心配性を活かせる場所がある- ディレクター・長谷川 凌大|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG
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心配性を活かせる場所がある- ディレクター・長谷川 凌大
2024-06-26 カルチャー
株式会社GIGの社員に、入社前のキャリアから入社後の仕事、これからの未来を聞いていくメンバーインタビュー。第76回は、ディレクターの長谷川 凌大さんにお話を伺いました。
長谷川 凌大(はせがわ りょうた):デジタルマーケティング支援会社に新卒入社。数年間、ウェブサイト運用・保守のディレクターとして従事。2023年1月にGIGに入社。2024年6月現在、ウェブディレクション業務とカスタマーサクセス業務を並行して行っている。
ずっと同じことを続ける不安があった
ーGIGに入社するまでの経歴を教えてください。
新卒で入った会社では、ディレクターとして大手通信教育会社のWebサイトの運用・保守に従事していました。Webサイトの継続的な改善のほか、LPの新規制作等も担当していましたね。
ディレクターを志したきっかけは、学生時代の経験でした。自作の人力飛行機による飛行距離や飛行時間を競う「鳥人間コンテスト」に挑戦する組織に所属していて。そのなかで私は、制作物の材料を調達したり、スケジュールを管理したりする、いま思えばディレクターのような役割を担当していたんですね。
就職活動で自己分析をした際、その鳥人間コンテストの経験を思い出し、スケジュールやリソースを管理しメンバーの指揮をとる「ディレクター」という職種に適性があるのかもと思いました。そのため新卒の就職活動では、総合職採用ではなくディレクターとして働ける会社を探していたんです。
ー学生時代のご経験からディレクターという職種に興味を持ったんですね。ディレクターとして働いていた1社目から、転職しようと思ったのはなぜだったんでしょうか。
1社目の会社にとどまることに不安を感じたからです。
前職は運用・保守という仕事の特性もあって定型業務が多く、一社員が自ら何かを提案して進めていくような体制ではありませんでした。新しいことに挑戦するような機会がなかなか掴めず、このまま同じ仕事を続けて成長できるんだろうかと不安に思うようになって。その不安から、裁量権を持って働きたいと考えるようになり、「提案の余地がある環境でものづくりができる」ことを軸に転職活動をはじめました。
ーGIGを知ってから入社するまでの経緯を教えてください。
GIGを知ったきっかけは、SNSで偶然見かけたGIGメンバーの投稿。そこからWantedlyやブログを見るようになり、会社の雰囲気やカルチャーを知り興味を持ったんです。
面接では、転職活動への不安を正直に打ち明けました。というのも、転職活動をはじめたものの、「ディレクターとしてはまだまだ経験が浅く、できることやスキルが限られていること」にずっと負い目を感じていたんです。いま思えば正直に話しすぎたなとも思うのですが、面接官の方はキャリア相談のような雰囲気で親身に聞いてくれました。
そんな面接での体験もあって、GIGには自分の意見を受け入れてもらえる環境や、対話しながらものごとを一緒に前に進めていくカルチャーがあるのではと感じました。その感覚が、最終的に入社することを決めた理由のひとつになりましたね。
期待値を超えるために、本当の意味で“パートナー”になる必要がある
ー入社してGIGに感じた印象を教えてください。
入社当初、社内で楽しそうに話す社員を見て少し驚いたのを覚えています。真剣でありながらも和気あいあいと議論をしていて「人間関係がかなりいい職場なんだな」と感じました。
また、GIGの「スピード感」も印象的でしたね。意思決定がはやく、プロジェクトもスピーディーに進んでいます。クライアントワークの取り組み方も特徴的で、お客さま側の要望にただ答えるのではなく、スピード面でもクオリティ面でも期待値を超えられるよう積極的に議論したり提案したりと、本当の意味で“パートナー”として働いてると体感しました。
ー現在、担当している業務内容を教えてください。
ディレクター・PMとして、Webサイト制作におけるディレクションやプロジェクトマネジメントに従事しています。また、現在はカスタマーサクセスとしてWebサイトリリース後の運用・保守や改善対応を行うこともあります。
ー担当したプロジェクトで印象に残っているものはありますか。
ベンチャーキャピタルのコーポレートサイトリニューアルのプロジェクトは、期待値を超える提案を心がけ続け、顕著な成果につながった事例として覚えています。
ペルソナ設計などの上流設計からお客さまと議論し、「理想のコーポレートサイト」を定義。そして必要な情報をわかりやすく伝えられるよう、情報設計にもさまざまな工夫を取り入れました。
その結果、サイトリリース後には問い合わせ数が2倍に増加。プロジェクトを通してお客さまにしっかりと貢献でき、嬉しく感じた案件でした。
裁量権をもちつつチームで働く
ーディレクターとしてGIGで働く魅力はどんなところにありますか。
個人に大きな裁量権が与えられつつ、チームで協力してものづくりに向き合う体制があること。属人性とチーム感のバランスが魅力だなと思います。
裁量権については本当に大きく、プロジェクトの進め方や提案などについて基本的な型はあるものの、お客さまへの提供価値につながると思うのであれば社員が自由に変えられる環境です。
そういった環境なこともあって私は入社当初、お客さまからのご要望やご意見に対して、自分一人で答えようとしていました。しかし、GIGにはデザイナーやエンジニア、先輩ディレクターなど、サポートしてくれる人が社内にいて、いつでも助けてくれます。
ものづくりに関わるさまざまな職種の人が、社内にいるのがGIGの魅力であり強み。だからこそ、ひとりで全て引き受けようとするのではなく、自分からわからないことや不安なことを発信・共有し、チームで解決しようとする視点を持つことが大切だと気づきました。
自身の専門性を追求する人たちと、議論し協力し合いながら一つのものを作れることが、GIGでディレクターとして働く魅力ではないでしょうか。
ー最後に、ディレクターにはどんな人が向いていると思うか教えてください。
当たり前ですが「進行管理を徹底してできる人」が向いていると思います。期限を守りながらも質を担保する、いいものづくりに責任感を持てる人ですね。
旅行の幹事をやりがちな人などが向いているかもしれませんね……私は旅行に行くと決まった瞬間から不安になるタイプで。期日が迫っているのに、まだ飛行機やホテルが予約できていないって心配になっちゃうんです。
「ディレクター」という職に就いて、心配性も活かせるんだなと思いました。自分の細かさが、ある意味自分を苦しめていたときもあったんです。だからこれまではどこか心配性であることをネガティブに捉え、この性格は損しているのかもしれないと思うこともありました。しかし、ディレクターは心配性であること、つまり自分の慎重さが活かせる仕事であることに気づき、少し楽になったんです。
私がディレクターとしてできることは、質を担保しつつ滞りない進行管理を行うこと。自分がしっかりと取り組んだ分だけ、他のメンバーの働きやすさやアウトプットの質が上がるとわかっているので、そこから生じる責任感に背中を押されています。
ネガティブに思える自分の性格でも、きっと活かせる環境があります。チームとしてものづくりを行うGIGは、個人の特性を活かし合う職場。いい組織だと思いますし、GIGに限らない話ですが単純にものづくりはおもしろいので、興味がある方は一度話を聞いてみてもいいと思います。
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