コーポレートサイトの構成とは? 掲載すべき項目や参考事例などを解説!|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG
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コーポレートサイトの構成とは? 掲載すべき項目や参考事例などを解説!
2023-05-02 制作・開発
今や企業の顔として、またステークホルダーからの信頼を得るために、コーポレートサイトはなくてはならない存在といえます。
ですが、コーポレートサイトはただ作成すればいいわけではありません。きちんと構成を考慮せず作成した場合、十分な効果を得られない可能性も高いでしょう。
そこで今回は、コーポレートサイトの構成や掲載すべき項目、参考サイトなどを中心に解説します。
弊社GIGは、ナショナルクライアントからスタートアップまで、Webコンサルティング、UI/UXデザイン、システム開発など、DX支援をおこなうデジタルコンサルティング企業です。Web制作やDX支援のご相談はいつでもご連絡ください。
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コーポレートサイトとは
コーポレートサイトとは、自社に関する情報が集約された公式Webサイトのことを指します。皆さんがいま見ているこのサイトも、株式会社GIGのコーポレートサイトです。
コーポレートサイトには、顧客や求職者、メディア関係者、株主など、自社に関わるさまざまなステークホルダーが訪問してきます。事業内容、沿革、採用情報、IR情報など、企業にまつわる最新の情報を発信する必要があるでしょう。
また、コーポレートサイトを通じて発信された情報は、「企業の公式見解」とみなされるため、掲載する情報には十分に注意するようにしましょう。
コーポレートサイトを作成する目的
コーポレートサイトが果たす役割・目的は、サイト訪問者の属性によって異なります。ここでは、ステークホルダーの代表でもある「顧客」「求職者」「株主・投資家」に焦点をあて、役割・目的について解説を進めます。
目的1. 顧客へ商品やサービスを伝える
顧客には、コーポレートサイトを通じて自社のサービスや商品に関する情報を総合的に知ってもらうことが大切です。
自社のサービスや商品の魅力を伝えることはもちろん、提供するに至った経緯や経営理念とのつながりなどもしっかりと伝えることで、より興味と信頼感を持ってもらえるようになるはずです。
またコーポレートサイトでは、特定のサービスや商品だけでなく、展開している事業全体をひとつのWebサイトの中で見てもらえるよう工夫することも必要でしょう。
ただし、幅広く事業を展開している企業が、ひとつのWebサイトに全てのサービスや商品の詳細まで掲載するのは困難です。また、そうすると情報で溢れてしまい、かえって見づらいWebサイトになってしまう可能性も否めません。
その場合、必要に応じて新たなWebサイトを立ち上げることも検討していいでしょう。
目的2. 求職者へ自社の魅力を伝える
多くの求職者が、就職・転職を検討している企業のコーポレートサイトから情報を収集します。
そのため、募集しているポジションや条件などの最低限の情報だけ掲載するのではなく、実際に働くイメージを抱きやすいように社員インタビューなどのコンテンツも掲載するようにしましょう。
また「どのようなビジョン・ミッションを掲げているのか」「どのような社内制度があるのか」など、自社の魅力をしっかりと届けられれば、優秀な人材の採用につながるはずです。
ただし、コーポレートサイトにさまざまな採用情報を掲載することは、もはや当たり前となりつつあります。求職者の目をひくためには、他社との差別化につながる工夫が不可欠でしょう。
目的3. 株主や投資家へ企業価値を伝える
上場企業であれば、株主や投資家に向けて情報提供をすることもコーポレートサイトの役割のひとつ。株主や投資家にとって、投資に足る企業かを判断するために必要な情報を得る大切な場所です。
法定開示や適時開示、プレスリリース配信サービスを通じて情報を発信することはもちろんですが、コーポレートサイトにIR情報は集約させましょう。そうすることで、株主や投資家が意思決定しやすくなります。
また、財務や業績に関する数値だけではなく、企業理念や経営方針、市場動向などの非財務情報についても掲載することで、より企業の成長性を感じてもらえるコーポレートサイトとなるでしょう。
コーポレートサイトの基本的な構成要素
ここからは、コーポレートサイトを作成するうえで基本となる構成要素を解説します。
構成要素1. 会社概要
企業の名刺代わりとなる重要なページのため、会社概要は必ず記載しましょう。
会社概要には、基本的には以下の情報を掲載します。
・会社名
・電話番号
・住所
・代表者氏名
・本社所在地
・資本金
・設立年月日
・事業内容
上記の他にも、「取引先銀行名」「役員名」「従業員数」「主要取引先」「各種許認可」などを掲載するのもおすすめです。
構成要素2. 経営理念
経営理念のページは、経営方針やビジョン、ミッションなど、企業としての方向性を示す場所となります。
単に文字だけで方向性を記載するのではなく、イラストや図などを活用することで伝わりやすくなり、他社との差別化を図ることにも役立ちます。
たとえば、トヨタ自動車では、円錐形をベースとした「トヨタフィロソフィー」により経営理念を表現しています。
視覚的に分かりやすいだけでなく、ミッションやビジョン、バリューの内容にも一貫性を持たせられるコンテンツとなっています。
また、企業の顔でもある代表者からのメッセージも掲載しておきたい内容です。代表者の発言を掲載しておくことで、訪問者と企業の心理的距離が近づく可能性もあります。
構成要素3. 最新情報
コーポレートサイトには、常に最新の情報を掲載するように心がけましょう。リアルタイムで発信することで、ユーザーにとっての安心感にもつながります。
最新情報をアピールするためには、ユーザーの目に入る位置に導線を設けることが重要です(例:トップページに「最新ニュース」タブを設置する)。
また、ニュースや最新情報はさまざまな内容が混在することが多くなるので、「採用情報」「IR情報」「メディア掲載」といったように、カテゴリ分類などを表示して概要をわかりやすく伝える工夫も大切です。
構成要素4. サービスや商品の説明
サービスや商品、事業の説明は、提供しているサービスや商品の魅力を伝える重要な要素です。どのようなサービスなのか、特徴や料金などの情報もあわせて掲載します。
また新しい商品やサービス、リニューアルした製品などついての情報はこまめに更新しましょう。こうすることで、誤った情報の拡散を防ぐ効果も期待できます。
昨今ではSNSの普及により、口コミや評判はすぐに拡散されます。SNSは商品やサービスの宣伝効果が見込める一方、誤った情報もすぐに拡散されるリスクがあります。コーポレートサイトで正確な情報が発信できていれば、誤った情報が広まるリスクを防ぐ役割も期待できます。
構成要素5. 採用情報
採用情報の構成要素は大きく2つに分けられます。ひとつは求人情報、もうひとつは社風や企業文化が伝わる情報です。
求人情報としては、採用ポジションや給与・勤務時間などの条件を掲載し、社風や企業文化に関する情報としては、在籍中の社員に対するインタビューや求める人材像が伝わるコンテンツなどを用意します。
最近では、画像や動画、パララックスデザインなどを取り入れ、求職者により強いインパクトを残す作りとなっているサイトも増えてきている印象です。
コーポレートサイトでは、採用情報を自由に掲載できるので、求人サイトでは伝えきれない自社の魅力を存分にアピールしましょう。
構成要素6. 社員紹介
社風や企業文化を伝えるために、在籍中の社員に関する情報を掲載することも必要です。
採用情報の一環として掲載するのも良いですが、投資家やメディア関係者など求職者以外のステークホルダーに対して自社の魅力的な社員を知ってもらう効果も期待できます。
実際の社員紹介のコンテンツとしては、客観的に情報を整理して伝えることができる「インタビュー形式」を採用している企業が多い印象です。
構成要素7. IR情報
上場企業の経営では、株主や投資家への情報発信も不可欠です。法定開示や適時開示、プレスリリースなどの形で発信した情報を集約するページをコーポレートサイトに設置します。
IR情報は、基本的には株主や投資家に向けた情報となりますが、役職者名や取引先などもチェックされています。また、会社の将来性を見るために、求職者もチェックしていることはお忘れなく。
構成要素8. 問い合わせフォーム
企業への問い合わせページを用意することで、ユーザーは手軽に企業とコンタクトを取れるようになるはずです。
サービスや商品の問い合わせだけでなく、ビジネスの相談などが寄せられれば、ビジネスを拡大するチャンスにつながることもあります。
また頻繁にお問い合わせがある内容については、よくある質問(FAQ)としてページにまとめることがおすすめ。そうすることで、問い合わせる側の手間も削減できますし、企業としても対応件数を減らし効率化につながります。
ユーザー満足度向上やビジネスチャンス拡大に効果があるため、問い合わせフォームは必ず用意しましょう。
構成要素9. SNSへの導線
公式SNSアカウントを所有している場合には、コーポレートサイトに導線を設置するようにしましょう。
SNSを介することで、企業への親近感もより高まり、若い世代にとってはより情報を理解してもらいやすくなる効果も期待できます。
公式SNSとコーポレートサイトは、それぞれがお互いへの流入をサポートする重要なチャネルです。フォロワー数やアクセス数の相乗効果を狙えるよう、お互いを上手に活用しましょう。
構成要素10. プライバシーポリシー
個人情報(氏名・生年月日など、個人を特定できる情報)のデータベースを提供している事業者は、個人情報保護方針(プライバシーポリシー)の策定と公表を行うことが推奨されています。
プライバシーマーク付与事業者は、「個人情報」の取り扱いに関する姿勢をホームページや会社案内などで消費者に公表することが必須となります。
「個人情報保護方針(またはプライバシーポリシーなど)」には、以下の項目を含めるようにしましょう。
・事業の内容などを考慮した「個人情報」の適切な取得・利用・提供に関すること
・「個人情報」の取り扱いに関する法令、国が定める指針そのほかの規範を遵守すること
・「個人情報」の漏えいなどの防止策および是正に関すること
・苦情および相談への対応に関すること
・個人情報保護マネジメントシステム(PMS)の継続的改善に関すること
・個人情報保護責任者の氏名
構成要素11. サイトマップ
サイトマップとは、サイト訪問者や検索エンジンに対し、サイト上にどのようなページが存在するかを伝えるためのページのことを指します。
複数のコンテンツからなる複雑な構成のコーポレートサイトでは、サイト訪問者が閲覧したい情報にたどり着けなかったり、検索エンジンがページを見つけることができなかったりする可能性もあります。
そうならないためにも、サイトマップを作成してサイト全体の構成やコンテンツの内容をわかりやすく表示するようにしましょう。
コーポレートサイトの構成を考える手順
基本的な構成要素を把握したうえで、コーポレートサイトの構成を考える際に役立つ手順について確認していきましょう。
手順1. 目的とターゲット層を明確にする
コーポレートサイトを制作するうえで、まずは「目的」と「ターゲット」の設定が不可欠です。目的やターゲットを設定せずにコーポレートサイトを制作しても、自社が求めている効果を得られる可能性は低くなるでしょう。
コーポレートサイトは公開後、ステークホルダーに見られてこそ価値が見出せます。
そのため、自社が満足するコーポレートサイトを制作するだけでなく、ステークホルダーに対して価値のあるコンテンツや見やすいデザインの選択が必要です。
ターゲット設定の際には、「ペルソナ」と呼ばれる架空の人物像を作成し、どのような層に対してコーポレートサイトを制作するのか明確にしましょう。
手順2. 必要なコンテンツを洗い出す
コーポレートサイトの目的とターゲット層が定めれば、掲載する具体的なコンテンツを決めていきます。
その際にチェックすべきなのが、同業他社・競合他社のコーポレートサイトです。どのようなコンテンツを掲載すべきなのか、洗い出しの漏れがないかなどが確認できます。
コーポレートサイトでよく掲載されるコンテンツは、上記で紹介した基本的な構成要素です。それらも参考にしながら自社サイトに必要なコンテンツを洗い出しましょう。
手順3. Webページのレイアウトを決める
必要なコンテンツの洗い出しまで終われば、次はWebページのレイアウトを決める作業です。
コーポレートサイトの顔となるトップページの設計やコンテンツの配置など、全体の設計図を作る作業でもあるので、「ワイヤーフレームの作成」とも呼ばれます。
ワイヤーフレームの作成が不慣れな場合には、手書きでサイトの完成イメージを図に起こすのでOK。Webサイト制作における知識が十分にあれば、PCでワイヤーフレームを作成しましょう。
また、サイトユーザーにわかりやすく情報を届けるためには、サイトマップの作成が不可欠です。
掲載する情報をカテゴリーごとに分類し、必要であれば階層をつけて整理します。特にコーポレートサイト制作を外部の企業へ委託するケースでは、ワイヤーフレームとサイトマップをもとに打ち合わせがはじまることが多いです。
手順4. デザインを決める
デザインは、コーポレートサイトの雰囲気や印象を大きく左右するものです。そのため、目的やターゲット層に合ったデザインにするよう心がけましょう。
使用する写真や画像のテイスト、メインで使用する色合いなどが、ターゲット層に見合っているかどうかの確認は必須といえます。
しかし、じつはWebデザインに関しては、こういった色合いや画像といった雰囲気の面だけでなく、ユーザーの目に見えるすべてのものに対しての最適な設計、いわゆる「UI/UXデザインの設計」が必要になります。
メニューの配置や文字フォント、どこにどの情報を配置するのかなど、細かい部分にまで気を配ることが求められます。
構成の参考になるコーポレートサイト3選
今回は、実際にGIGが制作を担当したコーポレートサイトの中から、お手本にしたい構成の事例を紹介します。
1. 株式会社アズーム様
日本最大級の月極駐車場検索サイト「カーパーキング」や、管理システム×スマートロックでレンタルスペース運営の効率化、無人化を実現する「スマート空間予約」、屋外広告媒体の検索サイト「AdWall」など、「不動産×IT」を強みとするAzoom様のコーポレートサイトです。
トレンドを重視したデザインを表現するため、アニメーションや動画を組み込み、ユーザーの記憶に残るデザインを施しました。ユーザーが不便さを感じないよう、サイトの情報がきちんと整理されているのはもちろんのこと、「テック感」を演出するブランディングデザインも工夫したポイントです。
また、Azoom様の顧客である不動産売買を行う投資家ユーザーの信頼を得るため、事業内容やIR情報、採用情報などコンテンツをきちんと整理しました。「欲しい情報がすぐ見つかる」サイト構成になっているといえるでしょう。
2. 株式会社Preferred Networks様
深層学習を活用したデータ解析、技術開発を行うPreferred Networks様(以下、PFN)のコーポレートサイト。
PFN様は日本を代表するユニコーン企業のひとつで、その技術力や社員の能力の高さから、国内外問わず注目されています。そんな確かな技術力を反映した「安心感」や「信頼感」を与えるデザインが特徴的です。
余白を十分に取り入れて視認性を追求しつつ、オーソドックスなデザインに深層学習やテクノロジーのモチーフをバランス良く配置しました。
ステークホルダーからの企業理解を深めるべく、理念から事業内容までをまとめたシングルページも魅力。PFN様が持つ強みや魅力が多角的に訴求されているコンテンツになっているのではないでしょうか。
3. 株式会社HR force様
新規事業採用支援サービスを展開するHR force様のコーポレートサイトです。
スタイリッシュで洗練された印象を与えるブルーを基調としたシンプルなデザインが特徴。さらに、革新を続けるテックカンパニーであることが伝わるよう、トップページにオリジナルのアニメーションで動きを盛り込みました。
コーポレートサイトを作成する際の注意点
最後に、コーポレートサイトを作成する際に最低限注意すべきポイントを解説します。
注意点1. サイト公開後も定期的なメンテナンスが必要
コーポレートサイトは、企業のイメージを形成するための重要なツールといえます。
そのため、情報が古かったり、更新されないままだったりすると、会社の信頼性が低下する可能性があります。最新情報や導入事例などは、定期的に更新することで情報の信頼性を保つようにしましょう。
また問い合わせフォームを設置する場合には、問い合わせに対し素早く対応することも重要です。
最近では、自動的に問い合わせ対応を行うことができるAIチャットボットなどのサービスもあります。ユーザーが短時間で疑問を解消するためにはどのようにすればよいのか、さまざまな仕組みやサービスを検討する必要もあるでしょう。
注意点2. コスト削減だけを意識した内製化にはリスクも
自社でコーポレートサイトの制作に割ける人的リソースが確保できる場合には、自社だけで制作できます。ごく簡単な情報だけを掲載し、更新や集客の必要性はないと考える場合、自社制作でも十分でしょう。
ただし、コスト削減だけを念頭に置いた内製化はおすすめできません。
コーポレートサイトは企業の名刺代わりとなるものです。どこか古くさいデザインのサイトでは企業の信頼性を落とすことにつながりかねません。一定以上のクオリティを担保できる自信がある場合のみ内製化するようにしましょう。
自社にコーポレートサイト制作の知識やスキルを兼ね備えた人材がいない場合や、成果につながるサイトを作成したい場合には、外部の制作会社に依頼するのがベストだといえます。
しかし、制作会社もそれぞれで得意・不得意な分野があるので、制作会社ならどこでもOKというわけではありません。飲食業や建設業など各業界に精通している制作会社、デザインに注力している制作会社など、特徴はさまざま。目的に合った適切な制作会社を選定するように心がけましょう。
コーポレートサイトの制作はGIGにお任せください
GIGには、コーポレートサイトや採用サイト、サービスサイトなどの豊富なWebサイト制作実績があります。「そもそもコーポレートサイトは必要なのか」「コーポレートサイトで実現したい目標はなんなのか」といった根本的な問題からお客様と打ち合わせ、丁寧で密なコミュニケーションを重ねてきたと自負しております。
作業可能な範囲も広く、コーポレートサイトの作成・リニューアル対応だけでなく、Webマーケティングの対応や、SEO対策からキーワード設計、クライアント企業が抱えるさまざまな課題を明確化し、目的を達成するためのプランニングから運用・改善まで総合的にサポートいたします。
無料相談から承っていますので、GIGのコーポレートサイト制作に関心のある方はお気軽にお問い合わせください。
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