属人化からの脱却。仕組みがあるから、思いきり仕事に向き合える- ディレクター・篠﨑 匠|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG
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属人化からの脱却。仕組みがあるから、思いきり仕事に向き合える- ディレクター・篠﨑 匠
2025-10-28 カルチャー

株式会社GIGの社員に、入社前のキャリアから入社後の仕事、これからの未来までを聞いていくメンバーインタビュー。今回は、ディレクターの篠﨑 匠さんにお話を伺いました。

篠﨑 匠(しのざき たくみ):Web業界では保守管理とフロントエンドエンジニアでキャリアをスタートし、その後ディレクター・プロジェクトマネージャー・Webコンサルティング・プリセールスエンジニアを兼任し、2024年10月にGIGに入社。現在は、プロジェクトマネジメントとディレクション業務を主に担当。
組織への共感と面接での確信が、GIGに入社する決め手に
ーはじめに、篠﨑さんのキャリアの始まりについて教えてください。
学生時代はIT系の専門学校に通い、ホームページを専門に学んでいました。HTMLやCSSなどを一通り触っていた頃、Twitter(現:X)やmixi、アメーバブログなどのSNSが台頭し始めたんです。そのときに私は「誰でも簡単に自分のページを持てる時代が来る」と感じました。専門知識が必要だったホームページ制作が、誰でも無料でできるサービスに置き換わっていくという危機感を覚え、この変化は従来の制作会社のビジネスモデルを根本から変えるものになると思いました。
そこで、この先技術やトレンドが激しく変化するWeb業界に身を置くよりも、時代や環境の変化に影響されにくい業界の方が将来性があるのではないかと考え、保険業界に就職しました。保険会社ではまずコールセンターのスタッフを務めたのち、その後チームをまとめる管理職も経験しました。
そうした業務に携わるなかで、WordPressの仕組みを知り、大きな衝撃を受けました。
それは、オープンソースによる「誰もが情報発信できる環境の民主化」と、プラグインやテーマによる「無限の拡張性」があったからです。これにより、以前なら数十万〜数百万円をかけて外部に開発を依頼していたような複雑なシステムや機能が、数千円のプラグイン一つで実現できるようになりました。
誰でも手軽に始められる反面、その仕組みを最大限に活かすには、Webサイト設計やプログラミングの知識が必要でした。まさにこれまで培ってきた自分の専門性を活かせると感じたため、Web業界への転職を決意しました。
ーWeb業界に戻られてから、GIGに入社するまでの経緯と入社の決め手を教えてください。
Web系の制作会社で、エンジニア兼ディレクターとして経験を積み、ありがたいことに役員を任せていただく機会もありました。しかし私の仕事の進め方は、提案から実装まで一人で完結させるスタイルが中心でした。そのため、当時の社長からは「君の仕事は『篠﨑フリーランス事務所』だ。それでは組織にならない」と、属人化している点を厳しく指摘されていました。まさにその通りだと感じ、強い課題意識をもっていましたね。
前職の会社でも属人化の課題を解決できるよう日々試行錯誤をしていたのですが、どうしても日々の売り上げやお客さまへかける迷惑のことを考えてしまい、誰かに任せきることや仕組み化をすることが上手くできず。30代半ばに差し掛かり、自身のキャリアを考えたとき、その課題を解決できている環境がどこかにないかと求めました。
そんなとき友人をきっかけにGIGを知ったのですが、強く惹かれたのはまさにその「仕組み」が確立されていると感じたからです。たとえば、営業、PM、エンジニアといった役割分担が明確で、それぞれが責任をもって業務を進める体制が整っている。これは、一人で全てを抱え込んでいた前職の環境とは大きく違いました。さらに、自社サービス『Workship』のようなプラットフォームを既に作り上げている実績も、私にとって魅力的でした。属人的なスキルに依存せず、組織として事業を成長させるためのノウハウがGIGには蓄積されていると確信できたからです。
最終的な入社の決め手は、面接でお会いした方々との「話の温度感が合った」こと。マネージャーや役員の方々が、私が抱える属人化への課題感を自分事のように深く理解し、GIGの仕組みがどうそれを解決できるかを具体的に話してくれました。その対話を通して、ここでなら自分の課題を乗り越え、組織の一員として成長できると感じ入社を決めました。
ビジネスに貢献するサイトを作る
ーあらためて、篠﨑さんの業務内容を教えてください。
私は、PM(プロジェクトマネージャー)、およびディレクターを務めています。GIGでは2つの役割がしっかりと分業化されていて、責任領域も分かれているので、業務に非常に取り組みやすい環境です。
私の1日は、まず出社後にメールやチャットの返信、その日のスケジュール確認から始まります。午前中は、社内・社外を問わずプロジェクトに関するミーティングが立て続けに入ることが多いです。適度に休憩を挟みながら、夕方頃まで打ち合わせや案件の整理を行います。夕方以降は、日中の打ち合わせ内容をまとめたり、自分の担当タスクに集中する時間としています。
篠﨑さんのとある1日
ーサイト制作にあたって、大事にされている考えはありますか?
サイトは「作って終わり」ではなく、その先にあるビジネス上の成果を出すために存在します。お客さまがその目的を達成するために、どういった完成形が望ましいかを常に考えることを大切にしています。
だからこそSEOや集客はもちろん、ユーザーへの見せ方やコンテンツの内容も、よりよいサイト制作に欠かせません。GIG全体としてもこの考え方を大切にしているので、同じ思いを持ったメンバーと仕事ができることを嬉しく感じています。
ーこれまでで印象に残っているプロジェクトはありますか?
ある企業のサイト制作を担当した際、その企業の社長の仕事に対する姿勢が強く印象に残っています。その社長は、社員の生活を豊かにすることに真摯に取り組み、とにかく妥協をしない、有言実行する方でした。その強い信念や行動力が、取引先からの厚い信頼につながっているのだとひしひし感じていたんです。
そのプロフェッショナルな意識に触れるたびに、私は自分の仕事に対する姿勢を深く見つめ直しました。自分に都合のいい言い訳を用意して妥協していないか、具体的には「この金額ならこれぐらいの時間をかけて次のプロジェクトへ」など、「業務をこなす」ことをしていないかなど、お客さまにとってサイトは唯一無二のものであるという、当たり前だけどすごく大切な本質を改めて自覚しましたね。
そして「自分もこの社長のように、どんなプロジェクトにも真摯に向き合わなければならない」という意識を、今も大切にしています。

「この人に任せれば間違いない」と思ってもらえるように
ーGIGのPM・ディレクターの仕事ではどういった経験ができますか?
サイト制作においては、デザインやコンテンツだけでなく、ビジネスの成功に繋がる全体的な視点が重要です。GIGでは、デザインやマーケティング、エンジニアリングといった各領域の専門性を持つメンバーと一緒に働きながら、全体を俯瞰してプロジェクトを前に進める力が身につきます。
また、さまざまな企業の社長・役員クラスの方とお仕事ができ、お客さまの考え方や言葉から学ぶことがたくさんあります。一方で、自分がうまく対応できないときは悔しくなって、落ち込むことも珍しくないです。しかし、それ以上に数多くのインプットができていて、自分は成長しているという実感を持ちながら働けると思います。
ー最後に、今後の目標について教えてください。
お客さまからの期待に応えられるPM・ディレクターになりたいです。お客さまがサイトにどんな成果を求めているのか、どうすれば成果を出せるのか考えて、「サイト制作は篠﨑に任せたら大丈夫」と思ってもらえる存在を目指します。
また、インプット・アウトプットのサイクルもさらに高速化したいです。インプットした内容を成長の糧にして、また別のプロジェクトで活かしていく。このサイクルを回し続けることで、いろいろなパターンにも対応できる自分なりのデータベースが整うと思います。
そのデータベースを、個人的な成長のためだけでなく、チーム全体に貢献するためにも活用したいです。社内で共有することでチーム全体のナレッジを増やしていくと、より強い組織ができあがるはずです。これからも、私自身がお客さまや組織にとって必要な人材であり続けられるよう信念を持って日々行動に移していきます。

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