株式会社GIGではこのたび、シード・アーリー期を主な投資対象とする独立系ベンチャーキャピタルのXTech Ventures株式会社さまのコーポレートサイト リニューアルプロジェクトをご支援させていただきました。

“起業家に寄り添い、伴走していくVC” ということをサイト上で伝えていくために、同社のメンバーをしっかりと見せていくサイトを目指してスタートした本プロジェクト。そしてインバウンドでの問い合わせを増やすためにも情報発信を強化すべく、今回のプロジェクトでは、GIGのオリジナルCMS『LeadGrid』を導入いたしました。

本プロジェクトを担当されたXTech Ventures 金子さまは「リリースして間もないものの、問い合わせ数はすでに2倍にまで増えている」と語ります。

そこで今回はXTech Ventures 金子さま、そして本プロジェクトのPMを担当した渡辺、そしてディレクションを担当した長谷川を交え、サイトリニューアルプロジェクトを振り返ります。

コーポレートブランディングを強化していくために。オーダーに対してより良い方法を提案してくれたことが依頼の決め手

GIG長谷川：
あらためて、どのような背景から今回のサイトリニューアルに至ったのか教えていただけますか？

金子：
以前までのコーポレートサイトはシンプルな構成で、情報量もそこまで多くはありませんでした。しかし、ファンドやお取引先が増えたこと、そしてインバウンドでのお問い合わせも増やしていきたいと考えていたことから、対外的にも私たちがどういった企業であるかをしっかりと伝えられるコーポレートサイトにする必要があると感じていたんです。

特に、起業家に寄り添い、伴走していくVCであると伝えたかった。そこで、起業家の方々が「この人に相談しよう」と思えるような、メンバーをしっかりと見せていくサイトにしていきたいというのが、今回のリニューアルの理由でした。

▲インタビューにご協力いただいたXTech Ventures 金子さま（左上）、およびGIGメンバー

GIG長谷川：
数多くある制作会社のなかから、GIGを選んでいただいた理由は何だったのでしょうか？

金子：
じつはGIG以外にも、3社ほど比較検討はしていました。ただ、他社の提案はこちらのオーダー内容そのままであったのに対し、GIGはオーダーに対してより良い方法をご提案いただきましたし、その提案内容もこちらの意図を汲んだものだったことが大きな決め手でした。

さらに実績も多くあり、アウトプットのクオリティに対しても信頼できると思えたこともGIGを選んだ理由のひとつです。

王道すぎないVCサイトをつくるために。期待を超えるデザインに「こんな見せ方もあったのか」と驚いた

GIG渡辺：
起業家の方々がVCを選ぶ際に、「どういった人に担当いただけるのか」ということも参考にしているとのことで、各メンバーの得意分野や実績などを情報として見せていくサイトを目指していきました。

XTech Venturesさまからのご要望は明確でしたが、抽象的な部分についてはGIG側での解釈を含めながらご提案させていただきました。今回GIGとのプロジェクトで、やりやすかったなと感じることは何かありますか？

金子：
私たちのオーダーのなかには抽象度が高いものがあったにも関わらず、しっかりとヒアリングいただき、オーダーそのままではない、より良いご提案をいただけたのは期待していた通りで、とてもやりやすかったです。

また採用ページ含め、各ページのペルソナ設計などの上流設計から一緒にディスカッションいただけたことも、非常に助かりました。

GIG長谷川：
今回オーダーいただいたことのひとつに、「王道すぎないVCサイト」ということがありましたね。そこでまずは「王道すぎないVCサイト」を定義すべく、海外含めて数十社のVCサイトをリサーチしていき、まずは王道のVCサイトを定義。

そこから「王道すぎないVCサイト」＝「高級感や上質感よりも、親しみやすさを重視」「起業家の立場で、どんな流れで、どんなフェーズの会社に、どのように支援しているかがわかりやすいサイト」と定義して進めていきました。

そして起業家に寄り添う姿勢を根底とし、起業家視点で知りたい情報をわかりやすく届けるサイトを意識して、情報設計を進めていきました。

たとえばポートフォリオ一覧のページに関しても、一覧を見ただけでどういった事業を展開している企業に出資しているのかなどがわかるような設計にしたり、投資先にもメリットあるページにすべく、採用情報も掲載したりするなど、いろいろと工夫をして進めていきました。

▲XTech Ventures株式会社 コーポレートサイトより金子：
リニューアル前のサイトは本当にシンプルな構成であったため、今回新しくつくる要素や導線設計が多く、私たち側でもいろいろと考えなければならないことがあり、大変ではありました。

しかし、GIG側がVCのことをよく調べていただき、ビジネスモデルを理解いただいたうえでいろいろとご提案いただけたため、説明コストを省くことができたことは非常に助かりました。

また、今回新たに策定したミッションとバリューに合わせてリブランディングしていきたいという考えもありました。そのため、私たちのミッションとバリューを正確にご理解いただく必要がありましたが、実際にご提案いただいたデザインは私たちの期待を超えるデザインで、「こういった見せ方もあるのか」と驚きでした。

問い合わせ数は倍増。イベント情報含め、自由度高く使えるCMS「LeadGrid」を今後も自社プロモーションに活用していく

GIG渡辺：
サイトリニューアル後、社内外からの反響は何かありましたか？ また、インバウンドでの問い合わせも増やしていきたいということでしたが、実際にリニューアル後の問い合わせ数の変化などはありましたか？

金子：
外部の方からはDMで「良いサイトだ」「かっこいい」などと褒めていただけることも多く、また「XTech Venturesっぽいね」といったコメントをいただけています。

メンバー個々のページで得意分野などを情報として掲載できるようになったことで、今後ソーシングの効率が高まっていくだろうと期待の声が社内からも上がっています。

そして起業家からの問い合わせ数に関しては、まだリリースして間もないものの、すでに2倍にまで増えており、リニューアルの大きな成果だと感じています。

GIG長谷川：
最後に、あらためて今回のプロジェクトを振り返ってみての感想をいただけますか？

金子：
日々のコミュニケーションはもちろん、修正依頼に対してもすぐに対応いただけたりと、スムーズにプロジェクトを進行いただき、嬉しく思っています。また、私たちはサイト制作のプロではないため、わからないことがあったり、抽象度の高いオーダーになってしまったりするなかでも、こちらの意図を組んで常に打ち返していただけて、さすがだなと感じました。

そして今回GIGのオリジナルCMSであるLeadGridで構築いただきましたが、維持管理が難しくなく、簡単に情報発信ができるため、自由度の高い非常に使いやすいCMSだと感じています。当社ではメンバー起点でイベントを開催することも多いため、今後もイベント情報含め、自社のプロモーションとして活用していきたいと思っています。

GIG長谷川：
今回のプロジェクトでは、「王道すぎないVCサイト」を目指してリサーチを徹底的に行い、導線設計からデザイン提案に至るまで、御社の期待値を超えられる提案ができるよう心がけてきました。

また、プロジェクトの序盤でのすり合わせを何度もさせていただき、大きな認識齟齬が生まれずにプロジェクトを進められました。みなさまのご協力があったからこそ、良いコーポレートサイトに仕上がったと感じていますし、実際にお問い合わせ数も増えているということで、私たちも嬉しく思います。

本日はありがとうございました！

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