SEOにおける検索意図の見抜き方|ユーザーニーズを分析する5つの方法|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG

SEOにおける検索意図の見抜き方|ユーザーニーズを分析する5つの方法

2023-11-30 制作・開発

こんにちは。株式会社GIGのプロデュース事業部でSEOやアクセス解析を担当している池上です。

Webサイトを検索結果で上位表示させるためには、検索するユーザーを第一に考えた「ユーザーファースト」のコンテンツが必要です。そして、ユーザーファーストのコンテンツを作るためには「ユーザーが何を求めているのか」(検索意図)の理解が不可欠です。

この記事では「ページを上位表示させたい」「もっとニーズを満たせる記事を作成したい」とお悩みの方に向けて、検索意図の見つけ方・考え方を詳しく紹介します。

検索意図とは

検索意図とはユーザーが検索に至った目的や深層心理(インサイト)を指します。

一般に検索意図は

・Know(知りたい)
・Do(知りたい)
・Go(特定のサイトに行きたい) 
・Buy(買いたい)

の4つに分類されます。


SEOに関連したキーワードを例に分類してみました。コンテンツを作成する際は、まず対策するキーワードが4分類のうち、どれに該当するのか把握することから始めましょう。

しかしながら、対策したいキーワードをこの4つの分類に分けただけでは検索意図を理解したとは言えません。キーワードごとの深層心理(インサイト)を理解することで、検索意図を満たし、ユーザーに寄り添った内容のコンテンツに近づきます。

検索意図に含まれる3つの心理

より質が高いコンテンツを作成しSEO対策を成功させるためには、4分類された検索意図だけでなく、検索に至ったユーザーの深層心理を理解する必要があります。

そもそも深層心理(インサイト)とは、ユーザーの顕在化していない(=言語化できていない)本音を意味します。ユーザー自身もどのような心理・ニーズなのか理解できていない、無意識的な欲求です。

検索意図の調査方法5選

次にユーザーの深層心理を含んだ検索意図を理解するための方法について、詳しく説明します。実際に「SEO 対策方法」のキーワードを例に考えながら、検索意図の調査方法を5つ紹介します。

1. 検索をして「なぜそのキーワードを入力したのか」考える

検索意図を調査する際には、自分でも検索してみることが不可欠です。何か「知りたい」「行きたい」と思い、スマホやパソコンで検索する瞬間のことをマイクロモーメントと呼びます。実際に検索をしてみて、マイクロモーメントに至った理由=「なぜそのキーワードを入力したのか」を考えてみましょう。

また、検索結果に上位表示されているページ・関連キーワード・サジェストなどを確認するのもおすすめです。


実際に「SEO 対策方法」と検索し関連キーワードを見てみると、「SEOとは」「SEO対策 基本」「SEO対策とは 初心者」など、これからSEO対策を始めようとするユーザーが検索すると考えられるキーワードが出てきました。

また「SEO対策 費用」からはSEO対策にどのくらいの費用が必要なのか知りたいというニーズが推察できます。

2. 実際のユーザーにインタビューをする

可能であれば、ターゲットのユーザーの声を実際に聞いてみましょう。

例えば「SEO 対策方法」であれば、サイトを運営していてSEO対策を実施している方に

・なぜSEO対策を実施しているのか(目的は何か)
・SEOを知ったきっかけ
・SEO対策を実施することで期待している効果
・自社or外注の理由

などの関連する内容の質問をしてみましょう。

キーワードに関連した内容の質問をすることで、ユーザーに対する理解が深まり、ユーザーの深層心理の解像度を上げることができます。

3. Q&Aサイトで似た質問を探してみる

Yahoo知恵袋やOKWAVEなどのQ&Aサイトで、対策したいキーワードを入力して、どのような質問があるのか探してみましょう。

例として「SEO 対策方法」で検索すると

・上位表示するためには何から始めたらいいかわかりません
・簡単で有効なSEO対策を教えてください。
・SEO対策という言葉がよくわかりません。アクセス増加につながるみたいなので、やり方等を教えてください。

などの質問が多く閲覧されていると分かります。

ここから、「SEO対策を始める際に、何から対策したらいいのかわからない」という悩みを抱えているSEO初心者のユーザーが多いとが推察できます。

Q&Aサイトに投稿されている質問を見ることで、ユーザーの悩みやリテラシー、背景の理解に役立ちます。

4. SNSで関連する投稿を検索する

SNSはユーザーのリアルな声が投稿されるため、検索意図の理解に大きく役立てることができます。対策するキーワードや関連キーワードを入力して、どのような投稿があるか検索してみましょう。

SNSに投稿される内容は個人に関する内容が多く、toCのキーワードの場合は関連する投稿が多くみられます。一方でtoBの場合は関連する投稿がほとんどみられない・少ない傾向にあります。

5. 【記事公開後】ヒートマップでユーザー行動を理解する

ヒートマップはユーザーがスクロール・クリックした箇所を色の濃淡で可視化したものです。サイトのヒートマップを確認することで、ユーザーが熟読している箇所や、逆に離脱してしまっている箇所を確認できます。

熟読している箇所は、ユーザーのニーズに応えている内容であることがわかります。一方で離脱している、あまり読まれていない箇所はニーズを満たせていない内容である可能性が高いです。

ヒートマップでは、実際に記事を公開してからユーザーのニーズが合っているのか、仮説検証できるので是非活用してみてください。

関連記事:SEO記事のリライトのやり方は? 大規模メディアのコンテンツにテコ入れする方法も解説

調査した検索意図の活用方法

コンテンツ内容・構成の検討

深層心理を含んだ検索意図を調査することで、よりユーザーがどんな内容を求めているのか理解が深まります。

ユーザーが何を求めているのか理解し、内容に反映することで、ニーズを満たせるコンテンツに近づけることができるでしょう。

コンテンツの内容の改善

検索意図の分析は、新規コンテンツの作成だけでなく、既存コンテンツの改善にも役立ちます。

例えば、新たに見つかったユーザーの検索意図をコンテンツに反映することで、よりユーザーが求めている内容に近づけることができます。

また公開後ヒートマップで、実際にユーザーの検索意図を満たせているのか確かめるのもおすすめ。ユーザーの反応に応じて、内容の変更や追加、順番の入れ替えといった改善を行なえます。

記事公開後も、新たに検索意図を見つけ出したり、ヒートマップを活用したりすることで、より検索意図を満たせる記事に仕上げていきましょう。

検索意図を理解して、悩みを解決できるコンテンツを作成しよう

検索意図を理解することで、ユーザーが求めていることに対する解像度が上がり、より有益なコンテンツを作成できます。

検索意図を満たしたコンテンツを作成することで、検索結果での順位上昇やサイト滞在時間の増加、CV率の改善など様々な効果が期待できます。

ユーザーファーストのコンテンツを作成するため、検索意図の調査を通して、本質的にユーザーに向き合ってみましょう。

株式会社GIGではオウンドメディア制作やコンテンツ制作支援、リライト支援を行っております。

「実際にどうコンテンツを作成したらいいのかわからない」「内製化できるように支援してほしい」などの悩みをお持ちの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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池上 遼弥

法政大学法学部卒。ウェブ解析士。学生時代からコンテンツマーケティングに携わり、株式会社GIGに入社。Webマーケティング全体やSEOの戦略設計から施策実行までを担当。