なぜWebサイト制作は「コミュニケーション設計」が重要なのか? GIGが提供するコミュニケーション設計とは|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG
BLOG
ブログ
なぜWebサイト制作は「コミュニケーション設計」が重要なのか? GIGが提供するコミュニケーション設計とは
2025-11-26 制作・開発

「コーポレートサイトをリニューアルしたいけど、何から手をつけていいか分からない」
「お金をかけて作るからには、ちゃんと結果を出したいけど不安」
そうお悩みの担当者の方も多いのではないでしょうか。
Webサイトは、ただ単に情報を載せておくメディアではありません。顧客との最初の接点であり、ビジネスを成長させる大切なツールです。その価値を最大限に引き出すためには、デザインやシステム構築よりも前の、最上流の工程にこそプロのノウハウが必要になります。
GIGは単にWebサイトを制作するだけではなく、お客さまの事業・マーケティングにおける課題を深く理解するための「コミュニケーション設計」を大切にしています。
この記事では、なぜGIGがコミュニケーション設計を重視するのか、そして、このプロセスがいかに高品質なWebサイトを生み出し、安心して任せられるサポート=伴走を可能にするのかを徹底解説します。
渡辺 瑠花(わたなべ るか):ブランディング専攻の大学院を修了後、2017年に都内IT企業にデザイナー職として新卒入社。Web制作とマーケティング施策に関するデザインを経験し、フリーランスを経てGIGへ入社。現在はPM事業部のマネージャー/プランナーとしてWebサイト制作の統括・提案を行う。
1.なぜWebサイト制作はコミュニケーション設計から始めるべきか?
多くの方がWebサイト制作に取りかかるとき、ついデザインや機能といった"目に見える部分"から考え始めてしまいがちです。
しかし、見た目の美しさや便利なUIだけでは、本当の意味でビジネスに役立つ価値提供としては機能しません。 Webサイトの真の価値は「誰に、何を、どう伝えるか」という戦略から生まれるものです。
たとえば、多くのコンテンツがインターネット上に存在する今、競合他社と似たようなデザインやありきたりなコンテンツでは、ユーザーの心を動かすのが難しい状況です。 ターゲットが明確でないまま制作を進めると、誰にも響かない「なんとなく」のサイトになってしまいます。
こうした失敗を避けるためには、制作前の段階で「誰のために、どんな情報を、どのような優先順位で見せるのか」を設計する必要があります。
GIGでは、そんな課題を解決するために、制作プロセスの一番初めにコミュニケーション設計を実施しています。 これは、お客さまの事業目標や抱える課題を深く理解し、ターゲットユーザーとの最適なコミュニケーションの道筋を描き出す工程です。 デザインを始める前に、この設計を徹底的に行うことで、一貫したメッセージ性を持ち正しく機能するWebサイトが完成します。
▲一般的なコミュニケーション設計の進め方
2.設計のベースはお客さまの「WHO・WHAT」を深掘りするプロセス
GIGが考えるコミュニケーション設計とは、ただ情報を整理する作業ではありません。
それは、お客さまのビジネス課題や市場理解、ターゲットユーザーの心理を分析したうえで、サイトがどう機能するのが適切かを定義を設計するプロセスです。 この工程を踏むことによって、Webサイトは単なる情報媒体から、ビジネスを前に進める大きな強みへと変わっていきます。
GIGのコミュニケーション設計では、お客さまへのヒアリングを大事にしています。サイト制作をご依頼いただくみなさま自身から10分程度の事業説明を頂いたのち、業界の構造や事業課題、ビジネスにおけるターゲット像をプランナーが質問することで深堀りしていきます。
Webサイトの価値を明確にする「ヒアリング」
プロジェクト成功の鍵となるのは、お客さまの事業戦略/市場/ターゲットを深掘りし、サイト制作において解決すべき課題を見極めることです。
プロジェクトの一番最初に、経営層や担当者の方へ1時間〜5時間程度のヒアリングを行います。単に「こんなサイトが欲しい」という要望を伺うのでなく、会社そのものについて「このビジネスが成功している理由・優位性は何か」「今回のサイト制作において成し遂げたい訴求は何か」「ターゲットユーザーがサービスを通じて解決したい課題は何か」といった根本的な質問を行うことで、全体像を把握することから始めます。 このヒアリングプロセスを通じて、お客さま自身も気づいていなかった潜在的な課題や機会が浮き彫りになることも少なくありません。
ヒアリングを通じて得られた情報をもとに、サイト構成や情報の配置を詰めていくことで、誰にとって使いやすいか(ユーザー体験)、情報の整理の仕方(情報設計)、ブランドイメージの訴求(ブランディング)など、みなさまの課題にあわせて、さまざまな視点から制作の方向性を組み立てていきます。
▲ヒアリングにおいてよく聞く項目の一例
課題感にあわせた対応フローの選定
コミュニケーション設計において、ヒアリング以降のフローは明確に定義していません。なぜなら、求めるWebサイトの形や現状の課題により、すり合わせ・提案を行うべき内容が変わってくるからです。
営業担当が現状をヒアリングしたうえで、適切な工数を想定しながら見積もりを作成し、キックオフ後にヒアリングをした段階で、以降どのような提案を行っていくべきかお話させていただいています。コミュニケーション設計のスケジュールはおよそ1ヶ月程度で実施することが多く、プロジェクトによっては3ヶ月〜半年程度の対応を行う場合もあります。

▲コミュニケーション設計では、このように資料を作成しながら提案を行っています
3.高品質なWebサイトと信頼の「伴走体制」
GIGが提供する「高品質なWebサイト」とは、単に見た目が美しい、あるいは使いやすいということだけを意味しません。それは、「ビジネスの目標とユーザーのニーズを、最も効果的につなげるための設計図に基づいて作られたサイト」のことを指します。
コミュニケーション設計が完了すると、Webサイトの目的、ターゲット、訴求要素の優先順位、そしてユーザーに求める行動が明確になります。この設計図こそが、その後の制作のすべての工程における「品質チェックの基準」となります。
もしも設計が曖昧なまま制作に入ってしまうと、デザイナーは「なんとなくカッコいいもの」を追求してしまいがちです。しかし、コミュニケーション設計という明確な指標があれば、「このデザインはターゲットの信頼獲得に貢献しているか?」「この機能はユーザーの課題解決に必須か?」という基準で判断できます。
これにより、手戻りや不必要な作業が減り、制作期間を通じて一貫した品質が保たれます。結果として、予算や納期を守りながら、期待を上回る成果につながるのです。
Webサイト制作は「コミュニケーション設計」で決まる
Webサイト制作は単なる費用ではなく、事業成長のための投資です。そして、その投資の効用を最大化するかどうかは、制作の源流、つまりコミュニケーション設計にかかっています。
「まずは何から始めれば……」と抱え込んでしまう前に、ぜひ一度お問い合わせフォームからご相談ください。初めの一歩から一緒に考えていきましょう!
■株式会社GIG
お問い合わせはこちら
採用応募はこちら(GIG採用サイト)
採用応募はこちら(Wantedly)
Webマーケティングやサイト運用について、お気軽にご相談ください

渡辺 瑠花
ブランディング専攻の大学院を修了後、2017年に都内IT企業にデザイナー職として新卒入社。Web制作とマーケティング施策に関するデザインを経験し、フリーランスを経てGIGへ入社。現在はPM事業部のマネージャー/プランナーとしてWebサイト制作の統括・提案を行う。


