デジタルマーケティングって何から取り組めば良い? マーケ責任者が教える基本ステップと施策|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG

デジタルマーケティングって何から取り組めば良い? マーケ責任者が教える基本ステップと施策

2023-07-24 制作・開発

こんにちは、GIGで『Workship』のPMMを担当している早河です。普段はフリーランス・副業向けマッチングサービス『Workship』の事業戦略、マーケティング戦略の策定から戦術実行まで幅広く担当しています。

近年、デジタル技術の急速な発展により、ビジネスのマーケティング手法も大きく変化しました。その中でも注目を集めているのが「デジタルマーケティング」です。デジタルマーケティングは、インターネットやデジタルチャネルを活用して商品やサービスを宣伝し、顧客との関係を築き、ビジネスの成果を最大化する手法です。

今回は、デジタルマーケティングの基本的な概念や施策を展開するまでの基本的なステップ、代表的な施策をご紹介します。


デジタルマーケティングとは?

デジタルマーケティングとは、企業やブランドの知名度を高め、製品やサービスの販売促進、顧客とのエンゲージメントの向上、顧客ロイヤルティの構築を目的として、主にインターネットを活用し、ビジネスの目標を達成するためのマーケティング手法です。

従来の広告媒体(新聞、テレビ、ラジオなど)に頼るのではなく、ウェブサイト、検索エンジン、ソーシャルメディア、電子メール、モバイルアプリ、オンライン広告などのデジタルチャネルを活用します。


デジタルマーケティングが注目されている背景

デジタルマーケティングは、インターネットの普及などの社会的なものから、デジタル技術の進化など技術革新によるものなど、さまざまな要因によって注目されるようになってきました。

そして昨今のマーケティング業界では、デジタルマーケティングは欠かせないものとなっています。

背景1. インターネットの普及

インターネットの普及により、多くの人々がオンライン上で情報を入手し、商品やサービスを探し、購買を行っています。

これにより、企業はインターネットを活用してターゲットオーディエンスにアプローチする必要性が高まりました。

背景2. デジタル技術の進化

スマートフォンやタブレットなどのデジタルデバイスの普及、高速なモバイルインターネット接続の発展、ソーシャルメディアの台頭など、デジタル技術の進化により、個人がデジタルコンテンツにアクセスする手段が多様化しました。

これにより、企業はデジタルチャネルを活用して顧客にリーチする機会が増えました。

背景3. ターゲティングとパーソナライゼーションの可能性

デジタルマーケティングでは、データの収集や分析を通じてターゲットオーディエンスを特定し、より効果的なメッセージを送れます。

また、顧客の嗜好や行動に基づいて個別化された体験を提供することも可能です。これにより、企業はより的確なマーケティング戦略を展開し、顧客エンゲージメントを高めることができます。

背景4. ROIの追跡と分析の容易さ

デジタルマーケティングでは、広告やキャンペーンの効果をリアルタイムで追跡・分析することができます。これにより、企業は投資対効果(ROI)を評価し、キャンペーンの最適化や予算の配分を効果的に行えます。

背景5. インタラクティブなコミュニケーションの重要性

デジタルマーケティングは、顧客との双方向のコミュニケーションを可能にします。

ソーシャルメディアやウェブサイト上でのコメントやフィードバック、電子メールやチャットボットを通じた顧客サポートなど、企業と顧客の関係をより深めることができます。


デジタルマーケティングのステップ

デジタルマーケティングでも他の一般的なマーケティング施策と同様、適切なステップを踏むことで効果的な施策になります。

企業によってフロー化されているものもありますが、私が担当しているWorkshipでも活用しているごく一般的な事例を用いて解説していきます。

ステップ1. 目標の設定

デジタルマーケティングの最初のステップは、企業の目標や目的を明確にすることです。具体的な目標を設定することで、マーケティング戦略や活動を効果的に計画することができます。

たとえば、ブランドの認知度向上、オンライン販売の増加、顧客エンゲージメントの向上などが目標として挙げられます。

ステップ2. ターゲットオーディエンスの特定

次に、ターゲットとなる顧客層を特定します。これにより、マーケティング活動を効果的に設計し、適切なメッセージやチャネルを選択することができます。

顧客のデモグラフィック情報(年齢、性別、地理的位置など)や興味関心、行動パターンなどを分析して、ターゲットオーディエンスを理解します。

ステップ3. チャネルの選択

デジタルマーケティングでは、様々なデジタルチャネルを活用することができます。ウェブサイト、ソーシャルメディア、電子メール、検索エンジン、オンライン広告などが一般的なチャネルです。ターゲットオーディエンスの行動や嗜好に基づいて、最適なチャネルを選択します。

ステップ4. コンテンツの作成

デジタルマーケティングでは、魅力的で有益なコンテンツを作成することが重要です。ブログ記事、ビデオ、インフォグラフィック、ソーシャルメディアの投稿など、さまざまな形式のコンテンツを活用してターゲットオーディエンスに情報や価値を提供します。

ステップ5. プロモーションと広告

デジタルマーケティングでは、オンライン広告やプロモーション活動を通じてターゲットオーディエンスにアプローチします。

Google AdWordsやソーシャルメディア広告プラットフォームを活用して、ターゲットオーディエンスに対して広告を配信します。また、ソーシャルメディアでのキャンペーンやインフルエンサーマーケティングも効果的な手法です。

ステップ6. データの収集と分析

デジタルマーケティングでは、データの収集と分析が重要な要素です。

ウェブアナリティクスやソーシャルメディア分析ツールを使用して、マーケティング活動の成果や顧客の行動パターンを追跡し、効果を評価します。これにより、キャンペーンの最適化や戦略の改善を行えます。

ステップ7. 結果の評価と改善

デジタルマーケティングは継続的なプロセスです。結果を定期的に評価し、目標に対する進捗状況を確認します。成功要因や改善点を特定し、戦略や戦術を調整して最適な結果を得るために継続的な改善を行います。


デジタルマーケティングの代表的な施策

デジタルマーケティングの施策は目的や抱える課題、ターゲットなどにより多岐に渡ります。また、これから紹介する施策を組み合わせて活用することが一般的です。

また、施策の選択や実施方法やトレンドによって大きく変化するため常に情報をキャッチアップすることが重要です。

施策1. 検索エンジン最適化(SEO)

SEOは、ウェブサイトやコンテンツを検索エンジンの検索結果で上位に表示させるための施策です。キーワードの選定やメタデータの最適化、コンテンツの品質向上などを通じて、検索エンジンからの流入を増やす施策です。

Workshipでも採用に悩む方に向けて検索に最適化させた記事を掲載し続けることで、多くのリード獲得に貢献する施策となっています。

関連記事:初心者向け SEOコンテンツ記事制作の4ステップ【3,000字で解説】

施策2. ソーシャルメディアマーケティング

ソーシャルメディアプラットフォーム(Facebook、Instagram、Twitterなど)を活用して、ブランドの知名度向上や顧客エンゲージメントの増加を図ります。

コンテンツの投稿、フォロワーとの対話、広告の配信などが一般的な施策です。

関連記事:ソーシャルメディアマーケティングで一番大切な「UGC」の話

施策3. コンテンツマーケティング

有益で魅力的なコンテンツを作成し、ターゲットに提供する施策です。ブログ記事、ウェビナー動画、ホワイトペーパーなどを通じて、情報を提供したり顧客の関心を引きつけたりします。

Workshipでは、毎月2本程度のホワイトペーパーを作成し、弊社サービスに興味を持っていただけるようなコンテンツを作成しています。

Workshipの例:お役立ち資料一覧

施策4. メールマーケティング

メールを活用して顧客との関係を構築したり、新商品やプロモーション情報を伝える施策です。顧客セグメンテーションや自動化を活用し、パーソナライズされたメッセージを送ることで効果を高めます。

関連記事:メールマーケティングとは? 基本ステップから具体的な手法までをわかりやすく解説

施策5. 検索エンジン広告(SEA)

検索エンジン上でのキーワードに基づいた広告を配信する施策です。(リスティング広告などと呼ばれる場合もあります)Google 広告などを活用し、特定のキーワードで検索されたときに広告を表示させます。

顕在的な課題を持って検索をしたユーザーに対して直接アプローチができるため、すでに市場が確立され広告予算を十分に取れる場合には、こちらの施策を選択する場合があります。

施策6. ディスプレイ広告

ウェブサイトやアプリ上の広告スペースを活用して広告を表示する施策です。バナーやテキスト広告、動画広告などがあります。ターゲットオーディエンスの興味関心や行動に基づいて広告を配信することができます。


デジタルマーケティングは必要不可欠

ここまでデジタルマーケティングの基礎的な知識から、具体的な施策例までをご紹介しました。先にも記載したように、デジタルマーケティングの施策は単一で効果を発揮するものではなく、いくつかの施策を組み合わせて実施することが一般的です。

なお株式会社GIGは、ナショナルクライアントからスタートアップまで、Webコンサルティング、UI/UXデザイン、システム開発など、DX支援をおこなうデジタルコンサルティング企業です。デジタルマーケティングに強いCMS『LeadGrid』なども展開しています。

自社でマーケターを抱えて実施するのが難しい…専門的な知識を持った会社に相談したいなどございましたら、弊社でご支援も可能ですので、お気軽にお問合せください。

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早河 太貴

1997年3月生まれ。アドテクノロジー企業、SNSマーケティングの支援会社など数社を経て2021年9月に株式会社GIGに入社。現在は、GIGにおけるプロダクトマーケティング及び、クライアントのマーケティング支援まで担当。