フリーライターから編集者へ。想像する姿勢を忘れず、人と出会い、言葉を編む- 編集者・永田遥奈|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG

フリーライターから編集者へ。想像する姿勢を忘れず、人と出会い、言葉を編む- 編集者・永田遥奈

2020-12-28カルチャー

GIG社員インタビュー第42回目は、編集者の永田遥奈さんにお話を伺いました。

永田遥奈:編集者。早稲田大学文化構想学部を卒業後、新卒で鉄道会社に入社。退職後フリーライターとして半年間活動したのち、株式会社GIGに第二新卒として入社した。現在はコンテンツ事業部にて、クライアントワークを行う。

メディア側の視点を知るため編集者に

—GIGに入社するまでの経歴を教えてください。

大学卒業後は鉄道会社に入社して、切符販売や改札業務を行っていました。ですが、入社4ヶ月目に体調を崩し休職してしまって。それで家で何かできることをと思い、文章を書き始めたんです。その後退職しフリーランスとして半年間活動したのち、GIGに入社しました。

—スピード感のある独立ですね。もともとライター経験があったのですか?

いいえ、趣味で書くことはあっても仕事を受けた経験は全くなく。生活していく必要があったので、自分が得意で楽しく働けそうな仕事を選んだという感じでした。

実際にライターを始めたら、想像以上に楽しくて。一日中、書いていました。疲れもほとんど感じず、辛いなと思ったのは眼精疲労くらいだったんです。

もともとは「鉄道や旅の魅力を言葉で届ける仕事がしたい」と鉄道会社に入ったけれど、こんなに楽しいならもっと「書く」ことを極めたい、と思って転身を決断しました。

—未経験からなのに、すごい……! 再び就職しようと思われたのはなぜですか?

理由は2つあります。1つ目は、フリーランスとして働き続けるなら、ある程度の蓄えは必要だと感じたこと。すでにフリーランスとして活躍している人の話を聞いていて印象的だったのが、独立する前にお金を蓄えておかないと、仕事に追われて心身ともに健康が保てなくなるという現実でした。

こんなに好きな書く仕事も「生活するための道具」になって、好きな気持ちが薄れてしまう不安があったんです。なので、フリーランスでやっていくなら仕事がなくても1年間楽しく暮らせるくらいの蓄えは必要と考えました。

あと、「編集者やメディアの視点を知りたかった」のが2つ目の理由です。

ライターとして仕事をするには、ただ文章が上手いだけじゃなく、編集者やメディアの目的を叶える文章を書く必要があると感じて。そのために、いま自分に足りないものは発注する側の視点だと思い、編集者として働ける会社を探しました。

何も知らないことを自覚して、疑問を持ち続ける

—GIGを選んだ理由を教えてください。

人の内面を大切にする会社だと感じたからです。

就職活動では、最終的にGIGと出版社に内定をもらっていたのですが、GIGに入社する決め手になったのが面接してくれた社員の方の言葉でした。

私の前職での失敗談を話した際に、「挑戦して失敗した経験や悔しさがあるなら、絶対にこの先もやっていけるよ」と言って内定を出してくれたんです。「あと、反骨精神がいいね」って(笑)

スタートアップでは採用リスクも大きいはずなのに、そんな理由で編集未経験の私を採用してくれるんだと驚きつつ、嬉しかったですね。この会社なら安心して飛び込めると思い、入社を決めました。

—安心感があったのですね。現在はどんなお仕事をされていますか?

編集者としてクライアントワークに携わっています。リクルートサイトやサービスサイト、オウンドメディアに掲載するコンテンツの企画からディレクション、編集、執筆までコンテンツに関わることは幅広く行っていますね。

建築から金融、Webサービスまでさまざまな業種の方と関われるので、知らなかった分野の話を聞いて、コンテンツを作れるのがとても楽しいです。

—コンテンツを作る上で大切にしていることを教えてください。

自分は何も知らない、と自覚することです。情報を調べるときも人にインタビューするときも、わかったように感じた瞬間から何も吸収できなくなると思っていて。すると記事を作るときに、言葉や情報が足りなくなってしまう。なので「なんでなんだろう?」と疑問を持ち続けて、どこまで深堀りできるかを意識しています。

また同時に、何も知らなかった自分を覚えておくことも大切だと考えています。

記事を読む人はクライアントの会社や業界について知らないことが多いので、情報を過不足なく揃えたり記事の流れを整えたりする工夫が必要で。その際に、「何も知らなかったときの自分に伝わるかどうか」を考えることで、実際に読んでくれる人を誰も置いてけぼりにしない記事ができるんじゃないかなと思っています。

言葉のプロとして、世界観や熱量を表現していきたい

—チームとして、これから目指していきたいことはありますか?

言葉のプロとして、さまざまな分野で活躍できるチームに成長したいと考えています。私が所属するコンテンツ事業部はこれまで、記事制作が主な業務でした。しかし、メンバーの知識や経験を活かすことで、サイトのコンテンツ初期設計や作ったコンテンツの効果測定など、いただけるお仕事の幅が広がっていて。

そこで今後は、サイトのタイトルやコピーを決めるコピーライティングの実績を積み上げていきたいと考えています。コピーを作ることは、サイトひいては企業の世界観を表すものだと思うんです。デザイナーさんのデザイン、ディレクターさんの情報設計などと同じように。

そういった部分でも、「言葉はあのチームに任せよう」と思われるような実力のあるチームになっていきたいですね。

—永田さん個人の目標はなんでしょうか?

チームの目標に少し被りますが、言葉のスキルをもっと磨いて企業の世界観や社員の方の熱量を伝えられる人になりたいですね。言葉の強みを、ちゃんと活かせる人になりたい。

そもそも、書く仕事を選んだ1番の理由は、言葉で世界観を作る人に憧れたからなんです。私は子どもの頃から本ばかり読んでいるのですが、本って文字だけなのに、その世界にすっぽり覆われるような感覚があって。それが不思議ですごく好きなんです。

いまの仕事は、本に携わることはないけれど、いろんな方のお話を直接聞くことができます。その言葉は、本と同じように人を引き込む熱量を持っていると思うんです。その熱量をちゃんと受け取って言葉で表現するために、もっと自分を高めていきたいですね。

—これから、どんな人と働きたいと思いますか?

想像力を大切にする人、でしょうか。記事を書くとき「この文章を読んだ人が何を感じるか、何を感じてほしいか」と想像した分だけ、いい記事になると思うんです。また、どんなコンテンツも1人では作れないので、「こういう言い方をすれば、この人はどう思うだろう」とコミュニケーションにも配慮する人は素敵だなと思います。

でも人の気持ちを想像するのって難しいし、私もまだ全然ダメなので(笑) なので、想像するスキルというより、想像しようと力を尽くせる人と一緒に働けたら嬉しいです。


GIGblog編集部

株式会社GIGの社員によって構成される編集部。GIG社員のインタビューや、GIGで行われたイベントのレポート、その他GIGにかかわるさまざまな情報をお届けします。