PHPフレームワークとは?選び方やおすすめのフレームワークを実績豊富な制作会社が解説!|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG

PHPフレームワークとは?選び方やおすすめのフレームワークを実績豊富な制作会社が解説!

2021-04-11 制作・開発

PHP開発を効率化するフレームワーク。業務の生産効率化や保守性アップなどの目的で導入する企業が増えています。

今回は、PHPフレームワークの開発方法や開発事例、おすすめのPHPフレームワークについて、Web制作会社目線で具体的にご紹介します。PHPフレームワークの開発・導入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

PHPフレームワークとは?

PHPフレームワークとは、PHPを用いた開発が簡単にできるよう、あらかじめ共通するコードに機能性を加えて形成された枠組みのことです。

PHPフレームワークには、開発に必要な機能が実装されています。そのため、1からコードを書く必要はなく、開発工数を減らせる点が特徴です。また土台がしっかり構築できるので、開発慣れしていない初心者にも向いています。

こうした利便性から多くのPHPフレームワークがあり、業務効率化を目的に世界中で利用されています。 

PHPフレームワークを使うメリット

PHPフレームワークを活用することで、具体的にどんなメリットがあるのでしょうか。PHPフレームワークのメリットは、主に下記の3つが挙げられます。

メリット1. 生産効率が上がる

PHPフレームワークは、開発に必要かつ便利な機能が、最初から標準搭載されており、開発作業の効率を上げられます。

メリット2. 保守運用がしやすくなる

フレームワークを利用することで、保守運用がしやすくなるでしょう。エンジニアごとに異なるソースコードの書き方も統一でき、リファクタリング効率の向上にも役立ちます。

メリット3. バグを減らせる

フレームワークを活用すれば 、コーディングする際のバグも減らせるでしょう。自力でコードを書くのに比べて、ケアレスミスなどが起こりにくくなるからです。

PHPフレームワークを使うデメリット

PHPフレームワークは便利なものですが、メリットばかりではありません。ここでは、PHPフレームワークを使う際のデメリットをご紹介します。

デメリット1. PHPフレームワークの学習が必要

PHPフレームワークを使えば確かに作業効率は上がりますが、それはPHPフレームワークを使いこなせた場合の話。フレームワークを使いこなすには、フレームワーク自体の学習が必要になるため、手間と時間が掛かります。

とはいえ、そもそもPHP開発を便利にするためにフレームワークが存在するため、PHPが理解できていれば学習そのもののハードルは決して高くありません。

デメリット2. 仕様を理解しなくてもコードが書けてしまう

お手軽にコーディングができるフレームワークですが、その手軽さゆえに「よく分からないけどなんか動いてる」というシステムやアプリができてしまう可能性があります。

また、知識がフレームワーク中心の内容に偏り、不具合が出た際の対応に困る場面に遭遇するかもしれません。

デメリット3. カスタマイズ性が低い

いくらフレームワークを活用しても、細部は自分でカスタマイズしなければなりません。

しかし、そもそもフレームワークにない機能を多数実装しなければならないような場面では、無理にフレームワークを活用するとかえって時間がかかる可能性もあります。

PHP開発フレームワークを選ぶポイント

PHP開発フレームワークには、用途に応じていくつもの種類があります。選び方を正しく理解しておくことで、フレームワークの特徴を最大限に活用できます。

以下で具体的な選び方を紹介していますので、PHP開発フレームワークを検討している方はぜひ参考にしてみてください。

ポイント1. 学習が簡単かどうか

初心者の場合、学習難度が低く、独自のルールが少ないPHPフレームワークを選ぶのがおすすめです。手間をかけず短時間でフレームワークを身に付けられます。

また、人気のフレームワークは学習の参考になるサイトも多く存在しており、つまづいたときに問題を解決しやすいです。

ポイント2. トレンドにあっているか

トレンドに合わせてPHPフレームワークを選ぶことで、一度取得した後に利用機会を増やせます。2021年現在だと、後ほど紹介する『Laravel』がPHPフレームワークとして多くの場面で利用される傾向にあります。

このようにトレンドを押さえることで、学習の成果を効率よく活かせるのです。そのため、常に世の中でどのようなフレームワークが利用されているのかをチェックすることをおすすめします。

PHP開発におすすめのフレームワーク4選

PHPフレームワークは数多くありますが、トレンドを抑えつつ、効率的な開発を行うなら、多くの日本企業に使用されている下記4つがおすすめです。

・CakePHP
・FuelPHP
・Symfony
・Laravel

軽量化を目指したフレームワーク、機能が豊富なフレームワークなど、フレームワークには特徴があります。それぞれ具体的に紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

1. 素早く開発ができる『CakePHP』

CakePHP』は、オープンソースで開発されたPHPフレームワークで「ケーキを焼くように簡単にPHPで開発ができる」をコンセプトとしています。

Ruby on Railsの影響を受けており、プログラム自動生成機能があるため、開発の素早さを重視したい場合はおすすめのフレームワークです。

2. シンプルで使いやすい『FuelPHP』

FuelPHP』は、軽量かつ速度重視なフレームワークなので、シンプルで使いやすい設計になっているのが特徴。

学習の難易度が低く自由度の高いコーディングができますが、コーディング量が他のフレームワークより多くなります。また記述ルールが少ない分、コードに統一性を持たせることが難しくなっています。多くの人がかかわる大規模開発には不向きであることを覚えておきましょう。

3. 多機能が売りの『Symfony』

Symfony』は大規模な開発を得意としているPHPフレームワークです。デバックツールや機能テストなどが標準装備されている多機能さも強み。

安定性や保守のしやすさを重視した構造になっており、充実したサポートが特徴です。データベースエンジンに依存していないため、複雑な案件に対応する柔軟性もあります。

4. 扱いやすい『Laravel』


Laravel』は、2011年に登場した比較的新しいPHPフレームワークで、昨今は特に人気を集めています。実際、GIGでもLaravelを用いた開発を行うケースは多いです。

コードを簡潔に書くことができ、日本語にも対応しているため、初心者でも扱いやすいPHPフレームワークといえるでしょう。柔軟で多機能なフレームワークでもあり、基本的にはWebアプリケーション全般の開発に向いています。

PHPフレームワークを用いた開発事例

GIGでは、クライアントの要望に応じて幅広い対応をしております。ユーザーのニーズに沿ったWebサイトやコンテンツ管理システムなどの開発が可能です。

その一例として、以下ではGIGが実際に行ったPHPフレームワーク(Laravel)の開発事例をご紹介します。

事例1. 国立研究開発法人 科学技術振興機構様

国立の研究機関である科学技術復興機構様は、一般ユーザー向けに科学技術専門の総合Webメディア・ポータルサイト『サイエンスポータル』を展開されています。メディア運用効率化やセキュリティ向上、インフラ構築など技術面において、トータルでサポートを行いました。

内部SEO施策や、コンテンツへ直接流入したユーザーの回避率を上げるためのWebサイト開発を実現しています。


制作実績 | 東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG

国立研究開発法人科学技術振興機構様(略称JST)が運営する科学メディア『サイエンスポータル』において、メディアサイト制作からシステム開発、AWSを用いたインフラ構築まで、一気通貫で担当しました。

giginc.co.jp

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事例2. Wiz様

Wiz様はITと営業をかけ合わせた、急成長中の総合商社です。そんなWiz様の事業を支える、膨大な顧客情報や商談情報などを1つのデータベースに統合するシステムの開発を行いました。

全体のハブになるような統合データベースを開発することで、最適なタイミングで営業アプローチをかける基盤を整えられました。


制作実績 | 東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG

ITの総合商社である株式会社Wiz様(以下、Wiz様)の数百万件に及ぶCRM開発・Salesforceを連携する『SmartSellプロジェクト』の設計・開発を担当しました。

giginc.co.jp

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PHPフレームワークを用いた開発ステップ

GIGでは、多種多様なジャンルのPHP開発を行ってきました。

クライアントのニーズに答えた開発ができるように、GIGでは次のような流れで開発を進めています。

ステップ1. ヒアリング/見積もり

まず、クライアントがどのようなWebサイトやシステムを開発したいのか、丁寧にヒアリングを行います。

クライアントの意向を踏まえ、希望納期や費用などを考慮してスケジュールや概算費用をまとめ、見積もりをご提出いたします。

ステップ2. 仕様検討/要件定義

クライアントの要望を、どのように解決していくのか。これを左右する仕様検討と要件定義は重要な工程です。

GIGの要件定義では、実際にどういったものを制作・開発するのか、明確な内容を決めていきます。

GIGはシステム開発以外にもマーケティングを得意としており、データ分析や競合調査などの根拠あるデータを元に、ビジネスの最大化を目指したシステムを実現いたします。

ステップ3. 開発

GIGでは開発の全行程を自社内で行っているため、社内に蓄積されたノウハウによってスムーズなシステム開発を実現できます。

クロスブラウザチェックや正常系、異常系のテスト結果などを踏まえながら、クライアントに安心してご利用いただけるシステムを構築していきます。

ステップ4. 保守/運用

GIGでの制作には万全を期しますが、システム開発後に予期せぬバグやエラーが起こることもあります。最悪の場合、顧客満足度の低下にもつながりかねません。

GIGではWebサイト制作やシステム開発だけでなく、システム保守、AWS運用、Webコンサルティングなど、開発後も全般的なサポートが可能です。

PHPでのシステム開発はGIGにお任せください

PHPフレームワークは多種多様で、学習コストやトレンドに合わせた選定が重要です。Webサイトを制作する目的や自社のリソース・スキルを考慮した上で最適なPHPフレームワークを選びましょう。

GIGではPHPのLaravelというフレームワークを用いて、さまざまなシステム開発を手がけてきました。幅広い視野と実績から、最適なシステム開発を行い、戦略立案から適切なサポートまで幅広くご提供します。

PHPでのシステム開発をご検討の方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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