初心者向け SEOコンテンツ記事制作の4ステップ【3,000字で解説】|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG
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初心者向け SEOコンテンツ記事制作の4ステップ【3,000字で解説】
2021-11-29 制作・開発
こんにちは、株式会社GIG メディア事業部 マネージャーの内田一良(じきるう)と申します。
今回は初心者向けに、SEO記事のつくり方を1から順にお伝えします。
なお本稿では、よくインターネットで見られる「これを見るだけで丸分かり!!!(※3万字オーバー)」みたいな、読むのがかったるいものにはしません。3,000字以内でパパッと解説します。
あえて簡略化して説明している部分もありますが、あくまで初心者向けということでご理解いただければ幸いです。
【SEO記事制作の流れ】
ステップ1. キーワードを設定する
ステップ2. 記事の構成をつくる
ステップ3. 仮タイトルと目次をつくる
ステップ4. 記事を書く
ステップ1. キーワードを設定する
キーワードとは、Googleなどでユーザーが検索する文字を指します。
たとえばボクが、北海道に住んでいる親戚からタラバガニをいただいたとしましょう。そのときボクは、以下のように検索します。
「タラバガニ 食べ方」
これがキーワードです。上のキーワードでググると、おそらく「タラバガニのむき方・さばき方」「タラバガニのおすすめの食べ方」みたいな記事が出てくるでしょう。
SEO記事をつくるにあたって、まずキーワードを何に設定するかが重要です。キーワード選びのポイントはたった2つ。
- そのキーワードで記事がつくれるか?
- そのキーワードに需要はあるか?
一つめについては当然ですね。たとえばあなたが「タラバガニ 食べ方」というキーワードを設定したとして、あなたがそれについて全く知らなかったら記事を書けません。もちろん取材やリサーチをすることで書けるとは思いますが、SEO記事初心者の方はまず「自分がよく知っている分野」について書くのがおすすめです。知らない分野について書くのは大変なので。
二つめはもっと大事です。たとえばあなたが「タラバガニ 飼育方法」というキーワードを設定したとします。しかし、それを調べる人ははたしてどれだけいるでしょうか? 需要のないキーワードで書いても、検索からの訪問者獲得は極めて難しいでしょう。
ここで大事になってくるのが、「月間検索数(検索ボリューム)」です。月間検索数を調べるツールはたくさんありますが、ここでは基本無料で使えるUbersuggestを紹介します。
Ubersuggestに任意のキーワードを入れて、月間検索数を調べてみましょう。そして「月間検索数が最低10以上あるキーワード」の記事をつくりましょう。
もちろん、月間検索数の多いキーワードのほうが、検索上位取れたときのインパクトは大きいです。ただしそのぶん、競合が強いケースも多いです。まずはニッチなキーワードから攻めましょう。
(Ubersuggestの詳しい使い方はこちら)
ステップ2. 記事の構成をつくる
さて、今回はキーワードを「タラバガニ 食べ方」に設定したとしましょう。
キーワードが決まったら、次はそれをもとにどんな記事を書いていくか、方針を決めていきます。以下の順で整理していくのがおすすめです。
- 予測変換には何があるか?
Google検索にキーワードを入力したとき、その下に予測変換が出てくることがありますよね? あれは「サジェスト」と呼びます。キーワードに関連した内容であり、ユーザーのニーズが眠っている可能性が高いです。
「タラバガニ 食べ方」なら、「焼き」「解凍」「鍋」「タレ」などのサジェストが出てきました。- そのキーワードで調べるのはどんな人か?
「タラバガニ 食べ方」で検索した人なら、タラバガニを食べることを検討している人、手元にタラバガニがあるが食べ方が分からない人、などが考えられます。またわざわざ「食べ方」で検索しているくらいなので、タラバガニを食べなれていない初心者だと想定できます。- そのキーワードを調べるきっかけは何か?
「タラバガニ 食べ方」で検索した人なら、「北海道の親戚からタラバガニが送られてきたけど、どうやって食べようかしら……?」みたいな情景が想像できますよね。また、タラバガニは高級品なので、できるだけおいしく食べたいと考えているかもしれません。- ユーザーが知りたいことは何か?
「タラバガニ 食べ方」であれば、まさにキーワードどおり、食べ方が知りたいのでしょう。さらに言うなら「解凍方法」「さばき方」「よりおいしく食べるための調理法」などが知りたいかもしれません。- ユーザーはなぜそれを知りたいか?
「知りたいことは何か?」をさらに一歩すすんで考えてみましょう。おそらく、タラバガニは高級品なので「絶対失敗したくない……!」と考えるでしょう。失敗したくないから、わざわざ検索しているのです。- どうすればユーザーを満足させられるか?
ここまでに挙げた内容をまとめてみましょう。タラバガニの食べ方で絶対に失敗したくない人向けに、初心者でもできる解凍方法、さばき方、調理方法を紹介してあげると満足してもらえそうです。可能であれば、プロの意見があるとより安心させられるでしょう。
まとめると、こんな感じです。
キーワード | タラバガニ 食べ方 |
月間検索数 | 2400 |
関連ワード・予測変換 | タラバガニ 食べ方 おすすめ |
そのキーワードで調べるのはどんな人か? | タラバガニを食べることを検討している人 |
そのキーワードを調べるきっかけは何か? | 親戚からタラバガニが送られてきて食べ方に困っている |
ユーザーが知りたいことは何か? | タラバガニの解凍方法、さばき方、おいしく食べるための調理方法 |
ユーザーはなぜそれを知りたいか? | 高級品なので絶対に失敗したくない |
どうすればユーザーを満足させられるか? | タラバガニの食べ方で絶対に失敗したくない人向けに、初心者でもできる解凍方法、さばき方、調理方法を紹介する(可能ならプロの意見を含める) |
なお構成案をつくるために、実際に検索して上位10記事くらいは目を通しておきましょう。想像だけで書くのはNGです。
ステップ3. 仮タイトルと目次をつくる
ステップ2でつくった構成をもとに、記事の仮タイトルと目次をつくりましょう。
「タラバガニ 食べ方」だったら、こんな感じですね。
仮タイトル:
初心者でも絶対失敗しない!タラバガニの食べ方講座【解凍、解体、調理方法まで】目次:
<h2>タラバガニはなぜ高級品なの?
<h2>タラバガニの解凍手順
<h3>ステップ1. 〜〜〜
<h3>ステップ2. 〜〜〜
<h3>ステップ3. 〜〜〜
<h2>タラバガニの解体手順
<h3>ステップ1. 〜〜〜
<h3>ステップ2. 〜〜〜
<h3>ステップ3. 〜〜〜
<h2>おすすめの調理方法
<h3>焼きガニ
<h3>茹でガニ(ボイル)
<h3>カニしゃぶ
<h3>カニ鍋補足:
・<h2>大見出し <h3>小見出し
・「解凍手順」「解体手順」では、初心者にも視覚的に伝わるよう写真や図解を中心にする
・「おすすめの調理法」見出し内には、タレや調味料に関する説明を適宜加える
ステップ2で固めた方針や要素を、しっかり織り込んでつくりましょう。
なお、タイトルは記事執筆がおわった後に最終版を決定します。
ステップ4. 記事を書く
さて、ようやく執筆です。
とはいえ、書く内容はステップ3までで決まっているので、ここで語ることはありません。
検索ユーザーが求める情報を、構成案と目次にもとづいてリサーチし、書いていきましょう。文章力などは、経験を重ねながら身につければOKです。
おわりに
以上、ステップ1〜4までを2,910字で解説しました。ギ、ギリギリ収まった〜〜〜!
本稿をここまでご覧いただいた方ならお分かりかと思いますが、SEO記事において大事なのは、書くまでの「前準備」です。前準備が崩れていると、いくら文章力があってもSEOで成果は出せません。
執筆からいきなり始めず、まずは丁寧な前準備とリサーチを心がけましょう。これができるだけで、あなたは一歩先のSEOライターになれます。
一緒に頑張りましょう。
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内田 一良(じきるう)
早稲田大学および同大学院卒。株式会社GIGにてMarketing事業部長。日本最大級のフリーランス・副業メディア『Workship MAGAZINE』のほか、数々のメディアのプロデュースを担当。メディア運営、コンテンツ制作、SEO、SNS、AIに詳しい。ウイスキーとストリートダンスが好き。