基幹システムの開発費用・料金相場はいくら? 現役エンジニアが解説!|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG

基幹システムの開発費用・料金相場はいくら? 現役エンジニアが解説!

2022-05-08 制作・開発

会社の業務の根幹をなす「基幹システム」。社会の急激なIT化を前に、基幹システムの導入や再構築を検討しているシステム担当者の方も多いのではないでしょうか。

基幹システムの導入にあたって、やはり一番気になるのは費用だと思います。今回は現役エンジニアの筆者が、基幹システム導入費用の料金相場、また費用を安く抑えるコツなどについて解説します。基幹システムの導入を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。


基幹システムの種類

基幹システムとは、生産・購買・販売・在庫・会計・人事など企業活動に必要なデータを管理するシステムのことを指します。基幹システムの種類は、おおむね以下のような種類に分かれます。

基幹システムの種類
システムの概要
販売管理システム
受注・在庫・出荷・売上などを管理するシステム
生産管理システム
原価・工程・加工などを管理するシステム
人事管理システム
勤怠・給与・従業員情報などを管理するシステム
会計管理システム
財務会計・管理会計・帳簿などを管理するシステム
ERP(企業資源計画)システム
販売・生産・在庫・会計・人事など企業活動に関わるデータを一元管理し、企業経営に活かすためのシステム


基幹システムの開発手法・料金相場

基幹システムの開発手法と、手法ごとの料金相場について確認します。

開発手法1. 既存ツールの導入

会計システムなら「勘定奉行」、販売管理システムなら「販売くん21」など、一般向けに販売されているツールを導入するパターンです。

買い切り型なのかサブスクリプション型なのかはツールによりますが、大体はシステムを使う人数によって金額が変動してきます。複数人で使うことが多い場合、最低でも月額10万円程度は必要だと考えておくとよいでしょう。

開発手法2. 既存ツールの導入+カスタマイズ

ツールを導入して自社の業務がすべてカバーできれば問題ないですが、なかなかそうはいきません。自社の業務内容に合わない部分、使い勝手の悪い部分を改善すべく、システムのカスタマイズが必要になる場合も多いです。

カスタマイズをする場合、システムの必要条件や予算・スケジュール感などを決める「要件定義」からはじめることになります。そこから設計、開発と従来通りの開発工程を組んで作業を行うので、スクラッチほどではありませんが時間や費用はかかります。カスタマイズの規模にもよりますが、目安として100万円以上の予算は計上しておいたほうがよいでしょう。

開発手法3. スクラッチ開発

スクラッチ開発とは、基幹システムをゼロから完全オリジナルで製造することを指します。ゼロから仕様を考え、自分たちの業務にあったシステムを開発できるので、スクラッチ開発を採用すれば理想的なシステムを構築できます。

しかし、ゼロからの開発のため開発期間は長くなり、携わるエンジニアの人員も増えるので、必然的に費用は跳ね上がります。またリリース後も、保守、運用、仕様追加、修正などにも多額の費用がかかる傾向にあります。企業向けのスクラッチ開発の場合、予算は数千万円かかってくると考えておくべきです。


基幹システムの費用内訳

次に、基幹システムの費用内訳についても確認していきます。

開発費は「人月×人月単価×開発期間」で決まる

システム開発の現場では、「人月」という基準で単価やスケジュール(工数)が決められます。「人月」とは、1ヶ月間の開発に必要な人員の数を表しています。 

例えば、1ヶ月間のシステム開発を行うのに5人の開発要員が必要ならば、「5人月」という表現を用いることになります。システム開発の見積書や請求書などにもこの「〇人月」という表現はよく使われています。

  • 人月:システムエンジニアやプログラマーなど1ヶ月間の開発に必要な人員 
  • 人月単価:人員1人が1ヶ月間作業した場合の単価
  • 開発期間:開発、カットオーバー(システムの稼働スタート)までを行う期間

以上の3要素が掛け合わされて作業が進むため、システム開発における開発費は、「人月×人月単価×開発期間」で決まると思っていいでしょう。

例えば、6ヶ月間の開発期間で、単価を一律65万円とする5名の開発要員を必要とする場合。「5人×65万円×6ヶ月間 =1950万円」で、人件費は1950万円と算出できます。

今回はわかりやすく一律単価にしましたが、実際には上級エンジニアや新人プログラマー、管理者としてプロフェクトリーダーも含まれる場合など、人月単価に関しては個人の力量や役職などで変動する部分でもあります。

人月単価の目安

筆者の経験から判断すると、おおよその人月単価の目安は下記の通りです。

  • 新人エンジニア:~80万円
  • 一般エンジニア:80万円~140万円
  • 上級エンジニア:140万円~250万円

高いと見るか安いと見るかは、人それぞれだと思います。

ただ、上記の相場感より安い単価でエンジニアに発注することは可能です。教育をかねて、はじめの数ヶ月は新人エンジニアの単価がかなり低く設定されていたり、オフショア開発を利用している開発会社があったりするからです。

※オフショア開発:システム開発などの業務を海外企業に発注する手法。人件費の低い国の企業に発注することで、開発費用を抑えられる

ただし、筆者の肌感覚からすると、安いには安いなりの理由があります。人月単価が高い方はやはり開発パフォーマンスも高いので、現場で重宝される人材が多いです。優秀なエンジニアの有無は、システム自体のパフォーマンスにも影響してきます。

安すぎる見積もりに安易に飛びつくのはおすすめしません。

その他費用に含まれるもの

開発費以外にも、コストが発生する箇所はあります。サーバーやデータベース、開発を行うための開発環境は、発注元が用意するのが基本です。最近では、AWSに代表されるクラウドサービスが主流になってきましたので、サーバーやデータベースは使った分を毎月支払うランニングコストとして計上されます。

保守・運用費用も忘れずに

システムは、本格的に稼働したからといって放置できるものではありません。残念ながらバグ(不具合)が存在しないシステムはないと断言できます。一般的なケースですと、納品から一定の期間は開発元の会社が「瑕疵担保責任」 を負うケースが多く、期間内は開発元の会社が不具合の修正を行います。しかし、責任期間を過ぎると基本的には別途費用が発生します。

自社に情報システム部がある会社ですと、そこの部員が保守・運用をメインに行う場合が多いですが、なければ外注するしかありません。

また、基幹システムの特徴として、機能追加が必要になるケースも多いです。1ヶ月単位(月次処理)、1年単位(年次処理)で動くシステムも存在し、そのたびに新たな課題に直面したりもします。 保守・運用も、結局のところ開発会社に依頼するのがベストだと言えます。


システム開発の費用を抑えるコツ

システム導入の担当者とって、開発費用を安く抑えるコツはぜひとも覚えておきたいところ。ここでは現役エンジニア目線で費用を抑えるコツを解説します。

コツ1. システム開発の補助金を活用する

まずシステム開発の費用を安く抑えるコツとして、国の「補助金」制度を活用することが挙げられます。

システム開発の規模感や目的にもよりますが、利用できる補助金はおもに4種類存在します。

補助金
詳細
補助額(通常枠)
ものづくり補助金
競合優位性に優れたサービス開発を計画している
100万円~1000万円
事業再構築補助金
コロナの影響で売上が減少して事業転換を計画している
100万円~8000万円
IT導入補助金
ITツールを導入して業務効率化・生産性向上を計画している
30万円~450万円
小規模事業者持続化補助金
システムを活用して販路拡大を計画している
50万円

1つのシステム開発で活用できる補助金は1つだけです。ただ、申請すれば必ずもらえるとは限りません。事業計画案や賃上げ計画案などの書類を提出し、審査を受ける必要がある補助金もあります。申請手続きは簡単ではありません。

しかし、補助金を利用することさえできれば、システム開発の費用はぐっと抑えられるはず。こういった補助金制度があることを頭の片隅で意識しておきましょう。

コツ2. 課題・必要な機能を明確に

当たり前ではありますが、解決したい課題や必要な機能を明確にしておくことが必要です。なるべく細かい部分まで決められると、開発中の方針ブレを防げます。

逆に、解決したい課題や必要な機能が曖昧なまま開発を進めた場合、途中で大幅な修正や追加作業が発生して余計な費用が発生するケースも。また、いざリリースしてみると全然使わない機能が搭載されていることもあるため、見積り段階から開発会社には「どういったことを基幹システムで行いたいのか」といった明確なビジョンを提示することがおすすめです。


基幹システムの導入はGIGにお任せください

基幹システムの導入には、要件定義からはじまり、設計・開発・テスト、そして保守・運用と多くの作業が発生します。

GIGでは、培ってきたシステム開発のノウハウと知見を活かした支援のもと、高品質なシステム開発をこれまで実現してきております。

それぞれの企業様ときちんと向き合い、豊富なシステム開発の実績から最適なアドバイスをご提供します。

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