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UXが優れたサイトとは|制作のポイントや事例を紹介
2023-08-01 制作・開発
「コンバージョンを増加させる」「自社の魅力をユーザーに伝える」などサイト制作の目的を達成するためには、サイトの設計においてUX(ユーザー体験)が重要です。UXが優れたサイトを作成することで、「サイトで伝えたい内容を伝えやすくする」「ユーザーの関心度を高める」などの効果が期待できます。この記事では、UXが優れたサイトを作成するために必要な、基本知識や制作時のポイントなどを詳しく解説します。
UXの基礎知識
そもそもUXとは
UXはユーザーエクスペリエンスの略で、、製品やサービスを利用するユーザー行動の全体(認知から購入、利用まで)を指します。サイトにおけるUXは、ユーザーがサイトに訪問してから回遊、コンバージョンに至るまでの使いやすさ、情報の見つけやすさを指します。具体的にはユーザビリティ(使いやすさ)、アクセシビリティ(アクセスの容易さ)、コンテンツの内容、ページの配置など、様々な要素からサイトのUXが構成されています。
UXとUIの違い
厳密にはUIはUXに包括されており、UXの一部です。しかしながらUXとUIの違いは体験であるか、情報であるかという点で明確な違いがあります。
UXはユーザーエクスペリエンスです、製品やサービスを利用するユーザー行動の全体(体験)を意味しています。対するUI(ユーザーインターフェース)はボタンやテキスト、画像などの情報を伝えるためのパーツ(部分)を意味しています。
UXの構成要素にUIが含まれているため、優れたUXの設計には、UIが優れている必要があります。
UXが優れたサイトの作成に必要なこと
ユーザーの理解
UXが優れたサイトを作成するためには、ユーザーについて理解することから始めます。サイトに訪問するユーザーがどのようなニーズ・課題を抱えているのか把握し、データからペルソナやカスタマージャーニーマップを作成してユーザーの行動を可視化します。
関連記事:カスタマージャーニーマップの作り方【現役インハウスマーケターが解説】
ペルソナやカスタマージャーニーマップでユーザーの行動を把握することで、サイトの役割を明確にし、掲載する情報やユーザー導線を検討する際に役立てることができます。ペルソナやカスタマージャーニーマップを作成する際に、想定されるユーザーから生の声を聞くユーザーインタビューを実施することで、より精度が高まります。データからの定量調査だけでなく、定性的な面から調査ができるのでデータだけでは見えてないニーズや課題が読み取れるはずです。
関連記事:ユーザーインタビューとは? 手順や実施目的、成功のコツを解説
競合調査
競合調査では、競合のウェブサイトをナビゲーション、デザイン、ユーザビリティなどUXの観点から評価します。サイト制作前であれば「こういうデザインを取り入れたい」「導線がわかりにくいので自社では取り入れたくない」など自社サイトに取り入れるポイントを見つける目的で実施しましょう。
また、すでに製作中・公開済みである場合は、自社サイトとの違いを比較してみましょう。掲載内容やサイト導線、デザインなど可能であればユーザーにも競合と比較してもらい、意見を聞くことも有効です。
ユーザビリティテスト・検証
ユーザビリティテストでは、まずテスト目的の明確化と共に、ユーザーを集めます。「文言がリピーターに対して刺さるか」「新規ユーザーが迷わない導線になっているか」など、テスト内容に応じて、集めるユーザーが異なります。
実際のテストではリアルなシナリオと具体的なタスクを用意し、適切なテスト環境を整えます。参加者の行動や反応を観察・記録し、収集したデータを分析してユーザビリティの問題点や改善点を抽出します。
データ分析で問題を特定し、改善策を施し、その成果を再検証します。
公開した後の分析
サイトを公開した後もUX改善のため、ヒートマップツールなどを使ってユーザーの行動を理解することが必要です。ヒートマップツールでは、クリックした箇所やスクロールされた場所までが色付けされており、実際のユーザー行動を可視化することができます。
制作時に立てた仮説があっているか検証するため、公開後も分析・改善が必要です。
UXデザインの重要要素
操作性(ユーザビリティ)
直感的で使いやすいことは、優れたユーザーエクスペリエンスの基盤です。ユーザビリティは、ユーザーが目的を達成できるかどうか、どれだけ簡単にタスクを完了できるかに焦点を当てています。わかりやすい文言やメニューボタンなど、求める情報や機能に簡単にアクセスできることが重要です。
関連記事:UXライティングでユーザー体験を高めるための3つのポイント
ユーザー導線
ユーザーがサイト内を容易に移動でき、必要な情報や機能を迅速に見つけられるようにすることが重要です。メニュー構造や遷移先など、途中で迷うことなくサイトを利用できるようにすることが不可欠です。
サイトの表示速度
ウェブサイトのロード時間はユーザー体験に直接影響を与えます。ロード時間が長すぎるとフラストレーションを引き起こし、ユーザーの離脱率を高める可能性があります。UXを重視するサイトであれば、スムーズにページを閲覧できるようにするため、画像の最適化、キャッシュの使用、不要なスクリプトの削除なども必要です。
関連記事:Webサイト表示速度を改善する7つの方法。制作会社が活用するツールとノウハウを徹底解説
UXを重視したサイトの制作事例
コンバージョン率が「約1.4倍増加」|株式会社TOKIUM
TOKIUM様のサイトリニューアルをGIGで実施しました。「複数のサービスを提供しているものの、各サービスの統一感が不足している」という課題があり、サービス全体を統合し、ユーザー中心の設計に基づいてサイトリニューアルしました。
ペルソナ・カスタマージャーニーマップの作成やコンセプトの設計、サイトの設計など、戦略設計からデザイン実装まで一貫して行うことで、「サービス全体の理念や目標を打ち出しブランドを伝えつつも、サービスの詳細がわかる設計」を行いました。
結果、サイトの統一感を持たせることができ、コンバージョン率が「約1.4倍増加した」との声をいただいています。
関連記事:リード獲得数は約3倍へと成長。マーケと営業の部門間連携も強まるプロジェクトとなった| TOKIUM様
UXにフォーカスし、プロダクトの魅力がより伝わるように|平安伸銅工業株式会社
収納ソリューション「LABRICO」のブランドイメージを高めるためにサイトのリニューアルをGIGで実施しました。
UI/UXにフォーカスし、商品カテゴリーの多様性がディレクトリ構造を複雑にしている状況で、平安伸銅工業株式会社と議論を重ね、よりユーザーに「LABRICO」の魅了を伝えるため、サイトのナビゲーションを精緻に設計しました。
リニューアルしたことで「何を伝えたいのかが分かるスッキリとしたサイトになった」とのお言葉をいただきました。
関連記事:いかにしてブランドの「らしさ」を表現するか。フルリモートで進行したサイトリニューアルの裏側 | LABRICOさま|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社
UXが優れたWebサイトの設計には専門知識と経験が必要
UXが優れたWebサイトを作成することで、コンバージョン率の向上やブランドイメージの醸成など様々な効果が期待できます。
UXが優れたサイトを設計するためには、ペルソナ設計やカスタマージャーニーマップの作成、競合調査、ユーザビリティテストを実施した上で「ユーザーにとって最適な体験」を作ることが必要です。サイトを公開した後も、分析と改善をセットで実施することで、よりUXが優れたサイトに近づけることができます。
GIGでは戦略設計からサイト・デザインの実装、公開後の分析や改善まで一貫して行うことができます。経験豊富なUI/UXやマーケティングの専門家が、商品やサイトの課題、これから実現したいことに合わせてサイトを設計します。お気軽にご相談ください。
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