Webサイト制作でWebマーケティング戦略・コンセプト設計が重要な6つの理由|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG

Webサイト制作でWebマーケティング戦略・コンセプト設計が重要な6つの理由

2018-10-21 制作・開発

Webサイト制作にて戦略・設計をおろそかにしてしまうと、制作した後に「本来やりたかったことが実現できていない」「実際に運用してみたら、ターゲットにまったく刺さらないサイトになっていた」という状況になりサイトリニューアルが必要になるなど、Web制作にかけた時間と予算が無駄になってしまう可能性があります。

なお、外部にWebサイト制作を依頼する場合、複数のWeb制作会社に見積りを依頼することもあるでしょう。その際、見積りの金額に大きな差がでるのが、この「戦略・設計」の項目でもあります。
安いから、という理由で制作会社を選んでしまうと、戦略・設計の精度が低く、上述のようなリニューアルを余儀なくされるケースは少なくはありません。

では、なぜWebサイト制作にて戦略・設計が重要なのか、今回はその6つの理由をご紹介します。

 

 

理由01. Webサイトで実現したい「本来の目的」を見失わないために

戦略・設計がないままWebサイト制作を進めてしまうと、しばしば主観的な意見が採用されてしまい、本来Webサイトで実現したかった目的を見失ってしまうケースがあります。

たとえば新しい集客チャネルとしてWebサイトを制作したいといった場合でも、「かっこいいデザインにしたい」と写真を多めに配置し、テキストを少なめにしてしまい、SEO視点が欠如した、検索流入が見込めないWebサイトが出来上がってしまうこともあるでしょう。

また、競合サイトを意識し過ぎてWebトレンドを軽視してしまう、動画コンテンツを盛り込み過ぎてサイト表示スピードが非常に遅いサイトになってしまうなどは非常に多く起こりうるケースであります。

そのためGIGでは、どういったターゲットにどういった行動をしてもらいたいか、Webサイトの目的をしっかりと定め、目的を達成するための戦略・設計を競合分析、ユーザテスト、アナリティクスデータなど客観的なデータをもとに構築していくことが重要であると考えます。

主観でWebサイトを実装するのではなく、戦略・設計をもとに目的を達成できるWebサイトを構築しましょう。

 
参考:
コーポレートサイト制作・企業サイト制作の考え方
Webコンサルティング・アクセス解析の進め方
Webマーケティング戦略の進め方

 

 

理由02. ペルソナにとって最適なUI/UXを実現するために

Webサイト制作の戦略・設計の軸となるのが「ペルソナ」です。ペルソナとは、マーケティング戦略におけるターゲットユーザーの中でもモデルユーザーとなりうる存在で、Webサイトのデザインやサイト構造を決める上でも、ペルソナがどういったモチベーションを持ってサイトにアクセスしているか、どういったサイト内行動をするかを想定しておくことで、より精度の高いWebサイト制作が可能になります。

そしてWebサイトは非常に多くの要素から成り立つため、制作時にはたくさんの決定事項が存在します。しかし、ペルソナだけ設定しても、Webサイト制作における戦略・設計を綿密に行わなければ、しばしばペルソナを無視した主観的な決定をしてしまい、ペルソナにとって最適なUI/UXを構築することは難しいでしょう。

また、限られた画面の中でWebサイトをどう見せていくかを決めるためには、コンテンツの優先順位を決め、適切な情報整理が求められます。その際に、企業側が伝えたいことだけを詰め込んでしまっては、ペルソナにとって快適なUI/UXとは言えない、結果的に誰にも見てもらえない、利用してもらえないWebサイトになってしまいかねません。

判断基準の要となる戦略・設計をしっかりと行い、ペルソナに最適なUI/UXを実現することが重要なのです。

 
参考:
ペルソナ設計・競合調査のポイント
デザイン制作・UI/UX・ユーザビリティのポイント

 

 

理由03. ターゲットユーザーに刺さるコンテンツを発信するために

昨今は、Webサイトにて動画コンテンツを発信する、ブログコンテンツを発信するなど、マーケティングの一環で様々なコンテンツ配信を行う企業が増えてきました。しかし、闇雲にコンテンツを発信していては、想定通りの結果は得られないでしょう。

なぜなら、ターゲットユーザーによって最適なコンテンツというのは異なり、必ずしも動画コンテンツが注目を集めているからといって、自社のビジネスに動画コンテンツが合うかどうかは一概には言えないからです。

そのため、ターゲットユーザーに刺さらないコンテンツをつくり続けることは、無駄な工数と予算を投下することになってしまうため、Webサイト制作においては事前にマーケティング戦略をしっかりと構築することが大切となります。
競合分析や検索ワードの調査、またユーザーインタビューなどを通じて、自社が狙いたいターゲットユーザーに刺さるコンテンツはどういったものなのかを明確にし、コンテンツタイプに応じたサイト構造のWebサイトを制作しましょう。

 
参考:
記事コンテンツ制作・インタビュー取材の進め方
コンテンツ企画・インタビュー制作の書き方

 

 

理由04. 構築後に分析/解析ができる環境を構築するために

Webサイトはつくって終わりではなく、リリース以降にWebサイトの分析・解析を行い、目的達成のためのPDCAを回すことが重要であるとGIGでは考えております。しかし、事前に運用フェーズでの分析・解析のことを考慮していなければ、制作時にGoogle AnalyticsやSearch Consoleなどの分析・解析ツールを導入しておらず、そもそも分析・解析ができないという状況になりかねません。

また分析・解析ツールはただ導入すればよいというものではなく、事前に戦略・設計を行い、計測すべき項目の精査、またアシストコンバージョンやゴールフローの設定など、目的に応じて設定する内容が変わり、導入すべきツールも異なってきます。

様々なデータが取得できるWebマーケティングだからこそ、効果的な運用を実現するためにも綿密な戦略・設計に基づいた分析・解析環境を構築し、PDCAサイクルを回すことが重要なのです。

 
参考:
Webサイト・サービスサイト運用の方法
アクセス解析・分析のやり方

 

 

理由05. 構築後の運用体制を事前に組み立てるために

Webマーケティングをしっかりと行うためには、Webサイトリリース後の適切な運用が重要です。そして、コンテンツを定期的に更新するのであればライターや編集担当者、分析・解析をもとにA/Bテストや追加機能の開発を行うのであればデザイナーやエンジニア、ディレクターといった運用にかけるリソースをしっかりと確保することが求められます。

しかし、Webサイト制作時に戦略・設計がなければ、そもそもどのような運用を行っていくかが定まらず、結果的にサイトリリース後に運用されないWebサイトになってしまいかねません。

また、付け焼刃的な対応が発生してしまいターゲットユーザーに効果的でないコンテンツが生まれてしまう、CVR向上を目的としていたのにPV数だけを追いかける施策を打ってしまうなど、投下した予算と時間が無駄になってしまうケースは往々にして起こりうるのです。

そのため、事前に戦略・設計に基づく運用体制をしっかりと組み立て、目的を達成するための運用が極めて重要です。なおGIGでは、ライターや編集者等のクリエイターネットワークがあるため、運用時のリソース不足やナレッジ不足をサポートすることも可能です。

 
参考:
適切な編集部体制構築方法とは
グロースハック・体制構築支援のポイント

 

 

理由06. 無駄なコストを生み出さないために

そしてWebサイト制作において戦略・設計が重要な最後の理由、それは無駄なコストを生み出さないようにするためです。ビジネスとしてWebサイトを活用する以上、無駄なコストは企業活動にとって何一つメリットはありません。

せっかくコストをかけて制作したのに何も効果がでないといったケースはもちろん、コンテンツマーケティングやオウンドメディアマーケティングはすぐに効果が出にくい手法であるにも関わらず、戦略・設計がないことにより経営判断を誤ってしまい、早々に運営をやめてしまうといったケースも起こりえます。

さらに初期フェーズから多くの機能を開発してしまい、開発期間が長くなり、多くのコストがかかってしまうにも関わらず、結果的には利用されない不必要な機能であった、ということも珍しいことではありません。

精度の高い戦略・設計を重要視し、無駄なコストを生み出さないWebサイト制作を心がけましょう。

 
参考:
業務内容に応じた最適なシステム開発、設計、構築
グロースハック・体制構築支援のポイント

 

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