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『Workship CAREER』で実現する、トランジション採用。フリーランス・業務委託から正社員へ
2025-09-16 カルチャー

「正社員を採用できない」「即戦力が足りない」「育成の余裕がない」
こうした採用課題に直面する企業が増えるなかで、注目されているのが「フリーランス・副業人材」の活用です。
GIGが提供する『Workship CAREER(ワークシップキャリア)』は、企業が必要とするスキルを持つ人材と、柔軟な働き方を求める個人をつなぐ、キャリア支援サービス。
本サービスでは、高い専門性を持つ業務委託経験者やフリーランス人材を、正社員として採用する「トランジション採用」を軸に、ミスマッチを減らして、即戦力の採用を後押ししています。
なぜGIGがこの領域に進出したのか、そしてどんな価値を提供しているのか。今回は、Workship CAREERの立ち上げをリードした事業部長の嘉藤さんに、サービスを始めた経緯や今後の展望についてお話を伺いました。
▲インタビュー動画はこちら
嘉藤 智史(かとう さとし):SkillShare事業部 事業部長。採用支援プラットフォーム『Workship』のセールス組織の責任者としてGIGにジョイン。組織戦略の立案、計画、実行まで一貫して行う。PMMとしてマーケティング・セールス・カスタマーサクセスのビジネスサイド全体を管掌し『Workship』のビジネスデザインを担当している。2022年より新規事業である『XDesigner』の事業責任者に就任。2023年SkillShare事業部の事業部長に就任し『Workship』『XDesigner』を統括。
正社員転換を望む声から生まれたWorkship CAREER
ーWorkship CAREERというのは、どのようなサービスなのでしょうか。
Workship CAREERは、トランジション採用を軸とした人材紹介サービスです。
一般的な人材紹介サービスが、企業の採用要件に合う候補者を直接紹介するのに対し、Workship CAREERではまず業務委託やフリーランスとして一定期間プロジェクトに関わった後に正社員に転換していくことを支援しています。
企業と求職者にご提案する際は、担当エージェントが双方に丁寧なヒアリングをするところから始まります。企業側には事業内容やカルチャー、優先するポジションをしっかり理解した上で適切な人材を提案。求職者には過去の経験だけでなく、今後のキャリアビジョンやライフスタイルも聞き取り、転職のタイミングや希望に沿ったサポートを行っています。
ーこのWorkship CAREERを立ち上げた背景や理由について、教えてください。
当社では『Workship』という、フリーランス・副業人材専門の採用支援プラットフォームを提供しています。そのなかで、年間数十件ほどのペースで、業務委託で関わった方がそのまま正社員に転換するケースが発生していたんです。
企業にとっては、業務を通じて実際のスキルやカルチャーフィットを確認したうえで採用できるため、ミスマッチを防ぐことができます。一方、フリーランス側も、企業理解を深めたうえで働くことができるため、入社後のギャップも少なく、双方にとって良い形だと感じていました。
そこで実際に、Workshipに登録しているフリーランス人材を対象にアンケートを実施したところ、約35%の方が「正社員に戻りたい、なってみたい」「正社員になるか迷っている」という回答が得られたんです(出典:『Workship』キャリア動向調査)。だから「このニーズにきちんと応える仕組みをつくろう」と考え、Workship CAREERを立ち上げました。
トランジション採用で即戦力とミスマッチ防止を実現
ー他の人材サービスと比較したときに、Workship CAREERならではの強みや特徴について教えてください。
大きな特徴は「トランジション採用」に強みを持っていることです。企業はまず経験豊富でスキルの高い人材を業務委託として迎え入れ、実際の働きぶりや社風との相性を見たうえで、正社員として採用できます。これにより、即戦力の確保とミスマッチの防止が可能になるのが、Workship CAREERならではの強みです。
また、フリーランスの方を業務委託を経ずに直接正社員として採用することも可能です。通常の人材紹介サービスとして、正社員希望の求職者もご紹介しており、企業の状況やニーズに合わせて最適な採用方法をご提案しています。
ー企業からの主な相談や依頼内容にはどのようなものがありますか?また、Workship CAREERを利用する求職者の職種や志向についても教えてください。
多くの企業が人手不足に悩まされていて、限られたリソースのなかで事業を成長させることを大きな課題としています。このような状況を受けて「採用」は非常に重要なテーマとなっており、とくに正社員のエンジニアやデザイナーの採用ニーズは常に一定数あります。また、業務委託人材を組み合わせたチームづくりを希望される企業も多い印象ですね。
Workship CAREERを利用する求職者の職種は、エンジニアやデザイナー、ディレクターなどのクリエイティブ職が中心ですが、最近ではセールスやバックオフィス系など、幅広い職種の登録が増えています。
登録している方々のキャリア志向としては、「フリーランスとして一定の成果は出せているものの、税務や営業など専門外の業務に時間を取られてしまう」「ライフステージの変化を機に、より安定した働き方を選びたい」といった理由から、正社員を希望される方が多いのが特徴です。さらに、リモートワークの普及に伴い、時間や場所にとらわれない柔軟な働き方を求める方も増えています。
ーWorkship CAREERを利用した企業や求職者からは、どんな反応や感想が寄せられていますか?
企業側からは、フリーランス経験のある人材がリモートワークに慣れている点がメリットとの1つとして挙げられています。Slackなどのテキストコミュニケーションやオンラインでの業務進行に慣れているため、在宅勤務やフレックスタイムなどのリモートワークをはじめとした多様で柔軟な働き方の実践例として参考にされるケースが多いです。その結果、リモートワークの管理方法や生産性向上のノウハウを社内に共有できることも評価されています。
求職者側からは、すでに企業に人柄やパフォーマンスが知られているため、勤務時間や働き方にギャップがほとんどないことが安心材料だという意見が多く聞かれます。さらに、正社員として一緒に働くことで仲間意識や一体感が高まり、仕事へのモチベーションも向上しているとの声もあります。特に孤独を感じやすいフリーランスにとって、「仲間と働く楽しさ」を再発見できる点も、正社員化の大きな魅力といえるかもしれません。
変わりゆく人材市場におけるWorkship CAREERの役割
ー今後、企業の人材活用はどのように変化していくと考えていますか?
これからは、正社員と業務委託を組み合わせた体制づくりが一層進んでいくと考えています。また、生成AIの業務活用が広がることで、「人が担うべき仕事」と「AIが担える仕事」の役割分担がより明確になるのではないでしょうか。そのため、AIを適切に活用し業務に組み込める人材のニーズも高まると予測しています。
これまでは「プログラミングができる」「デザインができる」といった個々のスキルが重視されてきましたが、今後は生成AIを活用してチームや組織全体の生産性を向上させられる能力を持つ人材への需要が高まるでしょう。
企業にとっては、どの業務を正社員が担い、どこを業務委託に任せ、さらにどこにAIを取り入れるか。多様な働き方や役割分担を考えながら人材を配置していくことが、ますます重要になると思います。
ーでは、求職者側にはどのような変化や対応が求められるでしょうか?
働き方が多様化し、副業や業務委託、フリーランス、正社員といったさまざまな選択肢がある時代です。そのなかで、求職者には自分に最適な働き方を選び、自身のライフスタイルを確立していく力が求められます。また、リモート環境で働く機会が増えているため、「離れた場所でも高い生産性を維持できるかどうか」が重要視されるようになっています。管理が行き届きにくい環境下であっても、自律的に仕事を進められる能力が大きな差になるんです。
くわえて、フリーランス経験が、自分のキャリアや専門性を示す重要な要素として広く受け入れられるようになっているなかで、ただ任された業務をこなすだけではなく、「なぜその提案をしたのか」「どんな意図でその成果物を作ったのか」を説明できるなど、自身の仕事に対する深い理解と説明力が、評価を左右する重要なポイントになってくると思います。
ー最後に、これからWorkship CAREERが目指す方向性や、特に強化していきたいサービス・支援体制について教えてください。
Workship CAREERでは、トランジション採用を中心に、企業と求職者の双方にとってより価値あるサービスを提供していきたいと考えています。
たとえば、採用強化のためにリクルートサイトの刷新を希望される企業には、単なるサイト制作にとどまらず、人材提案や採用戦略全体の支援まで一貫して対応しています。また、「急ぎで即戦力が欲しい」というご要望には、業務委託人材のご紹介も可能です。このように制作ニーズとHRニーズをつなげ、トータルでサポートしていくことをこれから実現していきたいです。
こうした取り組みの一環として、Workship CAREERではトランジション採用をさらに推進していきます。最終的には、人材サービスの枠を超え、企業のHRパートナーとして、お客さまの考えや組織構造に寄り添った支援体制をより一層強化していきたいです。
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