SNS広告運用のやり方|媒体別の特徴と費用相場を解説|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG
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SNS広告運用のやり方|媒体別の特徴と費用相場を解説
2025-01-01 制作・開発

SNS広告は、ブランドの認知拡大から販売促進まで幅広い目的で活用されます。企業のマーケティングに欠かせない手法です。しかし、成果につなげるには各SNSの広告ルールの理解とマーケティングのノウハウが求められます。
SNS運用について「とりあえずInstagramを使えばいい?」「運用って具体的に何するの?」などわからないこともあるのではないでしょうか。
この記事では、SNS広告運用のやり方について解説します。自社でSNS広告を運用したい方、効果的なスタートを切りたい方は参考になさってください。
弊社GIGは、ナショナルクライアントからスタートアップまで、Webコンサルティング、UI/UXデザイン、システム開発など、DX支援をおこなうデジタルコンサルティング企業です。Web制作やDX支援のご相談はいつでもご連絡ください。
SNS広告とは?
SNS広告とは、SNSプラットフォーム上で配信される広告手法です。おもにブランディングやプロモーションなどの目的で活用されます。ターゲットとなるユーザーの興味関心や行動データにもとづいた配信が可能で、他の広告媒体にはない柔軟性と拡散力が魅力です。
SNS広告とは運用型広告のこと
SNS広告は「運用型広告」と呼ばれ、出稿後もターゲティングや予算、クリエイティブを柔軟に調整できるのが特長です。
広告は自社のプロダクトに興味をもちそうなユーザーに向けて配信され、資料請求や購入など具体的なアクションを促します。また、インフルエンサーとの連携で配信するケースもあり、訴求力を高める手法として活用されています。
Facebook広告(SNS広告運用代行)
Instagram広告(SNS広告運用代行)
Twitter広告(SNS広告運用代行)
SNSアカウント運用との違い
SNSアカウント運用は広告運用とは異なり、「ファンとの関係構築」や「ブランドの世界観の発信」が目的です。
日々の投稿やコメントへの対応などを通じて、ユーザーとの信頼関係を深めていきます。対してSNS広告は、特定の期間に集中してリーチやコンバージョンを狙う施策です。即効性が重視される点がSNSアカウント運用との大きな違いです。
SNS広告とWeb広告の違い
Web広告には、リスティング広告やディスプレイ広告があります。SNS広告との違いは、ユーザーとの接点や訴求方法です。
Web広告は検索キーワードや閲覧履歴をもとに配信されるのに対し、SNS広告はユーザーの興味関心や行動傾向にもとづいて表示される点が特長です。視覚的に訴える表現がしやすいため、ブランディングと相性が良いとされています。
このようにSNS広告は、他施策とは目的や手法が異なるため、成果につなげるには基本的なやり方を理解することが大切です。
関連記事:BtoBマーケティングでWeb広告はなぜ重要? マーケターが解説
関連記事:リスティング広告とSEOの違い|どちらの施策を選ぶべき?適切な活用方法を解説
SNS広告運用のやり方
SNS広告の効果を最大化するには、目的を明確にしたうえでKPIやターゲットの設定などのプロセスがあります。まずはこの基本的なやり方について解説します。
目的を明確にする
まず、何のために広告を出すのか目的を明確にしましょう。企業がSNS広告を運用するおもな目的は以下のとおりです。
・企業やプロダクトの認知拡大
・Webサイトへの集客
・アプリのインストール促進
・サービス利用のための会員登録
・製品の資料請求
SNSは利用者層が異なるため、目的によって広告配信に利用するSNSも変わってきます。媒体ごとに相性の良い施策があるので「よく見るからインスタグラムにする」など、目的を無視したSNSを選ぶと成果につながらないことがあります。
KPIを設定する
目的を決めたら、つぎは成果を測る指標となるKPI(重要業績評価指標)を設定します。SNS広告運用で設定されるKPIは、以下のとおりです。
・インプレッション数
・リーチ数
・ブランドの検索ボリューム
・フォロワー増加率
SNS広告を見たユーザーの認知から興味、検討、購買までカスタマージャーニーマップを作成し、各フェーズにこれらのKPIを設定するのです。「◯件」や「◯%」などの数値で示せるため、効果測定の際にどの施策が効果的だったのか明確に把握できます。もし思ったより、数値が伸びなかった場合、改善に向けた戦略立案に役立てることが可能です。
関連記事:カスタマージャーニーマップの作り方【現役インハウスマーケターが解説】
ターゲットを明確にする
誰に向けて広告を配信するかは、SNS広告の成功に大きく影響します。ターゲットを決めるときは、年齢・性別・居住地・興味関心などの基本属性に加え、行動履歴やフォロー傾向などを設定したペルソナを設定しましょう。
これによりターゲット像が具体的になり、細かいターゲティングが可能となります。ユーザーと直接コミュニケーションが取れるSNS広告の強みです。
関連記事:ペルソナ設計とは? 設計の方法から分析、ワークショップ、事例までを徹底紹介
ユーザーの動線を分析する
広告を見たユーザーが、どのようにWebサイトを訪れて、どのページを見るのかといった動線設計を検討します。既存のオウンドメディアがあれば、ユーザーの行動データをもとに動線を分析しましょう。
行動データの収集には、Googleアナリティクスなどのツールが便利です。SNSによっては独自のアナリティクスがあるので活用してみてください。ここで得られる行動データをもとに、ユーザーのニーズを深掘りし、どこで興味を失っているのか離脱ポイントを把握します。
効果測定と改善をくり返して精度を高める
SNS広告は配信後の効果測定と改善をくり返して精度を高めていきます。投稿内容や画像、ターゲット条件を変化させたABテストを実施するのも効果的です。
より高い成果が出たパターンを軸に、運用を進めていきます。これらのプロセスを押さえておけば、SNS広告をうまく運用することが可能です。
SNS広告の運用が注目を浴びている理由
株式会社電通発表の『2024年日本の広告費』によると、SNS広告を含むインターネット広告費は総広告費のうち47.6%を占めており、多くの企業が予算を割く主要チャネルとなっています。多くのユーザーへリーチできるSNS広告の運用が注目を浴びている理由について解説します。
企業・ブランドの認知度向上
SNSは多くのユーザーが利用しているため、メディアのなかでも自然な接点をつくりやすい特長があります。タイムラインやストーリーズといった日常的な導線に広告を表示させることができるため、自然な形でブランドや商品の認知を高めることができるのです。ユーザーの興味関心に沿ったものであれば、シェアやいいねによる拡散も期待できます。
広告費用を抑えられる
SNS広告は、少額から配信が可能です。広告料金の上限額を設定できるSNSもあるため、予算にあわせて配信できるメリットがあります。日額1,000円程度の配信も可能で、上限に達すると自動的に広告が停止されるため、使いすぎることはありません。
そのため、地域などを限定したテストマーケティングにも向いています。また、クリック課金やインプレッション課金など成果に応じた課金方式を選べるため、目的にあわせて広告費用を費用を抑えやすいのも特長です。
ブランディングにも活用できる
SNS広告は、短期的なCV獲得だけではなく、中長期的なブランディング施策としても有効です。日々の投稿で存在感を高め、コミュニケーションを取ることでフォロワーのエンゲージメントを高めることができるのです。
動画広告やカルーセル広告などを使えば、商品の世界観やストーリーをユーザーに印象付けることができ、企業イメージの醸成にもつなげることが可能です。
SNS広告の種類
SNS広告はプラットフォームごとに広告フォーマットや表示方法が決められています。そのため、どの媒体を選ぶかで成果の出方も大きく変わってくるのです。ここでは各SNS広告の種類と特徴、費用相場について解説します。
配信媒体と広告の種類
SNSごとの広告フォーマットをまとめてみました。
プラットフォーム | 広告フォーマット |
X(旧Twitter) | プロモ広告 |
ストーリーズ広告 | |
フィード広告 | |
TikTok | インフィード広告 |
LINE | トークリスト |
Youtube | インストリーム |
目的やターゲットの属性に合わせて、視認性の高い広告や配信形式を選びましょう。
SNS広告の費用相場
SNS広告の出稿費用の相場は、月間で30万円が相場です。上限を設定できるため、相場より抑えることもできます。基本的には、目的や用途に合わせて課金方式を選択し、予算となる上限を設定します。
課金方式 | 課金対象 |
CPM:インプレッション課金 | 表示回数 |
CPC:クリック課金 | リンクのクリック数 |
CPI:アプリインストール課金 | アプリのインストール数 |
CPV:動画再生課金 | 一定秒数以上の動画再生時間 |
クリック課金なら1クリック数十円からが相場ですが、想定以上の反応があると大きな出費となりますが、上限を設定していることで予算内に収めることが可能です。少ない金額から始めて、反応に合わせて予算を増やしていく方法が良いでしょう。
課金方式や上限設定の条件はプラットフォームで異なります。必ず確認してください。
SNS広告の運用体制を作るコツ
SNS広告は運用型広告に該当します。そのため、出稿後も継続的に分析と改善が必要です。ここではSNS広告運用に欠かせない体制づくりについて解説します。
リソースを集める
SNS広告の運用プロセスには、戦略立案やデザイン制作、配信設定、レポーティングなど、多くの工程があります。これらすべてを社内で対応するには、広告運用に関する専門知識をもつ担当者が必要です。
社内に広告運用経験のあるマーケターや、SNSに強いデザイナーがいないときは、求めるスキルをもつ人材を確保しましょう。
ノウハウを共有する仕組みをつくる
SNS広告を内製で運用するには、プラットフォームの規定や仕様を理解したうえで、改善サイクルをまわせる体制が必要です。また、最新のSNSトレンドや情報のアップデートにも迅速に対応できるよう、情報収集の習慣も欠かせません。
こうした業務は属人化しがちなため、チーム全体でノウハウを共有できるように運用マニュアルやナレッジ共有などの仕組みも作ることが大切です。
部分的な外注も検討する
すべてを自社でまかなうのが難しい場合は、一部の工程を外注することも検討しましょう。たとえば「広告戦略だけ外部のコンサルに相談する」「配信設定だけ代行してもらう」「投稿用画像を外部のデザイナーへ依頼する」といった方法があります。
社内の体制に合わせて柔軟な依頼方法を選択することで、予算と品質のバランスを保ちながら、広告効果を高めることが可能です。
SNS広告運用はマーケティングに強い制作会社へ依頼しよう
SNS広告をしっかりと成果につなげたいなら、制作会社へ依頼するのがおすすめです。なかでもマーケティングに強い制作会社なら、戦略設計から改善後まで支援してくれます。ここでは、制作会社に依頼するメリットについて解説します。
広告戦略から相談できる
SNS広告は目的や商材によって、選ぶべきプラットフォームや広告フォーマットが異なります。そのため、どのSNSを選び、どのような広告を配信するのか、広告戦略によって成果が大きく変わってくるのです。
マーケティングに強い制作会社なら、事業内容や課題に合わせて広告戦略を立ててもらえます。目的達成に向けて方向性を定められるため、しっかりと成果につなげることが可能です。
配信後の分析・改善も依頼できる
マーケティングに強い制作会社へ依頼することで、広告配信後のレポーティングや改善案の提案まで支援してもらえます。そもそもWebマーケティングでは、効果測定と改善のサイクルが必須です。SNS広告運用においてもプロセスはほぼ変わらないため、多くの制作会社は慣れています。
配信後、データにもとづいた効果検証と分析を行うことで、広告効果を最大化していくことが可能です。
他広告媒体と組み合わせた施策も可能
制作会社はSNS広告運用以外にも、Web広告運用やオウンドメディアなどさまざまな媒体の設計・制作を行っています。マーケティングに強い制作会社だからこそ、複数の媒体を横断した施策の提案ができるのです。
SNS広告の効果を広げたいなら、マーケティングに強い制作会社へ依頼することを検討しましょう。
SNS広告運用・WebマーケティングはGIGにおまかせください
SNS広告の運用に関して「社内にリソースがない」「成果を出すためのノウハウがわからない」とお悩みなら、Webマーケティングに強いGIGへご相談ください。
株式会社GIGは、SNS広告運用やSNSアカウント運用など、マーケティング全体の戦略支援が可能です。連携メディアの提案や配信後の運用支援など継続的なサポートを行うことで、SNS広告の効果を高めることができます。
ナショナルクライアントからスタートアップまで、Webコンサルティング、UI/UXデザイン、システム開発など、DX支援も行っています。
また、45,000人以上が登録するフリーランス・副業向けマッチングサービス『Workship』や、7,000人以上が登録するデザイナー特化エージェントサービス『クロスデザイナー』、リード獲得に必要な機能を備えたCMS『LeadGrid』、UXコンサルティングサービス『UX Design Lab』などを展開しています。
SNS広告運用の外注をお考えなら、Webマーケティングの実績が豊富なGIGへご相談ください。
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