オウンドメディアの設計・運用を成功させる3つのポイント。制作会社が解説!|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG
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オウンドメディアの設計・運用を成功させる3つのポイント。制作会社が解説!
2021-05-07 制作・開発
リード獲得やブランディングを目的として設計/運用されるオウンドメディア。自社情報を自由に発信できるその柔軟性から、多くの企業で活用されています。
しかし、オウンドメディア活用は目的と設計/運用方法が噛み合っていなければ、思うように成果がだせない施策です。また一度設計してしまえば、改善しにくいのも考慮すべきポイント。
この記事では、オウンドメディアの概要から運営するメリット、設計と運用のポイントを、オウンドメディア制作に強みを持つ株式会社GIGがご紹介します。
オウンドメディアとは?
オウンドメディアは、広義の意味では「自社で運営するメディア」の総称です。しかし、日本では一般的に「企業が運営するWebメディア」を指します。
オウンドメディアを含めて、企業が運営するメディアには、大きく分けて以下の3つあり、それぞれ役割や得意分野があるとされています。
- オウンドメディア
企業が運営するWebメディア。多くはリード獲得やブランディングを目的として利用されます。ほか2つのメディアと異なる点は、コンテンツのストック性。一度作成すれば、長い間利用し続けられるメリットがあります。 - ペイドメディア
企業が費用を払って広告を掲載するメディア。従来型のメディアとされ、テレビCMやWeb広告などがこれにあたります。短期的でも効果を得やすい特徴があります。 - アーンドメディア
TwitterやInstagramなどのSNSや口コミサイトといったメディア。消費者/ユーザーがみずから自由に発信できるのが特徴です。アーンドメディアで発信される情報は信頼性が高く、消費者が各々発信するため、コストもかかりません。
オウンドメディアをもつメリット
多様なメディアがあるなかで、なぜオウンドメディアが注目されているのでしょうか。それには、オウンドメディアの特徴やそれによって得られる効果が影響しています。
メリット1. 顧客との接点を作れる
継続的な情報発信ができ、かつ情報がストックされていくオウンドメディアは、顧客が自社に接触する窓口になりやすい特徴があります。
旧来はテレビCMや雑誌広告といったペイドメディアが、顧客との接点を作る効果的な施策でした。しかし近年、コンテンツの多様化やSNSの普及によって消費者の行動が細分化され、ペイドメディアでは以前より効果が表れにくくなりました。また、顧客が自ら情報を検索し、多角的に検討を行うようになったのも大きな変化です。
オウンドメディアは、それらの変化に適した施策として注目されるようになりました。これは、顧客に役立つコンテンツを発信することで、顧客が主体的に自社の情報を取得してくれるためです。
このように、インターネットがインフラになった時代の顧客との接点として、オウンドメディアは運用されています。
メリット2. 自社主導のブランディングが行える
企業主体で発信できるオウンドメディアは、ブランディングとの相性がいい施策です。オウンドメディアのコンテンツを通じて、企業ビジョンやサービスや商品の制作背景を伝えられるため、顧客の企業への愛着を獲得しやすいメリットがあります。
また、作成したコンテンツがSNSで2次利用できるのもポイント。コンテンツに反応した顧客とコミュニケーションを取ることで、より深いつながりを作れます。
また、販促だけでなく採用にも活かせるなど、その時々の企業課題にあわせたブランディングが行えるのもオウンドメディアの特徴といえるでしょう。
メリット3. 広告を最適化できる
顧客それぞれのニーズにあわせてコンテンツを発信できるオウンドメディアは、幅広い層にアプローチできます。
また、オウンドメディアに訪れたユーザーは、温度感の高いユーザーである可能性が高いもの。そのユーザーを対象として広告出稿を行うことで、コストを抑えつつ効果的なリード獲得が行えるケースがあります。
オウンドメディア設計における3つのポイント
この項目ではオウンドメディア設計において、取り組むべきポイントを解説します。
ポイント1. 企業課題の明確化
オウンドメディアは前提として、企業の課題ありきで設計/運用しなければなりません。そのためメディア運用の目的や得られる成果は、企業それぞれで異なります。
目的としては、売上の拡大、自社サービスの認知度の拡大、見込み顧客からの接触機会の創出などが挙げられます。コンテンツもその目的にそって作成することが重要です。
運用を始めてから成果目標に迷わないよう、設計の段階で企業課題の明確化とオウンドメディア運用目的のすり合わせを行いましょう。
ポイント2. 社内理解を得る
オウンドメディアは中長期的な取り組みです。立ち上げ当初は多くのリソースがかかるうえに、成果はあまり期待できません。
そのため、社内の理解が得られにくい施策でもあります。最悪の場合、成長しはじめた頃に、オウンドメディアを閉鎖されることも。
対策として、オウンドメディア開設前に、オウンドメディアの特徴、運用の意義、目的、継続的かつ長期的な取り組みが必要なことを説明し、社内の理解を深めておくことが求められます。
ポイント3. 集客方法を設計する
開設当初のオウンドメディアは言わば、無人島。存在を告知し、島にわたるための橋をかけなければ誰も訪れてくれません。
設計段階で、どうやって集客していか計画しましょう。オウンドメディアに集客するための手段には、SEOやSNS、広告出稿などがあります。ターゲットとなる顧客やコストにあわせて検討しましょう。
オウンドメディア運用に欠かせない3つの取り組み
企業課題を明確化し、オウンドメディア運用の目的が決めれば、いよいよ施策の中身を決めていきます。この項目では、実際にコンテンツ作成を行う前に取り組むべき3つの事柄をご紹介します。
取り組み1. 顧客調査
効果的なオウンドメディア運用を行うためには、まずメディアのユーザーが何を求めているかを把握しなければなりません。
そのために、アンケートやインタビュー、競合調査を行いましょう。
調査後には、どのようなユーザーをターゲットとして運用するかを明確にするために、ペルソナ設計を行うことをおすすめします。
ペルソナとは、年代から性別、職業、価値観、生活スタイルなどを詳細に想定した架空の人物像のことです。ペルソナを作成しておくことで、コンテンツを作る基準ができ、運用の効率化につながります。
取り組み2. コンテンツの洗い出し
顧客調査をもとに作成したペルソナやオウンドメディアの目的をふまえ、どのようなキーワードでコンテンツを作っていくかを計画しましょう。
コンテンツの作成方針は企業によって異なりますが、重要な点は、そのコンテンツ方針を明文化しておくことです。運営メンバーや外注先と認識をあわせてメディアを推進することを意識しましょう。
取り組み3. 目標の設定
オウンドメディアの効果を追い施策を正当に評価するために、成果目標はあらかじめ決めておきましょう。オウンドメディアは中長期的な施策であることを意識しつつ、期限を区切って中間目標を設定するのも重要です。成果目標には、CVやPV、言及数などがあります。
オウンドメディアの運用目的にあわせて選定し、成果とそれによって得られる効果を社内外問わず説明できるように設計しておきましょう。
GIGのオウンドメディア設計・運用
株式会社GIGは、自社のオウンドメディアである「Workship MAGAZINE」を含め、これまで100サイト以上のオウンドメディアを設計/運用してきました。
そこで培ったマーケティングノウハウや独自のCMSを活用して、企業の目的に適切なオウンドメディアの設計/運用をサポートします。
GIGが行なったオウンドメディア設計の事例は、以下のページをご覧ください。
オウンドメディアの設計/運用はGIGにお任せください
オウンドメディアは、今後のマーケティング戦略において重要な立ち位置を担う施策になります。成果が得られるまでは時間がかかりますが、継続的に育てたオウンドメディアは、認知拡大から売上増加、採用促進まで大きな効果を企業にもたらすでしょう。
GIGでは、市場調査からペルソナ設計、デザイン実装、コンテンツ方針策定、記事制作まで、オウンドメディア運用に関わるすべての領域を担当可能です。
オウンドメディア設計/運用のご相談は、お気軽にGIGまでお問い合わせください。
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GIG BLOG編集部
株式会社GIGのメンバーによって構成される編集部。GIG社員のインタビューや、GIGで行われたイベントのレポート、その他GIGにかかわるさまざまな情報をお届けします。