UXライティングでユーザー体験を高めるための3つのポイント|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG

UXライティングでユーザー体験を高めるための3つのポイント

2023-08-29 制作・開発

こんにちは!プロデュース事業部サービスデザインチームでディレクター・プロジェクトマネージャーとして働いている山根です。普段はサービスサイトやアプリなどの開発案件を担当し、プロジェクト全体の進行管理や要件定義、情報設計、デザインなどを行っています。

この記事では、サイトやアプリのユーザー体験を大きく左右する言語表現(UXライティング)に関して、今日から実践できる内容を中心にお話ししたいと思います。

UXライティングとは何か?

UXライティングとは、主にウェブサイトやモバイルアプリ、ソフトウェアなどのデジタルプロダクトにおいて、UX(ユーザーエクスペリエンス)を向上させるために行われる文章作成のことです。

UXライティングでは、ユーザーがプロダクトを使用する際に感じる感情や反応、理解しやすさ、誘導力などの観点が考慮されます。

UXライティングとコピーライティングの違い

UXライティングは、UXを向上させるために行われる文章作成です。主にアプリケーション、ウェブサイト、ソフトウェアなどのデジタルプロダクトにおけるユーザーの体験をサポートするために使われます。主な目的は、ユーザーが情報を正しく理解し、効果的にプロダクトを使用できるようにすることです。具体的な活用例としては、ボタンのラベル、エラーメッセージ、ヒントテキストなどが挙げられます。

一方でコピーライティングは、広告、マーケティング、販売促進などの目的で行われる文章作成です。主に商品やサービスのプロモーションやブランドメッセージを伝えるために行われます。主な目的は、読者や視聴者の行動を誘導し、商品やサービスを売るためのコンテンツを制作することです。

つまり、UXライティングはユーザーの体験をサポートするためのテキストを作成するのに対し、コピーライティングは広告やマーケティングの目的でターゲットに訴求する文章を作成することに焦点を当てているという違いがあります。

UXライティングがもたらす2つの効果

効果1. ユーザーが迷わずにプロダクトの目的を達成できるようにする

ユーザーは「魅力的な求人を見つける」など、何か目的を持ってプロダクトを操作します。

プロダクト上の言葉がわかりにくいと、ユーザーは言葉の意味を考えなければならず、本来の目的である「魅力的な求人を見つける」ことに集中できなくなってしまいます。

読解の負荷を軽減する言葉を選び、ユーザーが本来の業務に集中できる体験を提供しましょう。

効果2. ユーザーとプロダクトの間に繋がりを築き、愛着心を深める

適切なUXライティングは、プロダクトに人格を付与することができます。たとえば、「意識的に平仮名の使用頻度を増やす」「敬語をなるべく使わない」などを意識すると、「親しみやすい」「手軽」「分かりやすい」などの印象をユーザーに与えられるでしょう。プロダクトの人格を反映したUXライティングをすることで、プロダクトに個性が生まれ、ユーザーの愛着心につながります。

UXライティングをするうえで意識すべき3つの要素

近年では、UXライティングがブランドとユーザーの関係性に重要な影響を及ぼすことが広く認知されるようになりました。ですが、「具体的にどうやってUXライティングに取り組めばいいのか分からない」という方も多いと思います。

ここからは、UXライティングで意識すべき3つの要素について説明します。

要素1. ボイス&トーン

ボイス&トーンは、ブランドやプロダクトのコミュニケーションにおいて一貫性と個性を確保するための指針です。

ボイスは、「ブランドやプロダクトの基本的な個性や特性を表す指針」と考えましょう。

プロダクトに適したボイスを決めるための最初の一歩は、伝える相手が誰なのかを考慮する事です。そのユーザーにとって馴染みがあるのはどのような言葉なのか、ユーザーにどのような印象を持ってもらいたいのかを考えましょう。信頼性や安定感を伝えたいのか、ユーモアや楽しい雰囲気を伝えたいのか、ブランドの個性に合わせたライティングを心がけましょう。

トーンは、「文脈や状況に応じて、文章の表現方法を調整する要素」です。

プロダクトに適したボイスを設計したら、状況に応じてトーンを変えましょう。そのテキストと出会うとき、ユーザーはプロダクト内で何をしているか、どのような気持ちなのかを十分に考慮して作成する必要があります。同じプロダクトであっても、簡潔で単刀直入なトーンにした方が良い場合もあれば、明るく暖かいトーンにした方が良い場合もあるでしょう。

ボイス&トーンを効果的に設計することによって、ユーザーはプロダクトからのメッセージをより良く理解し、納得・信頼して行動するようになります。

要素2. 明確で簡潔な表現

UXライティングでは、理解しやすく正しい情報が伝わる表現になっていることが大前提です。ような言葉を選びましょう。テキストを考える際は、その箇所にその言葉が本当に必要かどうか、もっと短い表現を使用できないかを検討しましょう。

また、誰に対しても分かりやすい表現にすることが重要です。多くのユーザーに役立つプロダクトにするには、できるだけ多くの人に適した表現にする必要があります。簡潔で平易な言葉を選び、アクセシビリティやユーザーの文化圏、年齢層を念頭に置いて、どのような言葉を使うのが最適なのかを考えましょう。

くわえて、能動的な文体にすることで、ユーザーが手順に従ってプロダクト内で次のステップに進んだり、画面間を移動したりしやすくなります。ボタンやテキストリンクにラベルを付けるときは、動詞を使用するのが無難。また、基本的には分かりやすさを優先して、極端にくだけた表現や難解な表現を使用するのは避けましょう。「登録しましょう!」とするより、単に「登録」とした方が効果的です。

テキストリンクを使用する際は、移動先にどのような情報があるかを判断しやすいように表現しましょう。「詳細はこちら」「ここをクリックする」などのリンク先を想起しづらい表現を避け、「株式会社GIGのブログはこちら」などとなるべく具体的な情報を記載しましょう。このような表現は、画面読み上げ機能を使うユーザーにとっても非常に重要です。

要素3. 一貫性

テキストの表現に一貫性をもたせることでユーザーの認知的な負荷を減らし、プロダクトの扱いに慣れるまでの時間を短縮できます。テキストのルールを事前に用意しておくことは、プロダクトを制作する際のコストを下げることにもつながります。具体的な例としては、以下のような文体や文言のパターンについて、事前に検討するようにしましょう。

  • 一人称または二人称の統一
    たとえば、ユーザーが何かをお気に入り登録できるプロダクトの場合。登録したものを保存する場所に移動するボタンやリンクには、「自分がお気に入り登録した〇〇を閲覧できます」や「あなたがお気に入り登録した〇〇を閲覧できます」などの記載が考えられます。どちらを使用しても問題ありませんが、同じアプリやサイト上では、両方を混在させないように注意しましょう。最初に一人称または二人称のどちらにするかを決めて、統一してください。
  • 「続ける」または「次へ」の統一
    複数画面に遷移する操作手順がある場合、次の手順に進むためのボタンまたはリンクの「ラベルの付け方」を事前に決めましょう。「続ける」または「次へ」などが一般的な言葉ですが、これもどちらかを選んで一貫して使用するようにしましょう。また、操作手順の最後には、「完了」というラベルが付いたボタンなど、異なるラベルのものを表示し、操作が完了したことを明確に伝えることが重要です。

UXライティングは不可欠なもの

今回の記事では、UXライティングの意味や取り組むメリット、具体的な改善方法についてお話ししました。Webサイトやアプリを制作する事業者の方や、デジタルでの情報発信に取り組む方の参考に、少しでもなったなら幸いです。

GIGは日頃からUXライティングに取り組み、Webサイトやアプリを制作しております。弊社では開発体制もございますので、「使いやすいプロダクト、個性あるサービスを作りたいという方」のご支援ができるかと存じます。ぜひお気軽にお問い合わせください!

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山根 勇人

プロデュース事業部サービスデザインチーム所属。広島大学卒。主に規模感の大きなアプリやサービスサイトの制作におけるプロジェクトマネジメントや、最適なユーザー体験の設計を担当する。