コーポレートサイトを制作するなら知っておきたい流れとポイントとは|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG

コーポレートサイトを制作するなら知っておきたい流れとポイントとは

2018-11-02 制作・開発

Webマーケティングの進化により、企業のコーポレートサイトのあり方も変化しています。ただWebサイトがあればいい、というものではなく、採用強化やリブランディングなど、目的に応じて自社のコーポレートサイトが適切であるかを見直すことが大切です。

さらに適正な運用により、コーポレートサイトが事業成長を支える重要な柱へとなるでしょう。

そこで今回は、コーポレートサイトを制作する上で知っておくべき制作の流れと、各フェーズにおけるポイントをご紹介いたします。

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株式会社GIGでは、さまざまな企業のコーポレートサイト制作・リニューアルに携わってきた経験から、目的に応じた最適なコーポレートサイト制作をご支援しています。

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コーポレートサイトの役割とは

「自社のコーポレートサイトが古くなったから、リニューアルしたい」というご相談は、GIGでも非常に多くいただきます。事業成長に結びつかないコーポレートサイトは、企業利益を損なうものになってしまうため、定期的に見直しや改善が必要です。

コーポレートサイトの制作・リニューアルの主な目的は以下のようなものがあります。

・メディア(ブログ)型コーポレートサイト
・多言語型コーポレートサイト
・採用重視型コーポレートサイト
・ブランディング重視型コーポレートサイト
・プロダクトサイト型コーポレートサイト
・IR重視型コーポレートサイト
・ゲートウェイ型コーポレートサイト

上記のように、何を優先するかを明確にすることで、コーポレートサイト自体のサイト構成やデザインが変わることはもちろん、運用体制も変わってきます。

コーポレートサイトを制作するときは、企業ごとに異なる課題を明確にしたうえで、それを実現させるための戦略を立てることが大切です。

関連記事:コーポレートサイトとオウンドメディアの役割や目的の違いを徹底解説

コーポレートサイト制作における流れとポイント

コーポレートサイトの流れは以下の通りです。

1. ブランド構築・戦略立案
2. コーポレートサイトの企画
3. コーポレートサイトの設計
4. デザイン制作・システム開発
5. 運用・保守

STEP1. ブランド構築・戦略構築

コストをかけて制作する以上、その制作物からどういった結果を得たいのか、またどう結果を出していくのかを戦略構築時に決めていきます。戦略構築に必要な案件定義の要素は、目的・ターゲット・予算です。それぞれ簡単に解説しましょう。

目的を決める

コーポレートサイトを制作する目的はなんでしょうか?よく設定される目的をみてみましょう。

・認知度向上
・見込み顧客の獲得
・ブランディング
・採用力強化

目的は、コーポレートサイトの指標となるコンセプト設計に大きく影響します。「何を」達成したいのかを明確にしましょう。

関連記事:コンセプト設計のやり方と手順|重要な6原則やプロセス、注意点も解説

ターゲットを明確にする

戦略設計において、ターゲット設定は重要です。コーポレートサイトのターゲットは、求職者や新規・既存顧客、IR重視であれば投資家など目的により属性が異なります。

「企業の顔」ともいえるコーポレートサイトをターゲットにどう見せていくべきか、ターゲットの優先順位をつけることが大切です。

ターゲットを決めるときは、市場調査で収集した情報をもとにペルソナを設計します。目的に応じたCVを設定し、ターゲットとなるペルソナがどのように行動するのかカスタマージャーニーマップを作成して、ユーザーの行動をくみ取ることが大切です。

カスタマージャーニーマップは以降の制作工程において、KPI設定やCVの設置にも関わってきます。ターゲットユーザーにどのようなアプローチを取れば、CVへつなげられるのかをユーザー視点で考えることが大切です。

関連記事:カスタマージャーニーマップの作り方【現役インハウスマーケターが解説】

サイト制作のリソースを確保する

コーポレートサイト制作の制作期間や予算は、実現したい目的によって大きく変動します。適正な予算を確保するには、綿密な企画・設計が欠かせません。スケジュールが遅れると、そのぶん余計な費用が発生してしまうためです。

プロジェクトをうまくコントロールするには、必要なタスクを細分化した「WBS(Work Breakdown Structure:作業分解構成図)」が役立ちます。

タスクの優先度をつけることで抜け漏れがなくなり、必要なリソースも確保しやすくなるでしょう。

参考:
Webコンサルティング・アクセス解析の取り組み
Webマーケティング戦略の考え方とは
効果的なSEO内部施策・キーワード設計とは

STEP2. 企画・設計

コーポレートサイトに掲載するコンテンツを決めます。目的を達成するには、どのようなコンテンツを掲載したらよいのか、市場・競合調査の結果をもとに企画を立てていきます。具体的なタスクについて解説しましょう。

市場調査

まずは、自社の強みやビジョンなど企業情報を確認、整理しましょう。コーポレートサイトは企業の顔となるものです。アクセスしたユーザーはコーポレートサイトから企業の印象を感じ取ります。強みやビジョンをしっかりと打ち出せるように、伝えたい情報を整理しておくことが大切です。

また、現在の市場において、自社がどの立ち位置にあるのかも調査しましょう。ユーザーアンケートを実施してフィードバックをもらうのも効果的です。

競合調査

市場調査とあわせて、競合調査も実施します。競合他社のコーポレートサイトをチェックして、以下の項目を分析してみましょう。

・CTAの種類・設置個所
・デザイン
・レイアウトやサイト導線
・コンテンツの種類

競合調査の結果の内容は、項目ごとに特徴をまとめておくと便利です。

関連記事:競合調査ツール8選|分析すべき指標や競合サイトの見つけ方をWeb制作会社が解説

コンテンツの企画

調査結果をもとに、競合のコーポレートサイトと差別化ができるコンテンツを企画します。コンテンツといってもさまざまなものがあります。

・企業情報
・導入事例/制作事例
・料金
・セミナー情報
・社員インタビュー動画
・お役立ち資料
・お問い合わせフォーム

企業情報は必須の項目です。自社の強みや競合調査をもとに、最適なコンテンツを選びましょう。

関連記事:コンテンツマーケティングの記事制作のコツ|外注先の選び方も解説

STEP3. コーポレートサイトの設計

コーポレートサイトは、ただ企業の情報が掲載されていれば良いというものではありません。情報の見せ方やサイト内の導線などで、使いやすさが変わってきます。ここで大切なのは、ユーザー視点です。

アクセスしたユーザーがどのように行動するのか、潜在ニーズをくみ取ったうえで導線を設計し、CTAへつなげます。

ワイヤーフレームを作成する

ワイヤーフレームを作成してページごとのレイアウトを決めていきます。ワイヤーフレームとは、Webサイトの設計図のようなものです。

ビジネスゴール、ターゲットユーザー、ユーザーシナリオに合わせた最適な動線はどのようなものかを考えましょう。

ユーザーがどのように行動するのかを考えながら、ページ階層やCTAボタンの設置場所を決めていきます。この段階ではデザインを作りこまず、あくまで情報を伝える順番を決めていくだけです。

ナビゲーションバーやヘッダー、CTAボタンなどを四角と線のみで表現し、どの位置に配置するのかをプロジェクトメンバー全員で共有します。

関連記事:ワイヤーフレームの作成方法を5つのステップで解説。おすすめのツールや注意点も紹介

UI/UXを設計する

「使いやすい」「便利だな」と感じるサイトは、再訪の可能性が高まるだけではなく、企業への印象もよくなるものです。

企業の目的やビジネスゴールなど、自社が伝えたい情報をしっかりと届けつつ、ユーザーに利便性を感じてもらうには、UI/UXの設計が欠かせません。

カスタマージャーニーマップをもとに、どの段階でどういうコンテンツを提供したらよいのかを決めていきましょう。

サイト構造を設計する

ページ階層はサイトマップの作成により、つながりが可視化されます。1つのページにさまざまな情報を詰め込みすぎると、ユーザーが知りたい情報を探しにくくなるため注意しましょう。

プロジェクトメンバーと共有するときは、ディレクトリマップを作成します。ディレクトリマップは、各ページに掲載する情報をくわしくまとめたものです。以下のような内容を一覧にまとめます。

・ページ階層
・ページタイトル・ディスクリプション
・URL
・SEO対策キーワード
・その他

ディレクトリマップはSEOコンテンツを制作するときには欠かせないものです。コーポレートサイトの全体像を把握できるため、関係者との情報共有に役立ちます。

新規制作の場合は、サイトマップをもとにすると作りやすいでしょう。

システム設計をする

コーポレートサイトに追加する機能やサーバー構成などの要件を書面にまとめます。システムに必要な機能だけではなく、アクセシビリティなど非機能要件もまとめておきましょう。

WordPress等のCMSやMAツール、マーケティングツールなどの導入が必要かどうかも精査します。要件定義書にもとづいて、システム設計の方針をまとめた設計書も作成してください。

開発チームとも共有することで、コーポレートサイト制作プロジェクトをスムーズに進めることが可能です。

関連記事:システム開発の流れとは?発注者も知っておくべき各工程のポイントまとめ

参考:
企業サイト制作・コーポレートサイト制作の進め方
採用サイト制作・リクルートサイト制作の進め方

STEP4. デザイン制作・システム開発

レイアウトや各要素の仕様が決まったら、デザインコンセプトを設計します。ビジュアルデザインを制作するための方向性となるものです。

トーン&マナーを決める

コーポレートサイトは企業のビジョンや理念を伝えるために、一貫したデザインが求められます。イメージの統一に役立つのは「トーン&マナー」です。

色やフォントなどをサイト全体で同じものを使用することで、閲覧したユーザーに強く印象づけることができます。

「企業ブランドに最適なデザインとはどのようなものか」「企業の強みを表現する最適なデザインは何か」をプロジェクトメンバーで決めましょう。

関連記事:デザイン制作をするなら知っておきたい、デザインコンセプト設計

素材を用意する

コーポレートサイトで使用する要素の素材を用意します。たとえば、企業ロゴデータやアイコンなどです。採用ページなどに掲載するオフィスや社員の写真データも用意しましょう。

コストを抑えるためにフリー素材を使用する方法もありますが、できるだけオリジナルデザインのほうが印象がよくなります。予算とあわせて検討してください。

デザインカンプの作成

トーン&マナーで決めた色やフォント、アイコンスタイルなどビジュアル要素をデザインガイドラインにまとめます。デザイン制作のマニュアルのようなものです。

デザインガイドラインを作成することで、コーポレートサイトのデザインの一貫性をたもつことができます。

企業ブランドカラーやロゴの使用、フォントルールなどをまとめたブランドガイドラインも作成しておくと便利です。

こうしたルールにしたがって、デザインカンプを作成します。時代とともに変化するトレンドデザインも意識することが大切です。

関連記事:【業界別】企業ホームページ・コーポレートサイトのデザイン17選

コーディング

制作したデザインをHTML/CSSなどの言語を用いて実装します。コーポレートサイトなどはWordPressなどCMSを使用するのが一般的です。

GIGではオールインワンCMSツール『LeadGrid』を提供しています。専門知識がなくても、サイトの更新・運用が可能です。

関連記事:専門知識がなくても簡単に使えるCMS・MAツール『LeadGrid』のサービスサイトをリニューアルしました

参考:
CMS構築・WordPress開発のポイント
伝わるコンテンツ企画・インタビュー制作の進め方
グラフィック制作の取り組み

STEP5. 運用・保守

コーポレートサイトの目的に応じて、運用が必要なケースもあります。

運用の計画

目的達成のために、どういったリソースで運用を行っていくか、またどういった頻度でコンテンツを更新していくかなど、運用方針をあらかじめ決めておきましょう。

開発フェーズでは、スケジュールの遅延が起きてしまう要素が多く存在します。ガントチャートを用いたプロジェクト管理、余裕を持った修正期間の設定など、求めているコーポレートサイトが期間内に正しく制作されるよう注意が必要です。

安定した運用を目指し、運用ガイドラインを作成しておきましょう。更新スケジュールや品質基準を策定しておくことで、一貫性のある運用が可能です。

運用の準備

コーポレートサイトの更新などふだんの運用マニュアルを用意しておきます。具体的な作業手順を記載しておくことで、サイト改善に必要な人材の育成や運用体制づくりに役立ちます。

おもに以下の項目を記載しておくとよいでしょう。

・CMSの操作手順
・トラブル対応のフロー
・更新作業のチェックリスト

データ分析と改善

コーポレートサイトは公開後、アクセス解析を実施してアクセス数やユーザーの行動パターンを分析します。

収集したデータを分析して、コンテンツの改善点などを洗い出しましょう。必要に応じて、リライトやコーポレートサイトのリニューアルを検討します。

コンテンツの運用

コンテンツへのアクセス数が落ちているときは、リライトやデザインの変更、サイト導線の改善を試みます。ABテストを実施してユーザーに好まれるデザインを採用するといった方法も効果的です。

コンテンツの閲覧状況から、ターゲティング広告を配信することでCVへつなげられる可能性も高まります。SNS運用は幅広い層へのリーチが可能です。

技術的なサポート

Webサイトはセキュリティホールがないよう開発をしています。しかし、外部要因によりセキュリティ状況はつねに変化するため、しっかりとシステム保守を行うことが大切です。

とくにコーポレートサイトのセキュリティトラブルは、企業の信頼性にも関わります。メディア露出等による急なアクセスアップなどの状況に応じるためにも、サーバー監視・保守もケアをすることが大切です。

こうした技術的なサポートにより、ユーザーからの信頼を損ねず、安定したコーポレートサイトの運用が可能です。

参考:
Webサイト・サービスサイト運用の取り組みと考え方
サーバ保守・システム保守の重要性
関係者間で把握するアクセス解析・分析の方法

コーポレートサイトの制作方法

コーポレートサイトの制作方法は、自社で制作するか制作会社へ依頼するのが一般的です。それぞれの制作方法について解説します。

自社で制作する

自社でWebサイトの制作体制があるときは、コーポレートサイト制作プロジェクトを立ち上げて制作を進めましょう。

デザイナーやプログラマー、ライターなど必要なスキルをもつ人材を選定します。選定した人材の技術的なスキルも洗い出しましょう。

担当者によっては通常業務と兼務となるケースが多いため、ふだんの業務からどれだけコーポレートサイトの作業時間に充てられるのかを確認してください。

自社のリソースとスキルの確保を正確に把握したうえで、綿密な計画を立てることが大切です。

制作会社へ依頼する

コーポレートサイトは制作会社へ依頼するのが一般的です。制作会社はWebサイト制作のノウハウをもっており、制作に必要な人材やスキルも確保されています。

サイトのアクセス解析やデータ分析など専門知識も豊富です。また、さまざまな計測データから、根拠のある改善案を提案できます。

東京のWeb制作会社GIGでは、Webサイト制作・システム開発をはじめ、データ分析から改善施策のご提案まで対応しています。ご担当者様が資料のみでも社内調整が可能になるように、スムーズなプロジェクト進行をサポートしています。

株式会社GIGの事業内容

GIGのコーポレートサイト制作実績3選

弊社GIGがこれまでどのようなコーポレートサイトを制作してきたのか、制作実績より一部ご紹介します。

1. 株式会社ミクシィ 様

株式会社ミクシィはゲーム開発やライフスタイル領域のサービスを運営されている会社です。ブランドロゴの変更をきっかけにリブランディングを検討し、GIGへコーポレートサイトの制作とリリース後の保守・運用を依頼されました。

多角的な事業展開を踏まえて、幅広い層に受け入れられるようなコーポレートサイトを目指しました。情報設計やデザイン制作では、ターゲットが求める情報へリーチできるように導線づくりにもこだわっています。

そのほかにも、セキュリティ対策・サイト高速化にも努めています。コーポレートサイト制作にあたり、チャットツールやFigmaなどオンラインツールを使用して、こまめなコミュニケーションを心がけました。結果、拡張性の高いコーポレートサイトが完成いたしました。

株式会社ミクシィ様の制作実績はこちら

2. 株式会社ファイブニーズ 様

株式会社ファイブニーズは、酒類の買取や販売を行っている会社です。コーポレートサイトのリニューアルをGIGが担当しました。

ご依頼いただいた背景として、各事業の内容やつながりをユーザーに伝えられていないという課題がありました。会社の想いとビジョンが伝わるためのコーポレートサイトのリニューアルです。

実際の制作では、事業内容を正しく理解してもらうために、トップページに代表の思いや企業理念を伝えるように構築。各事業のページへつなげて理解を促すようなサイト設計をおこないました。

今回、コーポレートサイトとあわせて、営業活動で使用するパンフレットも制作しています。コーポレートサイトのデザインと統一性をもたせることで、ブランドイメージを構築しています。

株式会社ファイブニーズ様の制作実績はこちら

3. circus株式会社 様

circus株式会社は、人材紹介のプラットフォーム運営などHR領域でDXに取り組んでいる会社です。事業展開を見据えて、一貫性のあるブランド構築のために、GIGへコーポレートサイトのリニューアルをご依頼いただきました。

世界観を崩さない統一感のあるデザインを制作。ロゴやグローバルナビ、404ページのデザインにもこだわりました。CMSはGIGが開発した『LeadGrid』を使用しています。

コーポレートサイトのリニューアルにより、インナーブランディングの強化と社外からの評価も獲得しています。

circus株式会社様の制作実績はこちら

コーポレートサイト制作のことならGIGへご相談ください

コーポレートサイトは企業の顔となるWebサイトです。企業の理念やビジョン、事業内容を掲載することで、ブランディングや採用力の強化につなげることができます。

しかし、コーポレートサイトの制作は簡単ではありません。自社で制作する場合、リソースやスキルの確保が困難なケースがあるためです。

「多くのユーザーに見てもらえるコーポレートサイトを作りたい」「既存のコーポレートサイトをリニューアルしたい」とお考えなら、東京のWeb制作会社GIGへご相談ください。

株式会社GIGは、コンセプト設計からデザイン制作、CMS開発、WordPress開発、運用、グロースハック、グラフィック制作まで、一貫して対応することが可能です。

ぜひご支援できる事がありましたらお気軽にご連絡ください。

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