「Webサイト保守」の費用相場はどれくらい?東京のWebサイト制作会社が解説|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG

「Webサイト保守」の費用相場はどれくらい?東京のWebサイト制作会社が解説

2021-06-07 制作・開発

Webサイトを運用し続けていくとき、「保守」も大事な工程です。

Webサイトは、構築/公開して終わりではありません。ドメインやサーバーの更新、サイトの更新まで、定期的な管理やチェックなどが必要になります。

これからWebサイトを立ち上げる方も、保守の内容まで視野に入れておくと、スムーズにWebサイト公開/運用ができるでしょう。保守の内容は多岐にわたるため、Web制作会社に依頼するのが一般的です。

この記事では「Webサイトの保守にはどれくらいの費用がかかる?」「保守をする上でのポイントは?」といった疑問について解説します。

Webサイトの運用については以下記事にて紹介しているため、ご参照ください。

関連記事:「Webサイト運用」って何をするの?運用の必要性、費用相場について制作会社が解説!

Webサイト保守はなぜ必要?

Webサイトにおける保守とは、ユーザーが安心してWebサイトを活用できるように、定期的にWebサイトを改善/最適化していくことです。具体的には、以下の要素が挙げられます。

・ドメイン/サーバーの保守
・セキュリティのアップデート
・外部システムとの連携/問い合わせへの対応

これらの保守が適切に行われていないと、たとえばアドレスバーに警告が出たり、Webサイトが表示されなくなったり、悪意のあるユーザーから攻撃を受けWebサイト上にウイルス等を埋め込まれたりする恐れがあります。

▲アドレスバーに警告が出ている例

これらはWebサイトからユーザーが離れていってしまうだけでなく、最悪の場合はユーザーがフィッシング詐欺等の被害にあう原因ともなり得ます。当然、Webサイト管理者である企業には被害の賠償責任が伴う可能性もあります。

そうならないためにも、Webサイトの保守は慎重に行う必要があるのです。

 Webサイト保守の内容

ここからは、Webサイトの保守内容について具体的に説明します。

1. ドメイン/サーバー保守

保守では、ドメインやサーバーの定期的な更新が大切です。

ドメインとは、インターネット上における住所のようなものであり、Webサイトの在り処を示すものです。サーバーと同じくWebサイトには必要不可欠なものです。図の青色のハイライトの箇所がURLのドメインに該当します。

レンタルサーバーなどからドメインを無料で借り受けることもできますが、独自のドメインを取得することも可能です。

「好きな文字列のURLを設定できる」「サーバーを変更してもURLが変わらない」「Webサイトの信憑性UPに繋がる」といったメリットを享受できます。ドメインの費用相場は、年間100〜100,000円程度とピンキリです。「.com」「.jp」などの人気のトップレベルドメインは費用が高くなる傾向にあります。

サーバーとは、Webサイトのデータやファイルを保管し、利用者のリクエストに応じて提供するシステムのことです。サーバーがないとWebサイトを作ってもユーザーに届けられないため、必須の要素となります。レンタルサーバーであれば数千円/月で済みますが、AWSなどのクラウドサーバーで運用する場合、3万~5万円程度/月でサーバー費用を想定しておく必要があります。

Webサイトを使用するときに指定しているドメインやサーバーには、多くの場合、有効期限や契約期間があります。更新せずに期限を超えてしまうと、Webサイトが表示されなくなります。そのような事態を防ぐためにも、Webサイト保守は必要となります。

2. セキュリティ

使用しているOSやアプリケーションなどを更新し、最新のセキュリティ対策を取り入れることもWeサイト保守の役割の一つです。

Webサイトで使用しているアプリケーション、OS、ミドルウェア、パッケージソフト、クラウドサービスなどは、日々バージョンアップされています。そうしたバージョンアップの内容には、セキュリティに関することも含まれています。Webサイトの安全性を保つためには、バージョンを最適なものに保ち、セキュリティを強固にしておくことが大切になります。

また、「SSLサーバー証明書」を発行している場合は、その有効期限の確認も必須です。SSLサーバー証明書とは、ブラウザ/サーバー間でのSSL/TLS暗号化通信を行うために必要な電子証明書です。信頼される認証局から発行されるものであり、サイトの運営組織が実在することを証明する役割もあります。2020年9月から有効期限が短縮されたので、定期的な更新を忘れないように注意しましょう。

3. 外部システムとの連携/お問い合わせ対応

保守では、Webサイトに連携している外部システムの仕様変更対応や、不具合に対する問い合わせなどにも対応していく必要があります。

Webサイトと連携している外部システムも、日々変化しています。Webサイトの表示に関わる変更がある場合、適切に対応しなければ、集客が大幅に減ったり、セキュリティ面が下がったり、余計なコストがかかったりする恐れがあります。

外部連携システムの仕様変更、使用しているCMSのバージョンアップ、新しい端末/ブラウザに対応することも保守の一つです。

また、アプリケーションなどのバージョンアップにより、ユーザーがWebサイトを使用していてシステムに障害が生じたときには、その内容をヒアリングする窓口(ヘルプデスク)が必要になります。

ユーザーからの問い合わせを受けて不具合を解決し、再発防止に努めることも保守において重要です。

Webサイト保守のポイント

Webサイトの保守には、いくつかポイントがあります。

・Webサイトの目的に応じて保守する範囲を定めること
・保守の運用体制を決めること
・保守契約書のチェック(委託する場合)

ここからは、この保守の3つのポイントについて、詳しく説明します。

ポイント1. 保守の範囲を決める

Webサイト保守のポイント一つめは、Webサイトの目的に応じて保守の範囲を定めることです。

ユーザーの個人情報を取り扱うようなWebサイトは、通信データの暗号化といったセキュリティに配慮が必要です。たとえば、決済によるクレジット情報を取り扱うサイトや、住所氏名電話番号などの情報を扱うサイトです。

また、一口に「Webサイト保守」と言っても、アップデートに対応する場合と不具合に対応する場合とでは、保守の内容は異なります。保守を制作会社に委託する場合には、Webサイトの現状や目的を考慮し、「自社に必要な保守とは何か」という視点から検討するようにしましょう。株式会社GIGでは、Webサイト保守をご依頼いただいた際に丁寧にヒアリングを行い、貴社にとって必要な分の保守をご提案いたします。

ポイント2. 保守の運用体制を決める

Webサイト保守のポイント二つめは、不具合が発生した場合の対応担当者を定めることです。

サイト環境などが変化し、Webサイトに不具合が生じた場合には、社内の担当者に共有し迅速に対応することが重要になります。

そのためには、ユーザーのお問い合わせ先である窓口(ヘルプデスク)の設置が必要です。窓口により、不具合の内容が明確になったら、不具合の原因を調査する部署や不具合を修正する部署に情報を速やかに共有しましょう。情報伝達の経路を明確にしておくと、スムーズな連携で保守に臨めるでしょう。不具合への迅速な対応は、ユーザーの満足度向上にも繋がります。

ポイント3. 保守契約書のチェック項目

Webサイト保守のポイント三つめは、保守内容を保守契約書上でも確認しておくことです。

保守業務を委託する場合、契約書には、保守業務の範囲/運用体制を記載します。具体的には、以下のような内容が記載されます。

・ドメインの契約代行/管理代行
・サーバーの障害対応
・Webコンテンツ(Webサイト)の運用/管理代行
・ヘルプデスクサポート
・マーケティングレポートの作成

最初にも触れたように、保守内容は多岐にわたるため、Web制作会社に依頼するのが一般的です。そのときに、「どの範囲で保守を任せるのか」「いつまで保守を任せるのか」を明確に把握しておくことが、Webサイトを安全に管理していくことの意識にもつながります。


Webサイト保守にかかる費用相場

「Webサイトの保守にはどれくらいの費用がかかる?」という疑問を抱かれている方も多いでしょう。そこで、保守費用の相場を以下にまとめました。自社のみで保守するのか、制作会社に委託するのか、どれくらいの範囲を委託するかの目的によって、費用は変動するため、確認して検討しましょう。

相場〜1万円/月1〜3万円/月3万〜10万円/月10万円〜/月
保守内容

・サーバー/ドメイン保守
・SSLサーバー証明書の保守

・サーバー/ドメイン保守
・SSLサーバー証明書の保守
・コンテンツの更新
・不具合の問い合わせ対応

・サーバー/ドメイン保守
・SSLサーバー証明書の保守
・コンテンツの更新
・不具合の問い合わせ対応
・CMSの管理
・レポーティング

・サーバー/ドメイン保守
・SSLサーバー証明書の保守
・コンテンツの更新
・不具合の問い合わせ対応
・CMSの管理
・レポーティング
・総合的にコンサルティング

発注先自社のみで保守中小規模の制作会社

中小規模の制作会社、大手制作会社

大手制作会社
目的最低限の保守費用で自社管理する最低限の保守費用に加え、コンテンツ面での運用も支援してもらいたいWebサイトの包括的な保守業務を支援してもらいたいSEO等のマーケティングの観点からもWebサイトの運用/保守について支援してもらい、Webサイト上の集客を上げたい

GIGのWebサイト保守内容

弊社GIGのWebサイト保守管理は、インフラ構築の段階からサポートします。そのため、まだWebサイトをお持ちでない企業さまに対しても、Webサイト公開後の運用を見据えたご提案が可能です。

 Webサイトを安心して持続的に運用し続けていただけるように、マーケティングの観点も取り入れながらセキュリティ支援を行います。ユーザビリティはもちろん、テクニカルSEOの設計や、ページ表示速度の担保、強固なセキュリティ設計など、包括的な支援が可能です。

 ここからは、GIGのWebサイト保守の内容をご紹介します。

1. インフラ構築/保守

GIGではお客様が安心してWebサイトを運用できるよう、インフラ構築の段階から保守を意識しています。

システム開発案件も数多く担当させていただいている経験から、セキュリティ、データベースの構造なども漏れなくチェック。起こりうるリスクを考慮したインフラ構築をサポートします。たとえば、WordPressのプラグイン同士の干渉やアクセス集中時の処理、ページ表示速度の最適化などを考慮したインフラ構築が初期段階から可能です。インフラ構築段階から運用保守を意識することで、持続的に安心してご利用いただけるWebサイトを実現できます。

既存Webサイトのリニューアルも可能です。SEOを考慮したコンテンツ移行や、拡張性のあるCMS開発、ページ表示速度の改善、アクセス集中時でも対処可能なサーバー構築などに取り組み、Webサイトがスムーズにスケールできる運用保守を支援します。

2. サーバー保守/システム保守 

GIGでは、サーバー保守/システム保守を通じて、Webサイトのセキュリティリスクの回避を支援します。

たとえば、アクセス負荷を探知する独自モジュールを用いることで、サーバーがダウンしてしまう前にサーバー拡張/切り替えの保守を行えます。また、バックアップ環境も構築しており、万が一に備えたサポート体制も万全です。不具合やセキュリティリスクにより、ユーザーを取り逃してしまうという大きなリスクを未然に回避できます。

3. 運用保守/内製化支援

GIGでは、セキュリティ対策から企業の内製化支援までをサポートします。

外部システムのアップデート情報やセキュリティの最新動向も、常にチェック。最新の環境でWebサイトを運用していただけます。

貴社による内製化支援も可能。保守内容に技術支援や運用設計支援、コンサルティング指導なども含められます。お客様のご要望に合わせた、柔軟なサポートが実現可能です。

Webサイト保守はGIGにお任せください

Web制作を得意とするGIGでは、Webサイトの保守業務にも力を入れて取り組んでいます。

インフラ構築/システム開発案件を数多く担当させていただいた実績やノウハウをもとに、お客様が安全にWebサイトを運用保守できるようサポートさせていただきます。

Webサイト保守を検討している方はもちろん、Webサイト開発/リニューアルに興味のある方も、お気軽にご相談ください。

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