職の平均年齢が32歳ということもあり、若い世代の利用者が多いInstagram公式アカウントも運営されています。

採用ページの下部に埋め込まれており、社員の魅力を積極的に発信しています。

独自の社内制度や福利厚生は、視認性が高いインフォグラフィックスで表現。視覚的に理解しやすいデザインが特徴です。
株式会社グラスト採用サイト

3. 株式会社スタイラジー

コンテンツが参考になる株式会社スタイラジーの採用サイト▲出典:株式会社スタイラジー

株式会社スタイラジーは、デジタルトランスフォーメーション支援を行っている会社です。

採用サイトには、企業研究に欠かせない企業情報がインフォグラフィックスで表現されています。

くるみんマークを取得した「子育てサポート企業」ということもあり、育休取得率や有休取得日数などが掲載されています。長く働き続けられる環境かを検討しやすいのが特徴です。

キャリアステップ(人事制度)も応募前に確認が可能です。将来を見据えた働き方やキャリアを実現できる環境であることを知ることができます。

株式会社スタイラジー採用サイト

4. 株式会社ディ・ポップス

コンテンツが参考になる株式会社ディ・ポップスの採用サイト▲出典:株式会社ディ・ポップス

株式会社ディ・ポップスは、モバイルショッププロデュース事業を軸にスマホアクセサリー事業やコンテンツ事業を展開しています。

採用サイトは、トップページより求職者からのニーズが高い社員インタビューへアクセスが可能です。

インタビュー記事には、入社時期や経歴、1日の流れが、経営理念の「感情移入接客」について掲載されており、働く姿をイメージしやすくなっています。

「数字で見るD-POPS」では社員の平均年齢や出身地、社員人数などが視覚的に表現されています。福利厚生や研修など、求職者が知りたい情報が網羅された採用サイトです。

株式会社ディ・ポップス採用サイト

5. 株式会社Gizumo

コンテンツが参考になる株式会社Gizumoの採用サイト▲出典:株式会社Gizumo

株式会社Gizumoは、国内企業のDXを支援するベンチャー企業です。エンジニアやクリエイターの育成事業や、Web制作・システム開発事業も行っています。

採用サイトにはエンジニア研修制度や教育理念などのコンテンツが掲載されており、成長の機会が豊富であることがわかります。

全体的に社員やオフィスの写真が多く使われていて、普段のオフィスの様子を知ることが可能です。会社紹介や社員インタビューは動画を採用するなど、トレンドも取り入れられています。

株式会社Gizumo採用サイト

6. 株式会社kubell(旧Chatwork株式会社)

コンテンツが参考になる株式会社kubellの採用サイト▲出典:株式会社kubell

株式会社kubell(旧Chatwork株式会社)は、ビジネスチャットツール「Chatwork(チャットワーク)」の運営を中心に関連するサービスを展開している企業です。

採用サイトは社名変更とあわせてリニューアルしています。インパクトのあるキャッチコピーとコーポレートカラーが印象に残るデザインが特徴です。

また、社員や組織に関する情報をまとめたメディア『kubell days』とリンクしています。

組織や人、カルチャー、事業などの記事が掲載されており、採用サイトの充実度を高めています。

株式会社kubellの採用サイト

7. 株式会社トレタ

コンテンツが参考になる株式会社トレタの採用サイト▲出典:株式会社トレタ

株式会社トレタは、飲食店向け予約/顧客台帳サービス『トレタ』を運営している会社です。テクノロジーの力で飲食店をアップデートしていくことをミッションに掲げ、ともに挑戦していく仲間を採用サイトで募集しています。

採用情報としてコーポレートサイトに専用ページを設置。企業情報や福利厚生など、掲載情報はすべてシンプルなテキストでまとめられています。

「トレタについて」では事業や組織に関する数値をすべてインフォグラフィックスで表現しており、視認性に優れているのが特徴です。

株式会社トレタの採用サイト

8. 株式会社ボルテックス

コンテンツが参考になる株式会社ボルテックスの採用サイト▲出典:株式会社ボルテックス

株式会社ボルテックスは、区分所有オフィスの販売や管理、ビルの運用・管理業務、不動産コンサルティングなど不動産関連事業を中心に展開しています。

自社の採用力を上げることを目標に、採用サイトのリニューアルを行いました。

採用ターゲットは学生を含めた求職者となるため、企業理解を深められるようにテキストの量を控えめに、図版を入れて飽きのこないレイアウトを意識しています。

株式会社ボルテックスの採用サイト

採用サイトのコンテンツ制作を成功させる方法

採用サイトで優秀な人材の興味・関心を引くコンテンツを制作する方法をご紹介します。

求職者目線を大切にする

採用サイトを作るときは求職者と同じ目線を持つことが大切です。どのような情報を知りたがっているのか、求職者の立場で考えてみましょう。求職者が知りたい情報が掲載されたコンテンツは、心にも響きやすいものです。

コンテンツ制作を始める前に、採用に関するさまざまな情報やデータを分析しましょう。求職者について理解を深めることが大切です。

定期的にブラッシュアップする

コンテンツは一度制作したら終わりではありません。もし期待していたほど応募数が集められないのなら、よく読まれているコンテンツを分析して改善するといった、定期的なブラッシュアップが必要です。

時代とともに求職者のニーズは変化します。分析と改善をくり返して情報をアップデートしていきましょう。

実績のある制作会社へ依頼する

採用サイトのコンテンツ制作は制作会社へ依頼する方法もあります。制作実績のある制作会社なら、Web集客に関する専門的な知識をもっているため、母集団形成につながるコンテンツを制作できます。

関連記事:Webサイト制作会社の選び方。失敗しないための準備や注意すべきポイントをエンジニアが解説

GIGはコンテンツとあわせて採用サイトを制作します

採用サイトはコンテンツで求職者が知りたい情報を提供するだけではなく、企業価値の向上にも役立てることが可能です。求める人材の獲得につなげるには、求職者に対する理解や企業の強み・魅力の洗い出しといった作業が必要になります。

制作会社GIGはコンテンツの企画・設計から承っているWeb制作会社です。採用サイトなどオウンドメディアの制作実績が豊富なため、幅広い見解から貴社の母集団形成に役立つアドバイスが可能です。他社との差別化につながる採用サイトも目指せます。

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