基幹システムが得意な開発会社10社|選び方や依頼する前に準備すべきことをエンジニアが解説|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG
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基幹システムが得意な開発会社10社|選び方や依頼する前に準備すべきことをエンジニアが解説
2023-03-12 制作・開発
「納品物が要望と全然違う」
「納期に間に合わない」
「工数が想像以上に膨らんだ」
こういったことは、残念ながらシステム開発では「あるある」です。こうした事態を防ぐには、しっかりした開発会社を選ぶことが非常に重要です。
今回は、システム開発会社で勤務していたエンジニアの目線から、基幹システムが得意な開発会社や選び方のコツ、見積額の違いなどについて解説します。
基幹システムとは
基幹システムとは、企業の基幹業務や根幹業務を管理するシステムのことを指します。基幹業務とは、事業活動の中心となる業務のことで、たとえば製造業であれば製品の製造・販売などが該当します。
基本的に製造・販売・在庫管理など業務プロセスごとに分かれるのが基幹システムです。基幹システム導入の目的は、それぞれの業務プロセスを効率化することにあり、 業務内容により基幹システムの形も異なってきます。
基幹システム開発会社に相談する前の準備
基幹システムを作ると決まれば、基本的にはすぐ開発会社に相談するべきです。ただ、その前にいくつか済ませておきたい準備もあります。
準備1. 目的を明確にする
なぜ基幹システムを作りたいのか、制作の目的を必ず明確にしましょう。「どう解決したいのか」よりも「何を解決したいのか」に焦点を当てて情報を整理することがおすすめです。
「現状の問題点」と「どのような状態がゴールなのか」をまとめておくと、開発会社とのヒアリングもスムーズに進むはずです。
逆に、「なんとなくシステムを作りたい」というように目的があいまいだと、開発会社もなんとなくの提案しかできません。それでは非常にもったいないので、目的は明確にしておきましょう。
準備2. 予算を決める
おおよその予算感をあらかじめシステム開発会社に伝えておくと、予算の範囲内でどこまでの開発ができるのかを把握できます。
同じシステム開発会社でも、大規模開発をおもに行っている会社、中小規模の開発のみ行っている会社など特徴はさまざま。必然的に、同じ予算でも対応できる作業が変わってきます。
基幹システムの開発は作業量が多いので、予算額が当初の予定を大幅にオーバーすることもあるものですが、はじめの予算感は共有しておくことが大切です。
基幹システム開発会社を選ぶポイント
基幹システムの開発に対応する会社は数多く存在します。しかし、できるだけ費用を抑え、質の高いシステムを開発してくれる会社を選びたいもの。
ここでは、エンジニア目線で開発会社を選ぶ際のポイントを解説します。
ポイント1. 理想に近い開発実績があるかを確認する
開発会社にも得意な分野と不得意な分野があります。大手SIerの場合、さまざまな開発部門が存在するので、ほとんどの基幹システムの受注はカバーできます。しかし、中小のシステム開発企業ですと、開発規模が小さいため得意・不得意が明確になります。
そのため、開発会社に依頼したい基幹システムのイメージに似た開発実績があるかを確認することは重要です。
開発会社はベースとなるパッケージを持っているところが多く、それをベースにして開発作業を進めます。類似の開発実績がある場合、今まで使用したものをベースに開発することがほとんどです。
「他社で使ったものを使いまわすの?」と思われがちですが、何年もさまざまな開発に使われているぶん、完成度が高く不具合が少ないという保証にもなります。ベースがあることで、制作費用を抑えることにもつながるでしょう。
ポイント2. 「なんとなく」で大手に発注しない
システム開発に限らず、「業界大手に発注すればひとまず安心」というイメージはあります。システム開発の場合、大手といえば大手SIerが該当します。
しかし、じつは必ずしも大手SIerに発注すればいいわけではありません。大手SIerの場合、発注元が大企業でもない限り、下請け企業にほぼ丸投げの状態でシステム開発を行っているケースも。大手SIerの社員が担当するのは、スケジュール管理や発注元とのミーティングぐらいという場合もあります。
現実として、システム開発の現場では二次請け、三次請けは当たり前のように横行しています。裏を返せばIT業界はそれだけ人手不足ということでもあります。
多重下請けの結果、最後の下請けが支払い総額よりはるかに安い値段で請け負うケースも考えられます。その場合、実際に下請け会社に払われた費用程度のものしか完成しません。「これだけの費用をかけているのに、どうしてこんなものしかできないの?」と思った経験がある場合、下請け構造が原因になっている可能性も考えられます。
これを防ぐために、はじめから下請けに丸投げしない中小システム開発企業に発注をするのも選択肢のひとつです。なおGIGでは、ご依頼いただいたプロジェクトはかならず社内の開発部署が担当し、開発内容に合わせて社内外のプロフェッショナルを巻き込んだチーム編成を行います。当然、丸投げは一切行いません。
基幹システムが得意な開発会社10社
1. 株式会社GIG
株式会社GIGは、Web制作からマーケティング、戦略立案まで対応可能なデジタルコンサルティング企業で、豊富なシステム開発実績があります。
GIGの強みは、柔軟性の高いユーザ管理システム開発や、最適な情報設計からUIデザインまで対応可能な予約管理システム開発など、複雑で高度な案件もしっかりと対応できる点。インフラ構築や保守・運用など、システム開発以外の分野もまとめて依頼可能です。
項目 | 概要 |
公式サイト | https://giginc.co.jp/ |
費用感 | 500万~8,000万円 |
制作実績 | https://giginc.co.jp/works |
2. 株式会社電通国際情報サービス(ISID)
株式会社電通国際情報サービス(ISID)は、多様な業種におけるシステム開発・運用を手がけている開発会社です。
電通とGEのジョイントベンチャーとして設立された同社は、先進的な情報技術をベースに、アイデアとクリエイティブをかけ合わせたIT専門家集団として開発を遂行。
日本の金融機関や製造業のトップクラスの企業と直接取り引きし、事業環境の変化に呼応する先発的なITソリューションを提供しています。
項目 | 概要 |
公式サイト | https://www.isid.co.jp/ |
費用感 | 要問い合わせ |
制作実績 | https://www.isid.co.jp/solution/case |
3. TIS株式会社
TIS株式会社は、50年以上の経験と専門知識を活かして幅広い業種におけるシステム開発に取り組んでいます。特に金融機関や公共団体のシステム開発で高い評価を得ている点が特徴です。
また、最新技術を取り入れたシステム開発手法を用いて、高品質で柔軟性の高いシステムの開発に取り組んでいます。顧客のニーズに適応したカスタマイズされたシステムの提供を続けており、これまで3,000社以上のビジネスパートナーとして数々のソリューションを実現してきました。
項目 | 概要 |
公式サイト | https://www.tis.co.jp |
費用感 | 要問い合わせ |
制作実績 | https://www.tis.jp/?q=undefined&u=20&f=0&r=TIS_casestudy |
4. SCSK株式会社
SCSK株式会社は、フルラインアップのITサービスを提供し、8,000社以上の課題を解決してきた実績を持つシステム開発会社です。
強固な信頼関係をベースに、顧客の求めるものを理解したうえで多種多様なITサービスを提供しています。2030年までに、顧客と自社の両方が社会に価値を提供できる「共創ITカンパニー」を目指すと宣言しており、社会貢献への意識が強い会社です。
項目 | 概要 |
公式サイト | https://www.scsk.jp |
費用感 | 要問い合わせ |
制作実績 | https://www.scsk.jp/case/index.html |
5. 株式会社ハイブリッドテクノロジーズ
株式会社ハイブリッドテクノロジーズは、デジタルプロダクト開発の上流工程から下流工程まで、一貫したサービス提供を行うシステム開発会社です。
900人を超えるスタッフと海外でのオフショア開発ノウハウを生かし、エンジニア不足や開発・管理業務のコスト高に悩んでいる企業の課題を解決することも特徴として挙げられます。
項目 | 概要 |
公式サイト | https://hybrid-technologies.co.jp |
費用感 | 要問い合わせ |
制作実績 | https://hybrid-technologies.co.jp/work/ |
6. 株式会社ヘッドウォーターズ
株式会社ヘッドウォーターズは、AI領域を得意としつつIoTやアプリ開発を行うシステム開発会社です。
同社は創業以来「エンジニアからビジネスパーソンへ」を合言葉に、業務コンサルティングやシステム開発の経験、ノウハウを蓄積してきました。これらのノウハウをもとにAIを活用し、経営課題の解決や業務の改善を支援するサービスを提供しています。
項目 | 概要 |
公式サイト | https://www.headwaters.co.jp |
費用感 | 要問い合わせ |
制作実績 | https://www.headwaters.co.jp/service/ |
7. 株式会社ビープラウド
株式会社ビープラウドは、エンジニアが営業や打ち合わせまでを担当するなど、社員の技術力に自信を持つ会社です。
特に、Python開発に関するノウハウが豊富で、効率的な開発手法を確立してさまざまな案件を成功に導いてきた実績を持っています。また、最新のPython技術情報にキャッチアップし、技術的な相談に対しても的確なソリューションを提供しています。
項目 | 概要 |
公式サイト | https://www.beproud.jp |
費用感 | 要問い合わせ |
制作実績 | https://www.beproud.jp/business/ |
8. SHIFT ASIA
SHIFT ASIAは、品質保証ノウハウとソフトウェア開発に長けた会社です。ソフトウェアテスト事業・オフショア開発事業をベトナムで展開しています。
テストの計画・設計・実行からテスト自動化やドキュメントのインスペクションまで幅広いソフトウェアテストをサポートし、品質保証に注力していることが特徴的です。
また同社は、「Made in Japan」の品質保証サービスと、その知見に基づいた高品質なオフショア開発を提供することをミッションに掲げ、日本人メンバーがオフショア開発の質を担保しています。
項目 | 概要 |
公式サイト | https://shiftasia.com/ja/ |
費用感 | 要問い合わせ |
制作実績 | https://shiftasia.com/ja/case-studies/ |
9. 株式会社Fusic
株式会社Fusicは、福岡を拠点として100%自社内開発にこだわり、自由な発想・提案で事業の成長に貢献しているシステム開発会社です。
同社はAI・IoTといった最先端技術を用いた開発やクラウドインフラ(AWS)、コンサルティングサービス、複数の自社プロダクトの提供などを行っており、幅広い分野のシステム構築・運用に対応しています。
項目 | 概要 |
公式サイト | https://fusic.co.jp |
費用感 | 要問い合わせ |
制作実績 | https://fusic.co.jp/works |
10. アイレット株式会社
アイレット株式会社は、アジャイル開発を活用してクライアントのビジネスを支援する開発会社です。
市場の変動に対応するスピーディかつ柔軟な開発が強みで、スクラム開発をはじめとする多様な手法でプロジェクトを成功へ導いてくれます。KDDIの子会社で信頼性も高く、トレンドの動きが激しいシステムの開発を発注する場合におすすめの会社といえます。
項目 | 概要 |
公式サイト | https://www.iret.co.jp |
費用感 | 要問い合わせ |
制作実績 | https://www.iret.co.jp/works/ |
基幹システム開発会社ごとに見積金額/開発体制が違う理由
システム開発は、同じ条件で依頼をしても開発会社によって見積金額や開発体制が変わることも多いです。「どうして同じ条件なのにこんなに違いが出るの?」と感じる方もいると思うので、ここでは見積金額や開発体制が違う理由を解説します。
理由1. 見積もりの出し方が違う
開発に対する要望を伝えた後、開発会社が下す「どこまでの機能を実装するか」「どこまでのクオリティに仕上げるのか」といった判断は、じつは会社ごとにさまざま。判断が変われば工数も変わるので、見積金額にも差が出るのです。
また、システム開発の現実として、当初の予算をオーバーすることもよくあります。そのため、あとで発注元と揉めないように、見積もりの段階で仕様変更などをあらかじめ考慮し、ある程度余裕をもった見積額を提示する会社もあります。
理由2. 開発体制が違う
システム開発においては、下請けへの丸投げを前提として見積額を出すのと、自社ですべて一貫して担当するのかで見積額は違ってきます。関わる会社・人数が多くなる前者のほうが、必然的に見積額が高くなります。
また、オフショア開発を前提に開発を行う場合、見積額は低くなります。オフショア開発は人件費を抑える効果が期待でき、海外エンジニアの知見や技術力を取り入れることもできます。
※オフショア開発:システム開発を海外企業などに委託する開発手法。人件費の安い国へ発注することが多く、開発費用を抑える効果が期待できる
なお、基幹システムの開発費用に関しては、以下の記事で詳しく解説していますのでご確認ください。
基幹システム運用開始後の注意点
リリース後も、システムを開発した会社が基幹システムの保守・運用を行うのが一般的です。発注元は、システムがきちんと運用できるように、社内ユーザーへ働きかけを行っていくのがおすすめ。社内には、仕事の進め方が変わることに抵抗を覚える方もほぼ必ず出てきます。そのような方にも、システムを使ってもらえるよう働きかけましょう。
また、不具合のないシステムは存在しません。テストではきちんと動作していても、実データが投入されて想定外の動きになるのはよくあることです。不具合に直面した場合は、
・単純なプログラムミスなのか
・データの不整合なのか
・仕様そのものがまずいのか
といった原因の調査が必要になります。
通常、システム開発の契約には、リリース後も一定期間内は瑕疵担保責任があるので、その範囲内での対応は無償対応となります。ただ、そうでない場合はどこまで対応するのか、追加料金はどのぐらい発生するのか、といったことを開発会社と協議する必要があるでしょう。
基幹システムの開発はGIGにお任せください
基幹システムの導入には、要件定義からはじまり、設計・開発・テスト、そして保守・運用と多くの作業が発生します。
GIGでは、培ってきたシステム開発のノウハウと知見を活かした支援のもと、高品質なシステム開発を数多く実現してきました。信頼性と使い勝手が求められる基幹システム開発の実績も豊富です。
ビジネスのグロース、ソリューションにつながる基幹システムの開発・刷新を検討されている方は、GIGまでお問い合わせください。
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GIG BLOG編集部
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