スタートアップ経営者におすすめ、組織づくりの参考になった書籍5選【2019年版】|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG
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スタートアップ経営者におすすめ、組織づくりの参考になった書籍5選【2019年版】
2019-12-20 カルチャー
こんにちは、GIGの岩上です。 2019年も残りわずかになりました。
知見を広げ、考えを整理し、先人たちの知恵や過去の事例を学ぶために、今年もたくさんの書籍を読みました。 未来の起こりうる経営課題に対してのヒントを得るため、書籍からのインプットは大切にしています。
せっかくなので、今年読んで特に勉強になった書籍をまとめました。新刊・旧刊混ざっていますが、よろしければ読んでみてください。
1. プラットフォーマー 勝利の法則 コミュニティとネットワークのちからを爆発させる方法
GAFA、Uber、Alibaba、AirBnBを始め、近年はプラットフォームビジネスが盛んです。
本書は前半で、プラットフォームビジネスの設計思想、価格戦略、コミュニティ形成、競合対策など、複数のビジネスモデルや事例が具体的にまとめられています。
後半では、事業のステージ(設計期、点火期、上昇期、安定期)ごとに直面する共通の課題が体系化されています。GIGが展開する『Workship』というプラットフォーム型のサービスが現在、点火期に位置していることもあり、とても参考になりました。
プロダクトマーケットフィットの定義は、「このプラットフォームが無くなったら非常に困るというユーザーが4割を超える」とのこと。Workshipも引き続き、ユーザーにとってなくてはならないサービスになるため、改善していきたいと考えています。
プラットフォーマー 勝利の法則 コミュニティとネットワークのちからを爆発させる方法(Amazon)
2. 無印良品は、仕組みが9割 仕事はシンプルにやりなさい
著者の松井氏(良品計画前会長)が、仕組み化を徹底して無印良品ブランドをつくり、38億円の赤字からV字回復を実現させたノウハウが詰まっている書籍です。
社内に浸透しているマニュアル「MUJIGRAM」は、全12冊、合計2,000ページで構成されており、随時ブラッシュアップされているとのこと。
仕組み化というと、「無駄な思考を省き型にはめる」というネガティブなイメージを持つ人もいるかも知れません。しかしMUJIGURAMは、サービスの品質を上げ、伸びる人や店舗を育てる仕組みがつくられているなと感心しました。
競争力のある企業ほど優れた仕組みで動いており、拡張する組織をつくるには「仕組み化」は重要な要素だと考えています。GIG社内でも、サービス品質とメンバーを成長させ、価値提供できる事業を展開できるように、仕組みづくりをすすめていこうと改めて考えさせられました。
無印良品は、仕組みが9割 仕事はシンプルにやりなさい(Amazon)
3. サイゼリア おいしいから売れるのではない 売れているのがおいしい料理だ
イタリア料理店「サイゼリヤ」を約1,500店舗(国内約1,100店舗、海外400店舗)展開し、外食業界でも高い収益力を誇る企業に成長させた創業者、正垣氏の書籍。
“「自分の店の料理はうまい」と思ってはいけない。それこそが悲劇の始まり。なぜなら、「自分の店の料理はうまいと思ってしまったら、売れないのはお客が悪い。景気が悪い」と考えるしかなくなってしまう。商売とは、お客様に喜ばれるという形で提供し続けることなのに、そんなふうに考えてしまっては改善を進められなくなる”
など、共感できる考え方であり、タイトルの「おいしいから売れるのではない。売れているのが美味しい料理だ」はGIGのコンセプトとして掲げている「Good is good.」に近しいものがあります。
また、
”仕事とは「作業」の集まり。その作業の中で、時間のかかるものを短くできないか、なくせないかと考え改善し続けることが重要だ”
”ライバルのお店を観察する際は、なぜこの設備なのか、メニュー構成の意図はなにかなど、気づいたポイントを100個以上あげて、自店舗を改善する”
など、クライアントに価値を提供しようという行動に終わりはないということを再認識しました。
改善の積み重ねが差別化になり、差別化を突き詰めることが存在意義を明確化し、ミッション・ビジョン・バリューの実現へとつながると、改めて思わせてくれる一冊でした。
サイゼリア おいしいから売れるのではない 売れているのがおいしい料理だ(Amazon)
4. 「好き嫌い」と経営
一橋大学大学院国際企業戦略研究科(ICS)教授で経営学者である楠木氏の著書。「好き嫌い」をテーマにインタビューをし、その人なりの経営に置いての価値観や意思決定の判断基準を探ろうという本です。
佐山氏(インテグラル)、重松氏(ユナイテッドアローズ)、出口氏(ライフネット生命)、永守氏(日本電産)、星野氏(星野リゾート)、柳井氏(ファーストリテイリング)など、14名の経営者との対談形式で綴られています。
刊行は2014年ですが、今でも第一線で活躍している経営者の「好き嫌い」は、各企業の運営方法にも色濃く反映されており刺激になりました。
「好き」からこだわりや価値感が生まれ、企業の競争力の源泉となる文化が醸成されると思います。GIGも「テクノロジー」や「クリエイティブ」が好きなメンバーを集め、ミッション・ビジョン・バリューに情熱を傾けられる組織にしたいと改めて考えさせられました。
5. 急成長企業を襲う7つの罠
リンクアンドモチベーション取締役として創業から13年間、1,300人までの組織づくりをしてきた著者の水谷さん。成長企業を襲う組織的な問題とその対処法が、サイバーエージェント社、カヤック社、ビズリーチ社などの事例と共に紹介されています。2014年発売で何度か読み直しているのですが、読む度に考えさせられます。
下記、メモの一部です。
- 「罠1. 拡大の熱量に依存する」
個別最適ではなく、全体最適。基準を下げずに成長への努力を要望し続ける。 - 「罠2. 頭の切れすぎる部下のマジック」
実力はあるが承認欲求が強く、曖昧耐性が低い部下が多くなる。確固たる軸を持つマネジメント層を増やすことで対応する。 - 「罠3. 中間管理職の評価を見誤る」
上司の顔色ばかりを伺う「ヒラメ型管理職」が増えてくる。定量的な価値基準を浸透させる。 - 「罠4. ブランドとスペック重視の盲目採用」
ミッション・ビジョン・バリュー、価値観の共有と浸透が最重要。企業文化こそが競争力。 - 「罠5. 戦略遂行を阻む心理的バイアス」
長期的視点と短期視点。短期視点や参照点バイアスで主張するのではなく、価値提供に目を向けて長期的視点と両立させる。 - 「罠6. 若手社員を惑わすテクニカルスキルの幻想」
ポータブルスキルの重要性と組織戦略。キャリアプランは専門スキルとポータブルスキルの掛け合わせで成り立つ。 - 「罠7. リーダー育成を遅らせる形骸化した権限委譲」
決断する機会を多く与え、葛藤に向き合う経験を提供する。意思決定の機会が成長を促す。
前職を含めて約15年、会社経営をしてきましたが、どれも経営者人生の中で身に覚えがあり、毎度読み返す度にドキリとさせられます。競争力のある組織づくりを継続させるためにも、気を引き締めていこうと改めて考えました。
急成長企業を襲う7つの罠(Amazon)
まとめ
本は月に4,5冊読むようにしているので、2019年も書籍からたくさんの刺激をもらいました。
興味がある書籍があれば、ぜひ読んでみて下さい。最後まで読むのが苦手な人は、「まえがき」「あとがき」「目次」で全体像を理解し、流れやキーワードを把握した後に読み始めるとスムーズに読了できるのでおすすめです。
これから年末年始もあり、まとまった時間が取れる時期なので、デスクの横に積み上がっている書籍たちを読もうと思います。
なお現在GIGでは「一緒に学びながら成長していきたい!」と意欲のある仲間を募集しています。詳しく話を聞いてみたい方はコチラから!
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岩上 貴洋
学生時代、モバイルマーケティング、ITベンチャー企業数社に参加する。在学中からアーリーステージを対象とした独立系投資会社にて、投資業務、コンサルティング業務に従事。2007年、株式会社LIGを創業し代表取締役就任。WEB制作、マーケティング、空間プロデュース、オフショア開発などをおこなう。2017年4月株式会社GIG創業。