Webコンサルティングの費用/料金相場は?報酬体系や選び方も解説|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG
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Webコンサルティングの費用/料金相場は?報酬体系や選び方も解説
2023-01-14 制作・開発
「Webコンサルティング」は、Webサービスの質を改善し、成果を出すための方法として知られています。
しかし、Webコンサルティングは日常的に受けるものではないため、「料金体系はどうなってるの?」「相場が全く分からない……」と思っている方も多いかもしれません。
そこで今回は、謎につつまれたWebコンサルティングの料金体系や費用相場、費用対効果の高いコンサルティング会社の選び方などを、デジタルコンサルティング企業として数多くの実績を残してきた私たちが解説します。
Webコンサルティングとは?
そもそも、Webコンサルティングとは何なのでしょうか?
Webコンサルティングとは、一言でいえば「Web上で何らかのサービスを展開する企業・団体に対し、デジタルの専門家が知識や経験、ノウハウを活かしたアドバイスを行うこと」です。
Webコンサルティングを通じ、企業や団体の目的・ゴール達成をサポートするのがコンサルティング企業の業務といえます。
しかし、コンサルティングに対して「自社のことは自社の社員が一番分かっていると思う」「コンサルは報酬だけ高くて結果につながりにくい」というイメージをお持ちの方もいるかもしれません。
もちろん、悪質なコンサルティング企業もあることは否めません。しかし、昨今はテクノロジーの進化により、Web業界が複雑化しています。従来型の広告はもちろん、AIや動画、SNSなどを活用したマーケティング手法も普及し、競争の激化も深刻です。
こうした状況に対しては、ITの専門家集団であるWebコンサルティング企業の構築するWeb戦略が大きな効果を発揮します。限られた予算を最適な施策に配分し、最短ルートで目標を達成するためには、Webコンサルティングの力が重要なのです。
Webコンサルティングの料金体系
Webコンサルティングの意義をご説明したところで、具体的にWebコンサルティングの費用に関する内容を見ていきます。まずは、Webコンサルティングの料金体系を整理しましょう。
結論から言えば、コンサルティング費用の料金体系は大きく「スポット型」「プロジェクト型」「成果報酬型」「顧問契約型」に分かれます。
1. スポット型
スポット型とは、単発ないしは短期のWebコンサルティングに対して報酬を支払う料金体系です。費用に関しては、コンサルティングのボリュームや難易度によって幅が大きいです。
たとえば、Webサイトのデザインやユーザー動線などをリサーチし、かんたんなアドバイスを単発で行う程度であれば費用も安めになります。
しかし、Webサイトのアクセス状況やユーザーの行動目標などを分析し、アドバイスや運用支援を行うようなコンサルティングの場合、費用は高額になる傾向にあります。
2. プロジェクト型
新サービスの立ち上げやITツールの導入、サイトリニューアルなど、プロジェクト単位のWebコンサルティングの場合、プロジェクト単位で契約する「プロジェクト型」の料金体系になる場合が多いです。
料金はプロジェクトの期間や内容によってさまざまですが、こちらもコンサルティング内容が高度になり、関与時間が長くなればなるほど高額になる傾向にあります。
3. 成果報酬型
Webコンサルティングにより、得られた成果に対して報酬を支払う料金体系です。ただし完全成果報酬になるパターンは珍しく、基本料金があったうえで目標達成による成果報酬を追加で支払うケースが一般的です。
成果報酬型が採用されるのは、M&Aやコストの削減など「成果を数値化しやすい」目標がある場合に多いです。こちらもコンサルティングの難易度によって報酬が変わるのはもちろん、成果報酬をどれくらいに設定するかによっても費用は変動します。
4. 顧問契約型
特定のコンサルティング企業と顧問契約を結び、中・長期のWebコンサルティングに対して報酬を支払う料金体系です。
通常は、毎月1~2回の打ち合わせや会議への出席、オンラインでの質問対応などを行ってもらい、月額単位で料金を支払うケースが多いです。
中・長期に及ぶWebコンサルティングの場合、Webサイトのアクセス解析や競合分析、SEOに関する傾向などを継続的にウォッチしてもらい、継続的なアドバイスを受けられます。
また、契約によっては経営会議などに出席してもらい、企業の経営課題や戦略目標などに対するアドバイスを受けられるケースもあるでしょう。
Webコンサルティングの費用/料金相場
料金体系を整理できたところで、いよいよWebコンサルティングの費用や料金相場を内容別に見ていきます。
ホームページ改善提案コンサルティング:10~60万円/月
ホームページ改善提案コンサルティングとは、既存のホームページの課題や弱みを洗い出し、改善策を提案するコンサルティングのことです。相場は単発のコンサルティングであれば「10万円~」、継続的なコンサルティングであれば「10~60万円/月」となります。
具体的には、Googleアナリティクスなどのアクセス解析ツールを活用してホームページを分析し、データから導き出された改善策を提案するのがおもな仕事です。この際、最適なデータを抽出し、そこから依頼者のニーズに合った施策を提案できるかはコンサルティング企業の実力が出る部分といえます。
なお、アクセス解析ツールの選定や導入から、改善策の実行まで依頼できるコンサルティング企業もあります。ただ、その場合は工数分の費用がかかってくるので、費用対効果をよく確認しましょう。
UI/UXデザインコンサルティング:150~600万円
サイトのUI/UXデザインに対するコンサルティングでは、既存のデザインやUXに対する問題点を分析し、改善策を提案します。相場は「150~600万円」となります。
具体的には、想定されるユーザー属性である「ペルソナ設計」にはじまり、顧客の動きを「カスタマージャーニー」という形にまとめ、そこから必要なデザイン・施策を提案していきます。
UXを調査する際には、単に想像でユーザーのニーズを決めてしまうのではなく、ペルソナに近いユーザーのニーズをインタビューなどで調査する手法も有効です。こういった調査を丁寧に行うかどうかで、提案の質が変わってくると考えてください。
SEOコンサルティング:15~50万円/月
サイトのSEOに関する改善策を提案するのがSEOコンサルティングです。SEOは長期的な分析と改善が求められる分野のため、相場は「15~50万円/月」となります。
SEOは、上位表示を狙って最適なキーワードを洗い出してコンテンツを制作していく「外部対策」と、サイト構造の最適化や表示速度の改善などでSEOに強いサイトをつくる「内部対策」に分かれますが、どちらも欠かせない存在です。
外部対策と内部対策はリンクしている部分もあるので、どちらの知見も豊富なコンサルティング企業に依頼したいところです。
Webマーケティングコンサルティング:30~100万円/月
広告戦略の立案や広告効果の測定など、Webマーケティング全般に関するコンサルティングもあります。相場は「30~100万円/月」です。
広告戦略では、依頼者のビジネスを分析するところからスタートし、コンバージョンまでの流れを検討します。そして、「そもそもどの媒体に、どんな種類の広告を出すのか」を検討し、実際に出稿した広告の効果を測定していくのがおもな流れです。
コンサルティング企業によっては、広告運用やLP制作などを代行してもらうことも可能。広告運用に関する知見や経験がコンサルティングの質を左右します。
DX支援・データ活用コンサルティング:300万~5,000万円
ホームページの枠にとらわれず、全社的なDX支援やデータ活用策を検討するコンサルティングも存在します。こちらはプロジェクトの規模が大きくなる関係で、相場も「300万~5,000万円」と高額です。
業務フロー全体を見直したうえでのDX支援やデータ活用を行うための分析環境の構築、業務へのAI導入など、コンサルティングの内容は多岐にわたります。高い技術力が必要なコンサルティングが多いため、技術者の質がそのまま提案の質に直結すると考えていいでしょう。
費用対効果の高いWebコンサルティング企業の選び方
ここまで、Webコンサルティングの費用について解説してきました。
結論から言えば、Webコンサルティングの費用は決して安くありません。そのため、「ある程度の費用を払う以上、しっかり結果を出してほしい」と思う方も多いでしょう。
そこで、以下では費用対効果の高いWebコンサルティング企業の選び方を解説します。
選び方1. 実績・考え方で選ぶ
コンサルティングとは、「知識や経験、ノウハウを活かしたアドバイスを行う」業務です。したがって、知識や経験、ノウハウの量が、そのままコンサルティングの質に影響します。
こうしたデータを私たちが確認する一番の方法は、その企業のコンサルティング実績を見ることです。過去にどのようなコンサルティングを、どのような規模の企業にどれくらいやってきたかが分かれば、その企業に蓄積されているノウハウを把握できます。
また、その企業のコーポレートサイトなどを確認するのもおすすめです。コンサルティングに対する考え方や意識、過去の表彰実績なども確認できるので、信頼性を判断する材料になります。
たとえば、GIGはコーポレートサイトで数多くの実績を公開しているほか、AWSに精通した証として「テクノロジーパートナー」にも認定されています。
ただ、コンサルティングは業務の性質的に情報をオープンにできないケースも多いです。コーポレートサイトなどで実績の確認が難しい場合は、企業に問い合わせてみましょう。
選び方2. コミュニケーションの質で選ぶ
コンサルティングは、情報や改善策のやり取りでコンサルタントと絶えずコミュニケーションが発生します。そのため、コミュニケーションの質で企業を選ぶのも有効です。
レスポンスが早いことはもちろん、打ち合わせでの話しぶりや説得力など、見極めるべき点は多岐にわたります。コミュニケーションを比較検討するためには、依頼前に必ず複数社との打ち合わせを行うようにしましょう。
選び方3. 運用・改善支援体制で選ぶ
コンサルティング企業は、得意分野や会社の規模、支援体制が企業ごとに大きく異なります。コンサルティングを専業で行っている場合もあれば、多くの事業のなかのいち事業という場合も。また、「システム開発に強い」「SEO特化型」「UXの改善実績が豊富」など、強みも大きく異なります。
自社のニーズと強みがあっているコンサルティング企業を選ぶべきなのはもちろんですが、コンサルティング終了後は提案を実行に移すための作業が必要になります。もし「Web制作」や「広告運用代行」などの作業も外注したい場合、作業まで一貫して担当できるコンサルティング企業を選ぶことをおすすめします。
GIGの場合は、システム開発からDX支援、Webマーケティングまで、Webコンサルティング全般をサポートできるのが強み。また、社内に制作チームも抱えており、改善提案から作業までをシームレスに実行できます。
GIGが行ったWebコンサルティング事例
GIGではさまざまなWebサービスの企画、開発、SEOコンサルティング、コンテンツマーケティング、プロモーションなどに携わった経験から、幅広いWebコンサルティングを提供しています。
以下では、実際のWebコンサルティング事例をご紹介します。
事例1:株式会社ギオン 様
物流・健康・環境など幅広く事業を展開する総合物流企業のギオンさま。GIGではコーポレートサイトリニューアル、パンフレットリニューアルなど、デザイン全体のコンサルティングを担当しました。
当初のコーポレートサイトは、新しい事業やサービスなど訪問ユーザーに対した適切な導線が整理されていませんでした。ディレクトリ構造の整理やブランディング強化を目的としたコーポレートサイト制作をまずは実施し、その後紙媒体などのデザインも一新いたしました。
さまざまなステークホルダーにどんな会社か理解してもらうことを意識したデザインコンセプトを制作し、Webデザインをベースにパンフレットなどのグラフィックデザインもリニューアルしました。
コーポレートサイトとしての安心感・清潔感を損なわずに、ギオンさまらしさを体現できるサイトを目指した結果、すっきりと洗練されながらも温かみのあるデザインを実現できました。
またCMSを活用し、コンテンツを独自発信できる体制をつくったほか、編集やコンテンツ企画を含めたWebマーケティングなど、長期的な支援も行っています。
事例2:Chatwork株式会社 様
国産のビジネスチャットツール「Chatwork」を展開するChatWorkさまのサービスサイトのリニューアル、Webマーケティング支援を担当しています。
サイトリニューアルの目的がブランディングの強化・広告の最適化だったため、短期間でリニューアルを実施しました。初期段階でサイトイメージを決めるキービジュアルのデザインを複数作成し、スピード感のある開発を行い、認識祖語が発生しないようにプロジェクトを進行。
ビジネスチャットツールとして業界ナンバーワンの地位を確立していることを伝えるための「信頼感」「安心感」をデザインに取り入れつつ、IT企業以外への訴求につなげるため、必要な情報が一目で分かる「視認性の高さ」も意識しました。
プロジェクトの進行では、デザインツールの『flgma』を用いてフィードバックをオンライン上でやり取りするなど、リリーススケジュールに合わせられるよう配慮した結果、開発期間は約2ヶ月とスピード感のあるものとなりました。また、Webマーケティング全体の支援や採用ブランディングも並行して実施するなど、複数プロジェクトを並行してご支援しております。
事例3:サンフロンティア不動産 様
BtoBの不動産全般を扱い、居抜きオフィス・セットアップオフィスに特化した物件紹介サービス「そのまんまオフィス」のサービスサイトの設計、デザイン、システム開発、リニューアル、Webマーケティングを担当しました。
当初のサイトは約10年間改修しておらず、時代に合わないデザインや管理画面の操作性における改善点のほか、コンテンツからリード獲得につながりにくいといった課題がありました。
マーケティング全体の設計からブランドイメージのポジショニング戦略を考え、オリジナリティを感じられるとともに視認性の高いデザインを設計しました。
またGIGが開発・提供するリード獲得に特化したCMS「Leadgrid」を導入し、サイトの運用負荷を下げて操作しやすい管理画面も構築しています。そして幅広くリード獲得するために、競合調査の上でメディア設計を実施し、検索に強くユーザーが興味をひかれるコンテンツ制作も行っています。
その結果、サービスサイトのリニューアル以降、会員数が増加しました。その後も機能追加改修やコンテンツ制作など、長期的なサポートを行っています。
Webコンサルティングのご相談はGIGまで
デジタルシフトが加速し、Webからの集客が主流となり、Webマーケティング手法は多様化し複雑化する一途である昨今、プロのWebコンサルティングでWebマーケティングの強化を図ることは、ビジネスに必須といっても過言ではありません。
GIGでは、クライアント企業へヒアリングを重ねることで、集客に対する問題や目標を明確化。クライアント企業それぞれに最適なWeb戦略をご提案・実行を行なってきました。多方面にWebコンサルティングを行なってきた経験から、効果的なWebコンサルティングをご提供します。
Webコンサルティングのご相談は、お気軽にGIGまでお問い合わせください。
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GIG BLOG編集部
株式会社GIGのメンバーによって構成される編集部。GIG社員のインタビューや、GIGで行われたイベントのレポート、その他GIGにかかわるさまざまな情報をお届けします。