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採用サイトの作り方とは? 手順や掲載すべきコンテンツなども経験豊富な制作会社が解説!
2023-02-18 制作・開発
何か行動を起こす前には、インターネットでの事前検索が当たり前に行われる時代。人生を左右する就活・転職活動でも、求職者はまず応募する企業の情報をインターネットで調べることから始めるはずです。
求職者は求人メディアの情報だけでなく、企業のコーポレートサイトや採用サイト、口コミサイト、SNSなど、さまざまなメディアから情報を探します。なかでも、採用に特化した採用サイトを重要視するのは間違いなく、採用サイトの質は採用の質を左右するといえるでしょう。
今回はこの採用サイトについて、役割や重要性、作り方、制作のポイントなどを制作会社の視点から解説します。
採用サイトが重要な理由
採用サイトとは、求職者をターゲットとしている求人募集専用のWebサイトのことを指します。
しかし、単に募集要項や募集スケジュールといった求人情報を掲載するだけでは不十分です。事業内容や会社の将来性はもちろん、写真や動画もふんだんに活用したうえで、以下の要素なども盛り込まれるケースが多くなっています。
・社内環境紹介
・社員インタビュー
・イベント情報
・エントリーフォーム
・お問い合わせフォーム
一方、専用の採用サイトを制作し、これだけ大量のコンテンツを用意するには、膨大なコストがかかるのは明らか。「そもそも採用サイトは必要なの?」「就職情報サイトに広告を出すだけで十分じゃない?」という声もありそうです。
しかし、求職者視点で考えてみると、採用サイトが非常に重要な存在であることがわかります。
実際、リクルートの運営する「就職みらい研究所」が発行している『就職白書 2022』によれば、就活生の82.7%は就活の情報収集に個別企業のサイトを見ています。
この割合は、就職情報サイトを活用している就活生の割合(57.1%)よりはるかに高く、「企業サイトは見るが、就職情報サイトは見ない」という層が一定数いるのです。おそらく、転職者についても同様の傾向があるでしょう。
背景には、フォーマットが統一されて表向きの情報しか分からない就職情報サイトよりも、企業が主体となって作成し、社風などがハッキリ現れる企業サイトを参考にしたいと考える傾向があるのかもしれません。
理由はともかく、これだけ企業サイトを求職者が重視している以上、きちんとした採用サイトを作って、情報を届けることは重要でしょう。求職者に対して好印象を与えることができれば、採用者の質が向上することは明らかだからです。
採用サイトの役割
採用サイトの重要性が分かったところで、改めて採用サイトの役割を確認しておきましょう。
役割1. 採用ミスマッチの低減と必要な人材確保
採用活動は採用すれば終わりですが、「イメージしていた仕事内容と実際の仕事内容が異なり退職」というケースは多いですよね。しかし企業側も当然「採用してもすぐに退職してしまう」「内定辞退者が出る」といった事態は避けたいものです。
採用サイトでは、企業のメッセージやビジョンを文字だけで伝えるのではなく、オフィスの雰囲気などを写真や動画を交えて紹介できるので、企業と求職者とのミスマッチを防ぐことにつながります。
具体的には、求職者が応募している職種の1日のスケジュールや、実際に業務を担当している社員へのインタビュー、社員同士のなにげない会話の様子などを掲載すれば、仕事内容と求職者のイメージとのギャップを少しでも減らせるはずです。
また、採用サイト作成後もアクセス状況を分析することで、「サイトがどのようなキーワードで検索されているのか」「どんな文面だと求職者により響くのか」などが明らかになり、必要な人材をピンポイントで採用できる確率も高まってきます。
役割2. 採用ブランディングの確立
求職者が、1社だけの採用サイトを見て応募を決めるケースはまれです。基本的には、他社と比較されているものだと考えてください。
他社との差別化を図るうえで欠かせないのが、採用ブランディングです。採用ブランディングとは、採用力強化のために自社をブランディングすることを指します。
採用ブランディングの目的は、求める人材から「この会社で働いてみたい」と思ってもらうこと。企業のアピールポイントを積極的に発信することで、自社のブランドイメージも高まり、かつ採用活動における効率化や最適化が実現できます。
この採用ブランディングには、採用サイトが非常に役立ちます。掲載するコンテンツの質や内容を自社でコントロールできるので、戦略がしっかりしていれば、理想のブランディングに近づけていくことができるでしょう。
役割3. 求人媒体依存からの脱却
自社で採用サイトを持っていない場合、求人に関しては外部の就職情報サイトなどの求人媒体を頼るケースがほとんどでしょう。
企業側が採用情報を求人媒体に掲載するためには、掲載料を支払う必要があります。しかし掲載料を払っている期間内に応募者が現れないケースもあれば、魅力的な求職者に出会えないケースもあるでしょう。それでも採用活動が終わるまで掲載料を支払い続ける必要があります。
これらのサービスを否定するわけではないものの、就職情報サイトを利用する場合には、それなりの費用が発生することを忘れてはいけません。また、求人媒体は掲載期間を過ぎてしまうと、求人票が掲載されなくなってしまいます。
一方、採用サイトは一度作成してしまえば、自社で採用サイトを閉じない限りずっと情報を掲載できます。サーバー代やドメイン代、開発費、保守・運用費などは発生しますが、掲載料を支払う必要はありません。さらに採用サイト自体は会社の資産となるため、求人媒体に支払う費用とは少し感覚が違うはずです。
採用サイトの作り方
ここからは、具体的な採用サイトの作り方について解説します。
手順1. ターゲット・ペルソナを明確にする
採用サイトのおもな目的は、「求める人材からの応募を増やすこと」です。一見、多くの応募があれば、母数が増えるぶん、求める人材を採用できる確率は増えそうです。しかし実際は、ただ応募が多いだけでは選考の効率が悪くなり、採用コストも増えるでしょう。
そのため、「なるべく企業側のイメージに近い人材を中心に応募してもらえる」状況を理想と考え、求職者のターゲット・ペルソナを明確にします。そこが決まれば、採用サイトの方向性も定まり、ターゲットの心をつかむコンテンツやデザインを考えることに時間を割けます。
新卒採用のケースでは、既存社員の若手のホープなどをモデルに、欠点も含めたリアリティのあるペルソナを設定する方が良いでしょう。中途採用のケースでは、即戦力として自社にいない人物を求めることも多いため、他社の人物をモデルにするのも設定方法のひとつです。
以下は、簡単な中途採用のケースでのペルソナの一例です。人物像などを詳細に設定することで、より採用サイトの方向性が定まってくるはずです。
属性 | 人物像 |
年齢 | 35歳 |
性別 | 男性 |
職業 | エンジニア |
年収 | 600万円 |
学歴 | 大卒 |
家族構成 | 妻子あり |
人物像 | ・中小企業2社でITエンジニアを経験 ・ITエンジニアとしての仕事には満足しているものの、PLやPMといったポジションにもついて、将来的にキャリアアップしたい気持ちがある ・成長の機会を求め、35歳最後の転職を決意 ・趣味はキャンプ。休日は家族との時間を大切にしている |
手順2. 掲載すべき情報を精査する
採用サイトに掲載すべき情報は精査するようにします。掲載すべき情報は、「求職者が知りたがっていること」と「自社のアピールポイント」ですが、自社が掲載したい情報と求職者の知りたいことが一致しているとは限りません。
会社としては「どうしてもこれだけは掲載したい!」と思っている情報でも、実際はニーズがまるでない場合もあります。
そのため、採用サイトを効果的に活用したいのであれば、自社が掲載したい情報ばかりを載せるのはおすすめできません。基本は、ユーザーが欲しいと思っている情報をメインに掲載するべきでしょう。
先に見た『就職白書 2022』によれば、求職者は社内の人間関係や残業時間の実績などのように、「採用後の働く姿をイメージできる情報・コンテンツ」を求める傾向にあります。そのため、業務内容や労働環境、福利厚生などについては、自社ならではの文化・制度を盛り込みながら具体的に情報掲載することが求められます。
手順3. サイトマップを作成する
サイトマップとは、サイト全体がどのように構成されているのかをリスト化したもので、本の目次のような役割を果たします。
サイトマップが作成されていると、Webサイト全体がどのように構成されているのかを把握でき、採用サイトの制作がスムーズにいきます。特に外部へ開発を依頼する場合などでは、このサイトマップは必ず必要になります。
サイトマップはいきなり作るのではなく、掲載したい情報を整理してから制作に取り掛かるのがポイントです。
手順4. 採用サイトのデザインを決める
採用サイトの第一印象を左右するのは、デザインといっても過言ではないでしょう。採用サイトのデザインから得た印象は、企業自体の印象にも影響を与えます。
全体の色使いや記事の配置方法、文字のフォント、ロゴなどは、印象を左右する重要な要素です。これまで決めてきたターゲット・ペルソナなどを意識したデザインにするように心がけましょう。
また、他社の採用サイトのデザインを参考にしてみるのもおすすめです。その際は、他社がどういったターゲットに向けて、何を目的としてサイトを制作しているのかを考えながら、他社の採用サイトを見るようにしましょう。
ただし、あくまで採用サイトは「情報の提供」がメイン。デザインばかり凝りすぎて、情報のありかが分かりにくくなってしまっては本末転倒です。読みやすく分かりやすい採用サイトを目指すことは忘れてはいけません。
手順5. 実際に採用サイトを制作する
作成したサイトマップやデザインに沿って、優先度の高いものから順にコンテンツを作成していきます。
社内で制作できる環境が整っているのであれば、社内で制作するのも選択肢のひとつ。社内で制作ができれば、依頼先と調整する手間やコストは抑えられます。
社内での制作が難しい場合は、Webサイト制作会社へ依頼するのがおすすめです。ただし、外部へ依頼する際には、すべてを丸投げしないようにしましょう。
丸投げしてしまうと、採用サイトが想定していたものと違うものになり、自社が考えているターゲットと異なる人材が応募してくる可能性が考えられます。
そのため、どのような人材がターゲットなのか、どんなコンテンツを掲載したいのか、どんなデザインにしたいのかなど、詳細に打ち合わせを行い開発を進める必要があります。
採用サイトに掲載すべき10の情報
ここからは、筆者が思う採用サイトに掲載すべき情報を紹介します。もちろん、企業の魅力を伝えるためには、より多くのコンテンツを掲載するほうが望ましいです。
ただし、コンテンツを掲載しすぎて、逆に強みや魅力がわかりにくくなってしまっては意味がありません。そのコンテンツは本当に必要かどうかはしっかり考えつつ、掲載する情報を絞り込んでいきましょう。
情報1. 募集要項
募集要項は、求職者が自分に適した求人情報を見つけるために不可欠な情報です。採用サイトでは、以下の最低限必要な募集要項を提供することが重要です。
- 募集条件
応募資格や必要なスキル、経験など、求職者が自身の適性を判断するための情報。 - 募集職種
採用する職種やポジションの名称。 - 採用予定人数
募集する人数の目安。 - 給与、賞与
初任給や昇給制度、ボーナスなどの報酬に関する情報。 - 年間休日日数
年間の休日数や休暇制度。 - 福利厚生
社会保険や各種福利厚生制度、社内イベントなど、従業員の福利厚生に関する情報。 - 所定労働時間
一日の労働時間や勤務時間帯など、勤務条件に関する情報。
採用サイトでは、求人票のテンプレートよりも多くの情報を提供できるため、具体的な募集要項を記載することができます。求職者が自分の希望に合致するかどうかを判断するために、できるだけ詳細な情報を提供しましょう。
情報2. 選考プロセス
選考プロセスに関する情報は、求職者が応募から採用までの流れや試験内容を把握するために重要です。採用サイトでは、以下の情報を漏れなく記載しましょう。
- 応募から採用までのスケジュール
エントリー締切や書類選考、面接日程など、選考の進行予定や期間に関する情報。 - 試験や面接の内容
どのような試験や面接が行われるのか、どのようなポイントが重視されるのかについて具体的に記載すること。 - 選考プロセスの進行状況の連絡
応募者への進捗報告や不合格通知のタイミングなど、選考の進行状況に関する情報。
正確な選考プロセスの情報を提供することで、求職者は将来の見通しを立てやすくなります。さらに、求職者が提出した応募書類や面接の結果に関するフィードバックも明確に伝えることが求められます。
また、選考で重視されるポイントや試験内容についても触れることで、求職者の不安を軽減できます。具体的な選考方法や評価基準を説明することで、求職者は自身の準備やアピールポイントに集中できるようになるでしょう。
選考プロセスの透明性を高めることは、求職者に対する企業の信頼性を高める効果もあります。求職者が採用プロセスに関して明確な情報を得ることで、自身の適性や意欲と企業の要件が一致するかどうかを判断しやすくなるでしょう。
情報3. ミッション・ビジョン
企業のミッションとビジョンは、採用サイトに掲載すべき重要な情報です。これらの情報は、企業の存在意義や将来の目標を伝えるために重要な役割を果たします。
ミッションは、企業の存在意義や理念を明確に表現したもの。なぜその企業が存在しているのか、どのような価値を提供したいのかを具体的に示しましょう。ミッションは、求職者に共感を呼び起こし、自社に興味を持ってもらうための重要な要素です。
ビジョンは、企業が将来どのような姿を目指しているのかを示すものです。自社の将来像や目標を具体的に伝えることで、求職者が自身のキャリアと企業の将来性を関連付けることができます。
採用サイトでは、ミッションとビジョンを具体的に記載するだけでなく、代表取締役や経営陣のメッセージを掲載することも効果的です。これにより、企業の方向性や価値観をより具体的に伝えることができるでしょう。
情報4. 事業内容
企業の事業内容を明確に伝えることは、採用サイトにおいて重要な要素です。具体的にどのような事業に取り組んでいるのかを掲載することで、求職者に対して企業の業務やサービスの理解を深めることができます。
事業内容を説明する際には、以下のポイントに注目しましょう。
- 事業の目的
なぜその事業が必要なのか、どのような問題を解決しようとしているのかを明確に伝えます。 - 特徴や強み
自社の事業がどのように他社と差別化しているのか、どのような特徴や強みがあるのかを具体的に説明します。 - 業界の位置づけ
自社の事業がどのような業界に位置しているのか、競合他社との関係性や市場の状況などを説明します。 - 成果や実績
過去の成果や実績を示すことで、求職者に対して企業の信頼性や実力をアピールします。 - データや図解の活用
グラフや図表などの視覚的な表現を活用することで、事業の説明をわかりやすくします。
事業内容の明確な説明は、求職者に対して企業への興味や関心を引き起こす重要な要素です。具体的でわかりやすい情報を提供することで、求職者は自身のスキルや経験が企業の事業にマッチするかどうかを判断しやすくなります。
情報5. 仕事内容・職種
採用サイトにおいて、仕事内容や職種の紹介は非常に重要な情報です。これにより、求職者は自身の興味や能力と求人の要件を照らし合わせることができます。
仕事内容や職種の紹介ページでは、できるだけわかりやすい言葉を使うように心がけましょう。一般的な用語や専門用語を避け、誰でも理解しやすい表現を用いることが求められます。必要な場合には、専門用語の補足説明や具体的な業務例を示すことで、求職者の理解を深めることができます。
また、仕事内容や職種の魅力ややりがいについてもアピールしましょう。仕事内容や職種の紹介では、以下のポイントに焦点を当てることが効果的です。
- 業務の具体的な内容
どのような業務を担当するのか、日常的にどのような活動が行われるのかを具体的に説明します。これにより、求職者は自身のスキルや興味と求人の要件を比較することができます。 - 職務の魅力ややりがい
仕事の魅力ややりがいを伝えることで、求職者は自身がその仕事に適性や興味を持っているかどうかを判断することができます。具体的なプロジェクトや成果についても触れることで、仕事の魅力をより具体的に伝えることができます。 - キャリアパスや成長の機会
職種ごとのキャリアパスや成長の機会について説明することで、求職者は自身の将来のキャリアプランと企業の環境がマッチするかどうかを考えることができます。 - チームや部署の特徴
仕事の特性やチームワークの重要性など、職種に応じたチームや部署の特徴を伝えることで、求職者は自身の働く環境や人間関係を想像しやすくなります。
求職者は、自身のキャリアや適性に合った仕事に興味を持ち、企業に対して志望意欲を高めることができるような情報を提供することが重要です。
情報6. 福利厚生・働く環境
福利厚生や働く環境に関する情報は、求職者が会社を選ぶ際に重要な要素となります。これらの情報を採用サイトに掲載することで、企業の魅力や働きやすさをアピールすることができます。
福利厚生に関しては、以下の情報を提供しましょう。
- 社会保険や退職金制度
従業員の健康や将来の安定を支えるための制度を具体的に説明します。 - 休暇制度
年間の有給休暇や特別休
暇など、働く人々のワークライフバランスをサポートする制度を紹介します。
- 健康支援制度
健康診断や健康保険の補助、ストレスケアなど、従業員の健康促進に対する取り組みを示します。 - 独自の福利厚生
子育て支援や教育支援、従業員割引など、企業独自の福利厚生制度や特典についてもアピールしましょう。
働く環境に関しては、以下の情報を掲載しましょう。
- フレックスタイム制度やテレワーク制度
柔軟な働き方を実現するための制度や取り組みを説明します。 - 労働時間や休憩時間
働く時間の調整や休憩時間の充実について具体的に記載します。 - 労働環境への取り組み
快適なオフィス環境、労働安全衛生への配慮、ストレスケアなど、従業員の働きやすさに関する取り組みを示します。
福利厚生や働く環境に関する情報を提供することで、求職者は自身の働きやすさや福利厚生に関する期待に応える企業を選びやすくなります。
情報7. 社内研修・スキルアップ制度
研修制度についての情報も採用サイトに掲載する必要があります。研修制度は、求職者が入社後の成長やキャリアアップについて把握するために重要なポイントです。
新入社員向けの研修については、事前に伝えることで安心感を高める効果があります。具体的な研修プログラムや期間、内容について詳しく説明しましょう。また、中途社員向けの研修制度や社内研修の取り組みについても言及することで、スキルアップを目指す求職者の興味を引くことができます。
研修制度に加えて、スキルアップのための支援制度やキャリアパスに関する情報も提供しましょう。例えば、社内での異動や昇進の機会、外部のセミナーや研修への参加支援など、従業員の成長を促進するための取り組みを紹介します。
情報8. 社員インタビュー
社員インタビューを掲載することで、求職者に対してリアルな情報が提供されます。実際に働いている社員の声や経験を共有することで、求職者は自分がその企業で働くイメージを具体化しやすくなります。
社員インタビューでは、社員の入社経緯や役割、業務のやりがいや成長体験など、様々な視点から情報を得ることができます。社員の多様なバックグラウンドやキャリアパスにも触れることで、求職者は自身の可能性や成長の道筋をイメージしやすくなるでしょう。
また、個々の声だけでなく、チームや部署の雰囲気や協力体制についても言及するとより効果的です。求職者は、社員のリアルな声を通じて企業文化や働き方の一端を垣間見ることができます。
情報9. 1日の流れ
具体的な働き方や1日の流れに関する情報も重要です。単に説明を長く書くだけでなく、具体的なシーンや活動をイメージしやすいように工夫しましょう。
求職者は、自分がその企業で働く際の日常の様子や業務の進行を具体的に知りたいと考えています。したがって、先輩社員が実際にどのような1日を過ごしているかや、業務の進行やタスクの具体的な内容を掲載することが重要です。
1日の流れの情報では、以下のようなポイントに焦点を当てましょう。
- 朝の始まり
朝礼や目標設定、業務の進捗確認など、一日のスタート時の活動を説明します。 - 業務の進行
ミーティングやプロジェクト活動、業務の具体的な進め方やタスクの配分など、求職者が業務の進行をイメージしやすいように具体的に説明します。 - コミュニケーションと連携
チームメンバーとのコミュニケーションや連携方法、報告や連絡の取り方など、働く環境や協力体制についても触れます。 - 休憩やリフレッシュの時間
休憩や昼食の時間、リフレッシュ活動や社内イベントなど、働く中でのリラックスやリフレッシュの機会について説明します。 - 終業と振り返り
一日の終わりに行われる業務のまとめや振り返り、次の日の準備など、業務の締めくくりと明日への準備についても触れます。
具体的な1日の流れを示すことで、求職者は自身の働き方や業務の進め方と企業の文化や環境とのマッチングを考えることができます。
情報10. オフィスの様子
オフィスの様子に関する情報を提供することで、求職者は企業の雰囲気や働く環境をより具体的にイメージすることができます。
オフィスの設備や内装に関しては、以下の情報を提供しましょう。
- オフィスの場所とアクセス
オフィスがどのような場所に位置しているのか、アクセスの便や近隣の交通機関について説明します。駅からの距離やアクセス方法、周辺の環境(飲食店や商業施設など)などを具体的に示すことで、求職者が通勤や生活面での利便性を把握できます。 オフィス内の雰囲気
オフィス内の写真やパノラマ写真、動画などを活用して、オフィスの雰囲気やデザイン、内装を視覚的に伝えましょう。開放的な空間や快適な作業環境、コミュニケーションを促進する共有スペースなど、オフィスの特徴を具体的に紹介します。カフェテリアや休憩スペース
オフィス内にあるカフェテリアや休憩スペースの充実度や利用方法について説明します。社内での食事やコミュニケーションの場となるカフェテリアや、リラックスやリフレッシュができる休憩スペースなど、求職者が働く環境の快適さや活気を感じられるように紹介します。オフィスの工夫や設備
オフィス内の特徴的な工夫や設備についても触れましょう。例えば、コラボレーションを促進するための共同作業スペースや、最新のテクノロジーやツールを導入した環境など、求職者に対してオフィスの先進性や創造性をアピールすることができます。
オフィスの様子についての情報は、求職者にとって実際の働く環境をイメージしやすくするために重要です。魅力的なオフィス環境を示すことで、求職者の関心を引き、企業への応募意欲を高めることができます。
採用サイト制作のポイント
採用サイトを制作する以上、ある程度のコストはかかります。となれば、やはり失敗はしたくないもの。そこで、失敗を避けるために、筆者がここだけは必ずおさえていただきたいと考える、採用サイト制作のポイントについて解説します。
ポイント1. 採用コンセプトを明確にする
採用サイトを訪れた求職者に「何を伝えたいのか」「どのように感じてほしいのか」というような採用のコンセプトは決めておきましょう。それが考え方の軸となり、採用サイトの方向性も定まってきます。
コンセプトを明確にしておくことで、採用サイト全体の矛盾を防ぐことにもつながり、求職者に対してもより説得力のある情報提供が可能になります。
そのためには、まずは自社の魅力や強み、競合他社との違いなどを徹底的に洗い出し、設定すべきコンセプトを社内全体で共有することからはじめてみましょう。
ポイント2. 求職者の目線でサイトを制作する
採用サイトは、企業が伝えたいことではなく、求職者の「知りたい」を解決するためのサイトです。先ほども少し触れましたが、制作の際には「自社ありき」にならないよう気を付ける必要があります。
もちろん、採用サイトは理想の求職者をイメージし、その人材が求めるであろう情報や好むデザインを考えて制作を進めるものだと分かっている方は多いでしょう。ですが、頭で分かっていても、制作を進めるうちにいつの間にか自社に都合が良い情報ばかり掲載されているケースもあります。
こうした事態を防ぐために、制作時に複数人でコンテンツやデザインを考えたり、ときには自社ではない第三者の意見を聞いたりするなど、客観性を忘れずに制作を進めることが求められます。
ポイント3. 画像や動画の質にこだわる
InstagramやTikTok、YouTubeなどを通じて高品質なコンテンツに触れることが当たり前の世代をターゲットとする場合、画像や動画などのクオリティにはこだわる必要があります。
画質の悪い画像や、スマホ・タブレットで見づらい動画などを掲載してしまうと、会社自体のITリテラシーの低さまで疑われてしまう恐れもあります。
制作する側もデジタルネイティブの視点を持ち、画像や動画のクオリティには十分にこだわっていきたいところです。
採用サイトを作る方法
採用サイトの制作に割ける予算や人的リソースなどによって、自社で制作するのか、制作会社に依頼するのか判断が分かれるところです。ここでは、双方のメリット・デメリットなどについて確認します。
方法1. 社内で制作する
社内で採用サイトを制作する場合、編集や更新といった作業に自社のペースで取り組めるのはメリットのひとつ。また、社内のリソースのみで行えるため、制作費用も安く抑えることが可能でしょう。
ただし、自社に採用サイトの制作を行える複数人の人的リソースがあることが大前提です。仮にひとりのスキルだけに頼った場合、いくら凄腕プログラマーやWebデザイナーでも採用サイトにその人の「クセ」が出てしまうものです。
採用サイトは多くの人に見てもらうものなので、制作段階から多くの人がかかわったものでなければ、ユーザー全体を満足させられる採用サイトにはならないでしょう。
社内制作は採用サイトの客観性を失わせる原因にもなりかねず、コスト削減のためだけに社内制作された採用サイトでは「無いほうがマシ」という状況になりかねません。
方法2. 制作会社に依頼する
Webサイト制作会社に依頼するのも選択肢のひとつです。制作会社は、優秀なエンジニアやWebデザイナーを自社で抱えているところも多く、依頼する会社を間違えなければ、専門的な視点で高品質な採用サイトを制作してくれます。
一方で、依頼する場合にはそれなりの制作費用がかかってきます。高品質な採用サイトを制作するためには、制作会社もそれなりの人員を確保しなければなりません。そのため、多機能で洗練された採用サイトほど、費用は高額になるものと思ってください。
また、採用サイトは公開すればそれで終わりではありません。公開後は保守・運用といったフェーズに入ります。定期的に記事をアップする場合、そういったコンテンツを制作するためのコストもかかります。
上記の作業を社員だけで行うとなると、本来コア業務に割けるべき時間や労力が奪われてしまう恐れもあります。予算が許す場合、公開後も引き続きWebサイト制作会社に保守・運用を任せることも検討する必要があるでしょう。
採用サイトの制作はGIGにお任せください
GIGでは、採用サイトや不動産紹介サービスサイトの制作、膨大なデータを活用した大規模CRMの開発プロジェクトなど、これまで培ってきたシステム開発のノウハウと知見を活かした支援のもと、高品質なシステム開発を実現してきております。
また、豊富なWebサイト制作実績が示すように、お客様と丁寧で密なコミュニケーションを重ねてきたと自負しております。
作業可能な範囲も広く、Webサイト・リニューアルの対応だけでなく、Webマーケティングの対応から、SEO対策やキーワード設計まで総合的にサポートいたします。
無料相談から承っていますので、ぜひ一度お問い合わせください。
WebやDXの課題、お気軽にご相談ください。
GIG BLOG編集部
株式会社GIGのメンバーによって構成される編集部。GIG社員のインタビューや、GIGで行われたイベントのレポート、その他GIGにかかわるさまざまな情報をお届けします。