【比較表付き】CMS比較・おすすめ15選|失敗しない選び方を制作会社が解説|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG
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【比較表付き】CMS比較・おすすめ15選|失敗しない選び方を制作会社が解説
2023-07-10 制作・開発

CMSは一度導入すると数年は使い続ける基盤です。CMS比較やCMSおすすめを調べる際は、選定後に「更新できない」「保守費が膨らむ」といった問題を避けられるかまで確認しましょう。
本記事では主要15製品の費用、機能、選び方を整理します。GIGは自社CMS『LeadGrid』を提供し、他社CMSの選定・構築・移行も支援しています。自社製品を掲載していることを開示したうえで、製品ごとの向き不向きを比較します。
CMSを比較する前に押さえたい5つの種類
製品名だけでなく、提供・導入形態と、配信・編集の構成を先に整理しましょう。本記事ではクラウド型・OSS・パッケージ型を提供形態、ヘッドレス型・ノーコード型を構成・操作性として扱います。後者はクラウド型と重複する場合があります。
CMSとは|Webサイトを更新できる仕組み
CMSは「Content Management System」の略で、Webサイトの文章や画像などのコンテンツを管理・更新する仕組みです。HTMLやCSSを毎回編集しなくても、管理画面からページを追加したり、既存ページの情報を更新したりできます。
多くのCMSでは、情報とページデザインを分けて管理します。担当者はテンプレート内で更新し、公開前の確認や権限管理も設計できます。基本的な仕組みは、CMSの種類を解説した記事もご覧ください。
クラウド型CMSの特徴と向いている企業
クラウド型CMSは、ベンダーが用意したサービスをインターネット経由で利用する形態です。サーバー運用、システムのアップデート、基盤部分のセキュリティ対応をベンダーが担う範囲が大きく、専任エンジニアがいない企業でも始めやすい特徴があります。
月額費用にサーバーや保守を含むサービスが多く、予算を見通しやすい点も利点です。一方で、標準機能を超える独自要件や外部システム連携には制約や追加費用が生じる場合があります。更新を内製化したい中小企業や、運用負荷を抑えたい企業に向いています。
オープンソース型CMSの特徴と注意点
オープンソース型CMSは、ソースコードが公開され、ライセンス費用をかけずに利用できるCMSです。代表例の『WordPress』は、テーマやプラグインを利用して機能を拡張しやすく、対応できる制作会社や技術者も見つけやすい傾向があります。
ただし、本体が無料でも、サーバーの調達、脆弱性対応、バックアップ、アップデート検証の責任は自社または委託先に残ります。保守を外部委託する場合は継続費用が発生するため、ライセンス費用だけでクラウド型と比較しないことが大切です。
パッケージ型CMSの特徴と導入規模
パッケージ型CMSは、ライセンスを導入して自社環境や指定環境で運用する商用CMSです。多部門での更新、細かな権限設定、承認フロー、既存システムとの連携など、個別要件に対応しやすい特徴があります。
要件定義や構築、インフラ設計を含めると、初期投資と導入期間は大きくなりやすいでしょう。情報システム部門が主導し、全社サイトや大規模サイトを長期運用する企業、セキュリティ・ガバナンス要件が厳しい企業が主な検討対象です。
ヘッドレス型CMSの特徴と向く企業
ヘッドレス型CMSは、コンテンツを管理する機能と、Webサイトなどに表示する機能を分ける構成です。APIを通じてコンテンツを配信するため、Webサイト、モバイルアプリ、デジタルサイネージなど複数の表示先で同じ情報を活用しやすくなります。
表示側を自由に実装できる反面、フロントエンド開発や公開環境の構築が別途必要です。既存の開発チームがあり、複数チャネルへの配信や高度な表示要件をもつ企業に向いています。コンテンツ編集者だけでサイトを完結させたい場合は、運用体制を慎重に検討しましょう。
ノーコード型CMSの特徴と限界
ノーコード型CMSは、画面上の操作を中心にページを組み立て、公開できるサービスです。デザインの調整や公開までのスピードを重視するLP、小規模なコーポレートサイト、立ち上げ段階のサイトで活用しやすいでしょう。
一方で、ページ数や更新者が増えた場合の権限管理、複雑なデータ連携、独自のデザイン仕様では制約が生じることがあります。現在の要件だけでなく、3年後に必要となるサイト規模や運用体制まで想定して選ぶことが重要です。
【比較表】主要CMS15選を費用・機能で一覧比較
結論から言うと、専任エンジニアを置かずに運用したい企業はクラウド型を、開発・保守のリソースを確保できる企業はオープンソース型またはヘッドレス型を基本線として検討するとよいでしょう。大規模運用や厳しい統制要件がある場合は、パッケージ型も候補になります。
本表は各社が公開している情報だけで構成しています。金額を公開していない製品は「非公開」と記載し、推測は入れていません。カスタマイズ性やサポートの手厚さは公開情報で客観的に比べられないため表には含めず、各製品の紹介と選定チェックポイントで扱います。稟議では初期構築、移行、保守、追加開発の範囲をそろえて比較してください。
| CMS | 提供形態 | ライセンス費用 | 公開料金(2026年8月6日時点) | 日本語サポート | 向いている企業 |
| LeadGrid | クラウド | 有償 | 非公開(初期費用・月額費用・オプション費用の3構成) | 提供元あり | BtoBのリード獲得と内製更新を両立したい企業 |
| ShareWith | クラウド | 有償 | 公開あり(コンパクト:初期75万円〜/月額12万円〜。スタンダード:初期100万円〜/月額14万8000円〜。レジリエンス:初期280万円〜/月額24万8000円〜) | 提供元あり | IR・採用を含むコーポレートサイトを運用する企業 |
| ferret CMS | クラウド | 有償 | 非公開 | 提供元あり | BtoBマーケティングを一体で運用したい企業 |
| BlueMonkey | クラウド | 有償 | 非公開 | 提供元あり | 国産CMSで操作支援を受けながらWeb運用を内製化したい企業 |
| SITE PUBLIS | クラウド/パッケージ | 有償 | 非公開(クラウド版はライセンス料+月額費用、オンプレミス版はライセンス料+年間保守費用。Standard/Advanced/Enterpriseの3グレード) | 提供元あり | 大規模・公共系サイトを多部門で運用する企業 |
| WordPress | オープンソース | 無料 | 本体無料(サーバー・制作・保守は別途) | コミュニティのみ | 保守体制があり、柔軟にサイトを構築したい企業 |
| Drupal | オープンソース | 無料 | 本体無料(サーバー・制作・保守は別途) | コミュニティのみ | 多言語・多権限の大規模サイトを構築する企業 |
| Joomla! | オープンソース | 無料 | 本体無料(サーバー・制作・保守は別途) | コミュニティのみ | 会員・権限管理を重視する企業 |
| baserCMS | オープンソース | 無料 | 本体無料(サーバー・制作・保守は別途) | コミュニティのみ | 日本語で運用し、必要な機能を絞りたい企業 |
| HeartCore CMS | パッケージ/クラウド | 有償 | 非公開(インストール版は年額サブスクリプション、SaaS版は初期費用+年額基本利用料) | 提供元あり | 複数部門・複数サイトを統制したい中・大規模企業 |
| Movable Type | パッケージ/クラウド/SaaS | 有償 | 一部公開(AMI版はAWS Marketplaceで1時間あたり0.07米ドル。ソフトウェア版・クラウド版は非公開) | 提供元あり | 静的出力を含む構成や、提供形態を選びたい企業 |
| NOREN Content Server | パッケージ | 有償 | 非公開 | 提供元あり | 更新・公開に厳格な統制が必要な大規模企業 |
| microCMS | クラウド/ヘッドレス | 有償(無料プランあり) | 公開あり(Hobby 0円/Team 4,900円〜/Business 7万5000円〜/Enterpriseは要問い合わせ) | 提供元あり(技術サポートはBusinessプラン以上) | 開発チームがあり、国内向けヘッドレスCMSを選びたい企業 |
| Contentful | クラウド/ヘッドレス | 有償(無料プランあり) | 公開あり(Freeプランあり。Enterpriseは要問い合わせ) | 英語中心 | 多言語・複数チャネルへ配信するグローバル企業 |
| STUDIO | クラウド/ノーコード | 有償(無料プランあり) | 公開あり(年払い時の月額でFree 0円/Business 3,980円〜/Business Plus 9,980円〜。Enterpriseは要問い合わせ) | 提供元あり(有料プラン) | 小規模サイトを短期間で公開・改善したい企業 |
※本表は各製品の公開情報のみをまとめたものです(2026年8月6日時点)。金額を公開していない製品は「非公開」と記載しています。「ライセンス費用:無料」はCMSソフトウェア自体の費用を指し、サーバー、制作、保守、セキュリティ対応の費用は含みません。実際の総額は初期構築費、移行費、保守費、追加開発費を含めて比較してください。税別・税込の扱い、最低利用期間、オプション費は製品・契約条件によって異なります。
料金の確認先: ShareWithの価格ページ、SITE PUBLISのプランページ、microCMSの料金ページ、Contentfulの料金ページ、STUDIOの料金ページ。
クラウド型・パッケージ型・OSSの費用相場
CMSの費用は、月額だけでは比較できません。クラウド型はライセンス、サーバー、アップデート、サポートの一部を月額に含む場合があり、初期構築やデザイン、移行作業は別見積もりになることが一般的です。パッケージ型はライセンスと構築を含めた初期費用が大きくなりやすく、運用に必要な保守契約も確認する必要があります。
オープンソース型はソフトウェア自体を無料で使えますが、サーバー費、保守、障害対応、アップデート検証は別です。3年分の総保有コスト(TCO)として、初期構築費、月額費、保守費、カスタマイズ費、コンテンツ移行費を同じ条件で並べましょう。月額費用の考え方は、CMSの月額料金比較も参考になります。
CMS比較で確認すべき8つのチェックポイント
CMS比較では、先に「誰が、どの頻度で、どの範囲を更新するか」を明確にします。運用設計が不足すると、更新停止や想定外の保守費につながります。
以下の8項目を候補製品ごとにそろえると、価格だけでは見えない差を稟議でも説明しやすくなります。
1. 誰が更新するのかを先に決める
更新担当者のスキル、人数、確保できる時間を先に定義しましょう。Web担当者1人が他業務と兼務する場合と、複数部門が同時に更新する場合では、必要な管理画面の分かりやすさ、権限管理、承認フローが異なります。
「更新できる」だけでなく、誰がどの操作を週何回行うのかまで書き出すことが大切です。更新担当者が実際に操作できないCMSを選ぶと、制作会社への依頼が増え、導入時に想定した内製化の効果を得にくくなります。
2. 総保有コスト(TCO)で3年分を試算する
初期費用と月額費用に加え、カスタマイズ、保守、サーバー、セキュリティ、移行の費用を含めて3年分を試算します。見積もりを比べる際は、どこまでが標準料金に含まれるかを確認し、追加作業の単価や条件もそろえましょう。
とくにOSSは、ライセンス費用が無料でも、保守を外注すれば継続費用が発生します。逆にクラウド型は月額が高く見えても、基盤保守やアップデートを含むため、社内工数を含めた総額で有利になる場合があります。
3. 管理画面を実際に触って確認する
デモやトライアルでは、営業担当者の操作を見るだけでは不十分です。実際に更新を担う担当者が、ページ複製、画像差し替え、公開予約、下書き保存、プレビューまでを自分で操作してください。
その際は、更新にかかる時間だけでなく、誤公開を防ぐ承認フローや差し戻しのしやすさも確認します。管理画面が現場の作業に合わない場合、機能が豊富でも運用は定着しません。
4. セキュリティ責任の所在を確認する
脆弱性対応、ソフトウェアアップデート、バックアップ、障害発生時の連絡と復旧を、誰が担うのかを契約前に明確にします。クラウド型はベンダーに任せられる範囲が大きい一方、OSSやパッケージ型では自社または保守委託先の役割が大きくなります。
「CMSセキュリティ比較」では、認証や権限管理の有無だけでなく、更新通知の方法、対応時間、バックアップの保存期間、復旧支援の範囲まで確認しましょう。責任分界点を文書で残すことが、事故後の混乱を防ぎます。
5. Webアクセシビリティ対応の可否
2024年4月1日の改正障害者差別解消法の施行により、民間事業者にも合理的配慮の提供が義務付けられました。一方で、WebアクセシビリティそのものやJIS X 8341-3:2016への準拠が、すべての民間事業者に一律で義務付けられたわけではありません。制度上は、合理的配慮と、その基盤となる環境の整備を分けて理解する必要があります。
CMS選定では、見出し構造、画像の代替テキスト、カラーコントラスト、キーボード操作などを、テンプレートや編集画面で確認・維持できるかを確認しましょう。運用担当者の判断にすべて委ねず、誤りを起こしにくいテンプレートを設計できるかが重要です。内閣府の解説、厚生労働省の事業者向けガイドライン案内も確認してください。
6. 表示速度とCore Web Vitals
Core Web Vitalsは、LCP、INP、CLSの3指標で構成されます。INPは2024年3月12日にFIDを置き換えました( Google Search Central)。良好な数値だけで検索順位が保証されるわけではありませんが、ページ体験を改善する取り組みは、Googleのコアランキングシステムが評価しようとする要素と整合します(Googleのページエクスペリエンス解説)。
CMSでは、動的生成か静的出力か、画像をどのように最適化するか、追加したプラグインや計測タグがどれだけ増えるかが表示速度と操作応答性に影響します。導入前の検証環境で、実際のテンプレートと想定コンテンツを使って計測することをおすすめします。
7. 外部システム・MAツールとの連携性
BtoBサイトでは、フォームから得た情報をMA、SFA、CRMに渡し、営業活動につなげる設計が欠かせません。候補CMSがAPIを提供しているか、Webhookに対応しているか、既存のフォームやチャットツールと連携できるかを確認しましょう。
連携の可否だけでなく、誰が設定・保守するのかも重要です。標準連携で済むのか、個別開発が必要なのか、仕様変更時に追加費用がかかるのかを見積もり条件に含めてください。
8. サポート体制と移行時の支援範囲
導入支援、初期設定、操作研修、運用開始後の問い合わせ、障害時の窓口、既存サイトからの移行を、それぞれどこまで支援してもらえるかを確認します。サポートが英語のみ、またはチャットのみの場合は、社内の対応体制と合うかも判断材料になります。
移行では、コンテンツデータだけでなく、画像、フォーム、リダイレクト、計測設定、権限を引き継ぐ必要があります。CMSの契約範囲と制作会社の支援範囲を分けて見積もり、責任者と成果物を明確にしてから開始しましょう。
クラウド型CMSおすすめ5選|費用と機能で比較
クラウド型CMSは、サーバーや基盤保守を含めて提供されるため、専門人材を常時確保しにくい企業が検討しやすい選択肢です。ただし、更新のしやすさ、リード獲得機能、承認フロー、連携できる外部システムは製品ごとに異なります。
1. LeadGrid|BtoBリード獲得型CMS

- 提供形態:クラウド型CMSです。
- 費用:初期費用・月額費用・オプション費用の構成で、詳細は要問い合わせです。サイト構築、移行、追加開発を含む範囲は、要件に応じて見積もりを確認してください。
- 得意なこと・主な機能:見たまま編集、ブログ・資料管理、フォーム作成、顧客管理、リスト管理を備えます。フォームは入力項目の追加・並び替え・必須設定を画面上で行えます。
- サポート範囲:導入後は、操作方法だけでなく更新・改善の相談にも対応します。契約者向けヘルプサイトでは機能別マニュアルとFAQを提供します。
- 向いている企業:サイト経由の商談・問い合わせを増やしたいBtoB企業、更新を制作会社任せにせず内製化したい企業に向いています。Salesforce、Account Engagement(旧Pardot)、HubSpotとの連携を進めたい場合にも候補です。
2. ShareWith|IR・コーポレート特化

- 提供形態:クラウド型です。オンプレミス向けの提供はありません。
- 費用:コンパクトプランは初期75万円〜、月額12万円〜です。スタンダード以上は企業属性や規模で異なるため、公式価格ページを確認してください。
- 得意なこと・主な機能:複数部門での情報更新、コーポレート情報の管理、IRや採用を含むサイト運用に適しています。
- サポート範囲:CMS、サーバー、セキュリティ、サポートを一体で提供します。デザイン・サイト設計の支援範囲は要確認しましょう。
- 向いている企業:上場企業を含め、更新責任や情報開示の統制を重視するコーポレートサイト運営企業に向いています。
3. ferret CMS|BtoBマーケ一体型

- 提供形態:クラウド型です。ferret Oneシリーズの一部として利用する形を含め、導入構成を確認します。
- 費用:初期費用・月額費用は要問い合わせです。必要なシリーズ機能と運用支援をそろえて見積もりを取得してください。
- 得意なこと・主な機能:CMSの更新に加え、フォーム、コンテンツ運用、マーケティング施策を連動させる用途に適しています。
- サポート範囲:導入支援、操作支援、マーケティング支援の範囲はプランにより異なるため、契約前に確認が必要です。
- 向いている企業:CMSとMAを別々に管理せず、BtoBの見込み顧客獲得から育成までを一体で進めたい企業に向いています。
4. BlueMonkey|国産・中堅企業向け

- 提供形態:クラウド型です。提供元はクラウドサーカス株式会社で、Webサーバーの保守、アップデート、操作サポートを含む形で提供されます。
- 費用:制作費用と月額ライセンス費用が必要で、具体的な料金は要問い合わせです。
- 得意なこと・主な機能:見たままの編集、テンプレート活用、承認フロー、リンクチェックなどを用意しています。
- サポート範囲:提供元のクラウドサーカス株式会社が伴走型の支援体制を掲げ、マニュアルサイトと技術的な問い合わせ窓口を用意しています。支援の具体的な範囲は契約内容により異なるため、公式サイトから要確認です。
- 向いている企業:初めてCMSを導入し、国産サービスの操作支援を受けながらWeb運用を内製化したい企業に向いています。
5. SITE PUBLIS|大規模サイト向け

- 提供形態:クラウド版の「PUBLIS 4 Cloud」と、オンプレミス版の「SITE PUBLIS 4」があります。
- 費用:クラウド版はライセンス料と月額費用、オンプレミス版はライセンス料と年間保守費用の構成です。Standard/Advanced/Enterpriseのグレードがあり、ページ数、ユーザー数、ドメイン数、サーバ構成で変わるため、公式プランページを確認してください。
- 得意なこと・主な機能:多人数での更新、承認ワークフロー、公開制御など、大規模サイトに必要な運用統制を設計できます。
- サポート範囲:導入・運用支援の範囲はライセンスと契約内容により異なります。公式プランページで提供形態と規模別ライセンスを確認してください。
- 向いている企業:公共性の高い情報を扱い、多部門・多サイトの公開管理を重視する企業や団体に向いています。
オープンソース型CMSおすすめ4選を比較
オープンソース型CMSは、本体のライセンス費用を抑えながら、要件に合わせて機能を拡張しやすい選択肢です。一方で、サーバー、脆弱性対応、バックアップ、アップデート検証を誰が担うかを決めなければ、無料であることが運用上の利点につながりません。
6. WordPress|世界シェア1位の定番

- 提供形態:オープンソース型です。自社または委託先がサーバーへ導入して運用します。
- 費用:本体ライセンスは無料です。サーバー、テーマ、プラグイン、制作、保守、セキュリティ対応には別途費用がかかります。
- 得意なこと・主な機能:テーマやプラグインによる拡張、記事管理、外部連携に対応します。W3Techsによると、2026年8月6日時点でCMSが判明しているWebサイトの59.1%、全Webサイト中では41.2%で利用されています(W3Techs)。
- サポート範囲:公式コミュニティが中心です。企業サイトでの保守、障害対応、脆弱性対応は自社または制作会社との契約で確保します。
- 向いている企業:保守体制を用意でき、独自デザインやコンテンツ運用を柔軟に行いたい企業に向いています。
7. Drupal|大規模・多言語サイト向け
- 提供形態:オープンソース型です。自社または委託先の環境で導入・運用します。
- 費用:本体ライセンスは無料です。インフラ、開発、保守、セキュリティ対応は別途見積もりが必要です。
- 得意なこと・主な機能:多言語、複数ユーザーの権限管理、複雑なコンテンツ構造の設計に向いています。多言語機能の詳細はDrupal公式を確認してください。
- サポート範囲:公式コミュニティが中心です。企業利用では、実装・保守を担う開発パートナーを確保する必要があります。
- 向いている企業:複数言語・複数部門で運用し、開発と保守の体制を継続的に確保できる企業に向いています。
8. Joomla!|会員機能をもつサイト向け

- 提供形態:オープンソース型です。サーバーの準備、更新、保守は自社または委託先が担います。
- 費用:本体ライセンスは無料です。サーバー、拡張機能、構築、保守の費用は別途必要です。
- 得意なこと・主な機能:ユーザーグループ、アクセスレベル、権限を標準機能で管理できます。詳細はJoomla!公式の機能紹介を確認してください。
- サポート範囲:公式コミュニティが中心です。障害対応やアップデートの体制は導入前に確保しましょう。
- 向いている企業:会員サイトや限定公開コンテンツを運用し、権限設計を重視する企業に向いています。
9. baserCMS|国産オープンソースCMS

- 提供形態:オープンソース型です。自社または委託先のサーバーで運用します。
- 費用:本体ライセンスは無料です。サーバー、制作、保守、追加開発の費用は別途必要です。
- 得意なこと・主な機能:コンテンツ管理、テーマによるデザイン適用、プラグインや開発による機能拡張に対応します。
- サポート範囲:コミュニティを基本とし、商用の支援範囲は依頼先によって異なります。保守窓口を事前に確認してください。
- 向いている企業:日本語での運用・保守を重視し、必要な機能を取捨選択しながらサイトを育てたい企業に向いています。
パッケージ型CMSおすすめ3選を徹底比較
パッケージ型CMSは、権限、承認、公開制御、既存システム連携を設計しやすい選択肢です。関係部門の役割を整理してから比較しましょう。
10. HeartCore CMS|大規模向け

- 提供形態:インストール版とSaaS版があります。インストール版は年額サブスクリプション、SaaS版は初期費用と年額基本利用料の体系です。
- 費用:公開の一律料金は確認できないため要問い合わせです。サイト数、ドメイン数、環境、導入形態をそろえて見積もりを取得しましょう。
- 得意なこと・主な機能:大規模・多サイトの管理、コンテンツの一元管理、ワークフロー、外部システムとの連携を設計できます。
- サポート範囲:SaaS版にはSLAが定められています。導入支援・運用支援の詳細はHeartCore CMS公式で確認してください。
- 向いている企業:複数部門・複数サイトを統制し、長期的なWeb基盤を構築したい中・大規模企業に向いています。
11. Movable Type|静的出力に強い

- 提供形態:ソフトウェア版、Advanced、クラウド版、AMI版があります。別サービスとしてMovableType.net(SaaS)も提供されています。
- 費用:提供形態ごとに異なります。ソフトウェア版・クラウド版・MovableType.netは要問い合わせです。AMI版はAWS Marketplaceで利用し、利用料は公式案内で1時間あたり0.07米ドルとされていますが、AWS利用料は別途発生します。
- 得意なこと・主な機能:静的出力、コンテンツタイプ、REST APIを備え、サイトの構成に応じた運用を設計できます。
- サポート範囲:製品ごとに異なります。契約前に、利用形態ごとのサポート窓口と条件を確認してください。
- 向いている企業:静的出力を含む運用や、提供形態を自社のインフラ方針に合わせて選びたい企業に向いています。公式製品案内も確認してください。
12. NOREN|静的配信に強い商用CMS

- 提供形態:パッケージ型です。導入環境や構築範囲は要件に応じて設計します。
- 費用:初期費用・月額または保守費用は要問い合わせです。ライセンス、構築、保守、連携の範囲を分けて確認してください。
- 得意なこと・主な機能:承認ワークフロー、権限管理、公開制御、静的コンテンツの配信を想定した運用に対応します。
- サポート範囲:導入・保守・障害対応の範囲は契約内容により異なります。株式会社アシストへの確認が必要です。
- 向いている企業:更新・公開に厳格な統制が必要で、静的サイトの構成を重視する大規模企業に向いています。
ヘッドレス型・ノーコード型CMS3選を比較
ここでは、ヘッドレス型2製品とノーコード型1製品を紹介します。複数チャネル配信、表示側の自由度、公開スピードを重視するときの候補です。
13. microCMS|国産ヘッドレスCMS

- 提供形態:クラウド型のヘッドレスCMSです。コンテンツ管理と表示側の実装を分けて運用します。
- 費用:初期費用・月額費用は、利用するプランと利用量により異なるため要問い合わせです。
- 得意なこと・主な機能:APIを前提に、コンテンツモデルを設計し、複数のフロントエンドへコンテンツを配信できます。
- サポート範囲:プランにより異なります。導入時は、API利用とフロントエンド開発を担当する体制をあわせて確認しましょう。
- 向いている企業:開発チームがあり、日本語での情報を活用しながらヘッドレスCMSを導入したい企業に向いています。
14. Contentful|海外主要ヘッドレス

- 提供形態:クラウド型のヘッドレスCMSです。APIを通じてコンテンツを配信します。
- 費用:Freeプランがあります。Enterpriseは要問い合わせで、利用規模や必要な機能に合わせた契約になります。
- 得意なこと・主な機能:コンテンツの構造化、多言語管理、複数の表示先への配信、権限管理を設計できます。
- サポート範囲:Freeプランではコミュニティ支援が基本です。Enterpriseのサポート・SLAは契約内容を確認してください。
- 向いている企業:グローバル展開を行い、開発チームと連携して複数チャネルへコンテンツを配信したい企業に向いています。
15. STUDIO|ノーコード型の代表格

- 提供形態:クラウド型のノーコードサービスです。
- 費用:Freeは月額0円です。法人向けのBusinessは年払いで月額3,980円から、Business Plusは年払いで月額9,980円からです。Enterpriseは要問い合わせです。
- 得意なこと・主な機能:画面操作でのデザイン・公開、CMS管理、フォーム、リダイレクト、プランに応じたAPI連携に対応します。
- サポート範囲:有料プランではサポートを利用できます。Enterpriseでは専任担当を含む支援が案内されています。
- 向いている企業:小規模なコーポレートサイトやLPを短期間で公開し、デザインと更新のスピードを重視する企業に向いています。
【目的別】自社に合うCMSの選び方4パターン
候補が多すぎるときは、サイトの目的、更新体制、連携先から逆引きし、2〜3製品に絞り込みます。
BtoBのリード獲得を強化したい場合
フォーム、資料ダウンロード、LP作成、MA・CRM連携を重視します。BtoBのリード獲得を継続的に改善するなら、クラウド型を基本に、『LeadGrid』と『ferret CMS』を比較しましょう。リード獲得の設計からサイト構築、移行、運用まで一体で進めたい場合は『LeadGrid』が候補です。
コーポレートサイトを構築したい場合
部門横断の更新、承認、IR・採用情報の管理が主な論点です。中堅企業ではクラウド型の『LeadGrid』や『ShareWith』、大規模な統制が必要な企業では『HeartCore CMS』などを候補にします。用途別の整理は、 コーポレートサイトに適したCMSの記事も参考にしてください。
オウンドメディアを運営したい場合
記事の追加しやすさ、カテゴリ・タグ設計、著者情報、更新フローを優先します。内製の更新を重視するならクラウド型の『LeadGrid』、開発・保守体制があり柔軟な拡張を求めるなら『WordPress』が候補です。どちらも、編集ルールと公開レビューを先に設計しましょう。
コストを抑えて小規模に始めたい場合
初期費用を抑えるなら『STUDIO』や『WordPress』を検討できます。ただし、最初に安く始められても、ページ数、更新者、連携要件が増えれば追加費用や再構築が必要になる場合があります。2〜3年後のサイト規模を想定して、拡張の条件を確認してください。
AI検索時代のCMS選定で変わった判断軸
生成AIで制作は効率化できますが、情報の確認・更新は必要です。CMSは、読者と検索エンジンが情報を把握しやすい状態を維持できるかで評価します。
構造化データを標準で出力できるか
記事、製品、パンくずなどの構造化データをテンプレート側で適切に出力・管理できるかを確認します。記事では著者、公開日、更新日を管理し、パンくずではページ階層を表します。製品ページでは価格や仕様の更新責任を明確にし、テンプレート変更時にマークアップが欠けないよう検証する運用が必要です。見出しや本文も含め、検索エンジンが情報を理解しやすい設計を維持しましょう。
更新したいときに自分で公開できるか
製品情報、料金、採用、IRなど更新性が求められる情報は、担当者が必要なときに正確に公開できる体制が重要です。下書き、レビュー、承認、公開、更新履歴の各段階で誰が責任をもつかを決めます。制作会社への依頼が毎回必要な場合は、依頼から公開までの工程と費用を把握し、内製化できる範囲を検討してください。
生成コンテンツの品質を管理できるか
AIで下書きを作る場合も、事実確認、公開前レビュー、承認、修正履歴の管理は欠かせません。CMSに承認フローや権限管理があるか、著者・公開日・更新日を本文とArticle構造化データで正確に管理できるかを確認します。Article構造化データは、記事情報をGoogleへ正確に伝えるための手段として活用します。
API連携で外部データを扱えるか
在庫、イベント、導入実績など更新頻度の高いデータは、API連携で取り込めると手作業を減らせます。連携先の仕様変更やエラー時の対応者まで決め、運用が属人化しない構成にしましょう。
CMS選定でよくある5つの失敗パターンと対策
失敗を避けるには、製品の機能だけでなく、導入後の運用・保守・移行を比較対象に含めることが大切です。以下のパターンは、選定段階で確認項目に落とし込めます。
月額の安さで選び保守費で逆転した
ライセンス費用だけで選ぶと、保守外注、追加開発、サーバー、障害対応が後から加わることがあります。初期・月額・移行・保守の条件をそろえ、3年総額で比較しましょう。
機能が多すぎて誰も使わなくなった
高機能でも、更新担当者が迷う管理画面では内製化が定着しません。日常的に行う操作だけをデモで再現し、不要な機能を増やさない設計にします。
更新担当者を決めずに導入した
CMSの導入だけでは更新体制はできません。部門ごとの更新責任、承認者、不在時の代行者を決め、公開ルールとして共有してください。
デザインの自由度を過信した
テンプレートやノーコードの制約を確認せずに進めると、公開直前に要求デザインを再現できないことがあります。主要ページを先に試作し、再現性を確認してから全体へ展開します。
移行工数を見積もらず予算が超過した
ページや画像の移行だけでなく、URL、フォーム、計測タグ、リダイレクト、権限を引き継ぐ必要があります。現行サイトの棚卸し結果を見積もりの前提として提出しましょう。
CMS移行を失敗させない進め方と工数の目安
CMS移行は、データを新しい環境へ移す作業だけではありません。現行コンテンツを整理し、URLと計測を引き継ぎ、公開後に表示や問い合わせを確認するまでが移行です。ページ数や連携の有無で工数が変わるため、早い段階で現状を棚卸しします。
移行の全体スケジュールと5つの工程
一般的には、以下の5工程で進めます。
- 要件定義:目的、更新体制、必要機能、責任分界点を決めます。
- コンテンツ棚卸し:移管、統合、削除するページとデータを判断します。
- CMS構築:テンプレート、権限、承認、連携、計測を実装します。
- データ移行:本文、画像、メタ情報、フォーム設定を移します。
- 公開・検証:リダイレクト、主要ページ、フォーム、計測、インデックス状況を確認します。
期間は、サイトの規模と連携要件によって数か月から半年以上まで変わります。ページ数が少なくテンプレートを活用できる場合は短く収まりますが、多部門での運用、多言語対応、外部システムとの連携が入ると、要件定義と検証の工程が長くなります。
見積もりを比較する際は、ページ数だけを条件にしないことが大切です。移行対象のデータ、連携する外部システム、承認フローの数を条件に含めなければ、後から工程と費用が膨らみます。稟議では、棚卸しの結果を前提として提出しましょう。
SEO評価を落とさないリダイレクト設計
URLが変わる場合は、旧URLと新URLを1対1で対応付け、恒久的な移転であることを伝える301リダイレクトを設定します。旧URLの洗い出しにはサイトマップ、アクセス解析、Search Console、CMS内の一覧を使い、公開後はエラーや意図しない転送がないか確認します。
既存コンテンツの棚卸しと取捨選択
移行は、読まれていないページや重複コンテンツを整理する機会です。流入、問い合わせへの寄与、法令・事業情報としての必要性を基準に、移管・統合・削除を判断します。削除するURLにも必要に応じて転送先を設定し、利用者が迷わないようにします。
CMS単体導入と制作会社依頼の違い
テンプレートで小規模サイトを立ち上げ、社内で要件とコンテンツを用意できる場合は、CMS単体導入で進められることがあります。一方、要件定義、情報設計、デザイン、既存データの移行、連携、運用設計が必要な場合は、制作会社の支援を含めて計画するほうが安全です。GIGのCMS構築サービスでは、構築から移行・運用設計まで相談できます。
CMS比較・選定でよくある質問
比較の終盤では、短い疑問も選定条件に置き換えて確認しましょう。
CMSとは何の略ですか
CMSはContent Management Systemの略です。Webサイトの文章、画像、記事などを、管理画面から更新・管理する仕組みを指します。
無料で使えるCMSはありますか
『WordPress』『Drupal』『Joomla!』『baserCMS』などは本体ライセンスを無料で利用できます。ただし、サーバー、保守、制作、セキュリティ対応の費用は別途必要です。
国内で人気のCMSはどれですか
国内利用率を同じ母数で比較できる公開データを確認できないため、単純なランキングでは選べません。自社と近い業種・規模の導入事例、必要な運用体制、サポート範囲を比較してください。
中小企業におすすめのCMSはどれですか
専任エンジニアを置かず、内製で情報更新したい場合はクラウド型が候補です。リード獲得を重視するBtoB企業は『LeadGrid』、コストを抑えた小規模サイトでは『STUDIO』などを、要件に合わせて比較しましょう。
WordPressで十分なケースはどんなときですか
保守を担う社内担当者または制作会社がいて、テーマやプラグインを含めた更新・セキュリティ対応を継続できる場合です。独自要件への柔軟な対応を重視する場合にも候補になります。
CMSの導入にはどれくらいの期間がかかりますか
小規模サイトでも要件定義、デザイン、構築、公開確認を含めると数か月程度を見込みます。多言語、会員機能、外部システム連携、大量移行がある場合は期間が延びるため、棚卸し後に計画を立てます。
CMSの乗り換え(移行)はできますか
可能です。ただし、本文・画像だけでなく、URL、メタ情報、フォーム、計測、権限、リダイレクトを移行対象として確認する必要があります。
使われているCMSを調べる方法はありますか
サイトのHTMLやHTTPヘッダー、公開情報から推測できる場合がありますが、CDNや独自実装により正確に判断できないこともあります。選定の参考にする場合は、導入事例や公式発表とあわせて確認してください。
CMSは機能ではなく3年運用できるかで選ぶ
CMS選定で大切なのは、機能の数ではなく、自社の体制で3年間運用し、改善し続けられるかです。まず更新担当者を決め、次に3年分のTCOを試算し、最後に候補2〜3製品を更新担当者自身が操作して比較しましょう。
BtoBのリード獲得を軸にサイトを育てたい場合は、ノーコードで更新できる『LeadGrid』と、構築・移行・運用設計を支援するGIGの体制をあわせて検討できます。資料請求・デモ申込、またはCMS移行・サイトリニューアルの相談をご希望の方は、お問い合わせください。
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GIG BLOG編集部
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