今すぐ使えるオウンドメディア記事クオリティチェックリスト【Workship MAGAZINEで実際に使っているものを大公開!】|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG
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今すぐ使えるオウンドメディア記事クオリティチェックリスト【Workship MAGAZINEで実際に使っているものを大公開!】
2020-11-06 制作・開発
こんにちは、GIGでメディア周りのお仕事をしている内田(じきるう)です。
GIGは月間120万PV超(調子がいいと370万PVくらい)の自社メディア『Workship MAGAZINE』を運営しています。その他に他社メディアのコンサルや、メディア制作&開発、記事コンテンツ制作支援なども行っています。
オウンドメディアを長く運営してるとさまざまなトラブルにぶつかるのですが、とくに「記事のクオリティ担保」は頭を抱えるポイント。
弊社では記事を執筆したあとにかならず編集を加えてますが、なにかしらの基準がないと記事クオリティを保つのが難しいもの。書く人や編む人によって、クオリティに差が出るのもまずいですよね。
そこでこのブログでは、Workship MAGAZINEで実際に使っている「記事クオリティチェックリスト」を一部公開いたします!!! 無料で!!! すごい!!! お金とった方がいいんじゃないの!?!?!
このチェックリストは約2年前に作成し、その後徐々にブラッシュアップしたものになります。そこそこ使える内容を、ご提示できるんじゃないかなと。
オウンドメディアや自社ブログ、サービスサイトの文章など、コンテンツ制作にまつわるクオリティ担保の参考になれば幸いです。
冗長表現を削ろう
以下の文をご覧ください。
時と場合によりますが、ITエンジニアは近年とても人気の職種だと私は思います。
言いたいことは分かりますが、冗長な表現が多く、間延びしています。この文をコンパクトにすると、以下のようになります。
ITエンジニアは近年人気の職種です。
一文を短くしたことで、言いたいことがはっきりしましたね。
分かりやすい文章は、概してシンプルです。とくに形容詞や接続詞は「冗長な表現」となりやすいため、不必要なものは削りましょう。
Workship MAGAZINEでは一例として、以下のような方針を定めています。
一文一義(一文一意)を意識しよう
以下の文をご覧ください。
フリーランスやパラレルワーカー、リモートワーカー、副業など、自由な働きかたを選ぶプロフェッショナルな人材が増えていますが、本当に「自由だ」と言いきることができず、日々の仕事に追われながら、自分がやりたいことを見失ってしまってはいないでしょうか。
一文が長く、また言いたいことも多いため、全体がぼやっとしていますよね。リズムもよくありません。
ここでは一文一義(一つの文で一つの主張)を意識してみましょう。
フリーランスやパラレルワーカー、リモートワーカー、副業など、自由な働きかたを選ぶプロフェッショナルな人材が増えています。
でも、本当に「自由だ」と言い切れるでしょうか。
日々の仕事に追われながら、自分がやりたいことを見失ってしまってはいないでしょうか。
主張のはっきりした、リズムの良い文を作れましたね。
一文(句点までの言葉のまとまり)をつくる際にも、ある程度ルールがあります。
Workship MAGAZINEでは一例として、以下のような方針を定めています。
指示語は控えめにしよう
以下の文章をご覧ください。
インフルエンザワクチンを接種するには、保険証が必要です。それを得るためには、身近な役所で手続きをする必要があります。
上の文章で出てくる「それ」は、「ワクチン」と「保険証」のどちらを指すか分かりにくいですよね。
指示語は便利ですが、このような混乱を生むケースもあります。指示語の使用は控えめにした方が無難です。
インフルエンザワクチンを接種するには、保険証が必要です。保険証を得るためには、身近な役所で手続きをする必要があります。
目的語を明確化したことで、誤読を生みにくい文章がつくれました。
なお指示語を使う場合は、指示する対象が「単数」か「複数」かをよく確認しておきましょう。対象が複数形にもかかわらず、指示語が単数形になってるケースをよく見かけます。
具体的に書こう
以下の文をご覧ください。
複数の仕事を掛け持つことで、仕事のリスクを減らせます。
ここでいう「リスク」が何を指すのか、イマイチ分かりません。
リスクの中身を具体化してみましょう。
複数の仕事を掛け持つことで、収入源を分散させられます。
「リスクを減らす → 収入源を分散させる」と具体的に書きました。多少はマシになりましたかね……?
具体的に書く、曖昧な表現を避けるなどの心がけは、誠実なコンテンツを届ける第一歩でもあります。
Workship MAGAZINEでは一例として、以下のような方針を定めています。
ファクトベースを心がけよう
以下の文章をご覧ください。
正直なところ、ヒートマップは全く役に立ちません。まともなマーケターなら絶対使わないでしょう。
ヒートマップに何の恨みがあるか知りませんが、「まともなマーケターなら絶対使わない」はさすがに言い過ぎですね。読者にも誤った認識を与えかねません。
ネガティブな私見を排除すると、以下のような文になります。
ヒートマップは必ずしも有用とは限りません。
私見はなるべく排除し、あくまでもファクトベース(事実に基づいて書くこと)を意識しましょう。メディア運営においては大切な考え方です。
一文や文章のルールだけでなく、その「表現」についても注意すべきポイントがあります。
Workship MAGAZINEでは一例として、以下のような方針を定めています。
表記統一をしよう
以下の文章をご覧ください。
今回は、現役フォトグラファーにお話を伺いました。「写真家として活動したい!」と考えている方は、ぜひご覧ください。
上記は「フォトグラファー」と「写真家」を同義として使っていますが、表記がバラバラだとやや読みにくい文章になってしまいます。言葉のとらえ方の違いにより、誤読につながるケースも。
少なくとも一つの記事の中では、使う単語を統一することをおすすめします。
今回は、現役フォトグラファーにお話を伺いました。「フォトグラファーとして活動したい!」と考えている方は、ぜひご覧ください。
同じ言葉が繰り返し使われており、あまりカッコよくないな?と思う方もいるでしょう。
しかしカッコよさ以上に、誤読を避けるという意識は大切です。カッコよさは二の次でいいのです。
またもし可能であれば、一記事内だけではなく、メディア全体の表記統一ができるといいでしょう。
以下の記事には、オウンドメディアの表記ガイドライン制作事例が掲載されています。ぜひ併せてご覧ください。
>>オウンドメディア表記ガイドラインの作り方【Workship MAGAZINEで実際に使っているものを大公開!】
記事クオリティチェックリスト 完全版ダウンロードはこちら!
今回ご紹介した、Workship MAGAZINEで実際に使っている「記事クオリティチェックリスト」の完全版は、以下からダウンロードできます!!! 無料で!!! すごい!!! お金とった方がいいんじゃないの!?!?!
全5章 37項目の、汎用性の高い項目を網羅。また「問&解」のワークシート形式になっているため、編集チームの研修にも使えます。正直、これ社外に出しちゃっていいの……?ってくらいの情報量です。(社長OK出たからええやろ)
実用的な内容がギュッと詰まった38ページ。ぜひダウンロードしてくださいね!
また、株式会社GIGはオウンドメディア制作に強みをもつ企業です。
オウンドメディア立ち上げ、ペルソナ/トンマナ設計、表記ガイドライン設計、SEO階層設計、編集部立ち上げ支援、コンテンツ制作支援なども行っていますので、メディア作りでお困りでしたらお気軽にお問い合わせください!
内田 一良(じきるう)
早稲田大学および同大学院卒。株式会社GIG メディア事業部長。日本最大級のフリーランス・副業メディア『Workship MAGAZINE』のほか、数々のメディアのプロデュースを担当。メディア運営、コンテンツ制作、SEO、SNSに詳しい。AI、ウイスキー、ストリートダンスが好き。