現役デザイナーが、個人的に面白いと思ったFigmaアップデート機能3選【エフェクト・塗り・Draw】|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG
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現役デザイナーが、個人的に面白いと思ったFigmaアップデート機能3選【エフェクト・塗り・Draw】
2025-06-26 制作・開発

こんにちは、株式会社GIGにてデザイナーをしている岡村です!
最近あった『Figma(フィグマ)』のアップデート、追えていますか?日々の業務に追われていると、気になる新機能があっても「あとで試そう……」と流れてしまいがちですよね。
今回はデザイナーの私が、最近のFigmaアップデートのなかでも「なんか面白い」と感じた機能をゆるく紹介してみます。
正直、まだ実務で使えているわけではありません。でも、「もしかしたらこんな使い方ができるかも」と感じた視点や新機能を試してみた感想を書いていきます。
「普段Figmaを使っているけれど、最近のアップデートまでは追いきれていない……」という方の参考になれば嬉しいです。
気になったFigmaアップデート機能
エフェクト
ノイズ
今まではプラグインを利用してノイズエフェクトを追加していましたが、今後は手間なくFigma内で追加できます。ノイズ自体もカスタマイズでき、オブジェクトに適したノイズの調整が可能です。
プログレッシブブラー
プログレッシブブラーは、オブジェクトの一部から徐々にブラーを強く/弱くするといったグラデーション的なぼかし効果を可能にします。
写真のうえに文字を載せるときに使いたいと思っていましたが、今までは写真とテキスト部分にどうしても違和感が出て、ブラーを使うのは難しく感じていました。しかし、この機能ができたためテキスト部分と写真の境目が自然になり用途の幅が広がったと思います。
塗り
パターン機能
使いどころによってはデザインの印象をガラッと変えてくれる優れものです。
たとえば「ベタ塗りの背景だとちょっと味気ない……」そんなときにパターンを適用すると、ドットやストライプなどのさりげないテクスチャ感を簡単に加えることができます。色味や透明度、サイズ、間隔も細かく調整できるので、主張しすぎず、それでいて“効いてる”感じが出せるのが魅力的です。
また、UIのセクションをさりげなく区切ったり、カードコンポーネントの背景にニュアンスを加えたりと、実用的な使い道も多そうです。とくに、情報の整理や視線誘導をしたいときには効果的。要素を増やさずに印象を操作できるのは、UIデザインにおいてかなり助かります。
Figma Draw
リピート機能
リピートは手描きで描いたモチーフを、きれいにリピートさせたり、あえてランダムに崩して自然なニュアンスを出せたりと、量産しつつラフっぽさを保てるのが魅力的です。
ちょっとしたパターンや装飾、背景づくりなどにぴったりで、「あともう一味ほしい」というときにすごく頼れます。無機質じゃない繰り返しが簡単に作れるので、表現の引き出しが一つ増える感覚です。
元のテキストやオブジェクトを編集すると、リピートされたものすべてが変更されます。したがって、アイデアをすぐに反映することができます。
ブラシツール
Figma内でブラシを使った描画ができるようになりました。
シンプルにブラシで絵を描けますし、テキスト(ベクター化してから)やオブジェクトをブラシとして活用することもできます。また、ブラシで描いたオブジェクトに写真が埋め込めるのも、アイデアとして幅が広がります。
今までだと『Shutterstock(シャッターストック)』などからフレームを探していましたが、今後は自分で作成できるものが増えそうです。
おまけ
カラーピッカー&アクセシビリティチェック機能
リアルタイムでコントラスト比を確認しながら、安全な配色設計が可能です。
WCAG対応が求められるプロジェクトには非常に有効だと思います。もともとプラグインではあったと思うのですが、Figma内で簡潔できるのはありがたいですね。
また、テキストを移動して背景色が変わった際にもリアルタイムでチェックしてくれるので、とても使いやすい機能です。
レイヤー折りたたみ機能(左サイドメニュー・レイヤー右上)
オートレイアウトを利用する際、どうしても階層がたくさん作られてしまい、どの親レイヤーの括りかわからないタイミングが多くありました。
これまではショートカットで閉じていたのですが、ボタンになったことで直感的に対応できるようになり、以前よりもスムーズに確認できるようになりました。大きなアップデートではないですが、地味にありがたい機能です。
おわりに
最近のFigmaアップデートのなかでも、とくに「Draw」に関する機能では、これまでIllustratorや他のプラグインを入れないとできなかったことが、どんどんFigma内で完結できるようになってきている印象があります。単に効率が上がるだけでなく、「手間が減った分、もっと表現に時間を使える」ようになるのは、個人的にもすごく嬉しい変化です。
正直、まだ実務にガッツリ取り入れているわけではないけれど、「あ、これって使い方によっては新しい提案ができそうだな」とか、「いつかこのアイデアと組み合わせて使ってみたいな」と思わせてくれる機能が増えているのは、デザインをしていてワクワクするポイントでもあります。
UIやWebデザインは日々進化していて、それに合わせてツールも進化しています。すべてを完璧にキャッチアップするのは難しいですが、実務にも少しずつ取り入れていくことで、デザインの幅も提案の引き出しも自然と広がっていくと思っています。
GIGでは、こうした最新ツールの動向にもアンテナを張りながら、お客さまからのご相談やお悩みに対して「一緒に考えて、一緒につくる」ことを大切にしています。
もし、「楽しみながら、前向きにものづくりができる制作パートナーを探している」という企業の方がいれば、ぜひGIGにご相談ください。そして、そんなチームの中で、一緒に成長しながら働いてみたいという方も、大歓迎です!
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岡村 彩子
1999年生まれ。2022年GIGに入社。現在はフリーランス・副業人材採用支援プラットフォームサービス『Workship』のカスタマーサクセスとして、日々奮闘中。趣味は新しいモノやコトに触れること。日本に飽きたため海外に行きたい気持ちで満たされ中。