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【基礎知識】UIとは|優れたUIに必要な要素をわかりやすく解説
2023-07-03 制作・開発
Webサイトやアプリの制作で出てくるキーワード「UI(ユーザーインターフェイス)」UIは情報のやり取りをする接点のことを意味しており、ユーザーが操作しやすい設計の意味合いでも使われています。この記事ではUIの意味、UXやCXとの違い、UIの構成要素など、より良いUIを考える上で必要な基礎知識をわかりやすく解説します。
UIとは
UI(ユーザーインターフェース)とは、ユーザーとデバイス・サービスを繋ぎ、情報のやり取りをする接点のことを指します。
例えば、Webサイトにおけるイラストやフォーム、ボタン、文字(フォント)など、ユーザーの目に入る構成要素がUIにあたります。
UX・CXとの違い
UX(ユーザーエクスペリエンス)との違いは、UIは「接点」であるのに対して、UXはデバイスやサービスを使ったことで得られる「体験」を意味しています。Webサイトでページの閲覧、商品の購入などのサイト内における一連の行動をする際に、サイトを操作することによる利用者としての体験を意味しています。
CX(カスタマーエクスペリエンス)は、サイトやアプリ内だけでなく、より幅広くサービスやプロダクトを認知してから購入や利用に至るまでの体験や感情を意味しています。サイトやアプリの操作もユーザー行動の一部であるため、CXはUXを包括しています。
UIの中にも種類がある
接点を意味するUIは情報設計の考え方によって、2種類に分類されます。
オブジェクト指向UI
オブジェクト指向UIはまず「使うモノ」を決めてから「アクション」を決定するUIです。現実で考えるプロセスと同じであり、直感的に操作することができます。画面上での操作が現実的な所作と一致しているため、画面内での操作を自然に学習することができます。
タスク指向UI
タスク思考UIは反対に、実行する「タスク(アクション)」を決めてから「使うモノ」を決定するUIです。タスクの解決を重視しており、より少ないクリックや操作で完了することが優先される場合に適した考え方です。
良いUIと悪いUIの違い
良いUI
良いUIとはユーザーが直感的に理解しやすく、「思い通りに操作できる」インターフェースのことを指します。
具体的には
- クリックした後のページ内容が予測できるボタンの文言
- 想定ユーザーのリテラシーに合わせた情報量(文字量)
- ページの読み込み時間が短い
など、サイトやアプリ内の行動でストレスなく、ユーザー体験の向上につながる要素が該当します。
悪いUI
「どう操作したらいいかわからない」ため、操作や情報を理解する上で考えなくてはならず、不満を感じさせるインターフェースを指します。
具体的には
- ボタンやリンクの位置や色がわかりにくい
- 文字数が多すぎて、時間をかけて読まないと理解できない
- 読み込み時間が長すぎる
など、不満やストレスを引き起こし、離脱の原因となるような要素が挙げられます。
UIが悪いとユーザーが意図した通りに行動できず、UXが悪影響を与えてしまうため改善が必要です。
良いUIの設計が必要な理由
ユーザーの満足度の向上に繋がる
「迷わずに必要なページに遷移できる」「知りたい情報がすぐに見つけられる」などユーザーが使いやすく感じることで、ユーザーの満足度の向上、UXの改善に繋がります。逆に使いづらいUIの場合は、操作に時間がかかる、知りたい情報を得られないなどの不満からユーザーの離脱に直結します。サイト内での満足度の向上を目指すのであれば、UIデザインは必須です。
ブランディングに貢献できる
せっかく作成したミッションやパーパスも、文字の大きさが小さすぎたり、どのページに記載してあるのかわからなければ、ユーザーに伝わりません。また「動きが遅い」といった操作性に対する不満も、ブランドの印象を悪くする原因の一つとなります。
UIを改善することで、ユーザーに伝えたいことを伝えれるようになり、ブランディングに貢献することができます。また優れたUIはユーザー体験が向上させることができ、ブランドやサービスの価値を引き上げることが可能です。
UIの構成要素
UIは様々な要素から構成されています。ここでは構成要素の中でも重要なレイアウト、ボタン、テキスト、入力フォーム、アイコンがUIデザインにおいて重要な理由、それぞれで必要な条件を詳しく解説します。
レイアウト(配置)
適切な配置のレイアウトでは、情報を簡単に見つけ、理解し、操作できるようにすることができます。良いUIを目指すためには、情報の階層構造を考えた上で、要素の配置方法を検討することが必要です。
必要な条件
- わかりやすい情報の階層構造
- 想定ユーザーの行動パターンを反映した配置
- 読みやすさの向上ために余白を適切に利用する
ボタン
ボタンはユーザーがアクションを起こすためにクリックする重要な要素です。一目で押すと「どのようなページに遷移するのか」「何が起こるのか」理解できるようにする必要があります。
優れたUIに必要な条件
視認性が高いデザインとサイズ
直感的に理解できる文言
重要性に応じた色や形で違いを付けること
視認性が高いデザインとサイズ
直感的に理解できる文言
重要性に応じた色や形で違いを付けること
テキスト
テキストは情報を伝えるための基本的な要素です。文言の内容はもちろん、テキストそのものを見やすくするためにフォントサイズ、色、行間などを適切に設定する必要があります。
優れたUIに必要な条件
- 一目で理解できるわかりやすい文言
- 読みやすいフォントの選択
- 情報の重要度に応じた色やサイズの使い分け
入力フォーム
入力フォームは、お問い合わせやお申し込みページなどで、ユーザーから情報を収集するための手段です。ユーザーの手間がかかるため、入力途中の離脱に直結します。そのため簡単に情報を入力でき、かつエラーが少ない設計が求められます。
優れたUIに必要な条件
- 必須項目と任意項目の明確な区別
- わかりやすい入力内容
- 入力エラー時の明確でわかりやすい説明
アイコン
アイコンは文字を使わずに、イラストや記号などで機能や意味を伝えられる要素です。テキストと異なり読む手間がないので、直感的に理解可能であり、文化や言語の壁を超えて情報を伝えることができます。
優れたUIに必要な条件
- 直感的に理解できるわかりやすいデザイン
- 文化や言語の差異を考慮したデザイン
- サイト・アプリ内での一貫性
優れたUIを設計するために意識するポイント
ユーザーに考えさせないことを意識する
優れたUIではユーザーが直感的に操作することができます。直感的に操作できるUIにするためには「考えずに操作できるか」という点を意識して設計しましょう。情報の配置や導線設計、文字の大きさ、ボタンの文言など全ての箇所において迷わずに目的の行動を取れるように導くことで、より良い体験を提供できます。
アクセシビリティを考慮する
アクセシビリティとは、利用するユーザーの障害の有無や年齢、環境に関わらず全ての人が利用できることを意味しています。
視覚障害や聴覚障害など、様々なニーズに対応できるUIを設計することで、すべての人にとって使いやすいサイト・アプリを実現することができます。
具体的には色彩の使い方、フォントの大きさ、音声案内の提供など様々な手段があり、想定されるユーザーに応じて必要な手段を導入しましょう。
ユーザーテストで試しながらPDCAを回す
UIが優れているか、優れていないかは制作者ではなく、ユーザーが判断します。そのためユーザーテストを実施し、得られたフィードバックから、改善を繰り返すプロセスが不可欠です。設計してユーザーテストで試すPDCAサイクルを回しながら改善することで、ユーザー体験を徐々に向上させることができます。
優れたUIはブランディングの向上に直結
優れたUIは、ユーザーの満足度やブランディングの向上に直結します。この記事ではUIを設計する意義、UXとCXの違い、そして優れたUIの構築に必要なポイントや構成要素を解説しました。UIが優れているかはユーザーが決めるため、ユーザーの立場から情報設計やデザインを考えることが大切です。
株式会社GIGでは、結果を出すためのUIデザイン手法を駆使し、ナショナルクライアントからスタートアップまで、様々なサイト制作の実績があります。
サイト制作の実績は、以下から確認できます。
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