「社会構成主義」のレンズでGIGの現場をのぞいてみた。ー未完成な私が、誰かとともに「新しい自分」をひらく場所|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG
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「社会構成主義」のレンズでGIGの現場をのぞいてみた。ー未完成な私が、誰かとともに「新しい自分」をひらく場所
2026-02-25 制作・開発

はじめまして。
株式会社GIGのMarketing事業部でエディターインターンをしているK.H.です。
私は現在、大学院で「学習科学」を専攻し、職場や学校における学習のあり方を研究しています。「学習科学」という言葉を初めて聞く方も多いのではないでしょうか? これは、「人はどのように学び、どのように新しい知識を生み出していくのか」というプロセスの理解を目指し、「より良い学習環境のデザイン」を考える学問分野です。
一言で「学習」と言っても、その捉え方はさまざま。私の研究では、学習を「社会構成主義」という理論のレンズで捉えます。
インターンとして少しずつ成長を実感してきたある日、ふとGIGの現場を「社会構成主義」の視点からのぞいてみると、なぜこの環境がプロとしての成長を加速させるのか、その本質が浮かび上がってきました。
そこで本記事では、一人のインターンとしての実体験と学術的な知見を掛け合わせ、GIGの成長環境の秘密を紐解いてみたいと思います。
K.H:マーケティング事業部エディターインターン(2026年4月入社予定)。明治大学大学院 国際日本学研究科 修士2年。学校・職場・社会において、一人ひとりが自分の才能を発揮して発達できる学習環境のデザインについて研究。趣味は餃子をつくること・食べること。
社会構成主義とは|知識は「吸収」するものではなく、他者とのかかわりのなかで「立ち上がる」もの
まず、本記事のキーワードである「社会構成主義」についてお話しします。専門的な内容も含まれますが、ポイントを絞って解説していきます。
「知識を吸収する=学習」という考え方を解きほぐす
私たちはこれまで、学習を、外部の環境と切り離された個人的な営みとして捉える傾向がありました。
従来の一般的な学習観では、知識と発達を次のように考えます。
・知識は、パッケージ化された正解として存在する。つまり知識は、どの文脈においても通用する絶対的な正解である
・知識は、教師から生徒へと伝達されるものである
・学習者は、知識を吸収・蓄積し、それを完全に再現することで成長する
しかし、社会構成主義の立場に立つと、学習観はガラリと変わります。
知識も発達も、個人の内部で完結するものではなく、個人と他者と周辺環境との関わりのなかに位置づけられるのです。
・知識は、人・道具・環境の相互作用のなかで「立ち上がる」ものである 。つまり知識は、どの状況においても通用する絶対的な正解としてではなく、状況や目的に応じて最適な解が存在する
・知識は、他者との「対話」や「協働」を通じて共創されるものである
・学習者は、コミュニティへの参加と実践を通じて、自己を「更新」することで発達する (単なる蓄積ではなく、他者との関わりの中で自分の役割や視点を広げていく)
▲「従来の学習観」と「社会構成主義の学習観」のイメージ
つまり、社会構成主義における学習とは、個人の頭のなかに知識を蓄えていくことではなく、「他者とともに、その場で新しい意味を生み出していくこと」に他なりません。
そして、その「知」が立ち上がるプロセスは、本人の能力ではなく、どのような環境(場・コミュニケーション・用いる道具)がデザインされているかによって大きく変わってくるのです。
職場にも、社会構成主義の視点が必要だと思う
では、社会構成主義の学習観が「働くこと」とどのように結びつくのでしょうか。
今、職場においても社会構成主義の視点が必要である理由を、その背景にある社会的変化から紐解いていきましょう。
「絶対的な正解」が通用しない時代の到来
現代社会はグローバル化や技術革新によって、明日何が起こるか予測できないほど変化し続けています。いわゆる「VUCA(Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性))」と呼ばれる不確実な時代のなかで、私たちの価値観やライフスタイル、そしてビジネスの前提も、多様化しています。
こうした複雑な時代においては、知識の捉え方そのものもアップデートが必要となってきます。
かつては、ひとつの「絶対的な正解」を効率よく吸収し、それを忠実にアウトプットすることが、価値創造の定石でした。しかし現在はどうでしょうか。マーケティングひとつをとっても、A社での成功事例がB社でそのまま通用するとは限りません。
求められるものは、知識の「吸収」ではなく「生成」
知識は「あらかじめ用意された正解」として存在するものではなくなりつつあります。
これからの時代に求められるのは、知識を暗記し、完全に再現する力ではありません。その場に集う人々や文脈に合わせて、その都度、最適な解を立ち上げていく力です。
刻々と変わる状況に応じて他者と対話を重ね、そこでの最適解を共創していく。この社会構成主義的なアプローチこそが、複雑化した現代社会で新たな価値を生み出していく働き手に不可欠なスキルであると、私は考えています。
職場における社会構成主義の例:GIGで見つけた「共創」のかたち
職場においても、「その場に応じて、他者とともに新たな知を生み出していく」という社会構成主義的な視点が必要だと述べました。
とはいえ、言っていることは納得できても、「実際にそのような理想的な環境を作れるものなの?」と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、GIGには、まさにこの「知をともに生み出す」ための環境や文化が、ごく自然に根づいていたのです。
ここでは、インターンである私が編集の仕事を学ぶなかで体験したエピソードを、社会構成主義のレンズで分析。GIGがいかにして「知識を共創する組織」であるのか、そのカルチャーをご紹介します。
学びの環境をともにつくる。意志と対話でひらく、自分らしい成長の道
GIGでの学習は、決して用意されたレールを走るような受動的なものではありません。
インターンとして働き始めた当初、私は先輩がペースや型を整えてくれる「足場」がある状態で、一つひとつのタスクにあたっていました。具体的には、インタビューの質問リストの作成、取材音源の文字起こし、構成案の作成、初稿の執筆、校正といった記事制作の工程を細分化。先輩は、「〇月〇日までに文字起こしを終えて一度確認」「△月△日までに構成案を作成」といった具合に、ステップごとのポイントを添えて、進むべき道筋を示してくれていました。
しかし、一通りの工程を理解し、業務の全体像が見え始めたとき、私はある想いを抱くようになりました。
「指示されたタスクをこなすだけでなく、自分の力でスケジュール全体を管理できるようになりたい」
インターンを始めて数ヶ月。効率や確実性を考えれば「時期尚早」と判断されてもおかしくない場面です。しかし、先輩は私の思いを受け止めてくれました。単に「いいよ、やってみて。」と突き放すのではなく、どうすれば私が自走できるかを一緒に考え、それまで用意してくれた「足場」を、私の習熟度に合わせて外していってくれました。
一方的にやり方を与えられるのではなく、私の「こうなりたい」という想いと、それに応える先輩との対話。この相互作用によって、私は能動的に「自分に合った成長のスタイル」を切り拓くことができました。
自分の学びの環境を、先輩とともにデザインしていく。まさに社会構成主義的な体験が、そこにはありました。
答えを提示するのではなく、一緒に探る
編集の仕事において、先輩は「正解を教える指導員」ではありません。コンテンツを最高のものにするために、すぐ隣で一緒に悩んでくれる「共同探究者」です。
とくに印象に残っているのは、ある記事の論理構成がどうしても上手くいかず、一人で袋小路に迷い込んでしまったときのこと。何度言葉を調整し、要素を組み替えても、違和感を拭い取ることができませんでした。行き詰まった私は「自分一人ではどうしようもない」と思い、先輩に相談しました。
そこで先輩から返ってきたのは、「こうすれば正解だよ」という指示ではありませんでした。「たしかに、これは難しいね。」と、私の視点に寄り添って一緒に悩み、解を探ってくれました。対話を重ね、言葉を揉み、視点を変えてみる。そうして少しずつ構成が見えてきて、最終的にすべてのピースがガチリとハマったとき、そこには「先輩の正解」ではなく「2人の対話から立ち上がった新しい解」がありました。
これは一方的な指導では決して得られない、学習のプロセスです。新人である私の疑問や意見も対等に扱われ、ともに良いものを作り上げる。この濃密なプロセスこそが、私にとって深い発達をもたらしてくれました。
一人で悩む時間をゼロにする、瞬速のレスポンス
社会構成主義的な学習環境を考えるとき、「道具」が果たす役割は大きなものです。GIGにおいてその役割を担っているのが、チャットツールでの驚異的なレスポンスの速さでした。
ある日の業務中、私は使用していたAIツールの操作がどうしても上手くいかず、行き詰まっていました。1時間ほど一人で試行錯誤を繰り返した末、途方に暮れた私は、意を決してチームのチャットに助けを求めることにしました。
当然ながら、先輩方にはそれぞれ自身の業務があります。「忙しいだろうし、返信が来るまでには時間がかかるだろうな……」と思っていたその矢先。一人の先輩から即座に反応がありました。
私がメッセージを送信してから、わずか4分後のことです。
先輩は自分の業務があるにも関わらず、ご自身のPC上で同じ操作を試し、解決策を提示。さらには、今後同様の事態に陥らないためのアドバイスまで添えてくださいました。結果、私が1時間悩んでいた問題は、相談から20分も経たないうちに解決してしまったのです。
GIGでのコミュニケーションスピードには、正直、驚きの連続です。業務上の困りごとはもちろん、チーム内の何気ない雑談に対しても、必ずといっていいほど「瞬速」で誰かが反応します。
このスピード感は、単に業務が捗る以上の価値を持っています。「いつでも仲間の知性にアクセスできる」という確信は、インターンである私の心理的な壁を取り除き、失敗を恐れずに挑戦できる安心感をもたらしてくれています。日々の活発なリアクションの一つひとつが、知が立ち上がりやすい豊かな関係性を、常に築いているのです。
インターンという未完成な存在だからこそ、立ち上げられる知がある
ここまで、私がGIGという環境でいかに学び、支えられてきているかをお話ししてきました。しかし、社会構成主義における「共創」とは、決して先輩から後輩への一方通行なものではありません。学びとは、人々の相互作用によって生まれるものだからです。
「まだ経験が浅い自分には、価値が生み出せないのではないか」
新しい環境に飛び込もうとするとき、多くの人がそのような不安を抱くはずです。紛れもなく、私もそのひとりでした。しかし、実際にGIGにジョインしてみて、自分を「未完成な存在」としてネガティブに捉え、縮こまってしまう必要はないと思うようになりました。
「教える側・教えられる側」を超え、正解を一緒に作る面白さ
GIGのカルチャーの特徴は、社歴や立場に関わらず、良いものを作るためにひとりのクリエイターとして対等に意見を交わすものであるということ。もちろん、先輩方の豊富な経験則から教わる知識は山ほどあります。しかし同時に、新人の「新鮮な視点」や「素朴な疑問」が、組織に新しい「知」をもたらす貴重な刺激として歓迎される土壌があるのです。
実際、この記事の執筆にあたっても、「私個人の学術的な知見をGIG BLOGに持ち込んで良いのだろうか…?」という迷いがありました。しかし、先輩は「その視点こそがあなたらしくて良い」と、二つ返事で受け止めてくれました。
社会構成主義の視点に立てば、知識は「すでに完成されたもの」ではなく、対話によって常に変わり続けるプロセスそのものです。つまり、既存の文脈に染まっていない未完成な存在は、組織に新しい風を吹き込み、ともに新しい意味を立ち上げる重要な役割を担っているのです。
自身の成長のフィールドを、自ら拡張していく
GIGには、成長のための決められたレールはありません。自分の「こうなりたい」という意志を起点に、メンバーと対話を重ねることで、成長のフィールドそのものを自分たちの手で拡張していくことができます。
うまくいかないことをとがめるのではなく、その試行錯誤さえも「知の生成プロセス」として価値づける。このGIGの懐の深さが、未完成な私でも安心して挑戦し、新しい自分へと更新し続けられる理由なのだと感じます。
ともに探究し続け、新しい自分を立ち上げる場
ここまで、「社会構成主義」というレンズを通して、GIGという組織のあり方を紐解いてきました。
GIGが大切にしている「Good is good」という言葉。 社会構成主義の視点に立てば、「誰かに与えられた正解をなぞるのではなく、メンバー一人ひとりの意志を掛け合わせ、その瞬間にしかない最善の価値を、対話を通じてともにつくり上げていく」というプロセスそのものを指しているのだと、私は解釈しています。
GIGの環境は、決して受動的に育ててもらう場所ではありません。自分の意志を起点に、自らの手で成長のフィールドを切り拓き、拡張していく場所です。そして、その試行錯誤のプロセスを、ともに歩んでくれる仲間がここにはいます。
GIGのメンバーとともに成長の境界線を広げ、新しいGoodなものを生み出してみませんか。みなさんのGIGへのジョインを、心待ちにしています。
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K.H
マーケティング事業部エディターインターン(2026年4月入社予定)。明治大学大学院 国際日本学研究科 修士2年。学校・職場・社会において、一人ひとりが自分の才能を発揮して発達できる学習環境のデザインについて研究。趣味は餃子をつくること・食べること。


