仕事って、意外と“筋トレ”だった話 ― 入社1年目の自分に伝えたいこと ―|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG
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仕事って、意外と“筋トレ”だった話 ― 入社1年目の自分に伝えたいこと ―
2025-08-26 制作・開発

こんにちは。GIGでWebディレクターとして働いている林です。入社して3年目を迎え、これまでさまざまな案件に携わってきました。
入社当初は、日々の業務に追われながら「自分ってちゃんと成長できているのかな」「これって意味があるのかな」と不安を感じることが多々ありました。とくに、スピード感のある現場では、目の前のタスクをこなすことに必死で、周囲の先輩たちのすごさに圧倒され、焦る気持ちばかりが募っていました。
しかしあるときふと、「この感じ、なんか筋トレっぽいかも」と思ったんです。
本記事では、私自身が1年目から3年目にかけて経験した“成長のリアル”と、それを支えた考え方や習慣について話していきます。今まさに壁にぶつかっている若手社員や、日々の業務に手一杯で不安を抱えている方にとって、少しでもヒントになるような内容になれば嬉しいです。
林 瑞希(はやし みずき):PM事業部ディレクター。関西外国語大学外国語学部を卒業後、新卒で株式会社GIGに入社。コーポレートサイトや採用サイトを中心に新規サイト制作の企画・設計・進行管理などのPMやディレクション業務を担当。最近は先輩の影響で登山にはまりそう。
“筋トレ的成長”という視点で見えたこと
私が入社して間もない頃、一番戸惑ったのは「自分が何をできるようになったのか、まったくわからない」という感覚でした。毎日なんとなく忙しくはしているものの、成果が明確に見えず、フィードバックをもらっても処理するので精一杯。そんな毎日にモヤモヤしながら、「自分はこのままでいいのか」と不安になることもありました。
しかし、ある日ふと思ったのです。
「これって筋トレと一緒じゃない?」
筋トレは、目に見える変化が出るまでに時間がかかります。正しいフォームで適切な負荷をかけると筋肉痛になりますが、それはむしろ“成長のサイン”です。継続していくと、ある日突然「前より重いものが持てるようになってる」と気づく瞬間が訪れます。
仕事もこれと同じだと思ったんです。
・適度な負荷(=挑戦的なタスク)に取り組む
・最初はうまくいかない(=ミスや混乱、不安)
・続けることで徐々に“筋力”がついてくる(=対応力・提案力・視野)
このことに気づいたのは、2年目の半ばごろでした。
この“筋トレ的視点”をもつようになってから、「しんどい=ダメなこと」ではなく、「しんどい=成長している最中なんだ」と前向きに捉えられるようになりました。これは私にとって大きな転換点だったと思います。
実際、当時は一つひとつのタスクにかかる時間も長く、慣れない言い回しや資料の読み解きに苦労する日々でした。それでも、同じような仕事を何度も繰り返すうちに「これは前もやったな」と思えるようになり、自分の中で“仕事筋”が少しずつ太くなっていくのを実感しました。
1年目に経験した“初期の誤解”とその学び
ここからは、1年目の私が抱いていた“勘違い”や“思い込み”をいくつか紹介します。これらは今振り返るととても初々しくもあり、だからこそ、後輩を見ていて「分かる〜」と共感できるポイントでもあります。
1.「何事も自分で判断して、どんどん進めるべき?」
→ 自立心は大切ですが、それはある程度の経験を積んでからで十分です。
入社当初は、「全部自分でやらなきゃ」と思い込んでいたせいで、何も共有せずにタスクを進めてしまい、トラブル時にフォローが難しくなったことがありました。今では「最初は“同じ脳みそ”くらいのつもりで共有してくれた方が助かる」と感じています。
2.「質問しすぎたら嫌がられるかも?」
→ 実際は、質問をしてくれる人の方が信頼されやすい。
当初は遠慮していた私も、質問を通じてお互いの認識がすり合い、適切なサポートができるようになることで、信頼関係が築けると気づきました。
3.「納期=ギリギリまでに出せばOK?」
→ じつは“余裕をもって提出する”方が圧倒的に喜ばれる。
提出物はそのまま納品ではなく、チェックや修正が必要です。「〇日までに出すので、確認を〇日までにお願いできますか?」といった一言が、信頼にもつながります。
4.「“やり方”を完璧に覚えてから動きたいかも」
→実際は“動きながら整える”ほうが早かったりします。
覚えるより“試して修正する”が一番身につく。とりあえず“70%の気持ちでなんでもやってみるのが良いということは、私が先輩から教えてもらったことでもあります。
5.“わかりました”と言う方がかっこいい?
→わかっていないのに返事だけして後で困るパターンが多数。
「確認したいことが3点あります」と整理して聞く方が、明らかにスマートです。
6.「とりあえず言われたことは全部やればOK」
→本当は“意図を聞いて、意味を理解する”方が成長につながる。
「この資料、何に使うんですか?」って一言聞くだけで、アウトプットが全然違う。“背景を理解する力”=成長スピードを決めると考えています。
先輩として心がけていること
3年目となった今、後輩を迎える立場になり、“伝える側”としての役割も担うようになりました。その中で、1年目の自分を思い出しながら、日々意識している習慣があります。
1.質問を“YES/NO”で返せる形で聞く癖をつける
・相手の時間を奪わず、的確に聞けるのが“できる感”ある。オープンクエスチョンはヒアリングのときとかにしよう
2.Slackや提案に“+1”の工夫をちょこっと入れる
・見出しに絵文字/色分け/補足の注釈 etc.
・すぐ返信ができない場合にスタンプだけでもつけておくっていうのも、相手からすると把握されているんだなという安心感になるのでかなり大事
3.あえて誰も拾ってない“細かい困りごと”に気づく
・例:「このリンクが切れていたので直しておきました」
・小さな改善が積み重なると、“頼れる人”って思われる
4.“目的→結論→補足”の順で話す癖をつける
・「〇〇の件ですが、結論から言うと〜〜です。理由は〜〜」
・伝える力=思考の整理力!先輩感ぐっと出る
5.“自分が他人からどう見られているか”を意識する
・お客さまと話すときは“会社の顔”になる意識
・社内でも意外と見られているからこそ、日頃の言葉や行動が影響大
・でも、だからこそお互いに“しんどいときに声をかけ合える関係”
6.事前の相談
・基本的にメンバーやお客さまが絡んでくる変更や相談事項は、事後報告でなく事前に相談すること
これらの行動は、いずれも「特別なスキル」ではありません。日々の意識や選択の積み重ねによって、“先輩らしさ”は自然と形作られたんだなと感じています。
"筋肉痛"は成長の証
入社当初の私は「なんでこんなにうまくいかないんだろう」と悩んでばかりでした。 でも今振り返れば、あのときの“負荷”があったからこそ、少しずつ自分の基礎力が育っていったのだと思えます。
「いま筋肉痛が来てるのは、ちゃんと筋肉を使えている証拠」
そんなふうに、自分を信じられるようになったのは、負荷を乗り越えた経験があったからです。これからは、自分自身が“安心して負荷をかけられる場”をつくる側に回りながら、チームの中で共に成長していきたいと思っています。
とくに、失敗を恐れずチャレンジできる心理的安全性の高い環境、そして「うまくいかなかったこと」も共有しやすい空気感を意識していきたいです。
また、上司や先輩の些細なひと言が、自分の成長意欲に大きく影響した経験があるからこそ、後輩やメンバーの努力や工夫を見逃さず、きちんと声をかける姿勢も大切にしたいと思っています。
自分の経験が少しでも誰かの支えになるような関わり方ができれば、それが次のチームの力になると信じています。
そしてもし、この記事を読んで「こういう環境で一緒に働いてみたい」と少しでも感じてくれた方がいたら、ぜひお気軽にGIGを覗いてみてください!お待ちしています!
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林 瑞希
PM事業部ディレクター。関西外国語大学外国語学部を卒業後、新卒で株式会社GIGに入社。コーポレートサイトや採用サイトを中心に新規サイト制作の企画・設計・進行管理などのPMやディレクション業務を担当。最近は先輩の影響で登山にはまりそう。