サーバー管理/保守とは?システムを安全に運用するための3ポイントを制作会社が解説!|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG
BLOG
ブログ
サーバー管理/保守とは?システムを安全に運用するための3ポイントを制作会社が解説!
2021-08-14 制作・開発
「サーバー管理」とは、サーバーおよび周辺システムが順調に稼働するよう運用/保守する大事な業務です。
サーバーもWebサイト同様、構築して終わりではありません。OS/アプリケーションのバージョンチェックや、ソフトウェアのアップデートなどを定期的に行う必要があります。
自社Webサービスのサーバー管理/保守/運用の委託を検討している方は、サーバー管理の概要やポイントを押さえておく必要があります。また社内で担当できる人材がいない場合は、委託会社に依頼する必要があるでしょう。
今回はサーバー管理/保守の概要と、安全に運用するための3つのポイントについて詳しく解説します。
サーバー管理とは
サーバーとは、コンピューター間のネットワークにおいて、データやサービスを提供する機能を持つコンピューター(ハードウェア)やソフトウェアのことです。
サーバーには、提供する機能によって「DB(データベース)サーバー」「Webサーバー」「ファイルサーバー」などの種類があります。
サーバーを運用していく中で、機能が停止したり、おかしな挙動をしないかチェックすることを「サーバー管理」といいます。
サーバーの種類
サーバーには、以下のようにさまざまな種類があります。
種類 | 機能 |
DBサーバー | 大量のデータ情報が保管してあるサーバー。必要なデータを取り出して使いたいときに活用される |
Webサーバー | Webサイトをクライアントのコンピューターに表示させたいときに、必ず活用されるサーバー |
ファイルサーバー | さまざまなファイルの管理を行うサーバー。ファイルの共有/編集/保存などに活用される |
メールサーバー | ネットワーク接続を通してメールの送受信を行うサーバー |
DNSサーバー | ドメイン名とIPアドレスを変換する仕組みを提供するサーバー |
FTPサーバー | ネットワーク接続を通してファイルの送受信を行うサーバー |
SSHサーバー | ネットワークに接続された機器を遠隔操作し、管理するためのサーバー。セキュリティ対策のために活用される |
サーバー管理(運用/保守)の内容
サーバーを管理する場合、以下のような視点で管理しなければなりません。
クライアント管理:クライアントパソコンの運用状況管理
コンテンツ管理:ユーザーのニーズを満たすコンテンツ管理
セキュリティ管理:サーバー自体のセキュリティ管理
ここからは、この3つの視点について、詳しくご紹介します。
内容1. クライアント管理
サーバー管理の内容の一つめは、クライアント管理です。クライアント管理には、以下のような内容が該当します。
・クライアントパソコンの発注(購入)、セットアップ、廃棄
・ハードディスク、メモリー、CPU型番、ソフトウェアの情報収集
・外部メディア、OS/アプリケーションのバージョン確認、機能制限
・セキュリティソフトのバージョン確認、アップデート
・操作ログ情報の収集 など
クライアント管理で行う業務は多岐にわたり、手間もかかります。そのため、専用の管理ツールを利用したり、専門会社に委託したりするケースも多いです。
内容2. コンテンツ管理
サーバー管理の内容の二つめは、コンテンツ管理です。ここでいうコンテンツとは、テキストや画像、動画など、コンピューターに表示されるデジタル情報をイメージすると良いでしょう。
サービスの提供という観点において、サーバー内のコンテンツを管理する必要があります。ユーザーにとって価値のある情報を提供するためには、ユーザーの動向を知り、コンテンツの内容もアップデートし続けなければなりません。
コンテンツ管理は、使用しているソフトウェアに新たな機能を設けるべきか否かの判断にも関わることです。まとめると、以下のような管理が該当します。
・コンテンツ(テキスト/画像/動画など)の更新
・コンテンツを構成するソフトウェアのバージョン確認、アップデート
・ユーザーへのヘルプサポート など
コンテンツ管理では、コンテンツを一元的に管理できるシステム(CMS)を活用する企業も増えてきています。コンテンツ管理の業務を見直す場合には、CMSを検討してみるのもおすすめです。
GIGでは、CMSツールである『LeadGrid』というサービスを提供しています。興味がある方はぜひご覧ください。
内容3. セキュリティ管理
サーバー管理の内容の三つめは、セキュリティ管理です。ネットワーク上でのシステム、ひいてはサーバーの安全性を保つために行います。
サーバーには、多くの重要情報が集まります。そのため、しっかりとしたセキュリティ対策をしておかなければ、不正アクセスやウイルスに狙われやすくなってしまうでしょう。もしサーバー内の情報が外部に漏れてしまうと、企業の社会的な信頼を落とす恐れもあります。
サーバー管理の範囲では、以下のような内容が該当します。
・アクセス制限の設定
・アカウント認証の設定
・ファイアウォールの構築
・ウイルス対策ソフトの利用 など
また、万が一に備えてバックアップを取っておくことも、セキュリティ対策には大事な考えです。
サーバー管理の基本と運用のポイント
サーバー管理を怠ってしまうと、せっかく構築したWebサイトにトラブルが頻発する恐れがあります。
また、ユーザーニーズを満たしていないWebサイトや、セキュリティ対策が甘いWebサイトは、サイト訪問者の信頼を得られず離脱されてしまう可能性があります。
ここからはサーバー選びの注意点や、サーバーを選んで実際に運用するときのポイントについて3つ詳しく解説します。
ポイント1. Webサイトの目的に合うサーバーを選ぶ
サーバーを選ぶときのポイントは、扱う情報の特性と、サーバーの特性がマッチしているか考えることです。
「DBサーバーを用いるか、Webサーバーを用いるか」という話ではありません。たとえば、企業で同じようにDBサーバーを活用するといっても、DBで管理している情報の内容や情報量は提供するサイトやサービスによって異なります。
Webサイトで大量の情報を管理していく必要があるなら、メモリ容量が大きくても高速に処理できるハイスペックなDBサーバーを選ぶのが良いでしょう。反対に、管理する情報が少ない場合には、高機能&高価格なDBサーバーは無用の長物でしょう。
また、システムを運用していくときに使用するハードウェアやOSの要件と、サーバーの特性がマッチしているか考えることもポイントです。
ポイント2. サーバーを定期的に見直す
Webサイトの目的に合ったサーバーを選べたとしても、それをセッティングして終わりではありません。
Webサイトは、コンテンツ管理を重ねることで日々変化します。コンテンツ量やサイトアクセス状況にあわせて、サーバーも定期的に見直すことが大切です。
現在のサーバー状況を、「目的に合っているか」「ハードウェアやOSに合っているか」といった観点で見直しましょう。あわせて、使用しているシステムやソフトウェアのバージョン確認も行うことで、セキュリティリスクの対策にもなります。
ポイント3. セキュリティ対策&バックアップをとっておく
管理が万全でも、何かの拍子にサーバーがダウンする恐れがあります。新種の外部ウイルスによって、サーバーが急に使えなくなることもあり得る話です。
サーバーが使えなくなり、改めてサーバーを構築し直すとなれば、時間もコストもかかります。そのため日々のセキュリティ対策はもちろん、万が一に備えてサーバーのバックアップを取っておくことが大切です。
また、アクセス過多によるサーバーダウンを事前に回避するために、負荷検知システムの導入なども大切です。
GIGのサーバー管理/保守
GIGでは、サーバー保守から負荷の監視、セキュリティ対策までトータルでご支援します。
WebサイトはSNSや外部サービスとの連携も増え、サーバー管理の重要性が日々高まっているのが現状です。
GIGでは、アクセス負荷を検知するツールを使い、サーバーがダウンしてしまう前に対応できるようサーバー保守を行います。たとえば、「テレビ放映やSNSでのバズなどが原因で生じる高負荷の分散」や「バージョンアップで動作が鈍くなった」などのお悩みにも対応可能です。
万が一に備えたバックアップ環境の構築もご提案します。企業のWebサイトをセキュリティリスクから守るため、最新のアップデート情報の動向も追いながら、安全にWebサイトを運用していただけるようにサポートいたします。
「GIGのサーバー管理/保守の詳細」や「Webサイト保守の費用相場」については以下の記事をご参照ください。
サーバー管理/保守/運用はGIGにお任せください
ウイルスや負荷によって、企業が持つ重要な情報資産に危険が及ぶことがないよう、サーバー管理はしっかりと行わなければなりません。しかし、セキュリティシステムやプラグインのアップデートなど、対応しなければならないことは年々増える傾向です。
GIGにはさまざまなWebサイトの支援を行ってきた経験があり、経験から培ってきたノウハウも多くあります。非常に幅広い範囲のセキュリティ対策/サーバー保守を実現いたします。
サーバー管理/保守/運用を検討している方、すでに行っている管理や保守、運用の内容を見直してみたい方は、まずはお気軽にご相談ください。
WebやDXで困っている方、お気軽にご相談ください
GIG BLOG編集部
株式会社GIGのメンバーによって構成される編集部。GIG社員のインタビューや、GIGで行われたイベントのレポート、その他GIGにかかわるさまざまな情報をお届けします。