依頼前に知っておきたい!WordPressでのサイト制作における7つのポイント|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG

依頼前に知っておきたい!WordPressでのサイト制作における7つのポイント

2018-09-02 制作・開発

昨今、コンテンツマーケティングが注目を集め、「自社のコーポレートサイトをメディア化したい」といったご要望も多くいただきます。そして自社でサイト運用を行うのであれば、社員がコンテンツを管理するためのCMS(Content management system)が必要です。

CMSはいくつか種類がありますが、最も有名なのがWordPressというCMSです。そこで今回は、WordPressでサイト制作を依頼したいというときに、発注者側があらかじめ知っておくべき7つのポイントをご紹介いたします。

 

 

はじめに:WordPressとは

WordPressとは、世界的に最も広く使われているCMSです。全世界のサイトの1/3がWordPressによって作られているとも言われ、オープンソースのソフトであるゆえにライセンス費不要、また今なお多くの開発者によって進化を続けているCMSになります。
カスタマイズ性も高いため、スクラッチでCMSを開発するよりも制作費を抑えられるというメリットがあります。

そして機能を拡張するためのプラグインも非常に多く、SEO関連のプラグインも多数あるためえ、メディアサイト制作に向いているCMSと言えるでしょう。

一方で、アップデートが頻繁に起こるため、セキュリティホールが発生してしまう可能性があります。そのため、個人情報を取り扱うWebサイトなどであれば、セキュリティ面でのリスクがデメリットとして挙げられます。

▼WordPressのメリット

・運用、管理が簡単
・サイト構築の導入ハードルが低い
・プラグインが豊富
・開発者が多いため、関連情報が多い
・意図したSEO設計が可能

 

 

WordPressでのサイト制作を発注する際の7つのポイント


ポイント01. 制作するWebサイトの目的を明確にする

 
WordPressはCMSとして、コンテンツを管理するためのアプリケーションです。そのため、更新性のないWebサイトであればWordPressを導入せずとも製作可能です。

また更新性がある場合でも、更新頻度が月1回といった低頻度のWebサイトであれば、都度ページ単位で発注したほうが制作費が抑えられるケースもあります。

WordPress導入が向いているのは、社内ブログを定期的に更新したい、実績や事例紹介コンテンツを定期的に発信していきたい、またオウンドメディアマーケティング、コンテンツSEOを展開したいなど、自社でコンテンツ更新を行っていくWebサイトです。

そのため、発注前にそもそもどういったWebサイトをつくりたいのか、サイトの目的を明確にし、WordPressを導入すべきかをあらためて検討しましょう。

 

ポイント02. 更新内容、更新頻度を明確にする

 
「ブログコンテンツを更新する」と一言で言っても、ブログ記事執筆の他、アイキャッチ画像の撮影、デザイン、またインタビュー記事であれば取材、撮影など、その作業は実に多岐にわたります。

そのため、例えばブログカテゴリをニュース、インタビュー、事例紹介、社内コラムなどと複数用意し、すべてが更新される前提でWebサイトをデザインしたとしても、実際のコンテンツ運用が追いつかず、カテゴリページ内に1記事しかコンテンツがない、といったことも起こりえます。

Webサイト制作では想定する更新内容、更新頻度をもとにデザインされるため、仮に1記事しかないカテゴリがあった場合、サイトの一覧ページの見栄えが良くないといったことになりかねません。
事前にコンテンツ運用のイメージを固めておき、更新内容、更新頻度を明確にしておきましょう。

 

ポイント03. サイトマップ(ディレクトリ構造)をイメージしておく

 
通常Webサイトでは、コンテンツの種類別にカテゴリを複数用意するケースが一般的です。カテゴリは親カテゴリ、子カテゴリと階層構造を持つことが可能で、どの階層にいるかを表す “パンくずリスト” はユーザビリティの観点からはもちろん、SEOにも影響すると言われています。

しかし、更新頻度が低いカテゴリをむやみに増やしてしまうことは、サイトマップが複雑になってしまうこと、またWebサイトのデザインの観点からもよろしくはありません。そしてカテゴリが増えることによって、カテゴリごとの一覧ページやナビゲーションの設計が必要になるため、制作の予算やスケジュールにも影響してきます。

そのため、カテゴリとは別に記事に関連するキーワードをベースとしたタグ機能を用いるなど、事前にどういったコンテンツを配信していくかを明確にし、それに合わせたカテゴリイメージ、すなわちサイトマップのイメージを事前に持っておくことで、予算を抑え、スムーズなWeb制作が可能になります。

 

ポイント04. 運用体制をどうするか事前に想定しておく

 
上述の通り、コンテンツ運用は作業内容が多岐にわたるゆえ、誰が何をどのタイミングで担当するかといった運用体制を明確にしなければ、継続的なサイト運用は困難を極めます。

特によくあるのは「日本語は誰でも使える」という発想から、ライティングスキルを軽視してしまうケースです。しかしSEOを狙うのであればSEOライティングのスキルが求められ、インタビューコンテンツであればインタビュースキルが必要です。

こういったスキルを軽視し、またライティングの他にもアイキャッチ画像のデザインやSNS運用など、サイト運用に必要なリソースを事前に確保しておかなければ、せっかく時間とお金をかけてつくったWebサイトが何も効果を生まない、無駄なものとなってしまいかねません。
そのため、事前に運用リソースを確保し、運用体制の構築が重要なのです。

 

ポイント05. 運用に伴うCMSの権限をどうするか明確にする

 
WordPressでは、記事の公開、投稿、閲覧、またWordPressの設定やユーザー情報の編集など、アカウントごとにどこまで操作を可能にするかを定める権限機能があります。

すべてのアカウントに管理者権限を付与してしまうと、誤って下書きコンテンツを公開してしまう、WordPressの設定が変わってしまい、セキュリティ上のリスクが発生してしまうといったトラブルになりかねません。

そのため運用体制を決める際に、関わるメンバーごとにどういった権限を付与すべきかを明確にしておきましょう。なお、WordPressではユーザーごとの権限管理の他、ユーザー情報の設定も可能です。
ブログ記事末尾に執筆者情報を出したい場合は、どういったユーザー情報を表示させたいかも合わせて決めておくと良いでしょう。

 

ポイント06. WordPressにバージョンがあることを理解する

 
オープンソースであるWordPressにはバージョンがあり、メジャーアップデート、マイナーアップデートという概念が存在します。2019年5月時点ではバージョン5.2が最新となっており、5.1から5.2とバージョンアップするのがマイナー、一方4から5へとアップデートするのがメジャーアップデートとなります。

参考:
WordPressのバージョンを調べる

 

メジャーアップデートによって、プラグインが対応しなくなる、セキュリティホールが発生してしまうといったリスクがあり、また最新バージョンにはプログラムの不備(バグ)が存在している可能性もあるため、必ずしも最新のものが良いとは限りません。

さらに、こうしたバージョンアップは年間150〜200回ほどあるため、WordPressでWebサイトを制作した場合は導入しているプラグインや最新の情報から、常にどのバージョンに対応すべきかを判断し、保守を行う必要があります。

そのため、WordPressを用いたWebサイト制作を発注する場合は、保守運用まで対応可能な制作会社を選ぶことをおすすめします。

 

ポイント07. Webマーケティングを理解している制作会社へ依頼する

 
冒頭にて、WordPressは意図したSEO設計が可能であるとご紹介いたしましたが、もしも制作を担当する制作会社がWebマーケティングを理解していない場合、期待したSEO効果は見込めないでしょう。

たとえばよくあるケースとして、titleタグやディスクリプションなどのmeta情報が設計されていない、h1、h2タグが設計されていない、OGPが設定されていないWebサイトが納品される、といった場合です。

たとえSEOを意識したコンテンツ制作を行っていても、Webサイト自体がSEO対策がされていないのは機会損失でしかありません。さらに、分析改善を行うためのGoogle Analyticsのタグ設定、Search Consoleの設定なども制作タイミングにて必要です。

GIGでは制作したWebサイトが最大の効果を生み出せるよう、運用体制のサポートからWebマーケティングのご支援までサポート可能です。

参考:
メディアサイトのCMS構築の進め方
コーポレートサイトのCMS構築の進め方

 

 

WordPressでつくられてるコーポレートサイト一例

最後に、WordPressで制作されている国内のコーポレートサイトの一例をご紹介いたします。

株式会社ZOZO

https://corp.zozo.com/  

株式会社オールアバウト

https://corp.allabout.co.jp/  

株式会社カカクコム

https://corporate.kakaku.com/  

株式会社博報堂

https://www.hakuhodo.co.jp/  


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