オウンドメディアでブランディングを成功させる4ステップ!成功事例と注意点を紹介|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG
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オウンドメディアでブランディングを成功させる4ステップ!成功事例と注意点を紹介
2023-09-19 制作・開発
ユーザーのニーズに対して迅速かつ柔軟に対応できるオウンドメディアは、企業のブランディングに欠かせない存在です。実際に、ブランド価値の向上に成功している企業もたくさんあります。
しかし、運営には専門知識も必要なため「頑張っているのに認知度が上がらない」「競合に差をつけられてしまう……」とお困りの方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、オウンドメディアブランディングの必要性と、成功に導く4つのステップを紹介します。5つの具体例をもとに、自社に活かせる成功の秘訣をお伝えしますので、ぜひ取り入れてみてください。
オウンドメディアが企業ブランディングに必要な5つの理由
企業がブランド価値を向上させる方法はさまざまです。なかでも、自社で管理・情報発信するオウンドメディアの活用は、その効果が注目されています。
こちらでは、オウンドメディアが企業ブランディングに欠かせない理由を5つ解説します。
競合と差別化できる
オウンドメディアは、競合と差別化を図る効果的な手段です。たとえば、カフェ運営会社が独自のコーヒー豆選びや焙煎法を紹介すると、市場内で画一的なポジションに立てるでしょう。
競合にはないオリジナル情報によって顧客は企業のファンになり、他社製品と比較せずとも購入を決めるケースもあるのです。
ブランドイメージの向上
オウンドメディアを活用すれば、自社の強みをターゲット層に効果的にアピールできます。具体的には、製品の背景にあるものづくりのストーリーや、職人の技術力を伝える取材記事などのコンテンツを発信すれば、ブランドイメージの向上が期待できます。
単にサービスを売り込むのではなく、顧客との長期的な信頼関係を構築するのが、オウンドメディアの特徴です。
ブランドが認知されるようになる
オウンドメディアは、ブランド認知度を高める重要な手段です。特に、SEOに対応したコンテンツは検索結果に上位表示されやすくなり、PV数が増加します。
また、読者の検索意図に沿った情報を提供すれば、自社を直接知らないユーザーも「この疑問は、このメディアを見ればわかる」と思うようになるでしょう。こうしたプロセスを通じて、ブランドの認知度は自然に高まるのです。
予算をコントロールできる
オウンドメディアを活用すれば情報を自由に発信できるため、外部広告に依存せずともターゲットにリーチが可能です。
サーバーやコンテンツ制作のコストはかかりますが、有料広告のクリック単価のように費用が急増することはありません。そのため、予算をコントロールしやすく、安定した集客活動が実現します。
中長期的な資産になる
オウンドメディアは、短期的な有料広告とは対照的に、中長期的な価値を提供します。コンテンツが充実すればするほど検索エンジンでの上位表示が見込まれるため、継続して読者を獲得できるのです。
さらに、一度作ったコンテンツはSNS・メルマガなどに再利用が可能。リアルタイム更新が必要なSNSに比べて、情報ストック型のオウンドメディアは、資産性の高さが魅力です。
オウンドメディアをブランディングに活かす方法
オウンドメディアを成功させ、効果的にブランディングするためには、計画的なアプローチが必要です。ここでは、ブランディングに向けた4つのステップを簡単に説明します。
目的とコンセプトを設計する
まずは、オウンドメディアによって何を達成したいのか、目的を明確にしましょう。次に、その目的を達成するためのコンセプトを考えます。
コンセプトは、メディアがどのような価値を提供するのか、どのようなメッセージを伝えるのかを示す基本方針です。たとえば、製品の使い方を紹介する実用的な情報を中心にするのか、業界の最新トレンドにフォーカスするのかなど、方向性を決めましょう。
ゴールとKPIを設定する
次に、目的達成のための具体的な目標(ゴール)と、進捗を測る指標(KPI)を設定します。以下の要素をもとに考えるとよいでしょう。
- 訪問者数(ユニークビジター数)
- ページビュー数
- 滞在時間
- コンバージョン率
さらに、ブランディングを成功させるポイントも検討が必要です。
- リピート訪問率
- 直接アクセス数の増加率
- 平均滞在時間の増加
これらのKPIを定期的に分析し戦略を調整すれば、オウンドメディアの効果を最大化できます。こちらの記事を参考に、具体的なKPIを設定しましょう。
内製か外注かを決める
コンテンツ制作は、自社で制作する(内製)か、専門の制作会社に依頼する(外注)かの選択肢があります。内製であれば、スタッフのスキルアップやコスト削減が期待できます。
一方、外注の場合、専門知識を持つプロフェッショナルの手を借りて、質の高いコンテンツを短期間で提供できます。費用は、依頼する範囲や求める成果によって変わります。以下を参考に検討してみてください。
自社制作 | 制作会社へ依頼 | |
費用 | 50〜200万円 | 100万円〜(※) |
※集客のために本格的なオウンドメディアを立ち上げたい場合を想定しています。
※引用:https://giginc.co.jp/blog/giglab/ownedmedia_cost
コンテンツを作る
最後に、設定した目的とコンセプトに沿って、コンテンツを制作します。コンテンツは、記事・動画・インフォグラフィックなど、さまざまな形式があります。ターゲットからの関心が高いテーマと手法を選択しましょう。より詳しいオウンドメディアの立ち上げ方は、以下の記事を読むとよりイメージが湧くようになります。
オウンドメディアでブランディングを成功させた事例5選
オウンドメディアのブランディング成功事例5選を紹介します。自社に取り入れたい要素を検討しながらみていきましょう。
キリンホールディングス
出典:キリンビール大学
キリンホールディングスが運営する「キリンビール大学」は、ビール愛好家に向けて幅広い知識を楽しく学べるオウンドメディアです。
キリンビール大学が成功した理由は、単に製品を宣伝するのではなく、ビールにまつわる興味深い話題を通じて、読者に付加価値を提供している点にあります。
【参考にしたいポイント】
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レッドブル・ジャパン
出典:Red Bull
エナジードリンクの大手メーカーであるレッドブル・ジャパン。スポーツ・音楽・エンターテイメントなど、エネルギー溢れるコンテンツを提供しています。
成功の秘訣は、ブランドが象徴する「限界を超える活動」を通じてターゲット層と強い共感を生み出していること。スポーツやアドベンチャーに挑戦する人々のストーリーを中心に展開し、視聴者にインスピレーションを与えています。
【参考にしたいポイント】
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株式会社星野リゾート
出典:みちくさガイド
日本を代表するリゾート運営会社、星野リゾート。オウンドメディア「みちくさガイド」は、旅行好きなら誰でも楽しめる、地域の隠れた魅力や特色を紹介するメディアです。
みちくさガイドが成功した背景には、その土地に根差したリアルな声をもとに、新たな発見や気付きが生まれるサイト設計にあります。「隠れた名所」や「知る人ぞ知るグルメ」といった地元の人しか知らないようなコンテンツが、読者の好奇心を刺激しています。
【参考にしたいポイント】
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日本航空株式会社
出典:torico(トリコ)
日本航空株式会社(JAL)のオウンドメディアである「トリコ」は、旅やJALに関する体験を分かち合うための旅コミュニティサイトです。読者が投稿した旅行記や写真を通じて、ほかの読者に新しい旅のアイデアやインスピレーションを届けています。
トリコが成功した理由は、ユーザー主導のコンテンツ作りにあります。アクティブユーザーを「tricoアンバサダー」に任命し限定イベントに招待するなど、積極的な参加を促す工夫が施されています。
【参考にしたいポイント】
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トリコの成功理由をもっと知りたい方は、以下の記事から真似できるポイントを探りましょう。
株式会社カカクコム
出典:食べログmatome
「食べログまとめ」は「食べログ」を運営する株式会社カカクコムのブランディング用サイトです。ユーザーが訪れた店の感想をまとめ、他のユーザーが参考にする形で情報の輪を広げています。
食べログまとめの成功の背後には、リアルタイムで豊富な情報のプールがあります。ユーザー同士のコンテンツ作成により「明日はここに行ってみよう」「新商品を食べてみたい」といった感情を生み出しています。
【参考にしたいポイント】
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オウンドメディアでのブランディングの注意点3つ
オウンドメディアを使ったブランディングは非常に効果的ですが、注意点もあります。デメリットを理解した適切な対策が重要です。
- 効果を実感するまでに時間がかかる
- コスト・リソースは不可欠
- 低品質なコンテンツは信頼の低下に
効果を実感するまでに時間がかかる
オウンドメディアの成果はすぐには現れません。特に半年〜1年は目に見える成果が出にくく、長期的な視点でコミットメントする必要があります。
「オウンドメディアが上手くいかない」と感じる要因は、短期スパンで費用対効果を判断しているから。早い段階で効果を追わず、長期戦で考えるのがポイントです。
コスト・リソースの確保は不可欠
オウンドメディアの立ち上げや運営には、初期投資と継続的なリソースが必要になります。また、質の高いコンテンツを提供するためには、専門知識を持ったスタッフや外部の専門家の協力が必要な場合もあります。しっかりとした予算と人材の計画の立案が重要です。
内容 | 費用 |
SEO記事制作 | 5~15万円/本 |
インタビュー記事制作 | 10〜15万円/本 |
記事アイキャッチ制作 | 1〜3万円/枚 |
監修費 | 1〜3万円/本 |
※引用:https://giginc.co.jp/blog/giglab/ownedmedia-3step
低品質なコンテンツは信頼の低下に
コンテンツの質は、ブランドイメージに直接影響します。低品質なコンテンツや誤った情報を提供すると、顧客の信頼を失い、ブランドに対するネガティブな印象を与えかねません。
メディアの表記ガイドラインを設けて掲載ルールを統一する、定期的にリライトして最新情報を伝えるなど、正確性と品質に注意を払うことが不可欠です。
表記ガイドラインは、こちらの記事を読むとすぐに作成できるのでチェックしてみましょう。
まとめ
オウンドメディアの運営は、企業ブランディングにおいて効果的な手法です。競合との差別化、ブランド認知度の向上などメリットはたくさんあります。しかし、成果には時間がかかるため、適切な計画と資源の確保が必要です。
「そうは言っても、オウンドメディアに割く人材も知識もない」「2~3年運営しているのに、成果が出ないのはなぜ?」と困ったら、専門家の力を借りることも一つの手段です。オウンドメディア制作に強みを持つ企業とタッグを組みながら、ブランド価値を高める最善策を探っていきましょう。
株式会社GIGは、ナショナルクライアントからスタートアップまで、Webコンサルティング、UI/UXデザイン、システム開発など、DX支援をおこなうデジタルコンサルティング企業です。また、45,000人以上が登録するフリーランス・副業向けマッチングサービス『Workship』や、7,000人以上が登録するデザイナー特化エージェントサービス『クロスデザイナー』、リード獲得に必要な機能を備えたCMS『LeadGrid』、UXコンサルティングサービス『UX Design Lab』などを展開しています。
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