Googleサーチコンソールの導入設定方法を初心者向けにわかりやすく画像で解説|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG

Googleサーチコンソールの導入設定方法を初心者向けにわかりやすく画像で解説

2023-02-26 制作・開発

こんにちは、株式会社GIGメディア事業部の田桐昂弥(コヤ)です。

新規Webサイトの立ち上げにあわせて、Google Search Console(以下、Googleサーチコンソール)の導入も必要になることが多いのではないでしょうか。Googleサーチコンソールは、Googleが無料で提供している検索解析ツールで、SEOなどのコンテンツマーケティングを行ううえでは必須となります。

本記事では、これからGoogleサーチコンソールを導入する方に向けて、画像付きで設定方法を解説します。Googleアナリティクス4との連携方法や、基本的な使い方も解説するので、ぜひ参考にしてください。

Google Search Consoleの導入を支援する株式会社GIG


弊社GIGでは、Googleサーチコンソールの導入や活用支援をはじめとした全般的なWebマーケティング支援を行っています。Webマーケティングに関してお悩みなら、お気軽にご相談ください。  
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Googleサーチコンソールとは

Google Search Console▲出典:Googleサーチコンソール

Googleが提供している無料の検索結果解析ツールです。登録したWebサイトの検索状況やクリック数などを可視化できます。

Googleサーチコンソールの活用例は下記のとおりです。

・各ページがどのようなキーワード(クエリ)で検索されていて、検索結果では何位に表示されているか調べる
・各ページがGoogleの検索結果に反映されているか(インデックスされているか)調べる
・特定キーワードの平均掲載順位を調べる

Webマーケティングの主軸の一つとなるSEO対策では、Googleにおける検索状況を確認して改善する必要があります。そのため日頃からGoogleサーチコンソールを利用することが大切です。

Googleサーチコンソールの機能

Googleサーチコンソールには、検索結果での検索順位を監視、管理、改善するために以下のようなさまざまな機能を備えています。

機能

確認できること

検索パフォーマンス

検索結果での表示回数
クリック回数
クリック率
平均検索順位
検索クエリ

インデックス作成

インデックス登録の状況
サイトマップファイルの送信
ページの削除申請

エクスペリエンス

ウェブに関する主な指標やHTPPSなどユーザーがページから得られるUXの確認

セキュリティと手動による対策

Googleの手動による対策
セキュリティ面での問題

リンク

内部リンクと外部リンクの確認

設定

ユーザーの追加・権限付与
URL変更時のGoogleへの通知

サーチコンソールを適切に設定するには、表示されている専門用語について理解が必要です。

インデックス登録

「インデックス登録」とは、サイトのページがGoogleに正しく認識されていることを示します。サーチコンソールでは「インデックス作成」>「ページ」で確認が可能です。

登録済みのページは「サイトの成長にあわせて、インデックス登録ページが増えていくのが理想です。

(参考:ページインデックス登録レポート
関連記事:SEOとは|基本用語から仕組み、対策方法などを初心者向けに詳しく解説

サイトマップファイル

「サイトマップファイル」はサイト構造を検索エンジンに伝えるためのファイルを指します。

関連記事:SEOの効果的な内部対策15選。これさえやればOKのチェックリスト付き!

ページエクスペリエンス

「ページエクスペリエンス」レポートでは、ユーザー体験に関わるパフォーマンスの状態を確認できます。

新規サイトの場合、評価できるほどのトラフィックを獲得できず「Core Web Vitals」の結果が表示されないこともあります。ページを追加していくことに注力しましょう。

「HTTPS」は「良好」と表示されていれば問題はありません。サイト全体がHTTPSで配信され、ユーザーのデータが保護されていることを示しています。SEOにも影響を与える要素のため、問題があるときは対処が必要です。

(参考:ページエクスペリエンスレポート
関連記事:Webサイト表示速度を改善する7つの方法。制作会社が活用するツールとノウハウを徹底解説
関連記事:SEOに効果的なデザインを作る13のポイント【Web制作会社が解説】

手動による対策

「手動による対策」とは、Google担当者がポリシー違反と判断した場合に手動で対策がされます。問題があると判断されると、検索結果に表示されなくなるなどユーザーがアクセスできなくなります。

とくにハッキングなどリスクが高い内容については、Google担当者が目視判断で対策するケースがあります。

(参考:[手動による対策]レポート
関連記事:Web制作におけるセキュリティ対策とは? サーバー・システム・ネットワークそれぞれを解説!

リンク

「リンク」は、内部リンクと外部リンク(被リンク)を確認できます。

内部リンクは、自分のサイト内のページをつないでいるリンクです。ページがつなげたいページと正しくリンクしているかを確認できます。外部リンクは他ドメインからのリンクです。リンク先の品質が評価に影響します。

(参考:リンクレポート
関連記事:【初心者必見】サーチコンソールの説明書|使い方・専門用語を解説

Googleアナリティクスとの違い

Googleサーチコンソールと混同されやすいツールとして、Googleアナリティクスがありますが、両者は使用用途が異なります。

ツール名使用用途
Googleサーチコンソール

・ユーザーがGoogleにて検索を行い、Webサイトに訪れるまでの分析
・Google検索のみを対象にした分析

Googleアナリティクス

・ユーザーがWebサイトを訪れた後の分析
・Google検索を含むさまざまなプラットフォームを対象にした分析(Webのほか、アプリなども含む)

Googleサーチコンソールは「Webサイトを訪れる直前」、Googleアナリティクスは「Webサイトを訪れた後」が分析対象です。

どちらか一方が重要なわけではなく、両方を活用してマーケティング施策を考える必要があります。

Googleサーチコンソールの設定方法

GoogleサーチコンソールとWebサイトの連携は、4ステップで完了します。

1. Googleアカウントを作成する
2. Googleサーチコンソールにログインする
3. プロパティタイプを選択する
4. 所有者の確認を行う

順番に解説します。

ステップ1. Googleアカウントを作成する

サーチコンソールを設定するには、まずGoogleアカウントを用意しなければなりません。

Webサイトを立ち上げるために、ドメインを取得しているなら、独自ドメインのメールアドレスをGアカウントに登録してもよいでしょう。

ステップ2. Googleサーチコンソールにログインする

Google Search Consoleに今すぐ参加▲出典:Googleサーチコンソール

Gooleサーチコンソール公式ページで「今すぐ参加」をクリックします。

登録にはGoogleアカウントが必要です。今後Googleサーチコンソールを利用するアカウントを用意してから、登録を続けましょう。

ステップ2. プロパティタイプを選択する

Google Search Consoleのプロパティの選択▲出典:Googleサーチコンソール

プロパティタイプとは、Webサイトの登録方法です。

Googleサーチコンソールへの登録は、「ドメイン」か「URLプレフィックス」のいずれかの方法で登録ができます。

ドメインとURLプレフィックスの違いは、下記のとおりです。

項目

ドメイン

URLプレフィックス

管理

Webサイト全体

サブドメインや特定のページ

登録方法

「giginc.co.jp」など「https://」以降を入力

https://giginc.co.jp」など全体を入力する

所有権確認

DNSレコードの設定が必要

Googleアナリティクス、Googleタグマネージャーなどで確認が可能

どちらの登録方法でも、Googleサーチコンソールで確認できるデータに違いはありません。

ドメイン管理に必要なDNS設定は、慣れていないと少々難しく感じます。そのため、初めての方やどちらで設定すべきかわからない人は、まず「URLプレフィックス」を選ぶと良いでしょう。

ページ数が増えてきたら「ドメイン」プロパティへ切り替えるのがおすすめです。

ステップ4. 所有権の確認をする

所有権の確認とは、Webサイトの所有者(管理者)がWebサイト登録者と一致するか確認する作業です。

第三者が勝手にWebサイトを解析しないために、こちらの確認作業が必要となります。

確認作業は、ドメイン登録の場合とURLプレフィックス登録の場合で方法が異なります。

【URLプレフィックスの場合の所有権確認方法(推奨)】

Google Search ConsoleのURLプレフィックスの場合▲出典:Googleサーチコンソール

ステップ2でURLプレフィックスを選択し、「https://giginc.co.jp」などURL全体を入力すると、所有者の確認方法がいくつか表示されます。

本記事では、設定方法のなかでも利便性の高い「Googleタグマネージャー(以下:GTM)」を使用した確認方法を解説します。

GTMとは、htmlへの埋め込みが必要になる計測タグや広告タグを一括管理できる無料ツールです。Googleサーチコンソールだけではなく、Googleアナリティクスとの連携にも役立ちます。

連携をするためには、GTMの初期設定を完了させる必要があります。まずはGTM公式サイトにアクセスしましょう。

Google Search Consoleに設定するためのGoogle タグマネージャー▲出典:Googleタグマネージャー

「無料で利用する」をクリックします。このときGoogleサーチコンソールと同じGoogleアカウントでログインするようにしましょう。

Googleタグマネージャーのアカウント作成▲出典:Googleタグマネージャー

ログイン後、「新しいアカウントの追加」という画面が表示されます。アカウント名は自社名、国は日本に設定しましょう。

Googleタグマネージャーのコンテナの設定▲出典:Googleタグマネージャー

続いて、コンテナ(GTMで管理したいサイト)の設定を行います。コンテナ名は、サイトのドメイン名にするとわかりやすいです。ターゲット プラットフォームは「ウェブ」を選択しましょう。

Googleタグマネージャーの利用規約▲出典:Googleタグマネージャー

Google タグ マネージャーの利用規約が表示(日本語未対応)されます。規約の同意にチェックしたあと、右上の「はい」をクリックします。

Googleタグマネージャーをインストール▲出典:Googleタグマネージャー

同意後、GTMタグが発行されます。2つのコードについて、1つは計測するWebサイトの<head>内のなるべく上部、もう1つは<body>直後に設置しましょう。

これでGTMタグの設定は完了です。再びGoogleサーチコンソールの画面に戻ります。

Google Search Consoleでタグマネージャーのアカウントを使用する▲出典:Googleサーチコンソール

Google タグ マネージャーの「確認」をクリックします。

Google Search Consoleでタグマネージャー経由で所有権を確認▲出典:Googleサーチコンソール

「所有権を確認しました」と表示が出れば設定完了です。

【ドメイン登録の場合の所有権確認方法】

ステップ2でドメインを選択し、「giginc.co.jp」などドメイン部分を入力すると、TXTレコードが表示されます。

Google Search Consoleでドメイン登録の場合の所有権確認方法▲出典:Googleサーチコンソール

TXTレコードとは、Webサイトの所有者を確認するためのコードです。

TXTレコードをコピーしたら、Webサイトを契約しているサーバーのサイトへアクセスし、設定を行います。

設定後、「確認」をクリックし、「所有権を確認しました」という表示がされれば完了です。

関連記事:GTMを利用したGA4設定方法を初心者向けにわかりやすく解説

Googleサーチコンソールの基本的な使い方

最後にGoogleサーチコンソールの基本的な使い方を紹介します。解析をするうえで必須となる使い方のため、確認していきましょう。

1. 検索パフォーマンスでページを確認する
2. ページのインデックス登録を確認する
3.  リンクを確認する
4. ユーザービリティを調査する
5. ユーザー権限を付与する

順番に解説します。

使い方1. 検索パフォーマンスでページを確認する

Google Search Consoleの使い方1. 検索パフォーマンスでページを確認する▲出典:Google サーチコンソール

検索パフォーマンスは、Webサイトの検索状況を調べるために必要なツールです。検索パフォーマンスでは、下記のことを確認できます。

合計表示回数

サイトが検索結果に表示された回数

合計クリック数

サイトが検索結果からクリックされた回数

平均CTR

表示回数に対するクリック率

平均掲載順位

検索結果での平均順位

さらに分析期間について過去30日間、過去7日間、過去16か月間など変更できるほか、特定期間の比較も可能です。

このように検索パフォーマンスを利用することで、SEOの効果測定などができます。

使い方2. ページのインデックス登録を確認する

Google Search Consoleの使い方2. ページのインデックス登録を確認する▲出典:Googleサーチコンソール

インデックス登録とは、Webサイト、ページの内容や構造をGoogleに認識させ、検索エンジンに登録させることです。

実はWebサイトやページは、膨大な量が存在するため公開したものが全て検索結果に表示されているわけではありません。検索を行うユーザーにとって有益なページを高評価順に表示する仕組みとなっています。

未登録

インデックス登録エラーや「robots.txt」でインデックス登録がブロックされているページの数

登録済み

正常にインデックス登録されたページの数

高品質か否かの分析は、自動でWebサイトを巡回するロボット・クローラーが集めてきた情報をもとに行われます。そして、検索エンジンに登録するかどうか、検索順位は何位になるかが決定されるのです。

つまり、インデックス登録されていない状態では、ユーザーがページを検索経由で発見できないため、Webサイトの集客力や認知度を上げることができません。

ページのインデックス状況は、インデックス作成の「ページ」から確認できます。「ページがインデックスに登録されなかった理由」で、なぜ未登録なのかを把握することが可能です。

こちらでは、登録状況に「エラー」と表示されているものがないか確認しましょう。登録されていない理由が意図したものであれば問題ありませんが、それ以外のケースでは対応する必要があります。

URL検査でインデックス登録を依頼する

URL検査は、Googleにインデックス登録を依頼する機能です。

新しいページのインデックス登録は数日かかることもあります。もし、インデックスされない場合は、「ページがインデックスに登録されなかった理由」を確認しましょう。

noindexタグなどでクローラーをブロックしている場合、正しくインデックスされません。

インデックス登録は自動で行われますが、公開したページがすぐにインデックスされるとは限りません。

そのため早くインデックス登録をして欲しい場合は、URL検査から能動的にインデックス登録を依頼できます。URL検査を行いたいページについて、URLをページ上部の検索欄に入力しましょう。

Google Search Consoleの「URL検査」でインデックス登録を依頼する▲出典:Googleサーチコンソール

このとき「URLはGoogleに登録されています」と表示されれば登録済みです。

Google Search Consoleの「URL検査」でインデックス登録を依頼する▲出典:Googleサーチコンソール

「URLがGoogleに登録されていません」と表示されたときは、「インデックス登録をリクエスト」から登録依頼しましょう。

またページ内の情報を更新(リライト)した場合は、インデックス登録された状態であっても改めてインデックス登録をリクエストすることがおすすめです。リクエストすることで、ページ情報が更新されたことをGoogleに伝えられます。

XMLサイトマップを送信してインデックス登録を依頼する

XMLサイトマップとは、Webサイトの構造やページ情報を検索エンジンに伝えるために使用するものです。

Google Search ConsoleにXMLサイトマップファイルを送信する▲出典:Googleサーチコンソール

検索エンジンは、XMLサイトマップを参考にクロールを行い、ページを検索結果へ反映しています。

サイトを立ち上げたばかりで外部からのリンクが少なくても、サイトマップを登録することでクローラーの認識を助けてくれるのです。

そのため、早くインデックス登録をして欲しい場合は、GoogleサーチコンソールからXMLサイトマップを送信しましょう。インデックス作成の「サイトマップ」から送信可能です。

なお送信するサイトマップについては、「sitemap.xml Editor」などのツールを使用すれば無料で作ることができます。

さらにWordPressでWebサイトを作成している場合は、XML生成プラグインを利用する方法もあります。

使い方3. リンクを確認する

Google Search Consoleでリンクを確認する▲出典:Googleサーチコンソール

「リンク」では、外部リンクや内部リンクといった被リンク状況を確認できます。

外部リンクとは、外部サイトで貼られた状態のリンクのことです。外部リンクはGoogleの評価を上げる重要な要素であり、結果としてSEOにも良い影響をおよぼします。現在どのようなサイトから被リンクをもらっているか、定期的に確認してみましょう。

内部リンクは、自社サイトで貼ってるリンクのことです。内部リンクは外部リンクほどSEOに影響を与えないとされていますが、Webサイト内の回遊を促すことで滞在時間を上げたり、PV数増加に貢献したりします。

使い方4. ユーザビリティを調査する

Google Search Consoleでユーザビリティを調査する▲出典:Googleサーチコンソール

「モバイルユーザビリティ」では、自分のサイトがどれだけモバイル端末での利用に最適化されているかを確認できます。

モバイルユーザビリティとは、スマホやタブレットといったモバイル端末におけるサイトの使い勝手のことです。

昨今はWebサイトを閲覧するユーザーのうち、5割以上が「日常ではスマホしか使わない」と回答するなど、モバイルユーザビリティの重要性は言うまでもないでしょう。

もし問題がある場合、画面上では「クリック可能な要素同士が近すぎます」「コンテンツの幅が画面の幅を超えています」など、具体的な問題点を教えてくれます。

使い方5. ユーザー権限を付与する

複数人でサーチコンソールにアクセスする場合「ユーザーと権限」の設定が必要です。

Google Search Consoleの設定でユーザー権限を付与する▲出典:Googleサーチコンソール

「ユーザーを追加」をクリックして、追加したい「Googleアカウントのメールアドレス」を入力して「権限」をプルダウンより選択し「追加」します。

Google Search Consoleにアクセスできるユーザーを追加・権限を付与する▲出典:Googleサーチコンソール

権限の追加や変更ができるのは、管理者のみです。

(参考:所有権、ユーザー、権限の管理

Googleアナリティクス4(GA4)との連携方法

Googleサーチコンソールは、Googleアナリティクス4(以下:GA4)との連携も可能です。そもそもGA4の導入方法を知りたい方は、下記記事を参考にしてください。

関連記事:GA4の導入方法とは? 初心者向けに基本設定をわかりやすく画像で解説

GoogleサーチコンソールとGA4の連携は、GA4内において2ステップで完了します。

1. Googleサーチコンソールとのリンクを作成する
2. GA4内で表示できるように設定する

順番に解説します。

ステップ1. Googleサーチコンソールとのリンクを作成する

Google Search ConsoleとGoogle アナリティクスを連携する▲出典:Googleアナリティクス

GA4の公式サイトへアクセスし、管理>プロパティから「Search Consoleのリンク」をクリックします。

Google Search ConsoleとGoogleアナリティクスを連携する▲出典:Googleアナリティクス

右上に表示される「リンク」をクリックしましょう。

Google Search Consoleとリンクするアカウントを選択する▲出典:Googleアナリティクス

リンクの設定画面が表示されるため、「アカウントを選択」をクリックします。

GoogleアナリティクスのプロパティをSearch Consoleプロパティにリンクする▲出典:Googleアナリティクス

プロパティ名にWebサイトのURLが記載されています。連携したいWebサイトについて、チェックを入れ、右上の「確認」をクリックします。

URLが表示されない場合は、GoogleサーチコンソールとGA4の権限を確認しましょう。URLを表示するためには、Googleサーチコンソールについてはサイト所有者であり、GA4については編集者権限を持っている必要があります

Google Search ConsoleのプロパティへリンクするWebサイトURLを入力▲出典:Googleアナリティクス

連携したいWebサイトのURLかどうか確認したうえで、「次へ」をクリックします。

Google Search Consoleに連携するサイトURLを入力・選択する▲出典:Googleアナリティクス

ウェブストリームの「選択」をクリックしましょう。

Google Search ConsoleとGoogleアナリティクスを連携する▲出典:Googleアナリティクス

「登録名-GA4」とURLが表示されます。問題なければ、「次へ」をクリックします。

連携するGoogle Search ConsoleとGoogleアナリティクスを確認する▲出典:Googleアナリティクス

再度連携したいGoogleサーチコンソールとGA4の情報が表示されます。こちらも問題なければ、「送信」をクリックします。

GoogleアナリティクスでGoogle Search Consoleとの連携を確認する▲出典:Googleアナリティクス

右上に「リンク作成済み」と表示されていれば、リンク作成完了です。

GoogleサーチコンソールとGA4の連携ができています。

ステップ2. GA4内で表示できるように設定する

ステップ1で連携が完了しても、初期設定ではGA4内でGoogleサーチコンソールのデータは「非公開」に設定されています。

計測したデータを確認するためには、GA4内の設定を「公開」に変更する必要があります。

Googleアナリティクスの設定を変更してデータを公開する▲出典:Googleアナリティクス

GA4内の「ライブラリ」を選択します。

Googleアナリティクスのコレクションにある「Search Console」を公開にする▲出典:Googleアナリティクス

コレクションにSearch Consoleがあるため、こちらを「公開」にします。

GoogleアナリティクスでSearch Consoleのデータをチェックする▲出典:Googleアナリティクス

GA4のレポートにSearch Consoleが表示されます。こちらで設定は完了です。

GA4で確認できるサーチコンソールレポート

Googleサーチコンソールと連携を行うと、GA4のレポート内で下記項目が確認できるようになります。

クエリ

「クエリ」では、実際にどのようなキーワードで検索されているか確認できるほか、各検索クエリのクリック数や検索画面における表示回数も確認できます。

GoogleアナリティクスではSearch Consoleの「クエリ」がレポートで確認できる▲出典:Googleアナリティクス

「クエリ」では、実際にどのようなキーワードで検索されているか確認できるほか、クリック数や検索画面における表示回数も確認できます。

Googleのオーガニック検索のクリック数

検索結果での具体的なクリック数

Googleのオーガニック検索の表示回数

検索結果の表示回数

Googleのオーガニック検索のクリック率

検索結果の表示回数に対するクリック率

Googleのオーガニック検索の平均掲載順位

検索クエリに対するWebサイトURLの平均ランキング

表示回数が多くてもクリック率が低い場合、ユーザーの興味を引けていない可能性があります。対して、クリック数が多いのに掲載順位が低いときはユーザーからの評価は受けているため、技術的な面でのSEO対策が必要です。

クエリの数値からユーザーの検索行動やページのパフォーマンスを把握することができます。

Googleオーガニック検索レポート

「Googleオーガニック検索レポート」では、各ページのクリック数や掲載順位、表示回数などを確認できます。

Googleアナリティクスでは「Googleオーガニック検索レポート」が確認できる▲出典:Googleアナリティクス

「Googleオーガニック検索レポート」は「クエリ」と違って、実際にサイトにアクセスしたあとのユーザーの行動を分析するのに役立つデータを確認できます。

「アクティブユーザー数」や「エンゲージメント率」から、ユーザーの関心度を把握することが可能です。ユーザーが特定のページでどれくらい行動しているのかを確認できるため、リライトやリニューアルなどを検討するときに役立ちます。

GoogleサーチコンソールをSEO対策に活用する方法

GoogleサーチコンソールとGA4で収集したデータをWebサイトの運営に役立てましょう。

ここでは、Webサイトの改善に欠かせないGoogleサーチコンソールを運用するためのポイントについて解説します。

ウェブに関する主な指標レポート

「Core Web Vitals(ウェブに関する主な指標レポート)」は、ページのUXに関するデータをレポートで確認できます。評価が低くても、SEOに大きな影響はありませんが、できるかぎり改善することをGoogleは望んでいます。

Google Search Consoleのウェブに関する主な指標レポートをチェックする▲出典:Googleサーチコンソール

Googleは、WebサイトのUXをおもに以下の3つの指標で評価しています。

・LCP:Webページの読み込み時間
・FID:初回操作時の入力遅延時間
・CLS:ページレイアウトの安定性

自分のサイトがこれらの指標でどのように評価されているかは、「エクスペリエンス」欄にある「ウェブに関する主な指標」から確認できます。

これらは単にサイト上の動画や画像が重いだけでなく、ソースコードやレンタルサーバーなどに原因がある場合でも、指標は悪くなります。「不良URL」と指摘されていればすぐ改善したいところですが、「改善が必要」と指摘された場合は、可能な範囲で改善を試みればOKです。

(参考:ウェブに関する主な指標レポート
関連記事:UXが優れたサイトとは|制作のポイントや事例を紹介

各レポートをチェックする

ユーザーがどのようなキーワードで検索をしてアクセスしたのかを表やグラフを用いてチェックできます。公開した記事のパフォーマンスを調べるときは「検索パフォーマンス」よりページごとに確認が可能です。

Google Search Consoleの各レポートをチェックする▲出典:Googleサーチコンソール

確認したいページを選択したら、検索クエリを分析します。

Google Search Consoleでページの検索クエリを確認する▲出典:Googleサーチコンソール

各クエリの表示回数や平均掲載順位から、狙ったキーワードでアクセス数を集められているのかをチェックしましょう。

平均掲載順位が低いのに多く表示されているのはなぜ?

インプレッション数が高いのに掲載順位が低いときは、ユーザーの潜在ニーズを満たしていない可能性があります。

ページの内容を見直したり、関連記事を挿入したりすることで順位が上がる可能性があります。

関連記事:SEOにおける検索意図の見抜き方|ユーザーニーズを分析する5つの方法

クリック数が少ないが平均掲載順位が高いのはなぜ?

検索結果では上位にあるのに、クリックされていない場合、タイトルやメタディスクリプションがユーザーニーズからずれている可能性があります。

検索意図に沿ったキーワードを入れたり、メタディスクリプションを変更したりといった施策でクリック率を上げられる可能性があります。

関連記事:SEO記事のリライトのやり方は? 大規模メディアのコンテンツにテコ入れする方法も解説

リンクレポートをチェック

リンクのレポートでは、外部リンクに着目します。「リンク」>「外部リンク」>「詳細」をクリックするとリンクを受けているページの一覧が表示されます。

第三者からの評価を知りたい

外部リンク(被リンク)は、検索エンジンからの評価にも影響します。リンクレポートで外部リンクの状況を確認することで、第三者からの評価を把握することが可能です。

質の高いサイトからリンクされている場合、サイト全体の信頼性や評価の向上につながります。

「新しいタブで開く」を選択してリンク先を確認しましょう。リンク先がSSL化されていないときはできるだけアクセスは避けてください。リンク先のページの内容から、新しく作成すべきコンテンツなどを検討することができます。

低品質なリンクを否認する

SSL化されていなかったり、スパムサイトだったりなど品質に問題のあるサイトからリンクされている場合、SEOにも悪影響を与える可能性があります。

低品質なリンクをテキストファイルでリストアップし、サーチコンソールの「リンク否認ツール」にアップロードします。アップロードするとGoogleに無効化リストが送信されるため、対象のリンクを評価から外すことが可能です。

(参考:サイトへのリンクを否認する

ページのインデックスエラーを修正する

インデックス未登録のときは、エラー内容を確認して修正が必要です。これにより、サイト全体のパフォーマンスを向上させることができます。

インデックス登録エラーの確認方法

「インテックス作成」>「ページ」へ進み、「未登録」と「登録済み」を確認します。「未登録」がインデックス未登録のページ数です。

Google Search Consoleでインデックス登録エラーを確認する▲出典:Googleサーチコンソール

「ページがインデックスされなかった理由」を見てエラーかどうかを確認してください。
「理由」をクリックすると対象ページを確認できます。

Google Search Consoleでページがインデックスされなかった理由を確認する▲出典:Googleサーチコンソール

インデックスに登録されなかった主な理由は以下のようなものがあります。

理由

内容

リダイレクトエラー

リダイレクト関連のエラー

URLがrobots.txtによってブロックされています。

robots.txtによるブロック

URLにnoindexが指定されています

noindexタグが指定されている

ソフト404

ページが見つからなかった

クロール済み - インデックス未登録

クロールされたがインデックス未登録

検出 - インデックス未登録

Googleに検出されたがクロールされていない

代替ページ(適切なcanonicalタグあり)

別ページの代替ページとしてマークされている

ページにリダイレクトがあります

別ページにリダイレクトする非正規URLのためインデックス未登録である

(参考:ページインデックス登録レポート

ページインデックス登録レポートで理由と対処法を確認して、適切に対処することで問題を解決できます。

関連記事:【似て非なり】noindexとnofollowの違い|図解で詳しく解説

特定のページを検索結果から削除する

検索結果に表示されたページを一時的に非表示にできても完全な削除はできません。

「インデックス作成」>「削除」へ進み、「一時的な削除」>「新しいリクエスト」をクリックします。

Google Search Consoleの特定のページを検索結果から削除する▲出典:Googleサーチコンソール

「URLを一時的に削除する」に対象のURLを入力して「次へ」を選択します。基本的に「このURLのみを削除」を選びましょう。

Google Search ConsoleでURLを一時的に削除する▲出典:Googleサーチコンソール

「リクエストを送信」をクリックすると完了です。

Google Search ConsoleでURLを削除する▲出典:Googleサーチコンソール

リクエストはキャンセルもできます。

「セキュリティと手動対策」でペナルティを確認

「セキュリティと手動による対策」で以下をチェックできます。

・手動による対策
・セキュリティの問題

「手動ペナルティ」は過度のリンク操作やスパム行為が原因となり、受けているペナルティが表示されます。これはGoogleの担当者が目視で行うものです。何も問題がなければ下記のように表示されます。

Google Search Consoleで手動による対策を確認する▲出典:Googleサーチコンソール

Google Search Consoleでセキュリティの問題をチェックする▲出典:Googleサーチコンソール

問題があるときは、ガイドラインに従って不正なリンクやコンテンツを修正する必要があります。

「セキュリティの問題」で「ハッキング警告」が表示された場合、Webサイトがマルウェアに感染していることを示します。

感染したファイルを削除して、サーバーのセキュリティ対策を強化しましょう。

Webサイトの運用はプロへ依頼しよう

サーチコンソールの設定はWebサイトの運用に欠かせません。しかし、スムーズに設定できるリソースがないときは、専門知識をもつプロへ依頼するのがおすすめです。

ここでは、Webサイトの運用をプロへ依頼するメリットについて解説します。

戦略設計から力になってもらえる

Webサイト運用をプロへ依頼することで、戦略設計からサポートを受けられるメリットがあります。サーチコンソールのデータから把握できる情報をもとに、プロの視点で最適な戦略設計を行ってもらえるのです。

データからユーザーの検索意図をくみ取るには、経験も求められます。SEO対策や集客戦略においてもプロにまかせることで、成果を期待できます。

内製化の支援も受けられる

Webサイト制作のプロは、これまで培った知識を活かして、サイト運用の内製化に向けた支援も行っています。最初はプロに運用を行い、少しずつ社内のメンバーが運用できるようにサポートを受けられるのです。

知識レベルにあわせて段階的に学べることから、ノウハウも蓄積することができます。とくにサーチコンソールの設定や各レポートの見方にはコツがあるため、内製化支援を受けられるのは大きなメリットといえるでしょう。

長期的な運用も依頼できる

Webサイトの運用は長期的な分析・改善が求められます。検索エンジンのアルゴリズムの変化にも対応する必要があるためです。

プロへ運用を依頼することで、必要に応じてコンテンツの追加や改善などサーチコンソールのデータを効率よく活用できます。長期的なサポートを受けることで、効果的なSEO対策も実現することが可能です。

Webマーケティングのご相談はGIGへ

本記事ではGoogleサーチコンソールの導入方法と基本的な使い方を紹介しました。Googleサーチコンソールを使用することで、SEO対策に効果的な施策を打ち出すことができます。Webマーケティングを行ううえで欠かせないツールとなるため、日頃から活用して使い方を学んでいくことをおすすめします。

株式会社GIGは、ナショナルクライアントからスタートアップまで、Webコンサルティング、UI/UXデザイン、システム開発など、DX支援をおこなうデジタルコンサルティング企業です。

45,000人以上が登録するフリーランス・副業向けマッチングサービス『Workship』や、7,000人以上が登録するデザイナー特化エージェントサービス『クロスデザイナー』、リード獲得に必要な機能を備えたCMS『LeadGrid』、UXコンサルティングサービス『UX Design Lab』などを展開しています。

Webマーケティングで結果を出したい方は、ぜひ一度お問い合わせください。

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田桐 昂弥(コヤ)

株式会社GIG メディア事業部 編集。1997年2月生まれ。名古屋大学大学院を卒業後、食品メーカーを経てGIGへジョイン。服と音楽と読書が好き。そしてサバ缶に詳しい。