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採用サイトのリニューアル目的とポイントとは|費用相場と事例を解説
2024-11-08 制作・開発
採用サイトは適正な運用により、採用活動を効率的に進めることができます。そのためには応募者数の増加や採用ミスマッチの防止など、しっかりと目的を決めておくことが大切です。
この記事では、採用サイトのリニューアルの目的とポイントについて解説します。リニューアルをする判断基準や費用相場も紹介しますので、ぜひ参考になさってください。
企業が採用サイトをリニューアルする目的
採用サイトのリニューアルは、採用市場において企業が優位に立つために欠かせない施策です。まずは、企業が採用サイトをリニューアルする目的について解説します。
1. 応募者数を増やしたい
採用サイトをリニューアルする目的の多くは、応募者数の増加です。求職者が就職活動をするときに、もっとも閲覧しているのが採用サイトになります。
そのため、多くの企業は求職者の興味関心を引くために、採用サイトのデザインにトレンドを反映させたり、魅力的なコンテンツを追加したりといったリニューアルを実施します。
2. 採用ミスマッチを防ぎたい
早期離職のおもな要因は採用ミスマッチです。採用サイトで十分な情報を提供することで、企業と求職者の相互理解を深めることができます。
リニューアルを通じて、仕事内容や職場の雰囲気をわかりやすく伝えることで、求職者に理解を深めてもらうのです。
3. 企業のブランド価値を高めたい
採用サイトに掲載された情報が古いと、その企業へのイメージも低下してしまうものです。採用サイトは求職者に企業ブランドのイメージを伝える役割をもっています。
リニューアルで企業のビジョンや強みを反映させることで、ブランドイメージの向上につなげることが可能です。
採用サイトのリニューアルをしたほうがよい企業
自社で採用サイトをもっている場合、以下に該当するときはリニューアルするタイミングといえます。
・求人媒体を中心に採用活動をしている
・求職者から見て事業内容がわかりにくい
・採用サイトがスマホで見づらい
それぞれ簡単に解説します。
求人媒体を中心に採用活動をしている
求人媒体は幅広い層に求人情報を見てもらえるため、活用している企業も少なくありません。多くの求職者に自社の情報を知ってもらえるメリットがある一方で、狙ったターゲットに訴求しにくいといったデメリットがあります。
採用サイトでは自社の魅力を積極的に発信できます。求める人材に訴求しやすいのです。さらに自社で運用できることから、求人媒体よりもコストを抑えた採用活動が可能です。
求職者から見て事業内容がわかりにくい
専門性が高い事業は一般的でないため、求職者に伝わりにくく、応募のハードルを上げている可能性があります。採用サイトのリニューアルをきっかけに、複雑な事業内容をわかりやすく伝えることで、応募者数の増加につなげることが可能です。
わかりやすく伝えるには、第三者の視点が役立ちます。制作会社へ依頼をすることで、求職者に伝えるべきポイントを整理することが可能です。
今の採用サイトがスマホで見づらい
スマートフォンでネット検索する人が増えたように、企業情報の収集をスマートフォンで行う求職者がほとんどです。採用サイトがスマートフォンでの閲覧に最適化されていないと、応募まで至らずサイトから離脱してしまいます。
採用サイトのリニューアルをきっかけに、スマートフォンでの閲覧に対応することでアクセス数の増加や応募率の改善につなげることができるでしょう。
関連記事:1985年から2022年のWebデザイントレンド変遷をデザイナーが解説
採用サイトをリニューアルする判断基準
採用サイトをリニューアルする具体的なタイミングは、企業情報の更新や実際の採用活動における応募率、内定辞退率が変化したときです。わかりやすく解説します。
情報が古くなったとき
事業内容や組織体制、採用方針が変化した場合、採用サイトを更新しなければなりません。古い情報のままでは、求職者に誤った情報を提供する可能性があるからです。そのままの状態では企業の魅力もアピールもできないでしょう。
社員インタビュー記事などに退職した社員の紹介が残っていないか、新しいプロジェクトや成功事例が反映されているかを確認してください。
新しい情報へ更新することで、求職者の興味を引くだけではなく、企業への信頼感も向上します。
関連記事:失敗しないサイトリニューアルの進め方【GIG×ナイル共同解説】
デザインや技術的な問題があるとき
採用サイトのデザインにはトレンドがあります。時代遅れのデザインのまま放置していると、離脱の要因となりかねません。また、競合他社の採用サイトのデザインがすぐれていると、それだけで求職者の受け取るイメージが変わってきます。
デザインだけではなく、セキュリティ対策も更新が必要です。表示速度が遅い場合も、信頼性に大きく影響を与えてしまうため、リニューアルを検討するタイミングといえます。
関連記事:【2024年版】Webデザインの最新トレンド10選。押さえておきたい特徴・ポイントを徹底解説
採用サイトのパフォーマンスが低下したとき
採用サイトのアクセス数やエントリー数が減少している場合、サイト内の情報や構造に問題があります。とくに直帰率や応募フォームの離脱率が高いときは、求職者のニーズから外れている可能性があるのです。
『Googleサーチコンソール』や『Googleアナリティクス』でサイトのパフォーマンスを確認して、問題が見られたときはリニューアルを検討しましょう。
関連記事:Googleサーチコンソールの導入設定方法を初心者向けにわかりやすく画像で解説
関連記事:【初心者必見】サーチコンソールの説明書|使い方・専門用語を解説
採用ブランディングを強化したいとき
上記のようにパフォーマンスが低下している要因として、企業の魅力が十分に伝えきれていないことがあげられます。企業に関心をもってもらい、信頼してもらうことで優れた人材の獲得につなげることが可能です。
企業のファンを増やすために採用力の強化に取り組むことを採用ブランディングといいます。リニューアルをきっかけに、社員インタビューや企業文化を記事コンテンツで発信し、企業のブランドイメージを構築しましょう。
採用サイトリニューアルで押さえてほしいポイント
採用サイトをリニューアルするときに、押さえてほしいポイントは以下のとおりです。
1. 求職者のニーズを調査・分析する
2. レスポンシブデザインに対応する
3. SEOを考慮した情報設計を行う
それぞれ簡単に解説します。
1. 求職者のニーズを調査・分析する
求職者の興味を引きつけ、応募してもらうには求職者がどのような情報を求めているのかを把握しなければなりません。
そのためには、市場調査やアンケート調査を実施して、求職者が何を考え、求めているのかを明確にします。サイト分析ツールで収集したデータも活用しましょう。
これにより、リニューアル後の採用サイトに掲載するコンテンツを検討することが可能です。
2. レスポンシブデザインに対応する
スマートフォンで企業情報を収集する求職者に、採用サイトを見てもらうために、レスポンシブデザインを導入しましょう。デバイスの画面サイズを問わず、最適な閲覧環境を提供することが可能です。
スマートフォンでの視認性が高まることから、隅々までサイト内の情報を見てもらえる可能性が高まります。
関連記事:Webサイト設計に欠かせないワイヤーフレームと情報設計を徹底解説
3. SEOを考慮した情報設計を行う
応募意欲の高い求職者からのアクセス数を集めるには、上でも述べたようにニーズにマッチした情報の提供が必要です。SEO対策で検索結果の上位に表示されれば、自社に関心度の高い求職者にアクセスしてもらえるかもしれません。
オウンドメディアのようにキーワードを考慮した記事コンテンツを掲載しない場合でも、ページ読み込み速度の改善、HTMLの適切なマークアップなど、SEOを考慮した設計を行うことで検索エンジンからの評価を高めることができます。
関連記事:SEOの効果的な内部対策15選。これさえやればOKのチェックリスト付き!
関連記事:採用サイトの作り方とは? 手順や掲載すべきコンテンツなども経験豊富な制作会社が解説!
採用サイトリニューアルのお知らせをする
採用サイトをリニューアルしたら「お知らせ」ページで、リニューアルしたことを知らせましょう。「お知らせ」ページには、どのような内容へリニューアルしたのかを具体的に記載します。
公開後は社内イベントや求職者に向けた情報を発信することで、採用サイトを最新の状態にたもつことができます。
採用サイトのリニューアル費用の相場
採用サイトのリニューアルにかかる費用は、依頼先によっても異なります。ここではリニューアル費用の相場と内訳について解説します。
サイトリニューアル費用の相場
採用サイトのリニューアル費用の相場は、80万~350万円です。以下の要素が費用に影響を与えます。
・採用ターゲット層
・採用人数
・ページ数
・コンテンツの内容
・依頼先
デザインや機能にこだわる場合、規模も大きくなるため費用も高くなります。また、サイト制作やリニューアルは、制作会社よりもフリーランスへ依頼すると費用を抑えることが可能です。ただし、対応領域が限定されていたり、運用・保守には対応していなかったりするケースがあります。
関連記事:採用サイトの制作費用・料金相場を目的別・依頼先別に紹介|内訳や外注先を選ぶポイントも
見積もり項目の内訳
採用サイトを含め、Webサイトのリニューアル費用はさまざまな要素によって変動します。そのため、相場も幅が広いのです。ただし、以下のように工程別に費用を占める割合があります。
項目 | 割合 |
ディレクション費 | 10~30% |
サイト設計費 | 10~30% |
デザイン制作費 | 20% |
コーディング | 15% |
動作確認・バグ修正 | 10% |
コンテンツ制作 | 10~20% |
サイト運用・管理 | 月額数千円~数万円 |
採用サイトのリニューアルを依頼するときは、複数先に見積もりを依頼して比較検討することが大切です。このときに見積もりの見方を知っておくと、どこに費用をかけるべきかを検討できます。
関連記事:ホームページのリニューアル費用の相場と内訳|効果的な予算削減方法も解説
採用サイトのリニューアルの流れ
採用サイトをリニューアルする基本的な流れは以下のとおりです。
1. 目的を明確にする
2. 現状を分析する
3. 採用ターゲットとなるペルソナを設定する
4. 掲載情報を整理する
5. デザインを制作する
6. 効果を検証する
最初に目的を明確にすることで、達成するための方向性を定めることができます。ペルソナを設定し、ターゲットに訴求するコンテンツを掲載すればニーズを満たすことが可能です。
アクセシビリティやレスポンシブデザインなども考慮します。求職者が求める情報がわかりやすく整理された採用サイトへとリニューアルが可能です。公開後は定期的にデータを分析・検証し、継続的な改善をおこないます。
求める人材を確保するには採用戦略が大切です。自社にリソースがないときは、専門の知識をもつ制作会社へ依頼しましょう。
関連記事:Webサイト制作会社の選び方。失敗しないための準備や注意すべきポイントをエンジニアが解説
採用サイトのリニューアルは制作会社へ依頼しよう
採用力を強化して優秀な人材を確保したいなら、採用サイトの制作実績が豊富な制作会社へ依頼するのがおすすめです。
サイト制作に特化している
制作会社はサイト制作について専門知識が豊富です。戦略設計をはじめ、デザインのトレンドやSEO対策、データ分析などにも対応しています。
各工程で専門スキルを備えた人材が在籍しているため、高品質な採用サイトを制作してもらうことが可能です。
関連記事:Web制作を依頼するのにおすすめの制作会社は? 費用相場や制作フローもあわせて解説
戦略的なリニューアルが可能
制作会社はリニューアルにおいて、企業の採用目標やブランド戦略にもとづいたリニューアルが可能です。たとえば、求職者のニーズを満たすコンテンツの制作や、企業の魅力をアピールするデザインがあげられます。
ヒアリングで企業の要望をしっかりと確認したうえで、最適な提案を受けられるため、安心してまかせることが可能です。
関連記事:採用サイトに必要なコンテンツ例とは?効果的な設計方法と成功事例
長期的なパートナーシップを組める
制作会社の多くは公開後の保守・運用にも対応が可能です。採用市場の変動にあわせた適切な改善案やアップデートを行います。
長期的に採用活動を継続する予定がある場合、企業にとって理想的なパートナーとなってくれるでしょう。
Webサイトの保守運用の費用は月額数万円です。依頼先の規模で見積もりが変わってくるため、契約前に確認しておくことをおすすめします。
関連記事:「Webサイト保守」の費用相場はどれくらい?東京のWebサイト制作会社が解説
GIGの採用サイトリニューアルの成功事例
株式会社GIGは、Webサイト制作・システム開発、Webマーケティングなどを支援しています。これまでの制作実績より、GIGの採用サイトリニューアルの制作事例をいくつか紹介します。
事例1. 株式会社ボルテックス 様
株式会社ボルテックスは「区分所有オフィス」をメインに不動産開発やサテライトオフィス事業を展開している会社です。既存の採用サイトに以下の課題を抱えていました。
・情報更新が難しく修正や改善にコストがかかる
・エージェント経由の応募がメイン
そこで「自社の採用力を上げること」を目標に、採用サイトのリニューアルをGIGへご依頼いただきました。
更新のしやすいGIG独自開発のCMS『LeadGrid』を導入。求職者に企業理解を深めてもらえるように、綿密な調査のもとバランスのよいサイトデザインを制作しました。内容の充実度やわかりやすさについて、大きな評価をいただいています。
株式会社ボルテックス様の制作事例はこちら
関連記事:採用力強化のために実施したサイトリニューアル。更新性の高いCMSを導入し、自社で自由に情報発信できる体制を実現 | ボルテックス様
事例2. 株式会社エスネットワークス 様
株式会社エスネットワークスは、CFO領域(会計・財務・人事・IT等)のコンサルティング事業や投資事業を展開している会社です。以下の2つを目的にコーポレートサイトのリニューアルをGIGが担当しました。
・ページの更新性向上
・採用力強化
コーポレートサイトと採用サイトを差別化するために、それぞれのターゲットをすり合わせて情報とデザインを設計しました。採用サイトはデザインに感情的な要素を取り入れています。
事例3. 株式会社魁力屋 様
株式会社魁力屋は、関西・関東・東海を中心に飲食ブランドを展開する会社です。コーポレートサイトと採用サイトのリニューアルをGIGが担当しました。現状の採用サイトで抱えている課題は以下のとおりです。
・4つの飲食ブランドの情報発信が不足している
・求職者に対して自社の魅力を訴求できていない
リニューアルプロジェクトではまず、情報整理・導線設計に注力しました。各ページの設計を見直し、ブランドごとのこだわりや特徴をアピールしています。
採用ターゲットごとにページを分けて、訴求点を調整しました。インフォグラフィックなど視認性や可読性にもこだわっています。
採用サイトのリニューアルはGIGへおまかせください
採用サイトのリニューアルで採用力強化だけではなく、企業ブランディングの向上にもつながります。ただし、リニューアルを成功させるには求職者のニーズをくみ取り、レスポンシブデザインを導入するなど押さえるべきポイントがあります。
また、リニューアル内容によっては情報整理など多くのリソースが必要になることも。もし、対応がむずかしそうであれば、ぜひGIGへご相談ください。
株式会社GIGは、ナショナルクライアントからスタートアップまで、Webコンサルティング、UI/UXデザイン、システム開発など、DX支援をおこなうデジタルコンサルティング企業です。
また、45,000人以上が登録するフリーランス・副業向けマッチングサービス『Workship』や、7,000人以上が登録するデザイナー特化エージェントサービス『クロスデザイナー』、リード獲得に必要な機能を備えたCMS『LeadGrid』、UXコンサルティングサービス『UX Design Lab』などを展開しています。
採用サイトのリニューアルをお考えなら、無料でご相談を承ります。ぜひお気軽にお問い合わせください。
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