コーポレートサイト向けCMSの種類は?選び方をわかりやすく解説|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG
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コーポレートサイト向けCMSの種類は?選び方をわかりやすく解説
2025-01-01 制作・開発

コーポレートサイトにCMSを導入するときに「どのCMSが合っているのか」「技術的な違いがわからない」など迷うことが多いはずです。とくに担当者としては「セキュリティ」や「更新のしやすさ」「拡張性」などを重視したいため、単純な機能の比較では選ぶのはむずかしいでしょう。
この記事では、コーポレートサイトに最適なCMSを導入するための選定ポイントや種類別の違いについてわかりやすく解説します。安心して検討が進められるように、基本からトレンドまで紹介していますので、ぜひ参考になさってください。
弊社GIGは、ナショナルクライアントからスタートアップまで、Webコンサルティング、UI/UXデザイン、システム開発など、DX支援をおこなうデジタルコンサルティング企業です。Web制作やDX支援のご相談はいつでもご連絡ください。
CMSとは
コーポレートサイトなど企業が運営するWebサイトの新規構築やリニューアルで、CMSの導入が進んでいます。CMSとは「Contents Manegement System(コンテンツマネジメントシステム)」の略称です。プログラミングなどの専門知識がなくても、Webサイトのページ作成や更新、管理ができる機能をそなえています。
従来のWebサイト制作では、HTMLファイルを直接編集し、サーバーへアップロードをして公開していました。しかし、インターネットでの情報収集が当たり前となった昨今、迅速な情報発信が求められるケースも少なくありません。
CMSは直感的な操作で制作・更新・管理ができるため、リソースが限られていてもスピード感のある情報発信が可能です。コーポレートサイトの場合、複数の部署で情報発信が求められることも多いことから、CMSはそうしたニーズに対応できるツールとして注目を浴びています。
コーポレートサイトにCMS導入を推奨する理由
コーポレートサイトにCMSを導入することで、更新作業を効率化できるだけではなく、情報をまとめて管理できるといったメリットがあります。ここでは、CMS導入を推奨する理由について解説します。
属人化・リソース不足から脱却できる
Webサイトの運用や更新は専門知識が求められる部分がありますが、CMS導入により属人化を防ぐことが可能です。専門知識をもつ人材を新たに雇用したり、既存社員を育成したりするのは負担が大きいでしょう。CMS導入により、誰でも一定レベルの操作ができるようになれば、業務の分散化にもつなげることが可能です。
外注依存を避けられる
コーポレートサイトの制作や更新などを外部の制作会社へ依頼している場合、運用や管理などもすべてまかせているケースも少なくありません。しかし、外注コストや対応スピードの面で課題を抱えていることもあるでしょう。
CMSの導入により、自社で更新や管理が可能となります。外注に頼らなくても自社で完結できるため、外注依存を避けることができます。
複数部門でコンテンツの更新ができる
CMSは複数人で操作するための機能を備えているものがあり、複数部門・部署での管理・更新が可能です。これにより、情報をスムーズに発信できるようになります。簡単な操作で見た目にも統一感のあるWebページを制作することが可能です。
また、企業向けのCMSならセキュリティ対策もされているため、企業の信頼性も損ねることはありません。とくにBtoB企業において、取引先や顧客からの信頼獲得に大きなメリットがあるといえます。
企業の資産として運用・管理できる
CMSを通じて発信されたコンテンツは、企業の「資産」として蓄積されていきます。コンテンツの量が増えても、管理画面で一元管理できるため、情報の再利用や更新にも活用が可能です。
MAやSFAツールとの連携機能を備えたCMSなら、リード獲得や顧客管理・分析などマーケティング戦略にも役立ちます。長期的な資産価値を生み出し、ビジネスの成長を支えるツールとして活用が可能です。
【種類別】コーポレートサイトにおすすめのCMS
ビジネスの成長につながるコーポレートサイトを運用するには、自社に適したCMSを選ぶことが大切です。しかし、CMSにはさまざまな種類があり、どれを選べばよいのかわからない方もいるのではないでしょうか。ここでは、代表的な4つのCMSと特徴を解説します。
オープンソース型
オープンソース型のCMSは、誰でも無料で利用することが可能です。カスタマイズ性が高いものの、扱うにはある程度の知識が求められます。セキュリティ対策やメンテナンスなどは自社で責任をもって対応しなければなりません。
代表的なオープンソース型CMSは『WordPress』や『Drupal』などです。認知度が高く、多くのユーザーが活用方法などを発信しているため、使い方がわからなくても調べればある程度なら対応できるでしょう。予算が限られている企業やカスタマイズ性を重視する企業に向いています。
パッケージ型
パッケージ型CMSは、Webサイトの構築や管理に必要な機能をまとめたものです。保守・運用、セキュリティ対策、サポートまでセットになっています。開発会社が提供しているものが多く、ライセンスを購入し、自社サーバーへソフトウェアのプログラムをダウンロードして利用するのが特徴です。
動作要件を満たしたサーバーの用意やライセンス料など、導入や運用にコストがかかります。予算が確保できる前提でセキュリティやサポート体制を重視する企業に向いているCMSです。代表的なパッケージ型CMSには『Movable Type』や『HeartCore CMS』があります。
クラウド型
クラウド型CMSは、ブラウザ上でWebサイトの構築・管理ができるCMSです。クラウドサーバーの管理・運用はベンダーが行うため、自社でサーバーの構築は管理の負担はありません。セキュリティ対策も自動で行われているため、安心して運用できます。
代表的なクラウド型CMSには『STUDIO』や『Wix』があります。国産のクラウド型CMSを使うなら『LeadGrid』がおすすめです。「運用のしやすさ」を第一に設計されており、企業が求めるセキュリティ水準に対応しているため、コーポレートサイトの構築・管理・運用に向いています。
ヘッドレス型
ヘッドレス型CMSは、コンテンツの管理機能に特化したCMSです。SNSやアプリなどがAPI経由でコンテンツを取得して表示する仕組みです。複数のチャネルで同じコンテンツを配信する場合に、それぞれのリソースを消費せず、効率よく発信できます。
コンテンツの見せ方はチャネル側で設計できるため、モーションやアニメーションなどを取り入れた表現も可能です。ユーザーの興味を引くデザイン性の高いコーポレートサイトを構築したい場合に適しています。ただし利用するには、APIやフレームワークなどの知識が必要です。
代表的なヘッドレス型CMSには『microCMS』や『kuroco』などがあります。
【目的別】コーポレートサイト向けCMSの機能要件
コーポレートサイトにCMSを導入するときは、目的によって選ぶCMSが異なります。ここでは目的別に最適なCMSの選び方について解説します。
SEOに強く表示速度を重視したい
検索エンジンで上位表示させたい場合、表示速度を重視しなければなりません。CMSを選ぶときは以下のような機能を備えているかチェックしてみましょう。
・画像の自動軽量化
・キャッシュデータの自動配信
・キャッシュの自動管理
・メタ情報の編集機能
画像が多いとページ全体が重くなり、速度低下につながります。「WebP形式」へ変換してくれるCMSなら、軽量化の手間もかかりません。キャッシュデータの配信(CDN連携)で高速表示が可能となるため、ユーザー体験の向上にもつなげることが可能です。
複数人で更新しやすいCMSを選びたい
複数の部署やメンバーでコーポレートサイトを運用するときは、以下のような機能があると便利です。
・ユーザー権限の設定
・ワークフローの管理
・変更履歴の管理・復元機能
・シンプルなUI・ノーコード対応
これらの機能を備えているCMSなら、専門知識がなくても更新できます。権限ごとに編集できる範囲が限られているため、更新時のミスも防ぐことが可能です。迅速に情報を発信・更新できるようになります。
複数メディアで情報を展開したい
コーポレートサイトだけではなく、SNSやアプリ、オウンドメディアなど複数メディアで情報を発信したいなら、以下の機能を備えたCMSを選ぶとよいでしょう。
・API連携機能
・レイアウト変更
・外部サービスとの連携
・マルチチャネル配信機能
API連携はヘッドレス型CMS以外でも対応できるものがあります。とくに、コンテンツ配信を中心に運用するときは、こうした機能を備えたCMSが便利です。MAツールやSFAツールは連携できるサービスが限られているものもあるので確認しましょう。
将来的なリニューアルや拡張性も重視したい
企業の成長にあわせてコーポレートサイトのリニューアルや機能の追加を検討しているなら、拡張性にすぐれたCMSがおすすめです。以下の項目をチェックしてみましょう。
・モジュールやプラグインの有無
・デザインテンプレートの選択肢
・CSVバックアップ・インポート機能
・セキュリティ更新・サポート体制の有無
モジュールやプラグラグインなど拡張機能が豊富なCMSなら、コーポレートサイトをより使いやすくすることが可能です。CSVインポートができればサイト移行もしやすくなります。さらにサポート体制も整っていると、将来的な機能の追加や再設計など長期的にサポートしてもらえるので安心です。
CMS導入を成功させるための体制の構築方法
CMS導入をスムーズに進め、成果を出すには社内外の運用体制を整えることが大切です。ここでは、CMS導入を成功へ導くために必要な4つのステップを紹介します。
1. 社内体制を整備する
CMS導入後、コーポレートサイトにCMSを導入したら、継続的にコンテンツを更新・発信していくための体制を作らなければなりません。以下のような体制を整えておくことが大切です。
・部門ごとに更新担当者を配置する
・更新・発信の承認フローを決める
・コンテンツ制作ガイドラインを作る
こうした運用ルールを決めておくことで、属人化を避けられます。担当者が代わってもスムーズな引き継ぎが可能です。
2. 提案依頼書(RFP)を作成する
適切なCMSを選ぶためにも、求める要件を整理した提案依頼書(RFP)を用意しておくことが大切です。
・コーポレートサイトの目的とゴール
・必要な機能・システム
・納期・制作スケジュール
・公開後の更新・運用体制
どこに依頼するのかをしっかりと吟味するために、複数の制作会社から見積もりをとりましょう。
関連記事:RFPの書き方とは? サンプル・テンプレ付きで準備やポイントも解説!
3. 目的や運用方針を明確にする
CMSはあくまで手段のため、目的があいまいだと最適なものを選ぶことはできません。たとえば、ブランディング強化のためにCMSを導入するなら、デザインの自由度やカスタマイズ性の高いCMSが適しているでしょう。業務効率化なら、API・外部サービスとの連携機能が重視されます。
目的につながる運用方針を社内で共有しておくことで、最適なCMS選定と運用が可能です。
4. 長期的に対応できるパートナーを選ぶ
コーポレートサイトは公開後、運用と改善を続けていかなければなりません。長期的な運用・改善を見据えて、CMSの導入から支援してくれる制作会社を選ぶことが大切です。
・運用・保守体制
・サイト分析・改善の提案
・担当者とのやりとりのしやすさ
制作会社によっては運用・保守に対応していないところもあります。サイトで収集できるデータを分析し、最良な改善案を提案してくれるなど伴走してくれるパートナーであるかを見極めることが大切です。
コーポレートサイトにCMSを導入した企業事例
コーポレートサイトにCMSを導入するなら、必要な機能を備えた『LeadGrid』がおすすめです。ここでは実際に『LeadGrid』を導入し、コーポレートサイトの運用を成功させた事例を紹介します。
1.株式会社GIG
株式会社GIGは、ビジネスの成長にあわせてサイトブランディングを実現するためにコーポレート制作に『LeadGrid』を導入しました。SEOを意識した情報設計とオリジナルデザインを組み合わせたサイトを設計。企業のブランドイメージの強化につなげています。
URL | https://giginc.co.jp/ |
制作期間 | 2〜4か月 |
デバイス | PC/スマートフォン |
制作領域 | 競合調査、SEOキーワード調査、コンテンツ設計、コンセプト設計、撮影ディレクション、情報設計、Webデザイン、HTMLコーディング、CMS開発、プロジェクト管理 |
制作費用 | 300〜800万円 |
2. 株式会社フォーカスシステムズ様
▲出典:株式会社フォーカスシステムズ株式会社フォーカスシステムズ様は、公共・民間の幅広い顧客にITサービスを提供している会社です。既存のコーポレートサイトをより魅力的なものにするために『LeadGrid』を導入したリニューアルをおこないました。SEO対策や多言語対応などの要望も反映し、コーポレートサイトとして、魅力的なサイトに仕上がっています。
URL | https://www.focus-s.com/ |
制作期間 | 5か月以上 |
デバイス | PC/スマートフォン |
制作領域 | 情報設計、Webデザイン、HTMLコーディング、CMS開発、プロジェクト管理、パンフレット制作 |
制作費用 | 800万円以上 |
関連記事:直感的な操作性・自由に構成を変更できる柔軟性。国産CMS「LeadGrid」の導入で理想のサイト運営が可能になった | フォーカスシステムズ様
3. 株式会社エブリー様
▲出典:株式会社エブリー株式会社エブリー様はライフスタイル向けの動画メディアを展開しています。CIデザインの一新にあわせてコーポレートサイトをリニューアルすることになり、『LeadGrid』を導入しました。更新を見据えた情報の配置、サイト設計をおこなっています。更新性を考慮し、誰でも扱いやすい管理画面を設計しました。企業理念と事業の魅力が伝わるコーポレートサイトに仕上がっています。
URL | https://corp.every.tv/ |
制作期間 | 2〜4か月 |
デバイス | PC /スマートフォン |
制作領域 | コンセプト設計、情報設計、Webデザイン、HTMLコーディング、CMS開発、プロジェクト管理 |
制作費用 | 300〜800万円 |
関連記事:会社の目指す方向性を具現化できたのは、一つひとつ丁寧なアウトプットがあったからこそ | エブリー様
コーポレートサイトのCMS導入はGIGへおまかせください
コーポレートサイトに導入するCMSを選ぶときは、まずなんのために制作するのか目的を明確にすることが大切です。さまざまな種類があり、備わっている機能も異なります。デザイン性だけではなく、継続的な情報発信や更新のしやすさも着目して選びましょう。
株式会社GIGは、コーポレートサイトなどWebサイトの制作・開発をおこなっています。企業の伝えたい価値を届けるため、戦略立案から運用まで一貫した支援が可能です。
ナショナルクライアントからスタートアップまで、Webコンサルティング、UI/UXデザイン、システム開発など、DX支援をおこなうデジタルコンサルティング企業です。
また、45,000人以上が登録するフリーランス・副業向けマッチングサービス『Workship』や、7,000人以上が登録するデザイナー特化エージェントサービス『クロスデザイナー』、リード獲得に必要な機能を備えたCMS『LeadGrid』、UXコンサルティングサービス『UX Design Lab』などを展開しています。
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