コーポレートサイトの作り方とは? 作成手順を6ステップで解説!|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG

コーポレートサイトの作り方とは? 作成手順を6ステップで解説!

2022-11-12 制作・開発

営業や広報に代わって自社の紹介を行う役割を担うのが「コーポレートサイト」です。今の時代、ステークホルダーからの信頼を得るために、コーポレートサイトはなくてはならない存在になってきています。

しかし、目的が曖昧なまま、きちんとした手順を踏まずに制作しても効果を十分に得ることはできません。では、ユーザーに好印象を与えられるコーポレートサイトを制作するためには、どのような工夫が必要なのでしょうか。

今回はコーポレートサイトの作成手順をおおまかに6つのステップに分解し、作成する際の注意点なども解説します。 


コーポレートサイトとは

コーポレートサイトとは、自社の紹介を目的としたWebサイトのことを指します。皆さんがいま見ているこのサイトも、GIGのコーポレートサイトになります。

基本的にコーポレートサイトは、会社概要やサービス紹介、採用情報といったコンテンツで構成されており、営業や広報担当者に代わって会社紹介を行う役割を担っているともいえます。

面接などでよく、「第一印象で全てが決まる」と言われますが、これはコーポレートサイトにおいても同じです。コーポレートサイトは、顧客・あるいは将来一緒に働くかもしれない仲間との一番最初の接点になります。

情報量が少ない・デザインが美しくないなど、適当に制作されたWebサイトでは、良いイメージは絶対に持たれません。完璧かどうかは見る人の判断次第ですが、適当かどうかは誰が見てもすぐにわかります。

コーポレートサイトは、企業の印象を左右しているといっても過言ではありません。デザインだけでも、真面目な印象のデザインにするのか、くだけた印象のデザインにするのかで、求人に応募してくる人材も変わる可能性があります。自社の社風にあったコーポレートサイトを制作するように心がけましょう。


コーポレートサイトを作るメリット

次に、コーポレートサイトを持つことで、どのようなメリットがあるのかを具体的に解説します。

メリット1. 優秀な人材の採用にも有効

皆さんも就職活動を行う際には、求人ポータルサイトだけでなく、各企業のコーポレートサイトにもアクセスし、どのような企業なのかチェックするはずです。

こうしてコーポレートサイトを訪れた求職者に、自社の魅力をしっかりと届けられれば、優秀な人材の採用につながるでしょう。企業が望む優秀な人材を採用するためには、かんたんな企業情報だけでなく、社員インタビューや動画など、自社の雰囲気が伝わるコンテンツを用意するべきです。

ただし、昨今はコーポレートサイト上にさまざまな採用情報を掲載することも当たり前になっており、そのなかで求職者の目をひくためには、いろいろな創意工夫が欠かせません。

メリット2. ビジネスチャンスにつながる

ビジネスチャンスをものにするうえで、重要な役割を果たすのがコーポレートサイトです。

事業例や料金設定、クライアントの反応などをわかりやすく掲載することで、ステークホルダーからの信用も得られるため、ビジネスにつながりやすくなります。

サイト内にお問い合わせ先を載せておくことも大切です。郵送や電話などと比較しても、コーポレートサイトでの営業活動は手間が少なく、すぐ対応できます。

さらに、社員によるチャットでのサポートや、AIを活用したチャットボットなどを搭載することで、ユーザーの課題や悩みをスムーズに解決することが重要です。

スムーズな対応は顧客満足度の向上にもつながり、企業としても電話対応などの手間を省けるようになるため、よりコアとなる事業に社員の労力を注げるようになるはずです。

メリット3. 株主や投資家へ企業価値を伝えられる

上場企業であれば、株主や投資家に向けて情報提供をすることもコーポレートサイトの役割のひとつです。

株主や投資家にとってコーポレートサイトは、投資に足る企業かどうかを判断するための情報を得る場所でもあります。

法定開示や適時開示、プレスリリース配信サービスを通じて情報を発信することはもちろん、コーポレートサイトにIR情報を集約させておくことで、株主・投資家にとって意思決定がしやすくなります。

また、財務や業績に関する数値だけではなく、企業理念や経営方針、市場動向などの非財務情報についても掲載することで、より企業の成長性を感じてもらえるコーポレートサイトになるはずです。


コーポレートサイトの作成手順

ここからは、コーポレートサイトの作成手順を大きく6つのステップに分けて解説してきます。 

手順1. 目的やターゲットを決める

まず、コーポレートサイトの目的やターゲットを明確にすることからはじめましょう。

コーポレートサイトにはたくさんの情報が掲載されますが、「自社がコーポレートサイトを通じて訴求したいことは何か?」を第一に考えます。「製品やサービスの販売を促進したいのか」「ブランディングをメインにしたいのか」だけでも、サイト制作の方向性はずいぶんと変わるはずです

目的が明確になると、自然とターゲット層も決まってきます。コーポレートサイトの場合、取引先や株主、求職者、既存社員といった数多くのステークホルダーがサイトを訪問してきます。最初に設定した目的に合わせて、メインとなるターゲット層も絞ることが大切です。

手順2. 必要な情報を整理する

目的やターゲットが明確になったら、あわせてどのような情報が必要かを整理していきます。

ただし、コーポレートサイトの性質的にターゲット層はどうしても複数になってしまうため、コーポレートサイトの目的に応じてターゲットの優先順位をつけていくといいでしょう。一番のターゲットは見込み顧客、次に取引先、最後に求職者といった具合です。

また、自社のことをもっと知ってもらおうと思うあまり、掲載したい情報が多くなってしまうこともあります。そうした場合にも、ターゲットへPRしたい情報を洗い出し、優先順位をつけていくように心がけましょう。

手順3. サーバー、ドメインを契約する

サイトをインターネット上にあるひとつの家と仮定するならば、ドメインはその家の「住所」にあたり、サーバーは家を建てるための「土地」となります。土地となるサーバーを準備し、その住所となるドメインを決め、家であるサイトを建てる。これらがサイトを構築するためには不可欠な要素となります。

企業が扱うサイトでは、容量や機能を柔軟に変更できるサーバーを選ぶほうが良いでしょう。近年はクラウド型のサーバーが主流となりつつあるため、それらを選べば容量や機能の変更は比較的かんたんです。

ドメインに関しては、コーポレートサイトに使うなら「.com」や「.net 」などのメジャーなドメインを選択するほうが無難でしょう。安く取得できるドメインも数多くあるものの、ドメインまでチェックしているユーザーがいないとは限りません。なるべく無難なドメインを選ぶことが大切です。

手順4. Webページのレイアウト(ワイヤーフレーム)を決める

ワイヤーフレームとは、サイト全体の設計図のことを指します。

ワイヤーフレームをつくる際には、コーポレートサイトのメインとなるトップページをどう設計するのか、コンテンツの配置はどうするかなどを決めていきます。慣れない場合には、手書きでコーポレートサイトの完成イメージを図にすることからはじめます。

また、サイトマップの作成も正確に行いましょう。掲載する情報をカテゴリーごとに分類し、必要であれば階層をつけて整理します。

コーポレートサイトの制作を外注する場合、ワイヤーフレームやサイトマップの整理をしておくことで、スムーズな意思疎通が図れるようになります。

手順5. デザインを決める

ワイヤーフレームやサイトマップだけでなく、デザインも決める必要があります。

デザインは、コーポレートサイトの雰囲気や印象を大きく左右するため、ターゲットに合ったデザインにすることが大切です。使用する写真や画像のテイスト、メインで使用する色合いなどが、ターゲット層に好まれそうかは要チェック。

さらに、上記のようなビジュアル面だけでなく、メニューの配置や文字フォントの見やすさ、情報の掲載位置や取捨選択など、ユーザーの目に見えるすべての要素をデザインすることが大切です。細かい部分にまで抜け目なく対応しましょう。

手順6. 実際にサイトを制作する

デザインまで決まったら、あとは実際の制作フェーズに入ります。

サイト制作を自社で行うのか、Webサイト制作会社へ依頼するのかは悩みどころでしょう。両者のメリット・デメリットは後で詳しく解説しますが、自社にとってどちらの方法が最適なのかを判断して進めていきましょう。

サイトの完成後は、以下のようなポイントをチェックし、公開することで制作フェーズは終了となります。

・コンテンツに誤字脱字や誤情報がないか
デザインは崩れていないか
・バグは発生していないか


コーポレートサイトの作成方法

コーポレートサイト制作に割ける予算・人的リソースなどによって、自社で制作するのか、制作会社に依頼するのか判断が分かれるでしょう。ここでは、それぞれのメリット・デメリットなどを確認します。

方法1. 自社で制作する

自社でコーポレートサイトを制作する場合、編集や更新といった作業に自社のペースで取り組めるのはメリットのひとつ。また、自社のリソースのみで行えるため、制作費用も安く済むでしょう。

ただし、自社にWebサイト制作を行える複数人の人的リソースがあることが大前提です。仮にひとりの技量だけに頼った場合、いくら凄腕エンジニアやWebデザイナーでも成果物にクセが出てしまうものです。

コーポレートサイトは多くの人が見るものなので、制作段階から多くの人がかかわったサイトでなければ、ユーザー全体を満足させられるサイトにはならないでしょう。

コーポレートサイトは会社の名刺代わりといった役割もあるため、手を抜くと会社の評判にかかわります。コスト削減を第一に考えて制作するのはおすすめできません。

方法2. 制作会社に依頼する

Webサイト制作会社に依頼するのも選択肢のひとつです。制作会社は、優秀なエンジニアやWebデザイナーを自社で抱えているところも多く、依頼する会社を間違えなければ、専門的な視点で高品質なコーポレートサイトを制作してくれます。

一方で、外注にはそれなりの制作費用がかかってきます。高品質なコーポレートサイトを制作するためには、制作会社もそれなりの人員を必要とします。そのため、多機能で洗練されたコーポレートサイトほど、費用は高額になるものと思ってください。

さらに、コーポレートサイトは公開すれば終わりではありません。公開後は保守・運用といったフェーズに入りますし、「自社の事業に関連した記事を定期的にアップする」などのコンテンツ制作を行う場合は、コンテンツ制作コストもかかってきます。

上記の作業を自社の社員だけで行うと、社員がコア業務にかかわる時間や労力が奪われてしまう恐れもあります。予算が許すのであれば、公開後も引き続きWebサイト制作会社に保守・運用を任せることも検討するのもありです。


コーポレートサイト作成の注意点

最後に、コーポレートサイトの作成に関する注意点も確認しておきましょう。

注意点1. 定期的にサイトを更新する

コーポレートサイトは、公開後も放置厳禁です。

デザインや機能が洗練されたコーポレートサイトでも、たとえば「最新のお知らせ」タブにある記事の最新更新日が数年前になっていたら、「この企業は今も存続しているのかな?」と、ユーザーに不安を抱かせるリスクがあります。

サイトの情報が古いままだと、検索エンジンからの評価も下がり、アクセス数がどんどん減少していきます。競合が多い業界・業種であれば、定期的な更新の有無が売上などの数字に直結すると思って間違いないでしょう。

最新情報や導入事例などを定期的に更新し、現役のサイトであることをユーザーや検索エンジンにアピールすることが大切です。

また、お問い合わせフォームの設置は必ず行いましょう。同時に、問い合わせに誰が対応するのかも明確にしておくことで、すぐ対応できます。対応スピードも企業へのイメージに直結しますし、返信が遅れればビジネスチャンスを逃すリスクもあります。

以上のような情報更新や問い合わせへの対応をスムーズに行うことを意識して、更新性の高いCMSや新着メッセージを確認しやすいお問い合わせフォームなど、自分たちが運用しやすいツールを選ぶことも大切です。

注意点2. アクセス解析を利用して分析する

コーポレートサイト公開後は、サイトのアクセス状況を解析できるツール(Googleアナリティクスなど)と連携し、収集したデータの分析や検証を行うことが大切です。

コーポレートサイトへの流入経路やユーザーの動きを把握して改善すれば、アクセス数や問い合わせ件数の増加につなげられます。

サイト訪問者の動向を知ることで、自社のコンテンツの強みや弱みなどもわかってきます。地道な分析・検証をサボらないように心がけましょう。


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