CMS構築・WordPress開発の相場はいくら?見積りの内訳を徹底解説|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG

CMS構築・WordPress開発の相場はいくら?見積りの内訳を徹底解説

2018-11-19 制作・開発

ブログコンテンツや事例紹介、自社ニュースをWebサイトで更新していく場合、都度ページ単位でエンジニアが制作、もしくは外部の制作会社に発注するのではなく、CMSと呼ばれるサイトを更新するためのシステムを導入し、技術的な専門知識がないメンバーでも更新できるのが理想です。

ではCMS構築を制作会社に発注する場合、相場はいくら位なのでしょうか。つくりたいWebサイトのタイプ別の見積り内訳含めて、ご紹介いたします。

  

はじめに:CMSとは

CMSとは「Contents Management System」の略で、専門知識や専門技術を必要とせずにWebサイトを更新するためのシステムです。CMSを導入することによって、エンジニアのリソースを用いずともブログコンテンツやニュースなどを広報担当者やWeb担当者自身が更新できるため、スピード感のある運営、およびページ制作コストの削減が実現できます。

▼CMSを導入する主なメリット

・コンテンツ作成・更新が容易
・テンプレートによりサイトの統一感を維持できる
・CMSによってはSEO対策が実現できる
・CMSによっては情報および拡張性を持たせるためのプラグインが豊富

▼CMSの主な種類

・WordPress
・Drupal
・Concrete5
・XOOPS
・Joomla!

 

CMS構築の見積りで注意すべきポイント

CMS構築を制作会社に依頼する場合、実現したい機能や要項によって制作にかかる費用やスケジュールは様々です。また制作会社によって制作費も異なるため、あらかじめ発注者側も下記に挙げるいくつかのポイントを押さえておくと、スムーズな発注が可能になるでしょう。

まずCMS構築においては、ディレクター、デザイナー、フロントエンジニア、サーバーサイドエンジニアなど、複数人体制で進行するプロジェクトになります。そのため、見積りには制作規模に合わせて、相応の人件費が組み込まれることを把握しておきましょう。

また制作会社によって、マーケティングを得意とする会社、デザインを得意とする会社など得意領域が異なります。Webサイトを通じてマーケティングを展開したい場合は、マーケティング戦略をもとにWebサイトを制作すべきのため、戦略立案、SEO設計なども含めて制作会社で行う場合はプランニング費も見積りに加わります。
そのため、自社がWebサイトで実現したいことを達成するためにも、複数企業に見積もりを依頼し、見積りの内訳から各社のできること、できないことを見極めることが重要です。

そして大まかな制作フローとしては、コンセプト決定、デザイン制作、コーディング、カスタマイズ、実装、テストと多くの作業が存在するため、規模の大きくないWebサイトであってもリリースまでに3ヶ月程度の期間を要する場合があります。
ある程度のスケジュール感を把握した上で、余裕を持った発注を心がけましょう。

 参考:
システム開発の流れとは?発注者も知っておくべき各工程のポイントまとめ
【完全版】Web制作会社へ上手に発注する方法とは?失敗しないための基礎知識

 

CMS構築の見積り内訳とは?

パターン01. 小規模のコーポレートサイトの場合

ページ数が少ない小規模サイトの場合、デザイン面での差が制作費に影響してきます。たとえばTOPページに動きのあるモーションを組み込むかどうか、また各ページに写真素材を配置するかどうかによって、費用差が発生します。
なお、写真素材を配置したい場合、制作会社で撮影をするかどうかも見積りにかかわってきます。

なお、小規模と言えどWebマーケティングは重要です。制作会社によってはSEOに関わるmeta情報の設計やSite mapXMLの設定、またOGP画像の設定や分析のためのAnalytics、Search Consoleの設定等に対応していない企業も存在します。
見積もり時には、「ただ安いから」という理由で発注を決めるのではなく、実現したいことがしっかりと盛り込まれているかを注意して発注することを心がけましょう。

▼内容

・戦略立案
・ページ数:5ページ程度 (TOPページ、会社概要、サービス紹介、ニュース一覧、ニュース詳細ページ、問合せフォーム等)
・CMS対応箇所:ニュースコンテンツ
・内部SEO設計(ディレクトリ設計)
・問い合わせフォームを実装
・写真撮影あり
・サーバ構築
・リリース作業
・Analytics、Search Consoleの設定、ディレクトリマップ(meta情報の設定)

▼概算費用

初期費用:100〜250万円

パターン02. 中・大規模のコーポレートサイトの場合

 ブログコンテンツや事例紹介コンテンツなど、自社で本格的に情報発信をしていきたい場合、CMS対応箇所はブログ、事例紹介ページ、また必要に応じてニュースコンテンツのページになります。

なおブログ一覧の画像がすべて同じ、カテゴリページにコンテンツが1つもないといったことにならないよう、ブログページの制作には、あらかじめどのような内容のコンテンツを、どういった運用体制で決めておくことが重要です。

また想定しているアクセスボリュームに応じて、サーバ構築もケアする必要があります。コンテンツ運用をしていくWebサイトならではの制作のポイントを押さえるためにも、メディアサイトの制作実績がある制作会社が好ましいでしょう。

▼内容

・戦略立案
・ページ数:10ページ程度(TOPページ、 会社概要、役員紹介、コンセプト、オフィス紹介、サービス一覧、各サービス詳細ページ、ニュース一覧、ニュース詳細ページ、事例紹介一覧、事例詳細ページ、ブログ一覧、ブログコンテンツページ、問合せフォーム、採用情報、福利厚生、募集職種一覧等)
・CMS対応箇所:ニュースコンテンツ、事例紹介コンテンツ、ブログコンテンツ
・内部SEO設計(ディレクトリ設計)
・問い合わせフォームを実装
・写真撮影あり
・サーバ構築
・リリース作業
・Analytics、Search Consoleの設定、ディレクトリマップ(meta情報の設定)

▼概算費用

期費用:250〜600万円

パターン03. メディアサイトの場合

一事業としてメディアサイトを展開する場合、事業戦略に応じてメディアサイトに求められる要項が異なります。多言語展開するかどうか、アプリ・サービス連携を行うかどうか、会員制サイトにするかどうかなど、実装したい要件に応じて見積りは変動します。

また中・大規模のコーポレートサイト同様、誰がどのようなことをCMSで作業するか、あらかじめ運用体制をどうするか決めておくことが重要です。

▼内容

・戦略立案
・コンセプト設計
・CMS構築
・内部SEO設計(ディレクトリ設計)
・サーバ構築
・リリース作業
・Analytics、Search Consoleの設定、ディレクトリマップ(meta情報の設定)

▼概算費用

初期費用:150万〜600万円

パターン04. 採用サイトの場合

昨今は募集要項のみを掲載するのではなく、社員インタビューを掲載し、社員がどのような働き方をしているかを発信していくことが主流となってきました。そのため、採用担当者がコンテンツを更新できるよう、CMSを導入した採用サイトを展開する企業が増えています。

採用サイトは企業文化を紹介する上でも重要な存在です。ただコンテンツが更新できればいいというものではなく、企業の雰囲気を伝えるために写真素材、必要に応じて動画素材を用意したり、外部の採用サービスとの連携を実装したりと、採用強化を実現する採用サイトの構築が求められます。

そしてキャッチコピー等のクリエイティブ制作の有無、撮影の有無などによって見積り内容が異なるため、あらかじめ自社で用意すること、制作会社に依頼したいことをまとめておくと、スムーズでしょう。

▼内容

・戦略立案
・ページ数:5ページ程度 (TOPページ、会社概要、サービス紹介、社員インタビュー一覧、社員インタビューコンテンツページ、採用情報、応募フォーム等)
・CMS対応箇所:インタビューコンテンツ、採用情報(募集要項)
・内部SEO設計(ディレクトリ設計)
・応募フォームを実装
・写真撮影あり
・サーバ構築
・リリース作業
・Analytics、Search Consoleの設定、ディレクトリマップ(meta情報の設定)

▼概算費用

初期費用:250〜400万円

参考:
CMS構築・WordPress開発のポイント
オウンドメディアマーケティングの進め方

 

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