会社に所属しなくていい時代に、GIGで働く意味をつくる – 人事・齋藤瑞穂|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG

会社に所属しなくていい時代に、GIGで働く意味をつくる – 人事・齋藤瑞穂

2020-01-28 カルチャー

GIG社員インタビュー第32回目は人事の齋藤瑞穂さんにお話をお伺いしました。

齋藤 瑞穂(さいとう みずほ):HR領域を幅広く担当。首都大学東京大学院卒業後、東証一部上場のIT企業で採用・育成に従事。クリティカルシンキング研修、コミュニケーション研修など幅広いジャンルの研修企画、講師を経験。現在は、GIGにて一人HRで採用・育成・制度など奮闘中


売上に直結しない「裏方」だからこそのやりがい

――前職の仕事内容について教えてください

アプリやWebの自社サービスを作っているメガベンチャーで人事を行い、主に採用と育成に従事していました。今振り返ってみると、人事としてのイロハやマインドだけでなく「目的と施策に一貫性があるか」というような企画力や、スケジュール通りに業務を遂行するためのプロマネ力は、とても鍛えられたと実感しています。

――会社にとって人事やバックオフィスの役割はどういうものだと思いますか?

「会社の前進」に貢献することです。一般的に「間接部門」や「コストセンター」というように「売上に直結しない裏方の部署」とされていますが、売上以外で会社の前進に貢献するという特殊な役割が難しさでもあり、やりがいでもあります。

例えば、事業を推進するためのプロフェッショナル人材の確保や、認知度拡大のための広報活動、社員が全力を出せるような環境整備など。これらの施策は、現場や従業員の課題をきちんと把握し、かつ経営方針に沿わなければ、会社の推進にはつながりません。

現場と経営のバランス感覚を保つために、現場に一番近い「虫の視点」、経営と同じ「鳥の視点」、さらに時代の流れを読む「魚の視点」を意識しています。せっかく作った制度が法的にアウトなんてこともありえるので、世間の流れや最新の法令を押さえておく必要もあるんです。

 

幅広く一貫した人事施策を作りたい

――GIGに入社した理由を教えてください

もともと転職を考えた理由として「幅広く一貫した人事施策がやりたい」「文化を作るフェーズから携わりたい」という2つの思いがありました。GIGは、その2軸に当てはまっていたんです。もちろんミッション・ビジョン・バリューにも共感しました。

そして決め手は、面接という場にもかかわらず、代表取締役の岩上さんや取締役の賀川さんのお話を聞いて、ワクワクしたことです。自分が「チャレンジしたいこと」とGIGが「やっていきたいこと」、そして「これからぶつかっていくであろうこと」がちょうど一致していたんです。面接後につい「とても楽しかったです!ワクワクしました!」とメッセージを送ったほど(笑)。

――GIGでの仕事のやりがいについて、教えてください

採用から育成、制度など一貫して、施策が考えられることです。前職の人事では、機能別にチームが分かれていたため、「採用チーム」に所属していたときは採用のことしか考えられませんでした。しかし今は、幅広い業務の中で最適な解決策を考えることができるようになり、自分の視野も広がりました。

経営と現場の距離も近いため、施策がダイレクトに事業につながっている実感があります。その分、スピード感も求められますし、責任も前より重くなりましたが、それ以上にやりがいと意義を感じています。スピード感ゆえに、事業方針の変更で施策が突然パーになることもありますが、それも会社の前進を考えたら当然なことだと思っています。

――人事ならではの大変なことはなんでしょうか?

人の一生を決めてしまうことですね。岩上さんの「その人のキャリアに責任がもてるか」という言葉が好きなのですが、自分の意思決定によって、幸福になる人も不幸になる人もいると考えると、うかつに意思決定はできません。たとえば採用の場合「この人いいな、採用したい」と思っても、長い目で見たときにその人の活躍の場や、やりたいことができる場を提供できないのならば、その人のキャリアに責任を持つべきではないのです。

――入社して成長を実感したことはありますか?

実はこれまで、意思決定が苦手でした。しかしGIGでは自分で決めなくてはいけないことが多い。事業のスピードも速く、意思決定し続けなければどんどん遅れてしまう。トライアンドエラーで前に進めることが求められる中で、意思決定ができるようになってきました。

 

個人の強みを最大化させる仕組みを

――GIGで挑戦したいことについて教えてください

個人の強みを最大化できる組織作りがしたいです。人には必ず得意なことや苦手なことがあるなかで、私もそうなのですが、苦手の克服に目が行きがちになる人が多い気がします。もちろん働く上で、致命傷にならないレベルまで苦手なことを引き上げる努力は必要ですが、もっと個の強みにフォーカスしても良いと思います。一つ強い武器を持つ。そういう人材開発や組織作りをしたいです。

――個人の強みを最大化できる仕組みを作りたいと思ったのはなぜでしょうか?

今の時代、年功序列でもなければ、一度入社した会社に一生勤めるような時代でもありません。そのような時代に、なんのために人は会社に所属するのか。フリーランスでなくて、GIGにいる意味はなんだろうと考えたときに、そこにあるのはチームで働く意味だと思ったんです。

一人だと全部の業務はできないし、事業の領域も狭まってしまう。でも人が集まって働けば、お互いの苦手をお互いの強みでカバーしながら、もっと大きなことができます。そして、もし会社を辞めることになっても、1つ強い武器があればその人の市場価値は上がっていますよね。その武器が強く大きいほど、他の業界や、その人が果たす今後の役割にも間接的に貢献できる。また会社としても、その人の力が最大限活用できる環境作りができれば、お互いにWin-Winな関係にもなるのではないでしょうか。

――個人の強みを最大化するために、具体的にどのような制度を考えていますか?

最近実施しているもので「FA制度」があります。会社としてやりたいことはあるけど、その人のやりたいこともある。そんなとき、手を挙げたら異動できる制度があってもいいのではないかと思い作りました。最近は、外から採用するのではなく、中でやりたい人を募集する公募制度も始めました。他にもスキルのレンタルが流動的にできる仕組み作りをしていきたいですね。

また、GIGが今後成長していくと、従業員のライフステージも変わり、結婚、出産、親の介護などの様々なライフイベントが発生すると思います。そんなとき、ライフイベントを理由に、キャリアや、やりたいことを諦めてしまわない環境作りをしたいです。ママ向けだけではなく、パパ向けの制度も積極的に取り入れていきたいですね。たとえば、妻も働いている場合、夫が子育てにより参加できるような環境作りとして、リモート勤務や、子供の送迎のための時差出勤制度などに取り組んでいきたいと思います。

――ありがとうございました!

 

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