チームの一員として並走してくれる、メタバース領域に強いデザイナーと出会った|住友商事様|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG
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チームの一員として並走してくれる、メタバース領域に強いデザイナーと出会った|住友商事様
2024-10-07 事例インタビュー
このたび、住友商事株式会社様のデザイナー採用をご支援しました。ご活用いただいたのは、GIGが運営するフリーランスデザイナー専門のエージェントサービス『クロスデザイナー』です。
2019年に創立100周年を迎えた住友商事株式会社様。「次の100年を見据えながら、社会とともに、安定的で持続的な成長を目指す」を理念に掲げ、鉄鋼、自動車、都市総合開発、ライフスタイル、農業など、さまざまな事業分野において地域・産業の発展に貢献しています。
住友商事では、社内起業制度を活用して、メタバース系ゲームPF『ROBLOX(ロブロックス)』のコンテンツ制作事業が発足。それにともない、サムネ制作や広告動画編集、3Dデザインなどを手がけられるデザイナーを探すのが急務でした。
今回は、クロスデザイナー経由で採用に至った経緯をはじめ、フリーランスデザイナーの活用方法や新規事業の展望まで、次世代リテイルユニット ユニット長代理の瀬戸様に詳しくお話を伺いました。
ともに新規事業を進めてくれるデザイナーを探していた
ーまず、住友商事様の事業内容について教えてください。
瀬戸:
住友商事は総合商社らしく事業内容は多岐にわたり、総合力を活かしながら社会課題の解決を目指しています。分かりやすいところでいうと、私が所属しているライフスタイルグループでは、スーパーマーケット『サミット』やドラッグストア『トモズ』といった消費者向けの事業を展開しています。
そして現在、私が手がけているのが、メタバース系ゲームPF『ROBLOX』でのコンテンツ制作です。社内起業制度から始まったプロジェクトで、ROBLOX自体はゲーム版のYouTubeのような、ユーザー投稿型のゲームコンテンツを提供しているプラットフォームサービスです。
▲出典:ROBLOX
こういったメタバース系ゲームPFの市場は、海外ではアクティブユーザー2億人以上と急速に拡大している一方、日本では推定100万人前後と、あまり浸透していないんです。知名度も含め、これから成長していく産業だと見越して、新規参入のチャンスがあると考えました。
我々としては、InstagramやX(旧Twitter)などのSNSプラットフォームと同じように、触れて当たり前のメディアになると想定しています。
ーもともとは、メタバースとはまったく違う事業を始められた、と聞きました。
瀬戸:
そうです。もともとはキャラクターIP(Intellectual Property=知的財産権。主にアニメやゲームなどのコンテンツ+キャラクターの著作権・特許・商標を指す)のマッチングサービスを展開しようとして、2021年にチームを発足しました。しかし、ビジネスとして広がりにくい側面があると感じ、キャラクターIPの活用場所として目をつけていたメタバースに方向転換したんです。
デジタルのマッチングサービスにも価値はあるのですが、そもそもIPの活用場所が増えないとキャラクターIPへの価値提供が限定的だと感じていました。そんなとき、メタバースは上手くマッチするのではないかなと。我々が率先してメタバースの市場に参入し、魅力的なコンテンツを制作・提供することで、前例を増やし、価値提供に繋げられると考えました。
ー『ROBLOX』のコンテンツ制作のために、フリーランスデザイナーの採用を検討されたのでしょうか?
瀬戸:
ROBLOXの市場はまだ整っていないため、ユーザー認知を広げるためにも、マーケティングの観点からゲームの広告デザインや広告動画の編集、サムネイルなどの素材制作ができる方を探していました。それとともに『Roblox Studio』と呼ばれるオリジナルの制作ツールでコンテンツをつくれるデザイナーさんがいればベストだと思い、クロスデザイナーさんに問い合わせをした、という経緯です。
クロスデザイナーを通して出会った、メタバース領域の実績&実力のある稀有なデザイナー
ーフリーランスデザイナーを探す際に、ほかの人材マッチングサービスも並行して利用されていたんでしょうか?
瀬戸:
よく名前を聞く大手のサービスを中心に、いくつか並行して問い合わせていました。ただ、まだ事業が走り出したばかりだったので、「サムネイル画像を3枚デザインしてほしい」「広告動画を2個つくってほしい」と決まった数を依頼するより、可能な範囲でより多く、色々なことを試してみたい、と考えていました。そのため、我々としては繰り返し単発で仕事を依頼するよりも、月に50時間などまとまった時間で、柔軟にコンテンツ制作をお願いするスタイルのほうが合っていると思ったんです。
クロスデザイナー嘉藤:
こうしたニーズに対して、クロスデザイナーが上手くマッチしたと思います。スポットで限られたところだけ力を貸してくれるというよりは、チームの一員として並走してくれるデザイナーという観点で、実力や実績も踏まえ、住友商事様のニーズともっとも合う方をご紹介できました。
瀬戸:
我々としては、たとえばゲームのコンセプト動画やティーザー動画などを数本作って終わりにせず、中長期的にできるだけたくさんつくりたいと考えていました。
またスポットではなく長期でご一緒できる方、かつ実績がすでにある方を探していたのは、率直に言ってしまうと我々にはできないことも多く、ノウハウを教える術も時間もなかったからです。事業説明や育成コストの面でも、チームの一員としてときには我々をリードしてくれる点でも、経験あるフリーランスのデザイナーさんと契約するメリットは大きいと考えています。
クロスデザイナー嘉藤:
ほかの人材サービスでは「依頼する→成果物が納品される→報酬を支払う」という形が多いですが、それだと社内にノウハウが残らない懸念がありますよね。また同じ方に依頼しようと思ってもタイミングが合わなかったり、新しい方への依頼は説明コストなどの工数が何度もかかってしまったりすることが多いです。
すでに実績や実力のある方を探し、正社員として雇用する選択肢もあるとは思いますが、そういった方は、すでにほかの企業で働かれているケースも多く、簡単ではないと思います。
瀬戸:
おっしゃる通りだと思います。正社員を探す・雇うのは難しいが、毎回違う方にお願いするのも避けたかったので、今回クロスデザイナーさんにご提案いただいたように、月50時間や100時間稼働するという形で同じ方とご一緒できるスタイルが、いまの我々の事業にはもっとも魅力的でした。
クロスデザイナー嘉藤:
今回はご紹介したデザイナーさんが、メタバース領域に関して、まさにピンポイントで知見と経験がありました。 デザイナーさんからは「メタバース系ゲームPFにまつわる専門技術を持っている反面、求められるシーンは少ない」といった話も伺っていたので、スキルを存分に活用いただけているようで何よりです。
瀬戸:
我々としても、出来ればメタバースに精通されている方を探していたので、まさにwin-winの関係だと思います。想定していた以上の仕事もやっていただけているので、本当に助かっています。
ニッチな技術を持つ、理想のデザイナーを見つけられた
ー現在のフリーランスデザイナーさんには、どんな業務を依頼しているんでしょうか?
瀬戸:
サムネイルや広告動画の制作をお願いしているのと同時に、ゲームで使用するアバターや、敵キャラクターのモデルなど、3Dデザイン全般もお願いしています。正直、ダメもとでご相談したんですが「できますよ!」と快諾いただきました。ここまでやってもらえるのか、と驚いています。
時期によっては、サムネイルや動画制作を集中的に進めてもらいたい、あるいは3Dデザインをお願いしたいタイミングもあるのですが、こちらに合わせて柔軟にご対応いただけるのでとても助かっています。
ー瀬戸様からみて、クロスデザイナーの魅力はどんなところにあると思いますか?
瀬戸:
第一に、今回のような実力・実績ともに申し分なく、事業をリードしてくださるようなデザイナーさんに出会えたことが、本当にありがたいことだと思っています。
我々が漠然と「こういうことをやりたいな」と構想していることを、確固たる知見で具体的に形にしてくださいますし、依頼内容も調整しながらという契約形態でご一緒できているので助かっています。
メタバース事業ということもあって、理想とするデザイナーがどこを探せば見つかるのか、手掛かりがありませんでした。我々と同じように、「どんな要件で探せばいいかわからない」「ピンポイントで欲しいデザイナーが見つからない」と悩んでいる方におすすめしたいです。
クロスデザイナー嘉藤:
ありがとうございます。どこでどのようにデザイナーを探したらいいかわからないという悩みを抱える企業様は少なくないと思います。クロスデザイナーではデザイナー採用に特化し、専門性の高いニッチな技術を持ったデザイナーも紹介可能ですので、お気軽にご相談いただければ嬉しいです。
ーそれでは最後に、今後の事業の展望についてお聞かせください。
瀬戸:
私が在籍する次世代リテイルユニットは、住友商事の「ライフスタイルグループ」に属しています。食品スーパーやドラッグストアなど、消費者向けの小売事業を運営しているグループで、メタバースでの事業開発を行っているんです。
当社にはメディア・デジタルグループもあるので、少し違和感もあるかもしれませんが、我々チームとしては、消費者の暮らし・生活に向き合うグループで、こういった新規事業を進めることに大きな意味があると思っています。最終的には、これまで小売事業で実現してきた、消費者それぞれの価値観が求めている価値を提供する・便利を届けるといったことが、メタバースを通して起こせるのではないかと考えています。
たとえば、メタバース内で買い物ができるようになったり、メタバースで健康管理が出来たり、更には新しい人間関係の構築や、ビジネスができるようになったりするかもしれない。
メタバース上で新しい消費を実現し、新たな価値提供をする。こうした考え方を大事にしながら、これからも事業を発展させていきたいと思います。
【関連情報】
①本事業に関わる住友商事リリース:
https://www.sumitomocorp.com/ja/jp/news/topics/2024/group/20240305
②制作コンテンツ「PETA PETA」:
https://www.roblox.com/games/14451515684/PETAPETA-0-1-5
③制作ティザー動画:
https://www.youtube.com/watch?v=nIXuFdWD3qc
(記事転載元:https://www.xdesigner.jp/contents/case-sumitomocorp)
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