ディレクション費って何? 料金相場や必要性などを制作会社が解説|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG

ディレクション費って何? 料金相場や必要性などを制作会社が解説

2023-02-12 制作・開発

Webサイト制作を依頼し、見積書を確認すると必ず記載されている費用項目に「ディレクション費」があります。しかし、「ディレクション費って何?」と感じたIT担当者の方も多いのではないでしょうか。

意外に高額なディレクション費は、金額の妥当性を把握しにくいのも事実です。

一方、ディレクション費はWebサイト制作のキモとなる「Webディレクション」に不可欠な費用となるため、その重要性は理解しておかなければなりません。

今回はこのディレクション費について、料金相場や必要性を中心に解説します。


弊社GIGでは適切な費用で、最大限希望に沿ったWebサイト制作を行っています。Webサイト制作の費用面に不安を抱えていましたら、お気軽にご相談ください。  
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ディレクション費とは?

ディレクション本来の意味には、「方向」や「方角」、「指示」などが含まれますが、日本でよく使われるディレクションという言葉は、おおむね「ディレクター」から派生した和製英語になります。

ディレクションは、ビジネスシーンで使われやすい用語で、「チームの指導・進行管理」といった意味をもつことが多いです。

つまり、Webディレクションに必要なディレクション費とは、Webサイト制作やホームページ制作を行ううえで必要な「制作チームの指導・進行管理費」ということになります。

基本的には、Webサイト制作会社の場合、制作チームの指導・進行管理役を担うのは「Webディレクター」となります。ディレクション費とは、わかりやすく言えば「Webディレクターの人件費」ともいえるでしょう。

ディレクション費の算出方法・料金相場

Webディレクターの人件費でもあるディレクション費は、どのように算出されているのでしょうか? ここでは、大きく分けて2パターンの算出方法と、それぞれの料金相場を解説します。

1. 制作費全体の割合からディレクション費を算出するパターン

ひとつめは、制作費用全体の割合からディレクション費を算出する方法です。割合からディレクション費を算出する方法は、比較的多くの制作会社が採用しています。

たとえば、全体の制作費500万円のWebサイト制作に対して、ディレクション費を20%の100万円とする場合、「500万円+100万円=600万円」が制作費の総額です。

相場としては、ディレクション費が「制作費全体の10%~30%」に設定されるケースが一般的です。

しかし、プロジェクトの規模や難易度、納期などにより、全体の制作費やディレクション費の割合は変動します。Webディレクターにかかる負担が大きくなればなるほど、ディレクション費も高額になると思っていいでしょう。

2. ディレクションにかかる日数から算出するパターン

ふたつめは、Webディレクターの1日あたりの人件費に対して、稼働日数を掛ける形でディレクション費を算出する方法です。

Webサイト制作費のうち、約7割は人件費だと言われていますが、システム開発やWebサイト制作などでよく使われる単語に「人日」があります。「人日」とは、1人のエンジニアやWebディレクターが、作業を完遂させるために必要な日数のことです。

そしてこの「人日」に対して、「その人が1日稼働する際に売り上げなければならない金額 = 人日単価」を掛けて見積もり額を算出するのが一般的です。

たとえば、1日の人日単価が5万円のWebディレクターが、あるプロジェクトで20日間(約1ヶ月)稼働する必要がある場合、「5万円×20人日=100万円」がディレクション費となります。

相場としては、1ヶ月あたり「100~250万円」がWebディレクターのディレクション費として発生します。

【参考】ディレクション費に含まれない費用

ディレクション費といっても、必ずしも制作業務以外がすべてディレクション費に含まれるとは限りません。

「要件定義」「企画・提案」「画面設計」などは、Webディレクターが行うこともある業務です。しかし、これらは一式でいくらと決まっているケースや、ディレクション費とは別にかかる工数として見積もりが算出されるケースが多い項目でもあります。

制作会社によって、どこまでをディレクション費に含めるかの判断は異なるため、見積もりの内訳をしっかりと確認しておきたいところです。


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Webディレクターとは?

ディレクション費が、制作チームの進行管理などを担うWebディレクターの人件費であることを解説してきました。しかし、そもそもWebディレクターとはどのような存在なのでしょうか。

Webディレクターは、Webサイトの企画立案や制作、運用局面における責任者です。エンジニアやWebデザイナー、ライターといったWebサイト制作に関わる人たちをまとめることはもちろん、進捗や品質に問題がないかのチェックを行い、かつプロジェクトが円滑に進むように調整しながらチームでの目標達成を目指す役割があります。

大規模プロジェクトでは、専任のWebディレクターを配置するケースがほとんどです。一方、小・中規模のプロジェクトでは、エンジニアやデザイナーなどが兼任するケースもあります。

ですが重要な役割には違いなく、プロジェクトとして「だれがWebディレクターを行うのか」は、早いうちから制作会社に確認することをおすすめします。

Webディレクターの役割・作業内容

Webディレクターは具体的にどのような業務を行っているのでしょうか? ここではWebディレクターの役割や作業内容をさらに細かく解説していきます。

役割1. プロジェクトのリーダー

Webディレクターは、Webサイト制作におけるプロジェクトリーダーの役割を担うことがほとんどです。

・仕様や要件は満たされているか?
・品質は担保されているか?
・スケジュールに遅延はないか?
・予算内に収められるか?

プロジェクト全体を見渡しながら、上記のようなさまざまな項目をマネジメントすることは、Webディレクターの大切なミッションとなります。

役割2. 企画の策定・要件定義

Webサイト制作にあたり、クライアントから要望や現状把握などのヒアリングを重ねるのもWebディレクターの仕事です。クライアントの理想とするサイトを制作するにはどのような仕様がベストなのかを提案し、サイトの企画を策定する段階から業務は始まっています。

Webサイトのリニューアルを行うケースでは、現状の分析だけでなく、競合・市場分析などを含めた改善案などを提案することもあります。

企画の策定が終わってサイトの方向性などが定まってきたら、要件定義書へと落とし込む作業もWebディレクターの仕事です。また、サイトマップやワイヤーフレームによる画面設計などを担当する場合もあるでしょう。


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役割3. 制作スケジュールの管理

要件定義や画面設計をベースにしながら、次は実際にサイトを作成するフェーズに入っていきます。もちろん、そこでもWebディレクターの仕事は続きます。

Webデザインを担当するWebデザイナー、プログラミングを担当するプログラマーなど、制作を担当する各スタッフの進捗状況を管理し、納期を意識してスケジュールの再設定など行うのもWebディレクターの役割です。

役割4. サイトの品質管理

サイト作成が一通り終われば、品質チェックが求められます。Webサイトが要件や仕様を満たしたものになっているのか、システムのクオリティは品質基準をクリアしているのか、レイアウトの崩れや誤字・脱字などがないかなど、細かい部分までチェックします。

Webサイトのクオリティコントロール(品質管理)もWebディレクターの重要な役割です。

ディレクションがサイト制作に必要な理由

Webディレクターの役割から、彼らがプロジェクトにとってかなり重要な存在であることをご理解いただけたかもしれません。

見積書に「ディレクション費」と記載されていたら、「このディレクション費ってもっと下げらないの?」と思うかもしれませんが、ディレクション費を削るのはリスキーです。Webディレクターの人件費を抑えようとすると、品質の低下は避けられないと思っていいでしょう。

最後に、ディレクションがサイト制作に必要な理由を確認します。

理由1. プロジェクトを円滑に進めるため

Webサイト制作では、仕様の変更や不具合の修正など、さまざまな事態が発生することが想定されます。

しかし、クライアントからの要件変更やデザイン変更のリクエストが発生するたびに制作作業をストップしていては、当然納期に間に合いません。

そういったケースでは、経験豊富なWebディレクターが、クライアントと制作サイド両方の意見を調整し、制作スタッフへの指示やスケジュール管理を行います。

プロジェクトを円滑に進めるためには、以下のようなディレクションが不可欠です。

・中立の立場でWebサイト制作の目的を明確にする
・意見を取りまとめ、やるべきことを取捨選択する
・プロジェクト全体を見渡し、各担当者/工程のスケジュール管理を徹底する

理由2. Webサイトの品質を担保・向上させるため

客観的視点を持つWebディレクターの存在は、Webサイトの品質を向上させることにもつながります。

ビジネス上の課題やWebサイト制作の目的に関して、「自社のことは自分が一番正しく理解している」とクライアントの担当者は思い込みがちですが、Webディレクターから客観的なフィードバックをもらうことで、課題や目的の見直しなどにつながることもあります。

WebディレクターはWebサイト制作のプロです。プロであるWebディレクターに課題と目的を深く理解してもらうことで、クライアント企業が考えつきもしなかった、より効果的な施策やソリューションが発見できるかもしれません。

理由3. 作業担当者のコミュニケーション負荷を減らすため

Webデザイナーやプログラマー、マーケター、ライターなど、Webサイト制作にはそれぞれ担当者がついて作業を行います。クライアントが担当者とコミュニケーションをとる際には、その領域に関する知識が少なからず必要です。

知識が少ない状態で各担当者とのコミュニケーションを直接行うのは、非常に効率が悪いといえます。しかし、正しく要望を伝え、相手の言っていることを理解するためには、それ相応の準備が必要です。仮に知識不足が原因で誤解などが発生したら、プロジェクト全体の不利益にもつながりかねません。

一方、Webディレクターは複数の専門的な領域に関しての知識を持っている方がほとんどです。各領域の担当者とのコミュニケーションを中立の立場で引き受けてくれるぶん、作業担当者のコミュニケーション負荷を減らす役割が期待できます。

なお、Webディレクターとのコミュニケーションの機会を減らすことはやめましょう。よりよい制作物を作るために、Webディレクターとの議論を重ねることは大切です。

WebディレクションはGIGにお任せください

それ相応の費用や時間をかけて制作するWebサイト制作で、失敗はしたくないものです。失敗しないためにも、まずは見積もりの不明点などを明確にしておきたいところ。

特に「ディレクション費」に関しては、発注側からすれば見積もりの内訳が見えづらい部分でもあります。見積もりに関しては、相見積もりを取るなどして、ディレクション費の相場感も肌感覚で掴んでおくことがおすすめです。

GIGはディレクション経験が豊富なことはもちろん、クライアント企業が抱える課題を明確化し、⽬的を達成するためのプランニングから運⽤・改善まで総合的にサポートいたします。

これまでのWeb制作・システム開発の実績が⽰すように、GIGはお客様と丁寧で密なコミュニケーションを重ねてきたと⾃負しております。Webサイト制作に関するご相談は、ぜひ⼀度お問い合わせください。無料相談を承っています。

成果につながるWebサイトをGIGと二人三脚で作っていきましょう!

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