CMSはどれを選べばいいのか?種類と選び方ポイントまとめ|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG

CMSはどれを選べばいいのか?種類と選び方ポイントまとめ

2019-04-06 制作・開発

ブログコンテンツや事例紹介、自社ニュースをWebサイトで更新していく場合、都度ページ単位でエンジニアが制作、もしくは外部の制作会社に発注するのではなく、CMSと呼ばれるサイトを更新するためのシステムを導入し、技術的な専門知識がないメンバーでも更新できるのが理想です。

しかし、CMSは全世界で数百種類も存在し、目的や実現したいことによって何を選べばいいのかは変わってきます。そこで今回は、CMS選びのポイントと代表的なCMSの種類をご紹介いたします。
 

はじめに:CMSとは


CMSとは「Contents Management System」の略で、専門知識や専門技術を必要とせずにWebサイトを更新するためのシステムです。CMSを導入することによって、エンジニアのリソースを用いずともブログコンテンツやニュースなどを広報担当者やWeb担当者自身が更新できるため、スピード感のある運営、およびページ制作コストの削減が実現できます。

▼CMSを導入する主なメリット ・コンテンツ作成・更新が容易 ・テンプレートによりサイトの統一感を維持できる ・CMSによってはSEO対策が実現できる ・CMSによっては情報および拡張性を持たせるためのプラグインが豊富
   

CMS選びの際に知っておきたい3つのポイント


01. オープンソースかパッケージか

 
CMSには大きく分けて、無償公開されておりライセンス料を必要としない「オープンソース型」と、初期費用やライセンス利用料を必要とする「パッケージ型」が存在します。

オープンソース型として代表的なのがWordPressというCMSです。世界中に開発者が存在し、拡張性を持たせるためのプラグインも豊富にあるのが特徴的です。しかし、WordPressのアップデートによってプラグインに不具合が生じてしまう、脆弱性のリスクがあるなど、保守運用が必要であることが特徴的です。

一方でパッケージ型はベンダーが導入支援およびセキュリティアップデートなどを対応してくれるため、運用に集中できることが特徴です。しかしライセンス料等のランニングコストが発生してしまうため、中規模〜大規模サイトの運営には向いていますが、小規模サイトの運営にはコストがかかってしまうでしょう。

それぞれのコストおよびリスクのバランスを考え、自社がどういった運用をしていきたいかと照らし合わせて検討することが求められます。
 

02. 会員機能やECなどの展開をするかどうか

  コストやリスクの観点だけでなく、CMSで何を実現したいか、どういった機能が必要かによっても選ぶべきCMSは異なります。

たとえばメディア運用だけでなく、会員機能を設け、ユーザーデータを用いたマーケティングを展開したい場合は、オープンソース系のCMSではなく、マーケティング系のCMSを用いるほうが効率的で、CMS上で行えることの範囲が広くなります。
またEC機能を設けたい場合は、ECに特化したCMSを用いることも選択肢に挙げられます。

汎用性は高いが専門性が低いCMSもあれば、ある領域に特化しているCMSが存在しているため、自社が必要な機能と照らし合わせて選ぶことが重要です。
 

03. 将来的な拡張性をどこまで求めるか

  フェーズに応じて、Webサイトに求める機能も変化するでしょう。初期フェーズではメディアサイトとして運営し、ある程度ユーザーが集まったタイミングから、EC機能を搭載する、会員機能を搭載するというケースは多くあります。

その際に、利用しているCMSが実現したいことに対応していない場合、別CMSにリニューアルをする必要がありますが、リニューアルプロジェクトは時間と予算が必要としてしまうため、どのタイミングでどういった機能を展開するかをあらかじめ決めておくことが重要です。

さらにCMSによってインターフェースが異なり、運用フローの移行も大きなコストとなりかねません。直近で実現したい機能はもちろんのこと、将来的に必要な機能についても検討しておくことが、CMS選びには求められます。

参考:
メディアサイトのCMS構築の進め方
コーポレートサイトのCMS構築の進め方

タイプ別CMSまとめ


オープンソース系CMS

  ■ WordPress



URL:https://ja.wordpress.org/ 世界で最も利用されているCMS、それがWordPressです。開発者も多いため、プラグインも豊富で関連情報も多くオンライン上に掲載されているのがポイントです。

■ Drupal



URL:https://www.drupal.org/

日本では聞き馴染みのないCMSですが、こちらも世界的に人気なCMS。米国ホワイトハウスのWebサイトにも利用されるなど、信頼度の高いCMSとなっています。

■ Joomla!



URL:https://www.joomla.org/

カスタマイズ性の高さが特徴のCMS。プラグインを追加せずとも初期状態で多くの機能を利用できるため、プラグイン追加による不具合の心配が軽減されます。

マーケティング(MA)系CMS


■ HubSpot



URL:https://www.hubspot.jp/

マーケティングオートメーションオートメーション(MA)系でシェアNo.1のCMS。豊富な機能およびサポート体制が人気のCMSとなっています。

■ Ferret One



URL:https://ferret-one.com/

HTMLなどの専門知識を必要としない、直感的なインターフェースが特徴的。各種MAツールとの連携も可能で、Webマーケティングに特化したCMSとなっています。
 

パッケージ型CMS

 
■ Haert Core



URL:https://www.heartcore.co.jp/

パッケージ型CMSでは国内シェアNo.1を誇るCMSです。デジタルマーケティングに必要な機能が揃ったオールインワンサービスとして人気を集めています。

■ RCMS



URL:https://www.r-cms.jp/

様々な機能を初期搭載し、セキュリティアップデート含め、日々進化し続けるパッケージ型CMS。国内の有名企業も多く利用しています。
 

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