Googleサーチコンソールの導入設定方法を初心者向けにわかりやすく画像で解説|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG
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Googleサーチコンソールの導入設定方法を初心者向けにわかりやすく画像で解説
2023-02-26 制作・開発
こんにちは、株式会社GIGメディア事業部の田桐昂弥(コヤ)です。
新規Webサイトの立ち上げにあわせて、Google Search Console(以下、Googleサーチコンソール)の導入も必要になることが多いのではないでしょうか。Googleサーチコンソールは、Googleが無料で提供している検索解析ツールで、SEOなどのコンテンツマーケティングを行ううえでは必須となります。
本記事では、これからGoogleサーチコンソールを導入する方に向けて、画像付きで設定方法を解説します。Googleアナリティクス4との連携方法や、基本的な使い方も解説するので、ぜひ参考にしてください。
弊社GIGでは、Googleサーチコンソールの導入や活用支援をはじめとした全般的なWebマーケティング支援を行っています。Webマーケティングに関してお悩みなら、お気軽にご相談ください。
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Googleサーチコンソールとは
Googleが提供している無料の検索結果解析ツールです。登録したWebサイトの検索状況やクリック数などを可視化できます。
Googleサーチコンソールの活用例は下記のとおりです。
・各ページがどのようなキーワード(クエリ)で検索されていて、検索結果では何位に表示されているか調べる
・各ページがGoogleの検索結果に反映されているか(インデックスされているか)調べる
・特定キーワードの平均掲載順位を調べる
Webマーケティングの主軸の一つとなるSEO対策では、Googleにおける検索状況を確認して改善する必要があります。そのため日頃からGoogleサーチコンソールを利用することが大切です。
Googleアナリティクスとの違い
Googleサーチコンソールと混同されやすいツールとしてGoogleアナリティクスがありますが、両者は使用用途が異なります。
ツール名 | 使用用途 |
Googleサーチコンソール | ・ユーザーがGoogleにて検索を行い、Webサイトに訪れるまでの分析 |
Googleアナリティクス | ・ユーザーがWebサイトを訪れた後の分析 |
Googleサーチコンソールは「Webサイトを訪れる直前」、Googleアナリティクスは「Webサイトを訪れた後」が分析対象です。
どちらか一方が重要なわけではなく、両方を活用してマーケティング施策を考える必要があります。
Googleサーチコンソールの設定方法
GoogleサーチコンソールとWebサイトの連携は、3ステップで完了します。
1. Googleサーチコンソールにログインする
2. プロパティタイプを選択する
3. 所有者の確認を行う
順番に解説します。
ステップ1. Googleサーチコンソールにログインする
Gooleサーチコンソール公式ページで、「今すぐ参加」をクリックします。
登録にはGoogleアカウントが必要になります。今後Googleサーチコンソールを利用するアカウントを用意してから、登録を続けましょう。
ステップ2. プロパティタイプを選択する
プロパティタイプとは、Webサイトの登録方法です。
Googleサーチコンソールへの登録は、「ドメイン」か「URLプレフィックス」のいずれかの方法で登録ができます。
ドメインとURLプレフィックスの違いは、下記のとおりです。
項目 | 特徴 |
ドメイン | ・Webサイト全体を計測したい場合におすすめ |
URLプレフィックス | ・Webサイト全体、ディレクトリ別、ドメイン別の計測をしたい場合におすすめ |
どちらの登録方法でも、Googleサーチコンソールで確認できるデータに違いはありません。
しかしドメイン登録の場合は、サーバー管理者でないとDNS設定ができません。一方でURLプレフィックスの場合は、Webサイトの管理権限があれば設定ができます。
そのため、どちらで設定すべきかわからない人は、URLプレフィックスがおすすめです。
ステップ3. 所有権の確認をする
所有権の確認とは、Webサイトの所有者(管理者)がWebサイト登録者と一致するか確認する作業です。
第三者が勝手にWebサイトを解析しないために、こちらの確認作業が必要となります。
確認作業は、ドメイン登録の場合とURLプレフィックス登録の場合で方法が異なります。
【URLプレフィックスの場合の所有権確認方法(推奨)】
ステップ2でURLプレフィックスを選択し、「https://giginc.co.jp」などURL全体を入力すると、所有者の確認方法がいくつか表示されます。
本記事では、設定方法のなかでも利便性の高い「Googleタグマネージャー(以下:GTM)」を使用した確認方法を解説します。
GTMとは、htmlへの埋め込みが必要になる計測タグや広告タグを一括管理できる無料ツールです。Googleサーチコンソールだけではなく、Googleアナリティクスとの連携にも役立ちます。
連携をするためには、GTMの初期設定を完了させる必要があります。まずはGTM公式サイトにアクセスしましょう。
「無料で利用する」をクリックします。このときGoogleサーチコンソールと同じGoogleアカウントでログインするようにしましょう。
ログイン後、「新しいアカウントの追加」という画面が表示されます。アカウント名は自社名、国は日本に設定しましょう。
続いて、コンテナ(GTMで管理したいサイト)の設定を行います。コンテナ名は、サイトのドメイン名にするとわかりやすいです。ターゲット プラットフォームは「ウェブ」を選択しましょう。
Google タグ マネージャーの利用規約が表示(日本語未対応)されます。規約の同意にチェックしたあと、右上の「はい」をクリックします。
同意後、GTMタグが発行されます。2つのコードについて、1つは計測するWebサイトの<head>内のなるべく上部、もう1つは<body>直後に設置しましょう。
これでGTMタグの設定は完了です。再びGoogleサーチコンソールの画面に戻ります。
Google タグ マネージャーの「確認」をクリックします。
「所有権を確認しました」と表示が出れば設定完了です。
【ドメイン登録の場合の所有権確認方法】
ステップ2でドメインを選択し、「giginc.co.jp」などドメイン部分を入力すると、TXTレコードが表示されます。
TXTレコードとは、Webサイトの所有者を確認するためのコードです。
TXTレコードをコピーしたら、Webサイトを契約しているサーバーのサイトへアクセスし、設定を行います。
設定後、「確認」をクリックし、「所有権を確認しました」という表示がされれば完了です。
Googleアナリティクス4(GA4)との連携方法
Googleサーチコンソールは、Googleアナリティクス4(以下:GA4)との連携も可能です。そもそもGA4の導入方法を知りたい方は、下記記事を参考にしてください。
関連記事:GA4の導入方法とは? 初心者向けに基本設定をわかりやすく画像で解説
Googleサーチコンソールと連携を行うと、GA4のレポート内で下記項目が確認できるようになります。
・クエリ
・Googleオーガニック検索レポート
「クエリ」では、実際にどのようなキーワードで検索されているか確認できるほか、クリック数や検索画面における表示回数も確認できます。
「Googleオーガニック検索レポート」では、各ページのクリック数や掲載順位、表示回数などを確認できます。
GoogleサーチコンソールとGA4の連携は、GA4内において2ステップで完了します。
1. Googleサーチコンソールとのリンクを作成する
2. GA4内で表示できるように設定する
順番に解説します。
ステップ1. Googleサーチコンソールとのリンクを作成する
GA4の公式サイトへアクセスし、管理>プロパティから「Search Consoleのリンク」をクリックします。
右上に表示される「リンク」をクリックしましょう。
リンクの設定画面が表示されるため、「アカウントを選択」をクリックします。
プロパティ名にWebサイトのURLが記載されています。連携したいWebサイトについて、チェックを入れ、右上の「確認」をクリックします。
URLが表示されない場合は、GoogleサーチコンソールとGA4の権限を確認しましょう。URLを表示するためには、Googleサーチコンソールについてはサイト所有者であり、GA4については編集者権限を持っている必要があります。
連携したいWebサイトのURLかどうか確認したうえで、「次へ」をクリックします。
ウェブストリームの「選択」をクリックしましょう。
「登録名-GA4」とURLが表示されます。問題なければ、「次へ」をクリックします。
再度連携したいGoogleサーチコンソールとGA4の情報が表示されます。こちらも問題なければ、「送信」をクリックします。
右上に「リンク作成済み」と表示されていれば、リンク作成完了です。
GoogleサーチコンソールとGA4の連携ができています。
ステップ2. GA4内で表示できるように設定する
ステップ1で連携が完了しても、初期設定ではGA4内でGoogleサーチコンソールのデータは「非公開」に設定されています。
計測したデータを確認するためには、GA4内の設定を「公開」に変更する必要があります。
GA4内の「ライブラリ」を選択します。
コレクションにSearch Consoleがあるため、こちらを「公開」にします。
GA4のレポートにSearch Consoleが表示されます。こちらで設定は完了です。
Googleサーチコンソールの基本的な使い方
最後にGoogleサーチコンソールの基本的な使い方を5つ紹介します。解析をするうえで必須となる使い方のため、確認していきましょう。
1. 検索パフォーマンスを確認する
2. カバレッジを確認する
3. URL検査を行う
4. リンク状況を確認する
5. XMLサイトマップを送信する
順番に解説します。
使い方1. 検索パフォーマンスを確認する
検索パフォーマンスは、Webサイトの検索状況を調べるために必要なツールです。検索パフォーマンスでは、下記のことを確認できます。
・合計クリック数:Google検索上でページがクリックされた回数
・合計表示回数:Google検索上でページが表示された回数
・平均CTR:クリック率。Google検索上でページがクリックされた回数 ÷ Google検索上でページが表示された回数にて算出される
・平均掲載順位:Google検索上におけるページの平均掲載順位
・クエリ:Googleにてどのようなキーワードで検索されているか
さらに分析期間について過去30日間、過去7日間、過去16か月間など変更できるほか、特定期間の比較も可能です。
このように検索パフォーマンスを利用することで、SEOの効果測定などができます。
使い方2. ページのインデックス登録を確認する
インデックス登録とは、Webサイト、ページの内容や構造をGoogleに認識させ、検索エンジンに登録させることです。
実はWebサイトやページは、膨大な量が存在するため公開したものが全て検索結果に表示されているわけではありません。検索を行うユーザーにとって有益なページを高評価順に表示する仕組みとなっています。
高品質か否かの分析は、自動でWebサイトを巡回するロボット・クローラーが集めてきた情報をもとに行われます。そして、検索エンジンに登録するかどうか、検索順位は何位になるかが決定されます。
つまり、インデックス登録されていない状態では、ユーザーがページを検索経由で発見できないため、Webサイトの集客力や認知度を上げることができません。
ページのインデックス状況は、インデックス作成の「ページ」から確認できます。こちらでは、登録状況に「エラー」と表示されているものがないか確認しましょう。登録されていない理由が意図したものであれば問題ありませんが、それ以外のケースでは対応する必要があります。
使い方3. URL検査を行う
URL検査は、Googleにインデックス登録を依頼する機能です。
インデックス登録は自動で行われますが、公開したページがすぐにインデックスされるとは限りません。そのため早くインデックス登録をして欲しい場合は、URL検査から能動的にインデックス登録を依頼できます。URL検査を行いたいページについて、URLをページ上部の検索欄に入力しましょう。
このとき「URLはGoogleに登録されています」と表示されれば登録済みです。
「URLがGoogleに登録されていません」と表示された際は、「インデックス登録をリクエスト」から登録依頼しましょう。
またページ内の情報を更新(リライト)した場合は、インデックス登録された状態であっても改めてインデックス登録をリクエストすることがおすすめです。リクエストすることで、ページ情報が更新されたことをGoogleに伝えられます。
使い方4. リンク状況を確認する
「リンク」では、外部リンクや内部リンクといった被リンク状況を確認できます。
外部リンクとは、外部サイトで貼られた状態のリンクのことです。外部リンクはGoogleの評価を上げる重要な要素であり、結果としてSEOにも良い影響を及ぼします。現在どのようなサイトから被リンクをもらっているか、定期的に確認してみましょう。
内部リンクは、自社サイトで貼っているリンクのことです。内部リンクは外部リンクほどSEOに影響を与えないとされていますが、Webサイト内の回遊を促すことで滞在時間を上げたり、PV数増加に貢献したりします。
使い方5. XMLサイトマップを送信する
XMLサイトマップとは、Webサイトの構造やページ情報を検索エンジンに伝えるために使用するものです。
検索エンジンは、XMLサイトマップを参考にクロールを行い、ページを検索結果へ反映しています。そのため早くインデックス登録をして欲しい場合は、GoogleサーチコンソールからXMLサイトマップを送信しましょう。インデックス作成の「サイトマップ」から送信可能です。
なお送信するサイトマップについては、「sitemap.xml Editor」などのツールを使用すれば無料で作ることができます。
さらにWordPressでWebサイトを作成している場合は、XML生成プラグインを利用する方法もあります。
使い方6. モバイルユーザービリティを調査する
「モバイルユーザビリティ」では、自分のサイトがどれだけモバイル端末での利用に最適化されているかを確認できます。
モバイルユーザビリティとは、スマホやタブレットといったモバイル端末におけるサイトの使い勝手のことです。昨今はWebサイトを閲覧するユーザーのうち、5割以上が「日常ではスマホしか使わない」と回答するなど、モバイルユーザビリティの重要性は言うまでもないでしょう。
もし問題がある場合、画面上では「クリック可能な要素同士が近すぎます」「コンテンツの幅が画面の幅を超えています」など、具体的な問題点を教えてくれます。
使い方7. 各ページの改善点を調べる
Googleは、WebサイトのUXをおもに以下の3つの指標で評価しています。
・LCP:Webページの読み込み時間
・FID:初回操作時の入力遅延時間
・CLS:ページレイアウトの安定性
自分のサイトがこれらの指標でどのように評価されているかは、「エクスペリエンス」欄にある「ウェブに関する主な指標」から確認できます。
これらは単にサイト上の動画や画像が重いだけでなく、ソースコードやレンタルサーバーなどに原因がある場合でも、指標は悪くなります。「不良URL」と指摘されていればすぐ改善したいところですが、「改善が必要」と指摘された場合は、可能な範囲で改善を試みればOKです。
Webマーケティングのご相談はGIGへ
以上、本記事ではGoogleサーチコンソールの導入方法と基本的な使い方を紹介しました。Googleサーチコンソールを使用することで、SEO対策に効果的な施策を打ち出すことができます。Webマーケティングを行ううえで欠かせないツールとなるため、日頃から活用して使い方を学んでいくことをおすすめします。
なお株式会社GIGでは、Googleサーチコンソールの活用を含めた全般的なWebマーケティング支援を行っています。
Webマーケティングで結果を出したい方は、ぜひ一度お問合せください。
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田桐 昂弥(コヤ)
株式会社GIG メディア事業部 編集。1997年2月生まれ。名古屋大学大学院を卒業後、食品メーカーを経てGIGへジョイン。服と音楽と読書が好き。そしてサバ缶に詳しい。