なぜGIGは「年間4000件リード獲得」のノウハウを公開するのか?動画教材『コンマルクアカデミー』誕生の背景|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG

なぜGIGは「年間4000件リード獲得」のノウハウを公開するのか?動画教材『コンマルクアカデミー』誕生の背景

2025-08-19 カルチャー

「コンテンツマーケティングが大事なのはわかっている」

そう感じている企業は多い一方で、実際に体制を整え、継続的に取り組むには高いハードルがあるのではないでしょうか。施策の種類も多く、何から手をつけるべきか悩むケースも多いのが現状です。

こうした状況を踏まえ、GIGは自社のコンテンツマーケティングにおける豊富な実績とノウハウを、動画教材サービスコンマルクアカデミーとして体系的に公開することを決断しました。

本記事では、コンマルクアカデミーの立ち上げを牽引したGIGの安井さんに、その背景やサービスに込めた想い、そして今後の展望について詳しく伺います。

安井 孝彰(やすい たかあき):名古屋大学および同大学院卒。外資バイオテック企業でプロダクトマーケティング責任者として、市場分析からGTM戦略策定、競合分析、プライシングまで一気通貫したマーケティング施策を立案・実行。小さな商品群で国内シェア1位獲得も。フリーランスを経て現職。

ナレッジをオープンに。コンマルクアカデミーが生まれた理由

ーまず、コンマルクアカデミーとはどのようなサービスですか?

コンマルクアカデミーは、「自社のナレッジをすべて共有する」というコンセプトのもと立ち上げた、BtoB企業向けの動画教材サービスです。GIGがこれまでコンテンツマーケティングの現場で培ってきた知見を、講義形式で体系的に届けます。

具体的には、SEOや取材記事、ホワイトペーパー、ウェビナーなど、コンテンツマーケティングに必要な施策を網羅的に解説。単に記事の作り方だけでなく、記事公開後のタッチポイント設計やリードナーチャリングまで含めた全体像を、受講者が体系的に理解できることを目指した作りになっています。

ーコンマルクアカデミーは、どんな課題をもつ企業さまに役立つサービスですか?

想定している対象企業は、大きく3つのフェーズに分かれます。

1つ目は、「これからコンテンツマーケティングを始めたいが、成果が出るのか不安がある」という企業さま。2つ目は、「すでにコンテンツマーケティングに取り組んでいるが、なかなか成果につながらずに悩んでいる」、そして3つ目は、「ある程度コンテンツマーケティングの効果は出ているが、さらなる成果を狙いたい」と考えている企業さまです。

コンテンツマーケティングは施策の選択肢が多岐にわたる分、どのように進めるべきか迷う企業も少なくありません。そうした企業さまに対して、コンマルクアカデミーを通じて、各フェーズに応じた情報や具体的な解決策を提示できればと思っています。

ーコンマルクアカデミーの立ち上げの背景やきっかけを教えてください。

私はかつて、事業会社で一人マーケターとして、コンテンツマーケティングに取り組んでいました。そのなかで、「施策の効果が見えづらい」「どのようにKPIやKGIを設計すべきか分からない」といった壁に何度も直面しました。そもそも、コンテンツマーケティングにおいて「何をもって成功とするのか」という判断基準を見出すことにさえ苦労していました。

一方で、GIGに入社して驚いたのが、コンテンツマーケティングを通じて、広告出稿せずに年間4000件以上のリードを獲得しているという実績です。前職との規模の違いに、率直に「なんじゃこりゃ、意味が分からん」と思いました(笑)。コンテンツマーケティングは理論的にはそれほど難しくなくても、実際にここまでの成果を出すのは非常に難しいことです。成果の出ない時期にも継続し続けないといけないわけですから。それをGIGは実現できているというその事実が、とても印象的でした。

こうした背景から、「成果に繋がるようなノウハウをもっと多くのお客さまに届けたい」という思いが強くなり、コンマルクアカデミーを立ち上げました。

現場で成果を出す人が語る、リアルな知見を凝縮した講義を提供

ーコンマルクアカデミーは、どのような形式で受講できるようになっているのでしょうか?

コンマルクアカデミーでは、基本的に動画形式で講義を提供しています。これは、記事を読むよりも気軽に情報へアクセスできるうえ、移動中などのスキマ時間にも「耳だけで学べる」という柔軟なスタイルを意識しているからです。

そのため、動画の編集には注力しました。昨今はYouTubeなどの影響もあり、短時間で多くの情報を効率よく受け取るスタイルが一般化しています。一方で、一般的なeラーニング教材では、動画に編集をほとんど加えずに、長尺の講義をそのまま配信するケースも少なくありません。

そこで私たちは、受講者が本質的な学びを短時間で得られる構成を目指し、動画編集にかなり力を入れています。具体的には、カットを多めにし、短く端的に伝えることを徹底しました。各トピックのポイントも明確に伝わるよう工夫し、限られた時間のなかでも高い効果を得られるように設計しています。

▲『コンマルクアカデミー』の講座一部

ー講義にはGIGの現役メンバーが登場していると伺いました。その意図を教えてください。

登壇者に自社メンバーを起用しているのは、「いま、現場で成果を出している人の声を届けたい」と思っているからです。

コンマルクアカデミーでは、あえて「人が話す」形式にこだわっています。その理由は、実際に現場で成果を出しているGIGの現役メンバーだからこそ伝えられる、「ここが重要だった」「ここは意外と効果が薄かった」といった、肌感や経験に基づく取捨選択された情報に大きな価値があると考えているためです。

SEOの世界は絶え間なく変化しています。定期的にGoogleのコアアップデートがあるだけでなく、現在はLLMO(AIO / GEO / AISEO)への対策も必要です。常に現場で応対しているメンバーに話してもらうからこそ、こうした変化への対応策もお伝えできると考えています。

さらに、登壇者が話すノウハウは単なる個人の経験談ではなく、GIGで実践・検証され、ナレッジとして体系化されているものです。ノウハウが属人化しておらず、再現性を持って活用できる点も、重要なポイントですね。

GIGが年間4000件以上のリードを獲得しているという実績のもと、こうした成果に至るまでのプロセスを、講義のなかでそのままお伝えしたいと思っています。

作って終わりにしない。コンテンツの運用まで伴走するサポート体制を

ー今後、どのようなテーマや領域に講義を拡充していく予定ですか?

これからは、「幅」と「深さ」の両軸で動画教材を拡充していく方針です。

まず「幅」の観点では、コンテンツマーケティングの基本的な施策を網羅的にカバーしていきます。現在は立ち上げ初期のため、講義数は限られていますが、受講者がコンテンツマーケティングの全体像を把握できるように、まずは基本講座の整備に注力していく予定です。

次に「深さ」の観点では、とくにGIGが強みとするSEO設計や記事制作、戦略設計といった領域を、基礎編から応用編まで段階的に講義として公開していきたいです。将来的には、「取材記事における定量的な数値の出し方」や「ホワイトペーパーやウェビナーにおける企画の考え方」など、いわばそれぞれのプロならではの“職人の技”の領域にも踏み込んでいきたいと考えています。

一見するとマニアックに思えるようなテーマも、じつは成果に直結する本質的な要素の一つだったりします。そうした「そこまでこだわっていたのか」と驚きや発見のあるコンテンツを提供していきたいです。

ー最後に、コンマルクアカデミーにご興味をもたれている方へメッセージをお願いします。

私たちが最終的に目指しているのは、お客さま自身がコンテンツマーケティングで確かな成果を出すことです。そのために、私たちはまず「一歩踏み出すきっかけ」を提供したいと考えています。だからこそ、コンマルクアカデミーでは、具体的な事例や実践的なノウハウを通じて、受講者の皆さまが「自社でも取り組めるかもしれない」と感じられるような学びをお届けしていきます。

GIGは、コンサルティング専業の会社ではなく、実際に制作や運用の現場に関わりながら、お客さまの事業を支援してきた会社です。私たちはWebサイトを作って終わりではなく、その後の運用こそが成果につながるという考えのもと、運用までを見据えた支援を大切にしてきました。だからこそ、情報やノウハウを自社だけにとどめるのではなく、できるだけオープンにしていく姿勢を大切にしています。

コンマルクアカデミーを通じて、企業の皆さまのマーケティング活動をより前に進め、事業を後押しできれば嬉しく思います。まずはぜひ一度、講座をご覧いただき、GIGが実践を通じて培ってきたリアルな情報に触れてみてください。

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