コンテンツマーケティングにコンサルは必要?事例をもとに解説|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG
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コンテンツマーケティングにコンサルは必要?事例をもとに解説
2023-09-01 制作・開発
潜在顧客との長期的な関係構築に効果的なコンテンツマーケティングですが、ノウハウや知識がないと成功させるのは難しい手法とも言われています。
どのようにコンテンツマーケティングを進めればよいのか不安な担当者様は、コンサルティングの利用も検討していると思います。
本記事では、コンテンツマーケティングの基礎知識からコンサルティングを活用するメリット、コンサルタントの選び方やGIGの支援事例まで、幅広く解説します。
コンテンツマーケティングとは
コンテンツマーケティングとは、顧客の抱える課題を解決する有益な情報を提供し、信頼関係を構築しながら自社の製品やサービスの価値を伝えるマーケティング手法です。
近年、企業間の競争が激化したことで、売り手主体の製品アピールでは顧客を引きつけにくくなっています。顧客視点のコンテンツの制作と発信が重要となっているのです。
コンテンツを通して顧客が抱える問題やニーズに寄り添った情報を提供し、信頼関係を築き、適切なタイミングで自社の製品やサービスの価値を伝えます。
つまり、コンテンツマーケティングは、顧客との長期的な関係構築を目指す戦略的なアプローチであり、単なる販促活動とは一線を画すマーケティング手法といえます。
関連記事:コンテンツマーケティングの実施手順を解説|成功させる3つのコツ
コンテンツマーケティングのコンサルとは
コンテンツマーケティングのコンサルとは、企業がコンテンツマーケティングを効果的に実施するために、戦略立案から実行まで一連のプロセスをサポートする専門家のことを指します。
豊富な経験と専門知識を活かし、企業の現状を分析したうえで、最適な戦略立案とその実行をサポートするのが仕事です。
具体的には、ターゲット像の明確化やコンテンツの企画、制作ディレクションや効果測定など、一連のプロセスをトータルにサポートします。
コンテンツマーケティングのコンサルは必要なのか
コンテンツマーケティングの対応領域は、ターゲット層の特定や、適切なコンテンツの制作、最適な配信チャネルの選定など多岐にわたります。
これらすべてに対応するために、社内でリソースを確保するのは難しいでしょう。
コンテンツマーケティングのコンサルタントへ依頼することで、社内リソースの不足を補いつつ、効率的かつ効果的なマーケティング活動を展開できます。
コンテンツマーケティングの専門家から直接レクチャーを受けられるため、迅速な体制の構築を目指すことが可能です。
コンテンツマーケティングのコンサル支援の内容
コンテンツマーケティングのコンサルでは、企業のコンテンツマーケティングを成功に導くため、現状分析から改善まで、一連のプロセスをサポートします。
具体的にどのような支援を行うのかコンサルの支援内容について解説します。
Web戦略立案・戦略設計
コンテンツマーケティングのコンサルでは、まず企業の現状をくわしく分析します。
・事業内容
・ターゲット顧客
・競合他社の動向
・現在のコンテンツマーケティングの取り組み状況
これらを徹底的に調査し、課題や強み・弱みを明確にします。
この現状分析はコンテンツマーケティングの基盤となる工程です。クライアント企業の状況を正確に把握したうえで、最終的にCV(コンバージョン)へつなげるために戦略を立てていきます。
現状分析の結果を踏まえて、ターゲットが抱えている課題を解決できるコンテンツテーマの選定、制作・配信方法、効果測定方法などを策定します。
こまかい指標が必要な理由として、BtoBマーケティングでは一般消費者と異なり、CVまでに複数の関係者がいることも珍しくありません。そのため、論理的で説得力のあるコンテンツが必要なのです。
リソースやノウハウがなければ、確かな戦略は立てられません。コンサルタントは、豊富な経験と知見を活かし、企業の状況に合わせた最適な戦略を提案してくれます。
デジタルマーケティングツールの活用
コンサルタントはデジタルマーケティングツールを活用した支援もしています。
デジタルマーケティングツールとは、消費者の行動データを収集し、レポート化してくれるものです。
コンサルタントは、コンテンツマーケティングに活用できるデータを取捨選択して、最適な提案をしてくれます。
コンテンツマーケティングに使えるツールには『Google アナリティクス』や『Googleサーチコンソール』があります。
こうしたツールは無料で利用できますが、使い方がわからなければ活用は難しいものです。コンサルタントは分析・提案だけでなく、効果測定ツールの選定やデータ分析の方法など継続的に運用できるように内製化の支援を行っています。
また、データを活用したコンサルティング会社は、BtoCマーケティングに強いのが特徴です。コンサルタントが伴走することで、スムーズかつ効果的なコンテンツマーケティングの実行が可能です。
関連記事:BtoB企業はMAを導入すべき?メリットと注意点、主要MAツールのコストと強みをまとめて解説
コンテンツSEO・オウンドメディア運用代行
コンテンツSEOとは、検索エンジンの検索結果で上位表示を狙うための施策のひとつです。SEO記事を作成し、検索エンジンからの流入を増やします。
オウンドメディアへ集客させるには、ユーザーの検索意図にあったコンテンツの配信と定期的なリライトが必要です。そのためには適切なキーワードの選定や競合分析などを行わなければなりません。
コンテンツSEOを進めるには、Googleのガイドラインの理解をはじめ、効果測定ツールの選定や、データ分析の方法などさまざまな知識が必要です。
専門知識をもつコンサルタントが伴走することで、スムーズかつ効果的なコンテンツマーケティングを実行できます。効率よく成果をあげるためにも、コンサルタントの支援が必要なのです。
SNSマーケティング・運用代行
InstagramやFacebook、X(旧Twitter)などのSNSマーケティングの支援も行っています。
コンサルタントは各SNSの利用者層を把握しており、ターゲットの行動喚起につなげるためのコンテンツを作成します。
飲食店などの店舗経営において、InstagramやGoogleマップの運用は欠かせません。しかし、Googleビジネスプロフィールはガイドラインが厳しく、運用を誤るとアカウント停止になることもあります。
コンサルタントなら、ガイドラインに則った運用支援を行うため、安心して運用を任せることが可能です。
ほかにもターゲットにあわせた配信チャネルの選定や配信スケジュールの策定、エンゲージメントデータの分析なども依頼できます。
動画マーケティング支援
コンサルタントの支援内容には、動画マーケティング支援もあります。
動画マーケティングとは、動画を通じて企業の魅力やプロダクトのプロモーションなどを行う方法です。おもに以下のような動画があります。
・ブランディング動画
・プロモーション動画
・採用コンサルティング
・商品プロモーション動画
・セミナー動画
動画は音声と映像の両方で視覚的に情報を伝えることができるため、複雑な情報をわかりやすく届けることが可能です。
コンサルタントは、どのような情報を動画にすると効果的なのか、あらゆるデータをもとに戦略を立てます。
企画制作から配信、運用、効果検証まで担うケースが多く、動画を活用した企業の経営戦略のサポートが可能です。
インハウス化支援
コンサルタントは、自社でマーケティング施策を継続できるようにサポートします。
具体的には、社員向けにSEO対策やデータ分析などの専門的なノウハウを研修を通して、身につけてもらうといったものです。
誰でも同じ手順で実践できるようにマニュアルを作成したり、業務効率化に向けたツールの開発・導入支援も行います。
こうした体制づくりは、コンテンツマーケティングを継続するためにも欠かせません。
コンサルのインハウス化支援により、社内にノウハウが蓄積され、社員のスキルアップも目指すことが可能です。
コンテンツマーケティングコンサルタントを選ぶポイント
コンテンツマーケティングのコンサルタントを選ぶ際は、いくつかの重要なポイントを押さえておく必要があります。
コンテンツマーケティングの成果を最大化するためのポイントについてご紹介します。
同業界の実績や経験があるか
コンテンツマーケティングのコンサルタントには、豊富な実績と経験が求められます。
同業他社や類似業界でのコンサルティング実績があることが理想的です。
実績を確認することで、そのコンサルタントがどのような戦略立案や施策実行ができるのかを知ることができます。
また、コンテンツマーケティングに関する知見の深さや、最新トレンドへの理解度も重要な判断材料です。
事例紹介や過去の成果物などを確認し、コンサルタントの実力を見極めましょう。
提案や説明はわかりやすいか
コンテンツマーケティングにくわしくない場合、慣れない言葉が多く不安だと思います。コンサルタントを選ぶときは、提案や説明のわかりやすさで選んでもよいでしょう。
具体的には、専門用語の使用を控えて、わかりやすい言葉や例をあげて説明をしているかどうかです。
業界への知見や自社の課題をどこまで抱えているのかを汲み取ってもらえるコンサルタントを選ぶことが大切です。
コンサルの強みは何か
コンテンツマーケティングにはさまざまな種類があり、それぞれ支援内容も異なります。
コンサルを依頼するときは、各コンサルの強みを確認しましょう。
WebサイトのSEO対策を依頼したいときに、SNS運用が得意なコンサルへ依頼しても期待しているような成果は上げられないかもしれません。
コンテンツマーケティングでもとくに注力してほしい分野があれば、事前に強みや得意分野を確認しておくことが大切です。
どこまで対応してもらえるのか
コンテンツマーケティングの領域は広く、各コンサルティング会社で対応領域が異なります。
例えば、コンテンツ制作を請け負っていても、コンテンツの制作のみで実装やコーディングまでは対応していない会社があります。
自社のリソースで対応できない場合、別で請け負ってくれる人材を採用しなければなりません。
事前にコンサルティング会社の対応領域を確認しておくことで、不測の事態を避けることが可能です。
コミュニケーションはスムーズか
コンテンツマーケティングのコンサルティングは、戦略立案や施策実行においてクライアント企業と密なコミュニケーションが欠かせません。
そのため、コミュニケーションの取りやすさは支援を任せるうえで、重要な選定ポイントです。
レスポンスの速さや説明のわかりやすさ、柔軟な対応力などを確認しておきましょう。
また、定期的な進捗報告や、課題に対する適切なフィードバックができるかどうかも確認してください。
コンテンツマーケティングは公開後の運用も重要です。コミュニケーションがスムーズだと、長期的なパートナーシップを結ぶことができます。
コンテンツマーケティングに取り組むメリット
コンテンツマーケティングに取り組むことで、企業は多くのメリットを享受できます。以下に、主なメリットがあります。
・潜在顧客層へアプローチできる
・広告費の軽減につながる
・顧客のロイヤリティが高まる
潜在顧客層へアプローチできる
まずコンテンツマーケティングの大きな強みは、潜在顧客層にもアプローチできる点です。
自社の製品やサービスに直接関連しないトピックでも、ターゲット層の興味・関心に合致するコンテンツを発信することで、まだニーズが顕在化していない潜在的な顧客を引き付けることができます。
従来の販促施策では届きにくかった層とのコミュニケーションが可能となり、新たな顧客獲得のチャンスを広げることが可能です。
広告費の軽減につながる
コンテンツマーケティングに取り組むことで、長期的に広告費を削減する効果も期待できます。
魅力的なコンテンツを継続的に発信し、オウンドメディアを充実させることで、検索エンジンからのアクセス数やSNSからの流入増加が見込めます。
また、コンテンツを通じて構築された信頼関係は、口コミなどにもつながりやすく、広告に頼らない形で認知度を高めることが可能です。
初期投資は必要ですが、長期的視点で見れば費用対効果の高いマーケティング手法だと言えるでしょう。
顧客のロイヤリティが高まる
コンテンツマーケティングのもう1つの大きなメリットは、顧客ロイヤリティの向上です。
自社の提供価値に関する理解を深めてもらうことで、単発の取引で終わらない、長期的な関係性を構築できます。
とくに、購買前後のていねいなフォローにより、顧客満足度を大きく高めることが可能です。
良質なコンテンツを通じて、顧客との関係性を構築することは、ブランドへの愛着を醸成し、ファン層を形成することでロイヤリティの向上につながります。
コンテンツマーケティングの費用相場
コンテンツマーケティングのコンサルタントを選ぶ際は、費用体系が明確であることが重要です。
コンテンツ制作の種別ごとの費用相場は以下の通りです。
項目 | 費用 |
SEOキーワード調査・コンテンツ設計 | 20万円 |
アクセス解析レポートを含むWebコンサルティング | 30万円~ |
SEOコンテンツ制作 | 6万~9万6千円/本(文字数・本数による) |
コンサルティングサービスによっては、費用があいまいで、後から追加費用を請求するようなケースもあります。
そうしたトラブルを避けるためにも、事前に費用体系を確認し、明確な見積もりを提示してもらうことが大切です。
固定報酬契約か実費精算契約など、費用の算出方法も確認しておきましょう。
また、初期費用や追加費用の有無、支払いスケジュールなども事前に取り決めておくことが重要です。
関連記事:コンテンツマーケティングを外注する前に確認すべき3つのポイント
GIGのコンテンツマーケティング事例紹介
次に、GIGのコンテンツマーケティングコンサル事例もご紹介します。各クライアント様が抱えていた課題を、どのようなマーケティング施策で改善したのか、具体的な事例を通してご理解いただければと思います。
日本航空(JAL)の自社メディアコンテンツ制作
日本航空様は、旅コミュニティサイト『trico』の立ち上げにあたり、ユーザー間のコミュニケーション促進と、JALならではのコンテンツ発信による検索流入獲得という課題を抱えていました。
GIGは、JALとコミュニティ運用を手掛けるイーライフ様と協働し、ユーザーニーズを捉えた企画立案と、JAL社員へのインタビューなどを通じた"JALならでは"のコンテンツ制作を行っています。
その結果、『trico』のユーザー投稿数は毎月3,000件を超え、「2019 Webグランプリ」で優秀賞を受賞するなど、多くの注目を集めるコミュニティサイトへと成長しました。
ユーザーから多数のコメントが寄せられるなど、エンゲージメントの高いコミュニティが形成される事例となりました。
▼関連記事
“JALならでは”のコンテンツを発信し、ユーザーから愛されるコミュニティ形成に貢献|日本航空様
カウンティアのWantedlyインタビューコンテンツ制作
財務サービスとフィンテック事業を展開するカウンティア様は、採用サービス『Wantedly』の運用において、2週間に1件程度しかエントリーを獲得できていないという課題を抱えていました。
GIGは、Wantedlyの運用代行サービスを通じてカウンティア様の課題解決に取り組みました。カウンティアの個性的な社員に着目し、キャラクターを立てた魅力的な社員インタビューコンテンツを制作。また、募集記事についても、データに基づいたブラッシュアップ提案を行い、クオリティの高い求人票を作成しました。
その結果、エントリー数は飛躍的に増加し、多いときには1日5件もの応募が集まる結果に。GIGによるコンテンツ制作と運用ノウハウの提供により、カウンティア様のWantedly活用は大きく改善することになりました。
現在は、GIGの支援により培った習慣とノウハウをもとに、インハウスでの運用を実現されています。
▼関連記事
Wantedly運用代行で2週間に1件しかなかったエントリー数が1日5件に|カウンティア様
LeadGridのコンテンツ事例
最後にご紹介するのは、Web制作やリード獲得領域のノウハウを発信するGIGのメディア『LeadGrid BLOG』において、リードジェネレーションやリードナーチャリングを改善したコンテンツマーケティング実施事例をご紹介します。
具体的には、記事の内容と関連性の高いホワイトペーパーを本文中に複数設置し、ダウンロードを促進しています。また、獲得したリードに対しては、セグメントに応じたメルマガを配信し中長期的な接点を維持するように努めました。さらに、比較検討を行っている可能性が高いリードは、ホットリードとしてインサイドセールスにバトンタッチしています。
その結果、リード獲得数は約2.4倍に増加する成功事例となりました。
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コンテンツマーケティングでリードを2倍に増やす方法|自社成功事例「LeadGrid BLOG」
コンテンツマーケティングのコンサルならGIGにお任せ
この記事では、コンテンツマーケティングとは何か、コンテンツマーケティングをコンサルティングに依頼するメリット、コンサルタントの選び方などについて解説しました。
コンテンツマーケティングは、潜在顧客へのアプローチや広告費の削減、顧客ロイヤリティの向上など、多くのメリットをもたらします。コンサルティングを活用することで、これらのメリットをさらに効果的に引き出せることも理解いただけたかと思います。
コンテンツマーケティング支援をご希望されている方は、GIGまでお気軽にお問い合わせください。
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