ソーシャルメディアマーケティングで一番大切な「UGC」の話|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG
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ソーシャルメディアマーケティングで一番大切な「UGC」の話
2019-06-11 勉強会
こんにちは! GIGインターンのふみです。
今回は「【Tech Trend Talk vol.14】売り上げアップにつなげるソーシャルメディアマーケティング」のイベントレポートをお届けします!
今回講師を務めてくださったのは、2014年4月ferretを立ち上げ創刊編集長に就任、現在は株式会社ホットリンクで執行役員CMOを務める飯髙さんです。
飯髙 悠太(いいたか ゆうた):広告代理店、制作会社、スタートアップで複数のWebサービスやメディアの立ち上げに携わる。2014年4月「ferret」を立ち上げ創刊編集長を務め、2017年1月には株式会社ベーシックの執行役員に就任。2019年1月に株式会社ホットリンクに入社し、2019年4月より同社の執行役員CMOを務める。
ソーシャル時代、メディア人が意識するべき「UGC」の話
今回の勉強会のテーマは「売り上げアップにつなげるソーシャルメディアマーケティング」。
飯髙さんは、ソーシャル時代において認知を広げるためのポイントはUGC(User Generated Content)、つまり「口コミ」だと言います。
UGCは日常のあらゆるところで頻繁に目にする機会があるもの。私たちがよく頼りにしている情報です。
たとえば、どこかでご飯を食べる時にはSNSで書かれた飲食店のレビュー、商品を買う時にはECサイトや友人が話していたレビューなど、他の人の口コミをもとに消費行動を決める人は多いです。
UGCの数が多いほど、ユーザーに目に止まる機会が増え、お店や商品の情報が届くことになります。そのため認知拡大のためには、UGCを創出する戦略が大切です。
なぜUGCが重要なのか?
飯髙さんは、UGCが重要な理由として以下の3つを挙げていました。
- 情報の信頼性が高い
- 行動転換(態度変容)が起こりやすい
- シェアされやすく多くの人に届く
【情報の信頼性が高い】
広告の文言や有名人のコメントよりも、家族や友人の口コミの方が信憑性が高く、消費者の購買行動に繋がりやすい。
今は個人が膨大な量の情報を手に取ることができる時代。つまり、情報の信頼性が高くない場合はそもそも情報を見てもらえない。
【行動転換(態度変容)が起こりやすい】
UGCは認知を広げるだけでなく、その後のユーザー行動、購買行動まで動かすことができる。
通常は「購買→行動」というユーザーの一連の流れを、「行動→購買」に変換ができる。
たとえば、仲の良い友達がインスタでおしゃれなカフェの写真を投稿しているのを見て、自分も友達を誘ってカフェに行ったとき。
その時のユーザーの動機はコーヒーを飲むことではなく、写真を撮ること。写真を撮る行動を取った場所がたまたまカフェだったために、コーヒーの購買が付随する行動転換が起こった。
【シェアされやすく多くの人に届く】
企業の宣伝に貢献したくてRTやシェアする人は少ない。それに対しUGCはユーザーの共感を生み、シェアされ、多くの人に届きやすい。
UGCを生むにはTwitterを使おう
SNS | 拡散性 | データ運用 |
LINE | × | × |
◯ | ◯ | |
△ | △ | |
△ | △ |
また、SNSの中でもTwitterはUGC創出に向いている、と飯髙さん。
LINEは個人間でのトークが多いのでデータを取ることは難しく、InstagramとFacebookはプライバシーの保護に力を入れているので、LINEと同様データ運用が難しいSNSです。
拡散性、データ運用の観点から他のSNSと比較すると、TwitterはUGCを生みやすいのです。
ULSSASを回す
ULSSASとは、
- U:UGC
- L:いいね!(LIKE)
- S:Search 1(Twitter、 Instagramなど)
- S:Search 2(Google、Yahoo!など)
- A:購買(Action)
- S:拡散(Spread)
の頭文字をとった、SNS時代における購買行動プロセスのことです。
Searchが2種類ありますが、飯髙さんによると2つのイメージは以下のとおり。
- Google検索→有識者を尋ねる
- SNS検索→「リアルな声」を覗く
ULSSASを回すポイント
ULSSASのサイクルを回すためのポイントとして、飯髙さんは以下の2つを挙げました。
- フォロワーの質を変える
- UGCを発生させる仕掛け
フォロワーの質を変える、という話の中で、飯髙さんからある質問がされました。
Q. どのアカウントにフォローされたい?
- 300フォロー、10,000フォロワー、3,000ツイート
- 2,000フォロー、350フォロワー、10,000ツイート
- 30フォロー、50フォロワー、50,000ツイート
参加者の方のほとんどが選んでいたのは1番の10,000フォロワーを抱えている人。
しかし、飯髙さんによると3番のアカウントが一番良質なフォロワーになる、とのこと。
理由はそれぞれ以下のとおり。
- 300フォロー、10,000フォロワー、3,000ツイート
→自分をフォローしてこない、RTしてくれない - 2,000フォロー、350フォロワー、10,000ツイート
→フォローが多すぎてTLが流れてしまう、こちらのツイートに気づかない - 30フォロー、50フォロワー、5,0000ツイート
→RTのハードルが低い、拡散してくれる
企業にとっての良いフォロワーとは、
- 知り合いと繋がる目的や個人的な趣味でTwitterを活用している
- ツイート数の多いユーザー→RTしてもらいやすい
の条件を満たしているユーザーなのです。
まとめ
- 情報が多すぎる現代において、ユーザーからの認知にはUGCが効果的
- TwitterはUGCを活用した新規顧客獲得に向いているSNS
- フォロワーの質 / 特性を理解することが大事
最後に、飯髙さんは「良いコンテンツとは、良い動画や画像ではない。商品やサービスそのものを良質にすることで、好印象のUGCを生む」と話して今回の勉強会は終了しました。
デジタルマーケティングのご相談は株式会社GIGまで!
勉強会のあとは、毎度恒例の懇親会を行いました! たくさんのピザとお酒やソフトドリンクを手に、乾杯しました! 飯髙さんに質問したり、参加者の方同士で意見を交換をするなど、社内外関係なく交流できる貴重な場となりました。
私たちの身近な現場で行われている、SNSを活用したソーシャルメディアマーケティング。広告やPRで回ってくる情報や友人の口コミが、私たちの消費行動を大きく左右しているものであると、自分の実感とともに勉強ができたので刺激的でした。
なおGIGには、SNS運用を趣味で勉強する変わった部活「SNS部」があるほど、SNSへの情報感度が高い人がいます。自分たちの身近な場所で行われている施策や戦術を知ることができた今回の勉強会は、非常に貴重な経験になりました!
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