デザイナー流 アイデアを生み出す3つのステップ|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG
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デザイナー流 アイデアを生み出す3つのステップ
2022-11-25 制作・開発
こんにちは、LeadGrid事業部・デザインチームのマネージャーを務める向田嵩(TKC)です! 普段はクライアントワークで、サイトやロゴのデザイン、アートディレクションを担当しています。
ほとんどのデザイナーさんは、いざデザインをしようとすると「何をどう表現したらいいか」思い浮かばず、頭を悩ませた経験があるのではないでしょうか?
サイトデザインやロゴデザインなどのクオリティを上げるには、1つのアイデアだけで満足せず複数のアイデアを出したうえで、それらを比較検討しながらブラッシュアップしていく必要があります。
それでは、どうすれば多くのアイデアを生み出すことができるのでしょうか? この記事では、僕が行っている「アイデアを生み出すための3つのステップ」をご紹介します。
アイデアを生み出すための3つのステップ
僕は以下の3つのステップを踏んでデザインのアイデアを練っています。
ステップ1:情報を整理する
ステップ2:インプットを通して引き出しを増やす
ステップ3:日常をひらめきのきっかけにする
基本的に順番は入れ替えずに行うことをオススメします!
ステップ1. 情報を整理する
アイデアを練るにあたって、ただ闇雲に考えても意味がありません。たとえアイデアが思い浮かんだとしても、そもそもお客様の要望からかけ離れていたり、表現すべきことが表現できていなかったりするケースも多くあります。
まずは情報を整理し、どのような方向性でアイデアを練れば良いかを明確にしましょう。あらかじめ、主に以下の情報を整理しておきます。また、情報を整理するときには優先順位などもつけておきます。
- プロジェクトで達成したいゴール
- ターゲットの属性(年齢・職業・ニーズなど)
- 企業やサービスの個性や強み
- どのような印象をターゲットに与えたいか。逆に与えたくないか
- 企業が提供しているサービスの内容
- 企業理念、MVV(ミッション・ビジョン・バリューなど)
- サイトのコンセプト などなど
情報を整理することで、アイデアを考えるうえでの根拠がより明確になります。また「企業の提供しているサービスを鑑みると、このモチーフは合わない」「この色味はイメージと近そう」などの判断軸が明確になり、後々アイデアの取捨選択を行いやすくなるメリットも。
ステップ2. インプットを通して引き出しを増やす
情報を整理したらすぐにアイデアを考え始めるのではなく、情報収集を通してインプットを行います。
Webサイトのデザインを考えるときには、競合企業のサイトやターゲットユーザーが似た属性のサイトを、Pinterestやmatome、muuuuorgなどで探してスクショをとっていきます(ロゴはPinterestやロゴストック、Shutterstockなどを利用します)。
また、雑誌や広告、アニメーションなどもインスピレーションの宝庫です。積極的に別媒体のデザインも確認するようにします。
また、インプットの検索軸の幅を広げるために、ブレインストーミングやマインドマップを作成することもおすすめです(ブレインストーミングやマインドマップについては、詳しく書かれた記事がたくさんあるので説明は割愛します)。
たとえば、“光”をテーマにインプット作業を行うと仮定しましょう。光といえば思いつくワード、「太陽」「光の三原色」「スポットライト」「反射」……などを、どんどん思いつくままにリストアップしていきます。
そして、そのなかから、今回のプロジェクトのアイデアとして良さそうなものを軸に、Googleの画像検索やPinterestなどのプラットフォームで検索して、たくさんインプットを行います。
またインプットするときのポイントとしては、ただスクリーンショットするだけではなく、「なぜそのデザインなどが参考になると思ったのか」を自分に問いながら分析を行います。
「フォントが明朝体で細いから繊細な印象を受けるのだな」とか、「イラストの枠線がちょっと茶色がかっていると温かみのある雰囲気になって、女性向け雑誌のような雰囲気が出るのだな」など、細かくデザインを分析しながら表現のための引き出しを増やしていきます。
ステップ3. 日常をひらめきのきっかけにする
ある程度インプットができたタイミングで、実際にアイデアを練っていきます。このとき、アイデアを考える環境も重要です。日常のなかにも、アイデアの種はたくさん眠っています。
僕の場合、机でPCに向かって作業をすると、限られた視野で物事を考えてしまい似たようなアイデアしか出てこなくなってしまいます。アイデアを練るときには“ひらめきのきっかけ”を探しに外出しましょう。
様々な刺激のある環境で、人やモノ、自然現象に目を向けアイデアを考えます。観察をするときには、「どうして〇〇なんだろう...」と疑問を投げかけてみたり、「もし、〇〇だったらどうだろうか?」「〇〇と△△が組み合わさったら」と想像をふくらませてみるのも良いでしょう。
たとえば美術館に行って、「どうしてこの絵画の動物が目に入ってきたのだろう」と分析してみると、細くて白い線で動物が縁取られていることに気づきます。そこから、サイトのキービジュアルの目立たせたいキャッチコピーを、細く白い枠線で囲ってみるのはどうだろうか、とアイデアが思い浮かびました。
僕が制作を担当した、日機装様のオウンドメディア『Bright』のロゴの場合はどうでしょうか? カフェでノートを開いたときに、外から差し込んだ光が文字を照らしているのを見て、「powered by Nikkisoの文字にスポットライトが当たっている感じにしてみたらどうだろうか?」と想像し、そのイメージをロゴのアイデアとして落とし込みました。
観察する対象は制限せず、いろいろなものに目を向けてみるのがポイントです。電車に乗って、車内の広告や街並みにある看板を眺めてみたり、お洒落な人の服装の模様を観察してみたり、川沿いを歩いて波に反射する光の動きや形を分析してみたり。
様々なひらめきや気づきのなかで、ステップ1でまとめた情報や、ステップ2でインプットしたものとうまくマッチするものを形にしていくことで、アイデアを実際のデザインに落とし込んでいきます。
まとめ
今回は、僕が普段行っている「アイデアを生み出すための3つのステップ」をご紹介しました! このステップを踏むことで、様々な視点からアイデアを思いつくことができるだけでなく、思い浮かんだアイデアもオリジナリティあふれるものになることが多いです。
また、日常をひらめきのきっかけにすることで、日々の暮らしに多くの気づきが生まれます。そのため、知恵を深めたり、表現の幅を広げたり、友達へのちょっとした小話が増えたりと、副次的な効果も!
ぜひ、アイデアが思い浮かばず悩んでいるデザイナーさんは試してみてください!
WebやDXの課題、お気軽にご相談ください。
向田 嵩(TKC)
LeadGridデザインチームマネージャー。ニューヨーク州立大学パーチェス校で数学・情報工学、メディアアートを学び、2020年に新卒としてGIGに入社。クライアントワークでのデザイン・アートディレクション や『LeadGrid』という自社サービスのUI/UXデザインを担当。