酷いアガリ症で緊張しいの自分が、イベント登壇するときに意識している5つのこと|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG

酷いアガリ症で緊張しいの自分が、イベント登壇するときに意識している5つのこと

2021-07-29制作・開発

こんにちは、GIGでメディア周りのお仕事をしている内田一良(じきるう)です。

GIGは月間150万PV超(調子がいいと300万PVくらい)のオウンドメディア『Workship MAGAZINE』の運営を行っています。その他に他社メディアのコンサルや、メディア制作&開発、記事コンテンツ制作支援なども行っています。

ボクはWorkship MAGAZINEの「編集長」という、なんだかえらそうな役職に就いているせいか、たびたびビジネス系イベントの登壇依頼をいただくことがあります。そのお話自体はとってもと〜ってもありがたいのですが……実はボク、重度のアガリ症です。中学校に進学して最初のクラスでの自己紹介で、「うちっ、内田かぢゅっ……一良でしぃ……あ……」となるくらいには緊張しいです。ちなみにこのエピソードは実話です。ほんとつらい。

そんなボクが登壇依頼を受けたときには、そりゃもう全力で逃げたくなりますよ。とか言いながら昨年はいろんな事情があり自らウェビナーを月1ペースで主催しまくってたのですが、我ながら気が触れてたと思います。業火の渦に自ら身をブン投げてヒィヒィ悲鳴を上げまくってました。

……とはいえ、そんな無茶苦茶な経験からはたくさんのことを学べました。酷いアガリ症のボクでも、なんとかうまいことイベント登壇するためのテクニックを身につけたのです。今回はイベント登壇するときに意識している5つのポイントについてお話しします。

(※個人的な体験に基づくものが多いので、全員に使えるテクニックかは不明です)



ポイント1. 「アガリ症の人におすすめ!緊張しないための3つのテクニック!」みたいなのには手を出さない

Q. なぜイベント登壇でアガってしまうのですか?
A. 緊張しているからです。

当然ですね。

そこで「緊張しないためにはどうすればいいか……」と考えるわけですが、そんなの無理なんですよ。よくコミュニケーション講師?の人が緊張をおさえるため「リハーサルをしておきましょう」「深呼吸しましょう」「ゆっくり話すよう意識しましょう」とか言ってますが、断言します。我々アガリ症の民に、それらは効果がありません

  • リハーサルをする:練習段階で本番を意識してしまい、本番ではよけいに緊張してしまう
  • 深呼吸する:一時的にはおさまるが、話し始めた瞬間に緊張するのでほぼ無意味
  • ゆっくり話す:それができたら苦労しない。「パンがないならお菓子を食べればいいじゃない」と言われてるのと同義

そう、アガリ症の我々にとって、「緊張しないための方法」など無意味なのです。コミュニケーション講師の方はお帰りください。

「そんな頭から否定してたら何も解決しないじゃないか……」ですって? いやいや、おっしゃる通りですよ。何も解決しません。ですが、こうも考えられませんか? そもそも緊張して何が悪いんですか? 緊張を否定しているのはあなたのほうでは?

だんだん口が悪くなってきましたね。いったんコーヒーでも飲んで落ち着きましょう。ちなみにコーヒーに含まれるカフェインには興奮作用があります。ダメじゃん。

緊張することは大前提で考える。緊張するのはもうしょうがない。そういうもんだから。我々アガリ症はつねに緊張と隣り合わせ。そうやって緊張を受け入れて、初めてスタートラインに立てると考えています。そうしてしまえばほら、イベント登壇=緊張するのがデフォルトになるので、そこから対策を考えられます。



ポイント2. 言いたいことはぜんぶスライドに書いておく

Q. 絶対緊張してしまうイベント登壇。どう乗り切れば良いのでしょうか?
A. 簡単です。話す内容はぜんぶスライド資料に書いておけばいいのです。

「スライドを読み上げてるだけじゃないか! そんなイベントおもしろくないだろ!」とツッコまれるかもしれません。ご安心ください。そんなことにはまずなりません。どうせ話している途中に、内容の抜け漏れに気付くことになります。そしたら、適宜スライドに補足をいれますよね。これだけで十分プレゼンが成立します。

というか、なんなら100%スライド読み上げでもいいじゃん!とボクは考えています。ボクが登壇しているようなビジネス系イベントの参加者が求めているのは、何かしらの有益な情報です。カッコよくて面白いスピーチではありません。面白い話はTV番組の芸能タレントとかにまかせておけば良いのです。ボクの役割は、あくまで情報提供。であれば、スライドに全部書いておく方がむしろ親切ですよね?

……ひとつ、この「ぜんぶスライドに書いておく」手法を用いる際のテクニックをお伝えします。それはスライドの文字を「クソデカ」にすることです。

一般的なスライドだと1枚あたりにある程度情報を詰めると思いますが、それで「ただ読み上げる」手法を使うとテンポが悪く、それこそ「スライドを読み上げてるだけじゃないか!」みたいなツッコミが入るかもしれません。

ですが、「クソデカ文字で」「スライド1枚あたりの情報量を減らし」「5〜20秒ペースでページをめくる」ことで、あら不思議! ただスライドを読み上げるだけなのに小気味良いプレゼンが成立します!

10分の登壇でも40〜120枚くらいスライドを作る必要がありますが、そもそも1枚あたりの情報が少ないのでそこまで大変じゃありません。むしろたくさんスライドを作っていくことで、イベントのオーガナイザーから「そんなに気合入れて作ってくれたの!? うわ〜! ありがとうございます!」と感謝されることもあります。お得ですね。

なお、このクソデカ文字でスライドを構成する手法の代表として「高橋メソッド」が知られています。興味がある方はググってください。

……えっ? スライドが使えない場面ではどうすればいいかって? 詰みです。



ポイント3. イベントにめちゃめちゃ登壇する

さて、これはまあまあ脳みそが筋肉なイベント登壇攻略法ですね。たぶんあんまり参考になりません。

酷いアガリ症の民がイベント登壇に慣れるにはどうすれば良いか。簡単です。場数を踏めば良いのです。経験に勝る攻略法はありません

余談ですが、ボクの実家はダンススクールです。5歳の頃からダンスを無理やりやらされて教わってきました。しかし残念ながら、まあ〜〜〜〜びっくりするほどセンスがない。異常にリズム感がなく、レッスンでは一人だけ動きがズレてるなんてのが常。運動能力も最低レベルで、徒競走は毎年ビリでした。もちろんダンスなんて上手くなるはずありません。

そこから16年後、とあるストリートダンスの大会で全国優勝しました。

▲優勝したときの写真(まともなのが残ってなくてすいません……)

仏も昔は凡夫なりといいますか、たとえ能力がなくても長く続けていればある程度のとこまでいけちゃうんですよね。

冒頭で「ウェビナーを月1ペースで開催した」と書きましたが、まさにあれがいい経験で。どんなに苦手なことでも、現場に立ち続ければだんだん慣れてきます。今でもイベント登壇は苦手ですが、たぶん人並み程度にはできます。

イベント登壇経験が不足してるって人は、ボクのように自ら主催しちゃうか、周りの人に無理やり登壇案件を振ってもらいましょう。少しでも慣れたらこっちのもんで、自分の可能性といいますか、見える世界が一気に広がりますよ。

もちろん、「イベントが辛すぎて鬱、死ぬ」ってレベルの人はやめた方がいいですけどね……。



ポイント4. 責任転嫁する

急に最低な見出しが現れましたね。ボクは会社でマネージャーの立場なのですが、この記事を部下が見たらひっくりかえるかもしれません。ウケますね。

イベント登壇で緊張する理由の一つに「失敗したらどうしよう……」ってのがあると思います。失敗するのは誰だってイヤですからね。

じゃあ、その「失敗に対する不安」を誰かに肩代わりしてもらいましょう。たとえばそうですね、イベントにはだいたいファシリテーター(モデレーター)がいますから、失敗したときは“心の中で”その人のせいにしちゃいましょう。実際、イベント慣れしたファシリテーターなら、自分がトークに詰まってもいい感じに話をまとめてくれるはずです。会場がシラけたら、ファシリテーターのせいです。

どうせこっちはイベント登壇でガッチガチに緊張してるんです。「死ぬほど緊張してるんで、今日はいい感じにファシってくださいね! ボクが話に詰まったらあなたのせいですよ!」くらいに軽口叩いておくと気持ちが楽になるかもしれません。そのくらいの心意気で登壇をキメましょう。実際にイベントが始まったら、あとはファシリテーターがどうにかしてくれますよ、きっと

あ、念のため言っておきますが、マジの大失敗した時に「ファシリテーター! てめぇのせいで大恥かいたじゃねぇか! どうオトシマエつけてくれんだゴルァ!」と実際に言うのはやめましょうね。ふつうにヤバイやつだと思われます。あくまで心構えの話です。

ちなみに自分がファシリテーターの立場の時は、逆のことを考えましょう。我ながら最低ですね!



ポイント5. いい感じのことを話さない

最後のポイントはこれです。イベント登壇となると、ひとは急に「いい感じのこと話さなきゃ……」「役に立つこと話さなきゃ……」という気分にさせられます。

身の程をわきまえてください。我々はスティーブ・ジョブズじゃありません。いい感じのことなんて話せないし、話す必要もないのです。ちなみにジョブズも登壇があまり得意ではなく、スピーチの練習を死ぬほどしてたそうです。すご〜い! 何の参考にもなりませんね! ボクたちアガリ症の民はそもそもイベント登壇が苦手でできれば避けたく、練習なんてものもなるべくしたくありません。練習は面倒です。練習する暇があったら家でダラダラYouTubeでも観たほうが有益です。

ええと、何の話でしたっけ?

ボクのようなアガリ症の人は、イベント登壇しただけでもう100点満点! いい感じのカッコいいことは一切話さなくていいので、イベントを乗り切ることだけに集中してください。そのくらいの気持ちのほうがうまくいきます。

イベント登壇なんて、大学の友達としょーもないこと話すくらいのノリで挑みましょう。



「ほとんど精神論じゃないか!」だって?

そうです、精神論です。何が悪いんですか?

我々アガリ症が必要なのは「スマートにスピーチするためのエクセレントなテクニック」でも、「イベントを円滑に回すための高機能ツール」でもありません。そもそも我々が困ってるのは「イベント登壇が怖い」ことです。テクニックやツールはどうでもいいんです。もう、ただただ怖いんです。

その怖さをどうにか乗り越えたくて、今回ご紹介したような「いろいろと雑すぎる」ポイントをイベント登壇時に意識してるんです。雑で、傲慢で、テキトーに臨むくらいがちょうどいいんです。じゃないと緊張に押し潰されますからね。

 


……え? そもそもなんでイベント登壇を引き受けてるかだって?

端的にいうと、イベント登壇はめちゃめちゃメリットが多く、人生の可能性を大幅に広げてくれるからです。どんなに苦手でも、登壇する価値は十二分にあります。詳しくは、また別の機会でお話ししますね。

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内田 一良(じきるう)

株式会社GIG メディア事業部マネージャー。日本最大級のフリーランスメディア『Workship MAGAZINE』の編集長をしています。メディア運営、記事制作、SEO、SNSのゆるふわ話をします。ウイスキー、ストリートダンス、ハンドパンがすきです。