採用サイトの社員インタビュー記事を書く5つのコツと参考になる質問例|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG
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採用サイトの社員インタビュー記事を書く5つのコツと参考になる質問例
2023-09-27 制作・開発
求職者に自社の魅力を伝える社員インタビュー。
この記事では、採用サイトの社員インタビュー記事を書く5つのコツと参考になる質問例を解説します。
採用サイトの社員インタビューコンテンツの効果
採用サイトの社員インタビューは求職者からの注目度が高いコンテンツです。採用サイトに掲載することで以下の4つの効果を得られます。
1. 求職者の企業理解が深まる
企業の採用サイトには、募集職種や企業に関する情報が掲載されています。
これらの情報は企業研究時に役立つものですが、求職者がもっとも知りたがっているのは実際の仕事内容です。
社員インタビューは、実際に働く社員に仕事内容ややりがいなどを聞いて作成します。求職者が求めている詳細な仕事内容を把握することが可能です。
職場環境は口コミなどでも見ることができますが、企業が運営する採用サイトは信ぴょう性が高く、リアルな声として信頼されやすいものです。
読者は企業理解を深められるため、応募の判断材料にもなります。
2. 求める人材からの応募が集まる
社員インタビューとあわせて、出社から退社まで1日のスケジュールを掲載することで、求める人材からの応募を集めることが可能です。
出勤時間は決まっていても、お昼休みのタイミングや退勤時間、残業の有無などは個人差があります。
ワークライフバランスを重視する人が増えているため、自身の生活が崩れない程度に
営業職なら内勤と外回りで働き方は異なるため、どちらのスタイルも掲載しておくと良いでしょう。
詳細な働き方を掲載することで、求職者が理想とする働き方とマッチするのか判断が可能です。
3. 採用ミスマッチを防げる
社員インタビューコンテンツを制作することで、入社後の採用ミスマッチを防ぐ効果が期待できます。
企業理解が不足していると、入社後に「こんなはずじゃなかった」とギャップを感じることがあります。
企業側が提示している情報は誤りではありませんが、実際に働いている人でなければ伝わらないことも少なくありません。
ネガティブなギャップは早期離職のリスクを高めます。
採用活動がやり直しになるとコストもかかるため、社員インタビューのコンテンツを制作して採用ミスマッチを防ぎましょう。
4. 既存社員のエンゲージメントが向上する
社員インタビューは求職者だけではなく、社員のエンゲージメントにも影響を与えます。
インタビューをとおして、入社時のやる気がよみがえってきたり、新たな目標を立てたりとモチベーションにつながることがあるのです。
また、顔写真入りで掲載された場合、取材を受けたことがほかの既存社員にも伝わります。インタビュー記事から、自分たちが知らなかった目標などを知ることでコミュニケーションが広がるでしょう。
座談会形式のインタビューは、複数人で参加するため単独のインタビューより話を引き出しやすいため、バリエーションの異なる人選がカギとなります。
参加者は座談会への参加をとおして、お互いの新しい一面を知るきっかけになることも。絆を深めることができるでしょう。
関連記事:内定先を辞退、そしてGIGへ。極限状況で入社先を変えた人へインタビュー
5. 採用広告など二次利用に活用できる
社員インタビュー記事は、自社で運営する採用サイト以外に、各求人媒体など採用広告などの二次利用に活用できます。
求人媒体に掲載されるさまざまな求人情報と差別化を図るのも、社員インタビュー記事が有効です。
関連記事:会社の広報の役割とは?広告との違いや担当者が求められていることを広報担当者が解説
採用サイトに載せる社員インタビュー作成の流れ
社員インタビューを作成する流れは以下の通りです。
1. インタビュー対象者を選定
2. 質問リストを準備する
3. 求職者のニーズをもとに構成案を作成
4. 対象者にアポ取り・質問リストを共有
5. 取材・インタビュー中は雰囲気づくりを心がける
それぞれかんたんに解説します。
1. インタビュー対象者を選定
インタビューをする社員を決めるときは、求職者に近い人材を選ぶことで求職者からの共感を得やすくなります。
求める人物像に近い人材を選ぶ方法もありますが、求職者から共感を得にくくなることもあるため、バランスよく選定するのがポイントです。
さらに一定の経歴の掲載が可能な人材を絞り込みます。職種や性別が偏らないように注意してください。
顔写真を掲載できると記事の信頼性が高まるため、対象者には顔写真掲載の許可を取りましょう。
2. 質問リストを準備する
構成案をもとに質問内容を決めます。求職者が知りたい情報は必ず盛り込みましょう。
近年はワークライフバランスを重視する人が増えているため、1日の流れなど仕事内容に関する質問が注目されます。
社員の目線で語られることで信頼感が増すため、企業理念やカルチャーに関する内容は盛り込んでおきましょう。
3. 求職者のニーズをもとに構成案を作成
社員インタビューの一番の目的は、求職者が知りたい情報を伝えることです。求職者のニーズを調査して、知りたがっている情報を盛り込みつつ、構成案を作成します。
質問の順番で出てくる情報が変わるため、求職者のニーズをもとに質問内容の優先順位を決めましょう。
構成案はインタビュー記事のベースとなり、仕上がりにも大きく影響を与えるものです。求職者にわかりやすく伝わるように作成してください。
求職者の興味を引くために、対象者にあわせて質問の内容をカスタマイズしてもよいでしょう。
4. 対象者にアポ取り・質問リストを共有
取材時にスムーズに話を聞けるように、質問内容を対象者と共有しておいてください。
取材に慣れていない社員でも、事前に回答を考えられるメリットがあります。もしかしたら回答しにくい質問があるかもしれません。事前に共有しておくことで確認できます。
また、写真は何枚撮影するのか、どのような写真が必要なのか伝えておくと心構えもできますね。
撮影時の服装も他の対象者と雰囲気を合わせるため、指定しておきたい色や雰囲気があれば伝えておくと親切です。
5. 取材・インタビュー中は雰囲気づくりを心がける
質問内容は印刷をしておきましょう。ボイスレコーダーは2台あると1台が不調のとき役立つので便利です。
取材時の内容は、メモ帳またはパソコンを使用します。ただし、パソコンでメモを取る作業を嫌がる人もいるため、相手によって検討してください。
慣れていないと誰でも緊張するものです。インタビューを始める前に、アイスブレイクから始めると和やかな雰囲気を作れます。
採用サイトの社員インタビューコンテンツの書き方
取材後、ボイスレコーダーの録音データと取材メモをもとにコンテンツを仕上げていきます。書き方は以下の通りです。
1. 音声データの文字起こしをする
2. 構成案をもとに情報を整理する
3. 理解しやすい文章に整える
4. 写真や図表を活用して視認性を高める
5. 校正・校閲をする
6. 公開前に確認をとる
それぞれかんたんに解説します。
1. 音声データの文字起こしをする
まずは、ボイスレコーダーの録音データの文字起こしからスタートします。
録音データをそのまま文字に起こすときは、「あー」「えーと」といった不要な部分を取る「ケバ取り」をしましょう。
文字にしたときに読みやすいように、見出しのパターンや文体などを決めたフォーマットに沿って整えていきます。
インタビュー記事は、質問内容と対象者の回答が交互に並ぶ会話形式が基本です。「仕事の流れ」や「仕事のやりがい」など、見出しを設けるスタイルもあります。
2. 構成案をもとに情報を整理する
事前に全体の流れを決めてインタビューしているものの、取材中に話題が前後してしまうことがあります。
テーマや構成案の内容からズレないように情報を整理していきましょう。
採用サイトは求職者視点で制作することが大切ですが、インタビュー記事はあくまで中立的な立場を意識して執筆することが大切です。
どちらかに偏らないように、表現に注意しつつ、求職者の興味・関心を引くように整えていくのがコツです。
3. 理解しやすい文章に整える
インタビュー記事は、質問内容と対象者の回答が交互に並ぶ会話形式が基本です。「仕事の流れ」や「仕事のやりがい」など、見出しを設けるスタイルもあります。
4. 写真や図表を活用して視認性を高める
社員の顔写真だけではなく、取材中の話している様子やふだんの働く姿などの写真を使用して、記事の流れを作りましょう。
とくに働く姿の写真は、オフィスの雰囲気を伝えられるのでおすすめです。働いてみないとわからない様子を写真で伝えることで、求職者が入社後の働く姿をイメージしやすくなります。
なかには顔写真の掲載がNGでイラストを用いる方法もありますが、記事の信ぴょう性を高めるためにも顔写真はあったほうがよいでしょう。動画は音声も一緒に伝えられるため、より印象に残りやすいメリットがあります。
見せ方としては、インタビューした社員の写真をファーストビューに。現在の職種や経歴の略称などを掲載して、ターゲットの興味を引きつけます。
5. 校正・校閲をする
誤字脱字や話している内容に誤りはないかを確認してください。
とくに誤情報は採用サイトだけではなく、企業の信頼性にも影響を与えます。表現の誤りや情報の真偽など、少しでも怪しいと感じる箇所は入念にチェックすることが大切です。
関連記事:文章を添削するコツは?推敲・校正時に見直したいポイントや注意点を編集者が解説
6. 公開前に本人に確認をする
記事が完成したら採用サイトで公開しますが、公開前に必ず完成した記事を対象者に確認してもらってください。確認したら公開します。
社内報などで社内のメンバー全員に周知するとよいでしょう。
採用サイトの社員インタビュー質問の参考例
求職者のニーズを満たす回答を引き出すには、質問がカギとなります。
ここでは、GIGが社員インタビューで使用している実際の質問をもとに、ポイントを解説します。
自社に関する質問
・転職先を探すにあたってどんな条件で探していましたか
・他社と比較して、なぜこの会社を選びましたか
社員がどのような条件を重視して就職・転職活動を行っていたのかを知ることができます。
回答から企業の強みを知ることが可能です。これは他社との差別化につながるため、いかに具体的な内容を引き出すかがポイントです。
入社前後の印象
・入社前にした経験で、今の業務に役立っているものがあれば教えてください
・入社後、業務のキャッチアップはどのように進めたのですか?
社員のこれまでの経験と入社後の活躍を聞くことで、実際の業務への活用方法を知ることができます。
同じような経歴をもつ求職者が関心をもつ内容です。どのように活かしているのかくわしく聞きましょう。
業務内容に関する質問
・1日/1週間の仕事の流れを教えてください
とくに新卒者の関心が強い質問です。ここは人選でも内容が変わってくるため、社員のなかでも一般的な働き方をしている人を選ぶのがポイントです。
ふだんの業務の流れを知ることで、働き方への理解を深めてもらうことができます。
やりがいや苦労に関する質問
・今の仕事で面白さを感じる場面を教えてください
・担当したプロジェクトで印象に残っているものはありますか?
・働く魅力・やりがいは何だと思いますか。
社員が感じるやりがいや苦労を引き出し、職場のリアルな状況を伝えます。
ネガティブな回答が出てきやすい質問ですが、期待と現実のギャップを減らすことで、採用ミスマッチを防ぐことが可能です。
きれいごとだけではない情報を掲載することで、信頼性を高めることができます。
企業文化・社風に関する質問
・この会社で働く人はどんな人が多いと感じていますか
社員から企業文化や社風を聞くことで、リアルな職場の雰囲気を伝えることができます。求職者は自身にあっているかを判断することが可能です。
どんな人が向いているのか、企業が望む人材に応募してもらうための質問です。
今後の目標に関する質問
・○○さんは、今後どんな仕事に挑戦していきたいですか
社員一人ひとりのキャリアビジョンを明らかにすることで、求職者が自身のキャリアパスを描くことができます。
教育や研修制度をあわせて紹介できるため、育成に力を入れているという企業の将来性もイメージすることが可能です。
採用強化に効果がある社員インタビュー記事を作る5つのコツ
採用サイトは求職者に向けた情報を提供するだけではなく、企業価値の向上にも活用できます。社員インタビュー記事で採用強化につなげるためのコツを5つご紹介します。
1. 撮影場所を選ぶ
取材中、対象者を撮り続けるのではなく、手もとや職場ならではのアイテムがあれば、一緒に撮影しておくとデザインの素材として活用できます。
撮影場所が狭く、単調になりそうなときは横顔や正面などアングルを変えて撮影するのもおすすめです。
できるだけ自然な表情を撮影できるように、人が気にならない場所を選びましょう。
静かな場所なら、録音時に雑音が入りにくいので、文字起こしがしやすくなるメリットがあります。
2. 写真・動画を効果的に使う
インタビュー記事以外で他社との差別化を図るには、インフォグラフィックが有効です。
文字だけではなく、写真や図表を取り入れることで、視認性を高めることができます。
視覚的に変化をつけられるため、読者を飽きさせません。ビジュアルデザインにもこだわることで、若い世代の求職者からの関心を集めることができます。
3. リアルな職場環境を伝える
求職者が知りたいのはリアルな職場の雰囲気です。「いや、うちはいつも散らかっているから」という気持ちもわかりますが、入社後にはばれます。
リアルな職場環境を伝えたほうが求職者の興味を引きつけます。一般の人は入らない場所の写真も臨場感や他社との差別化に活用が可能です。
近年はSNSや口コミサイトでネガティブなコメントはすぐに拡散されます。企業の信頼性の低下や採用コストが増えるため、ありのままの環境を伝えましょう。
4. 性別・職種が偏らないように注意する
インタビューの対象者は、性別や職種に偏りがないように選ぶことが大切です。人材や働き方の多様性をアピールできるため、企業の評価を高めることができます。
求職者が「自分もここで活躍できるかも」とイメージをもちやすくなり、応募意欲を高める効果もあります。
5. 公開後は分析と改善のプロセスをくり返す
採用サイトに社員インタビュー記事を公開したら、アクセス数や応募数を計測、分析します。
分析結果から、求める人材からの応募を集めるための戦略を立てることが可能です。こうした分析を定期的に行うことで、質の高いコンテンツを提供し続けることができます。
社員インタビューが参考になる採用サイト3選
社員インタビューが参考になる採用サイトを3つご紹介します。質問内容やデザインなどを参考になさってください。
株式会社GIG
株式会社GIGは、東京でWeb制作やシステム開発を行っている会社です。
「テクノロジーとクリエイティブで、セカイをより良くする」をミッションに掲げ、DX支援も行っています。
採用サイトの社員インタビューは、自社ブログに掲載されています。事業内容やオフィスの雰囲気、社員の人柄などの企業文化を知ることが可能です。
個人を対象にした記事と、編集者やデザイナー、ディレクターなど職種ごとのインタビュー記事もあります。とくにユニークなのは「退職者」を対象にしたインタビューです。
関連記事:【退職者インタビュー】新卒から約5年。GIGはどうだった?
ほかにも経営陣や新卒者など、多様性にあふれたインタビュー記事が掲載されています。
株式会社ディ・ポップス
株式会社ディ・ポップスは、モバイルショップの運営や通信業界特化型人材サービス業など、通信事業を行っている会社です。
社員インタビューは若い社員を対象に実施しています。入社理由や壁にぶつかった経験、今後のビジョンなどの質問が並び、1日のスケジュールも見ることができます。
求職者からのニーズが高い内容にスポットを当てたインタビューコンテンツです。
インタビューのなかで企業理念にもふれており、メッセージ性が感じられます。
株式会社Gizumo
株式会社Gizumoは、「人の未来を創る」をビジョンに掲げ、採用後の人材育成に力を入れている会社です。
採用サイトは、プログラミングの楽しさを伝えてIT人材を増やしたい、活躍できる人材を増やすことを目的としています。
社員インタビューは動画で発信されており、リアルな職場環境や教育理念などの企業情報を知ることが可能です。
採用サイトの社員インタビューコンテンツの作成方法
企業の魅力がしっかりと伝わる社員インタビューコンテンツを作るには「自社で製作する」か「制作会社へ依頼する」の2つの方法があります。
自社で制作する
自社で社員インタビューコンテンツを制作するときは、インタビューする人材の選定や質問内容の検討、取材、撮影、執筆とすべて行わなければなりません。
リソース不足で進めると負担も大きく、他の業務にも支障をきたすおそれもあります。
事前に質問を用意するにしても、慣れていないとスムーズに進めるのは困難でしょう。自社で製作するときは、事前に対応できる社員がいるかどうかリソースを確認してください。
制作会社へ依頼
自社制作が難しいときは、Web制作会社へ依頼することも検討してください。
Web制作会社のなかには取材には対応していないこともあるため、どこまで対応してもらえるのかを確認することが大切です。
インタビューを含めて、採用サイトを一から制作してもらえるとサイト全体に統一感をもたせられます。
気になる制作会社があれば、制作実績ページをチェックしましょう。
関連記事:採用サイトに強い制作会社の選び方。応募が集まるサイトづくりを徹底解説!
採用サイト制作・インタビュー取材もGIGにおまかせください
採用サイトの社員インタビューコンテンツは、求職者の興味・関心を引き付けるため人選や質問内容、記事の書き方などにコツがあります。自社制作が難しいなら、東京のWeb制作会社GIGにおまかせください。
インタビューコンテンツの制作実績が豊富なため、企業や働く人の魅力が伝わる記事制作が可能です。その他コンテンツ制作においても設計段階からお力になれます。採用サイト制作・インタビュー取材でリソースが不足されているなら、ぜひGIGにご相談ください。
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