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Webサービス開発を依頼するなら知っておきたい流れとポイントとは
2019-02-02 制作・開発
Webサービスの開発を外部の制作会社に依頼する場合、事前にマーケティング戦略が明確でないと、ターゲットにあったデザインではない、対象ページに更新性がなく改善施策が打てないなど実現したいことが実現できないWebサービスとなってしまい、ビジネスを加速させることができません。
そのためWebサービスの開発では、マーケティング戦略に基づいたデザイン・システムの構築が重要です。
GIGでは大手企業含め、様々な企業のWebサービス開発支援に携わってきました。そこで今回は、Webサービスを制作、もしくはこれからリニューアルをしたいというときに知っておきたい、Webサービス開発支援のフロー、および各フローにおけるケアすべきポイントについて、GIGで実際に進めている方法を交えてご紹介いたします。
Webサービス開発支援のフローとポイント
STEP01. 戦略構築
Webサービス開発を成功させるためには、「リリース後に、Webサービスをどう運用していくか」を明確にすることが非常に重要です。そのため、Webサービスはつくって終わりではなく、どういったユーザーに、どうアプローチするかのマーケティング戦略の構築をまず行うべきでしょう。
そこでまずやるべきことは、ターゲットユーザーを設定し、ターゲットユーザーのコンバージョンに至るまでのシナリオを描いていくことです。そしてコンバージョンシナリオの精度を高めるために、すでにビジネスを展開している場合は過去データを用いた仮説検証、また競合サイトの分析を行っていきます。
また、机上の空論でのKPI設定は、運営時における正しい経営判断ができません。そこで戦略構築のフェーズではどういったプロモーションを行っていくか、どういったオペレーションで運営していくかまでをも設計していきます。
なお、GIGでは月間350万PV超の自社メディアを運営しており、様々な広告手法を把握しているため、お客様の解決したい課題、実現したいことに合わせた最適な運用と広告プランニングもご提案可能です。
▼戦略構築フェーズにおけるポイント
・ターゲットはどういったユーザーか?
・ターゲットユーザーのサイト訪問動機?
・Webサイトで何を解決したいのか?現状の課題は?
・課題の中での優先順位は?
・リニューアルの場合、何を改善したいのか?
・どのようなスケジュールで進めたいか?
・コンバージョン設計
・プロモーションとオペレーション設計
▼戦略構築フェーズでのアウトプット
・ペルソナ設計
・コンセプト設計
・カスタマージャーニーマップ
・ビジネスロードマップ
・KPIロードマップ
・ROIシート
・ヒューリスティック分析
・ログ解析レポート
・WBS
・リリース後の運用体制構築
・プロジェクト計画書
参考:
ヒューリスティック分析・評価のやり方
競合分析・ユーザビリティ調査の方法
効果的なA/Bテストの方法
STEP02. 企画・設計
次のステップでは戦略構築で策定した方向性に対して、具体的にWebサービスでどのようなコンテンツを配信していくか、またコンバージョンまでのユーザー動線をどのようにするかなどを企画・設計していきます。
またWebサービスにはサイトデザインの他にも、Webサービスに掲載する画像素材や動画素材が必要です。素材がない場合は撮影も必要になってくるため、どのようなWebサービスにしていくかが決まることで、必要なコンテンツ要素が決まっていきます。
なお、Webサービス開発といえど、制作期間や予算は実現したいことによって大きく変動します。ビジネスとして最大限の費用対効果を生み出すためにも、しっかりと企画・設計を行い、スケジュールの遅れや余分な費用が発生しないようコントロールすることが重要です。
▼企画・設計フェーズでのポイント
・戦略を実現するために必要なコンテンツは?
・コンバージョンに至るまでのユーザーフローは?
・コンテンツをどのように見せたいか? 見るべきか?
・写真や動画、文字要素の構成はどうするか?
・メニュー、ディレクトリ構成
▼企画・設計フェーズでのアウトプット
・画面設計(ワイヤーフレーム / 行動シナリオ / コンバージョン設計 / ヒートマップ想定)
・情報設計(ディレクトリマップ / サイトマップ)
・要件定義書
・コンテンツ・原稿サンプル
・画像素材サンプル
・ブランドガイドライン
・スケジュール / 見積り
参考:
Webコンサルティング・アクセス解析の進め方
Webマーケティング戦略の進め方
STEP03. 開発(デザイン/システム)
Webサービスのデザイン構築では、しばしば主観的な意見が飛び交い、ユーザー視点の欠落したWebサービスに仕上がってしまうというケースは少なくありません。
海外のデザインアワードを受賞、大手企業様からご発注をいただくなど、GIGではWebデザインにおいて定評をいただいておりますが、それはただ綺麗でカッコイイWebサービスをつくることではなく、ユーザー視点を重要視し、かつマーケティングとして機能するWebサービスの構築を重要視しているからだと考えております。
せっかく設計した戦略構築がただの机上の空論にならないよう、しっかりとWebデザインに落とし込んでいくことが重要です。
また、開発フェーズでは、スケジュールの遅延が起きてしまう要素が多く存在します。ガントチャートを用いたプロジェクト管理、余裕を持った修正期間の設定など、求めているWebサービスが期間内に正しく制作されるよう注意が必要です。
▼開発フェーズでのポイント
・ターゲットユーザーに対して最適なUI/UXは?
・ターゲットユーザーを考慮した、最適な配色は?
・基本的なユーザビリティ要件をどこまで順守すべきか?
・運用フェーズでのKPI測定のために、開発時に必要な設計・設定は?
▼開発フェーズでのアウトプット
・トーン&マナー設計
・デザインガイドライン
・インフラ設計・システム設計
・プロトタイプ開発
・機能設計
・テストシート
・各種納品データ(コンテンツ原稿・画像素材含む)
・ソースコード(LAMP環境で開発 / Linux、Apache、MySQL、PHP、Laravel、cakePHP、Python)
・サーバ環境(開発環境+本番環境 / 共にAWSで負荷分散の設計した上で対応)
・スケジューリング、ガントチャートによるプロジェクト管理
・Figma、Sketch、Spreadsheet、プロジェクトマネジメントツールなどによるリアルタイム性のあるツール開発
参考:
プロトタイプ制作・開発をプロジェクト初期で取り組む
インフラ構築 クラウド構築(AWS、サーバ構築)の方法
STEP04. 運用
上述の通り、WebマーケティングはWebサービスがリリースされてからがスタートです。戦略構築で設計したことがしっかりと実現されるよう、適切な運用が求められます。
またWebマーケティングは様々な計測により、根拠のある改善施策が実施可能です。PDCAを正しく行うことでCVRを改善していくことが重要であり、BtoBビジネスであれば、CV数がわずか0.5倍になるだけでも相当な売上インパクトをもたらします。
そこでユーザーのコンバージョン動線の見直し、広告プロモーションお見直しを都度行い、必要に応じて機能単位での追加開発を行い、より結果のでるWebサービスを目指していくことが大切です。
GIGではWebサービス開発支援だけでなく、運用フェーズにおいてデータ解析から行い、必要な施策や追加機能のご提案・開発、実施も可能です。また、お客様企業と共同チームを組んで開発を進めるLAB型開発も行っております。
▼運用フェーズでのポイント
・更新 / 運用ルールは最適か?
・サイト改善のために運用体制が構築されているか?
・ログ解析 / 数値測定はどの程度の頻度で行うべきか?
・広告やSNSなど、集客に最適な方法は何か?
・運営に必要な教育体制はどうすべきか?
・保守はどうすべきか?
・サーバの負荷状況は?
▼運用フェーズでのアウトプット
・運用マニュアル
・A/Bテスト
・タグ設計
・ログ解析
・改善提案
・広告運用
・SNS運用
・LP制作
参考:
Webサイト・サービスサイト運用の方法
サーバ保守・システム保守の進め方
アクセス解析・分析のやり方
システム開発のご相談
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